ターミネーター・ホープ 完全解説

"未来の鍵を握る学校" に、突如巻き起こった時空を超えた大決戦が、ひとまずその幕を閉じた。
多くの勇敢な生徒達によって結成されたリスナー軍は、その力を結集し、2018年の世界を救った。

2009年5月末日。SCHOOL OF LOCK!の真夜中の校舎で "やしろ教頭" が体感した驚愕の事実。
衝撃音と共に突如出現した "光の球体" は、激しい電磁光と共に、"やしろ教頭" を未来へ転送した。
そこは、2018年。朽ち果て、荒廃した世界で目に飛び込んで来たのは、殺戮マシン「ターミネーター」が、SCHOOL OF LOCK!の生徒達を支配する驚異の光景だった。

「スカイネット」という人工知能ネットワークが作り出した殺人マシン「ターミネーター」。自我に目覚めた「スカイネット」は、人類に核攻撃を仕掛け、世界は「審判の日」を迎えた。その日以降、ターミネーターが支配する世界が始まった。
なんとか生き延びた人間達は「ジョン・コナー」と名乗る男をリーダーに据え、抵抗軍を結成。
長きに渡り、ターミネーター軍と戦って来た抵抗軍は、2018年、遂に窮地に立つ。そして、2009年の「今」へ援軍を求めて来た。

SCHOOL OF LOCK!は、最も信頼し、最も力のあるメンバー、つまりリスナー軍に、未来を救う重大なミッションを委ねた。
そして、"希望" を胸に、多くの勇敢な生徒達は、決戦の地 "2018年の未来" へと出撃して行った。

その決戦の足跡が、遂に明らかになる。

果たして、"真実" は、いかに。


1st MISSION 〜勇敢な戦士達よ!いざ、2018年の未来へ!



まずは、時空を行き来できる "光の球体" に乗り込んで、9年後の未来へと向かうステージ!
そのためには、リセットされてしまった "時空タイマー" を、もう一度セットし直さなければならない。
しかし、この "光の球体" は、目的者以外の盗用防止のため一度リセットされると、パスワードを入力しない限り、再設定が不可能な状態に。
すなわち、最初のステージは、パネルに書かれたヒントを頼りに、ロック解除のためのパスワードを導き出し、「2018」と再び行き先をセットし直す事から始まる。

ここで打ち込むべきものは、2つ。
1つ目は、[AGE SET] つまり行くべき年号なので、これはそのまま「2018」が答え。
(*ここで、迷ったヒトも多かったようだが、それは深読みし過ぎ。ここは素直にそのままが正解。)

そして、2つ目は、解除のパスワード。コントロールパネルには、英語でこう書かれていた。
「Attention! This is a hint for the decipherment of a record in which the password was deleted or rewritted by an accident during preparation」
(注意! 何らかのアクシデントにより、パスワードデータの書き換え、もしくは消去された時に備えて、コントロールパネルには、パスワードのヒントが表示されている)

「The "start of time" is to carve the future. the time is forever, but not Unlimited.
Don't Believe in "T4" Carefully・・・」
("時の始まり" は、未来を刻む。 時は "永遠" であるが、"無限" ではない。Don't Believe in "T4" Carefully・・・)


この暗号を解読すると・・・

1 "時の始り" は未来を刻む。
未来を刻んで行くのは「時」。つまり時刻。"時の始まり" =時刻の始めの文字。
1時=ONE 2時=TWO・・・というように、その "時の始まり" の文字を見つけ出す。
英語への変換は、暗号自体が英語で書かれている事も、ヒントになっている。
行くべき年代は、「2018」なので、一つづつ英語で表すと、TWO ZERO ONE EIGHT となる。
つまり、その4つの時刻の始りの文字[TZOE]となる。しかしこれだけでは正解ではない。続く暗号を合わせて考える必要がある。

2 時は "永遠" であるが、"無限" ではない。
これは何を意味するのか?
「時」というものは、「神」が創造したと言われている。それは、終わる事なく永遠に続く「概念」である。
しかし、我々が「生きる時」には、必ず限界がある。モノはいつか朽ち果て、寿命は必ずやってくる。
すなわち、無限ではないのだ。だからこそ素晴らしいのだが、そのハナシは置いといて・・・。
数学の世界では、O=ZEROは、無限の数字と言われている。もともと "無" なのだから、刻まれる事もなく、永遠に広がる数字。
それは、"無限の宇宙" に例えられよう。
ここで言う、"無限ではない" という暗号は、つまり "ZEROではない"、という事を示す。
つまり、[TZOE]のZを無にしろ。という事。
なので、このPASSWORDの正解は、[TOE]の3文字となる。

3 Don't Believe in "T4" Carefully・・・
最後にあるこの英語の部分。これも最大のヒントとして、重要な役割を担っている。
これを和訳すると、「T4を信じるな!注意しろ!」となる。
ここでの「T4」は、[TERMINATOR 4]ではなく、TIME×4を表す。"時=TIME" なので、"時の始まり" は、「T」。
「T×4」つまり、「TIMEの始まりの文字を4つ。それを信じるな!」と言っている。
すなわち、初めからPASSWORDが「3文字である」事を示唆していたのだ。

まとめると、1stMISSIONの答えは、
PASSWORD [ TOE ] AGESET [ 2018 ]

CAUTION!!

しかし!今回、この「ターミネーター・ホープ」は、この1st MISSIONにおいて、誰も予想だにしない展開を見る事となった。
進むべきステージが、2つに別れる・・・つまり "未来が2つ" 存在したのだ。

それはつまりどういうことなのか・・・? 簡単に言うとPASSWORDが、2種類存在したのだ。
解読のヒントである、"時の始り" は未来を刻む。
最初、多くの生徒達が、"暗号のこの部分だけ" を解読し、未来へと向かってしまった。
しかし、その「焦り」と後半部分の解読を無視してしまうという「思慮の欠如」が、後にとんでもない結末へと繋がる。

単純に[2018]を[TZOE]とそのまま解読したPASSWAORDは、上記の説明通り、正解ではない。
[TZOE]では、ロックを解除出来ず、本来、"光の球体" は、作動しない・・ハズであった。
しかし、[TZOE]と入力したリスナー軍は、"別の未来" へと進めてしまったのだ。
すなわち、もう一つの正解となってしまった答えは・・・

PASSWORD [ TZOE ] AGESET [ 2018 ]



ここで大いなる疑問を残す事となる。なぜ、[TZOE]でも未来へと進めたのか・・・?。
この部分の考察は、後にする事として次ぎに進む。





2nd MISSION 〜2018年の未来に、無事転送完了! 偵察機の監視を逃れ、武器を入手しながら、目的地へと向かえ!



1st MISSIONのPASSWORDを解読し (2種類のPASSどちらでも)、未来に到達すると、そこは、想像を絶する絶望的な世界だった。
この2nd MISSIONでは、ターミネーター軍の偵察機の監視を逃れ、これから戦うための "武器" と "アイテム" (合わせて5つ) をゲットして行くステージ。廃墟のビル群の中に点在する「赤い非常灯」の下に、武器は隠くされている。
ただし、正確なルートを通り、順番にゲットしていかないと、ターミネーター軍に見つかり、ジ・エンドとなる。
正しいルートと順番はこれだ!


このMISSIONは、根気と記憶力が突破の鍵となる。抵抗軍が隠した武器とアイテムは・・・、

(1) 対戦用マシンガン・・・・・・・・・・(4th MISSIONで使用)
(2) 超小型核搭載C4爆弾・・・・・・・・・(5th MISSIONで使用)
(3) 超高性能PC・・・・・・・・・・・・・(3rd MISSIONで使用)
(4) タイムモバイル (時空携帯)・・・・・・(3rd MISSION、Final MISSIONで使用)
(5) マシン識別用ゴーグル・・・・・・・・(2009年?で使用)


全てゲットした後は、いよいよ抵抗軍のアジトへ!そして、遂にリーダーである「ジョン・コナー」と合流。
抵抗軍は今、まさに一気に、ターミネーター軍と、そのマシン達を統制する「スカイネット」そのものを消滅させるべく、最後の決戦の時を迎えようとしていた。 ここで、3rd MISSIONに繋がる指令が、ジョンから出される。
それは、ターミネーター軍の中枢に侵入し、"ターミネーターの生産ラインをストップしてもらいたい。" という難易度の高い依頼だった。
生産システムの破壊!? 難関ミッション指令!発令!
そして、ここで今後のMISSIONを突破するための力強いパートナーと出会う。その男の名は「マーカス・ライト」。
マーカスは通称「過去から来た男」と呼ばれている。多くの記憶が欠如していて、その素性は謎に満ちている。
マーカスこそ、"生産ラインのストップ" = "スカイネットへのハッキング" の糸口を握る男。
中枢セクターのメインコンピューターに辿り着けば、そこでハッキングの方法を導き出せると言う。
さらに、マーカスの記憶の断片によると、2009年のSCHOOL OF LOCK!の校舎の中にも、ハッキング解析のヒントが隠されているようだ。(→後で解説。)
ジョンからの指令を受け、スカイネットへのハッキングを敢行するMISSIONが次ぎのステージ!





3rd MISSION〜未来の鍵を握る、“ハッキング・バトル”開始! ターミネーターの生産をストップせよ!



3rd MISSIONは、最もハードなステージと言えるだろう。
ここでは、「スカイネット」のメインソースに接続し、人工知能ネットワークが "自らの意思" で書き換えたプログラムを、正常化するのがこのステージのMISSION。
「スカイネット・メインソース」を開くと、書き換えられた "悪意のプログラムワード" が3つ書かれている。
ターミネーターを大量生産しているこの3つのプログラムを解読し、本来、書き込まれていたハズの "希望のプログラムワード" をそれぞれの番号パネルに打ち込むのがリスナー軍のMISSIONとなった。
まずは、正しい未来=1st MISSIONで[TOE]のPASSを入力したステージから解説。

<TOEのルート>


右側に書かれている文字は、左側の文字を変更した時の「変更式」。すなわち、右側の変更式をヒントにして、"元に戻す" という作業を行うのがコツ。

1 [evil] /rewind "リワインド" は "巻き戻し" の意味。つまり単純に、逆さから読むだけの単純な変更式。
つまり元に戻すとliveとなる。
[end] /12r4ver=1down 「1」「2」「4」の数字は、ここにendが入っていた事を意味する。
1つ目が「e」、2つ目が「n」、そして4つ目が「d」。このアルファベットを、1down=1つ下げたらendになったワケだから、書き換えられる前の元のワードに戻すには、1つ目の「e」と、2つ目の「n」と、そして4つ目の「d」を、1つ上げればいい。
つまり、「f」「o」「e」となり、それを続けて読むとforeverとなる。

つまり、パネルナンバー1は、liveとforeverを合わせて、
liveforeverが答え。
2 [cave] /1=16down 上記の解読と全く同じ要領。caveは、1つ目のアルファベットを16 down=16個下げて「C」となったので、"元に戻す" には、16上げればいいから、「S」。つまりsave。[the] はそのまま。
[new] /w2r45=rewrite 「2」「4」「5」の数字に、newが入っていた事を意味する。それを、rewrite=書き直す。
つまり、もともと書き込まれていたold= "旧世界" が、new= "新世界" に、書きなおされてしまった。
すなわち、2つ目に「o」、4つ目に「l」、そして5つ目に「d」を入れ直して続けて読むと、worldとなる。

つまり、パネルナンバー2は、saveとthe、そしてworldを合わせて、
savetheworldが答え。
3 [evolve] /rewind+56add add=付け足す。つまり5つ目と6つ目のアルファベットが後から付け足されたのだ。つまり、元に戻すのだから、単純に取り除けばいい。「v」と「e」を消し、残りのevolを、rewind=巻き戻すので、loveとなる。[the]はそのまま。
[death] /1add −r(3) これも、1つ目を足したので、元はない。そこから、3番目にあったハズのアルファベット「r」を引いているので、逆に「r」を3番目に入れ込む。すると、earthとなる。簡単!

つまり、パネルナンバー3は、lovetheearthが答え。

そして、一番下に書かれていた悪意のメッセージ。
< After the conclusion, the evil accomplishes new evolution in a deep cave. To bring about one's death >
( "悪は終結の後も深い洞穴で新たな進化を遂げる。死をもたらすために。)
―"死の詩" より 2009→2018

これは、マーカスの言っていた「2009年のSCHOOL OF LOCK!」のWEBに隠された解読方法の場所を示唆している。

"死の詩" → これをそのまま英語にすると「デスポエム」。
SCHOOL OF LOCK!とDMC (デトロイトメタルシティー) がコラボした時に突如誕生した「デスポエム掲示板」(現在も職員室に過去のプロジェクトとして保管されている。)
このデスポエム掲示板の2009→2018。つまり、1st MISSION同様、「0」を消して、218。=2009年の2月18日のバックナンバーを除いて見ると、確かに解読方法を暗示するメッセージがが刻まれていた。

from MARCUS WRIGHT
初めの逆風は右から左へ吹く。
その数は、赤い記が順に過去に在った場所を指す。
言うまでもなく階段を下りたのならば、元へはその段数昇ればいい。
逆書は“古き”を改め“新しき”を刻み、紀元は足された。
ならば無くせばよい。


解説後にこれを見れば、ほぼ意味が理解出来るだろう。*紀元は英語でAD。=ADDを意味する。

しかし、ここでも大いなる疑問が見え隠れする。このメッセージを書き込んだ人物の名前。[ MARCUS WRIGHT ]。
マーカス・ライトが本当に書き込んでいるのであれば、マーカスは2009年に一度、来た事になる。
だが、マーカスは、2018年の世界で共に戦ってくれているパートナー・・・。ただ、この情報を記憶していたのはマーカス・・・。
この疑問を胸にしまったまま、ここでは次に進む事とする。

CAUTION!!

1st MISSIONで、別れた2つのルート。本来行くべき未来とは、別の未来。
リスナー軍達は、本当の未来を「希望」と呼び、この別の未来を、通称「絶望」と名付けた。
PASSWORD [TZOE]を刻んでしまったリスナー軍が到達してしまったもう一つの "絶望の未来" の3rd MISSIONも解説しておこう。

<TZOEのルート>


1 [last] + [dnosajjmamfj] =? / rewind & top word
ズバリ[dnosajjmamfj]が何を意味しているかを導き出せれば、後は一気に解読出来るのが、この絶望サードの特徴。
右側に書かれた変更式も非常に親切。[dnosajjmamfj]は、何かのtop wordつまり、頭文字。
「d」はdecember、「n」はnovember、「o」はoctorber・・・・ つまり「月」を意味する。アルファベットは逆に描かれているので、rewind=巻き戻しすれば、素直に1月〜12月までとなる。この3rdステージは、[last] +は、すべてそのままなので、合わせて答えは、lastmonthとなる。

2 [last] + [smtwtfs] =? / straight &top word
まったく同じ要領。こんどはストレート=巻き戻さないので、素直に頭文字を解読すれば良い。[smtwtfs]は、sunday、monday、tuesday、・・・の頭文字。なので答えは、lastweek

3 [last] + [die] =? / 1→3→2 voice read & spell change
これは "声" を使うバージョン。数字の順番通りに、「d」「e」「i」と声に出して読むと、"デイ"。そのスペルをチェンジするとday。なので答えは、lastday

< countdown for "end of the world" 。 it's a judgment day >
(世界の終りへと近づき、遂に「審判の日」となった。)

最後に刻まれていたこの言葉が、全てを物語る。この未来に、"希望" がないという事を。
このステージで、リスナー軍が懸命に導き出した「答え」は、まさに破滅へのカウントダウンだったのだ。
last month → last week → last day と、リスナー軍、自らの手で、世界を核で消滅させるスイッチを押してしまった。
暗闇の中に浮かびあがった文字。その真意ともいうべき言葉が出現した。

9年前の世界で、キミは重大なミスをした。"始りの時" に、無= "絶望" の世界を選択してしまったため、別次元の未来へと転送されてしまったようだ。今、キミのいるこの未来に、"希望" はない。
これが誰かの作為的な "罠" かどうか・・。全ては、もう一度、9年前に戻り、本当の未来へと向かい、 その "結末" で確かめてくれ。検討を祈る。「マーカス・ライト」


このメッセージ自体が、本当の1st MISSIONのPASSWORDの最大のヒント。
「"始まりの時" に、無=ZEROを選択してしまったため、絶望の未来へと到達してしまった」
これが理解できれば「Z」を省き、本来の答え[TOE]を導きさせただろう。


また、謎が加味された。このメッセージも "あの男" が記している。
マーカスは、なぜこの2つのルートが存在する事を知っていたのか?
誰かの作為的な罠? あのPASSWORDの入力パネルに既に細工が仕掛けれれていた?いったい誰が?マーカスなのか?
しかし同時に、このリスナー軍を支援するかのようなメッセージ・・・。マーカスは果たして、敵なのか、味方なのか・・・。
深まる謎を抱えたまま、さらに次に進む事とする。
さあ、本来のルートに戻ろう。
ハッキングに成功し、生産ラインはストップした。しかし!長くその場に滞在していたため、「スカイネット」にターゲット認証されてしまった! 緊急迎撃システムが作動!中枢セクターにいたターミネーター達に、抹殺指令が一斉に出された!!!





4th MISSION 〜WARNING! 対ターミネーター用のマシンガンで、ターミネーター軍を一気に壊滅せよ!



ここは、解説不要のシューティングステージ!もの凄いスピードで襲いかかる69体のターミネーターを迎撃すれば次へと進める!





5th MISSION 〜希望”をかけたバトルは、遂に最終決戦へ!小型核搭載のC4爆弾をセット!
そして!緊急脱出!



いよいよ、バトルもクライマックス!
「スカイネット」の中枢セクターを、残ったターミネーターもろとも、小型核搭載のC4爆弾で破壊し、脱出するミッション!
このステージも解説不要。「慎重さ」と「知恵」があれば、容易に到達できる。
出口のヒントは、マーカスが叫んだ「仲間のいるあの山の向こうまで走りぬけろ!」この言葉通り、GOALは山の向こう・・・。


ここで、予期せぬ事態に見舞われる。ここまで共に戦ってくれたマーカスが、シューティング・バトルで負傷。
「俺にはやらなければならない事がある。」の言葉と共に、リスナー軍だけを先に脱出させ、爆発寸前の中枢セクターへと戻ってしまった。
「大丈夫、また必ず会える!」という意味深な笑顔を残して。





FINAL MISSION〜“絶望は消え去り、希望は守られた?”



5th MISSIONで、全てのMISSIONを成功させたかのように思えたが、最後に今回の「ターミネーター・ホープ」に散りばめらた、全ての謎の真実に迫まるかのような、意味深な解読ミッションが待っていた。

スカイネットの中枢セクターも、ターミネーター達もすべて消滅させ、無事脱出成功。
抱いたのは、2018年のSCHOOL OF LOCK!の生徒達はもちろん、この未来の世界を救う事が出来た安堵の気持ちと、 ここまで共に戦ってくれた戦友「マーカス・ライト」への想い。
未来を救えた“安心”と残したマーカスへの "痛み" を抱えたまま、「時空モバイル」で2009年のSCHOOL OF LOCK!へミッション成功の報告。そこで逆に告げられたのは、2018年の「マーカス・ライト」という人物から、時を同じくして、2009年のSCHOOL OF LOCK!に、文字化けメールが届いていたという。
ただのイタズラなのか?偶然のバクなのか?真意を突き止めるためには、この文字化けメールを解析する以外ない。
というわけで、ファイナルは、自分の携帯電話にリアルに送信された、この文字の解読がミッション。

荷船K、郵N¥N<威災>、S品難害T退OK裏R獲T亜

素直に "すべてローマ字" に置き換えながら読んで行けば容易く解読可能。答えは、

NISENKYUUNENNISAISHINGATAGAITTAIOKURARETA

"2009年に最新型が1体、送られた"。

このあまりにも意味深なメールで、この「ターミネーター・ホープ」は幕を閉じた。
解読と同時に、クリアー者を襲ったのは、いったいどんな想いだったのだろうか?





最後に、クリアー出来なかった傷ついた戦士達を称え、特別に「エンドロール」をここに記す。


SOL presents  TERMINAT0R HOPE   END ROLL

“2009年に最新型が一体送られた・・・”
マーカスが決死の覚悟で送ったメール。これが事実だとするならば、
今、我々が存在する2009年の世界は、重大な危機にさらされている。
おそらくマーカスは、中枢セクターに戻った時、この事実を確認したのだろう。
ここで記憶を、フラッシュバックしてみる。
1st MISSIONで “光る球体” は1往復で、時空タイムがリセットされてしまうとある。
今から思うとこの時点で、既に驚異は始まっていたのかもしれない。なぜなら、よく考えて見ると、
時空を行き来する “光る球体” は、実際は、1往復半している。もし1往復でタイマーがリセットされるのであれば、
最初に2018年の未来を覗きに行ったやしろ教頭は、あんなにたやすく現代に戻って来れなかったハズだ。
すわなち、最初の球体の到着は、2009年に “ナニモノかが乗って来た” 事を意味するのではないだろうか。
そこで、そのナニモノかが、目的者以外の盗用防止のための、パスワードロックに細工をしかけた。
これによって、違う次元の未来へと渡ってしまったリスナー達がいたのも (それが罠だった・・・という事も) どこか合点が行く。
そして、冒頭のストーリーで、やしろ教頭が言っていた
「 “光る球体” が2009年に来たのは、何か別の理由があって・・・」
という憶測もあながち当たらずとも遠くないと思わせる。
そして、フォノグラム・メッセージでジョンが最後に告げようとした、
「・・・これを送ったのは・・気をつけろ」という可能性の断片。
何から何まで、この不可解な結末に結びつくと、感じざるを得ない。


最新型が一体、送られた・・

最新型のターミネーター??
だとすると、今、2009年の世界に、もっと言うとこのSCHOOL OF LOCK!の中に、その最新型が紛れ込んでる・・・?
それとも、自分の回りの誰か? それとも、マーカス? 自分本人を送り込んだ?
まさかマーカスは2人? ならば、マーカスは・・・マシン?
思考は奥深くへ、果てしなく迷宮入りする。
しかし、いったい何のために・・・。誰かを抹殺するために送り込まれたのだろうか?
例えば、将来、抵抗軍のメンバーになるであろう人間達?
それとも、近い将来、ターミネーター達にとって、重要な人物を守るために?
例えば未来のスカイネット開発者・・・?
将来、科学者になり、この恐ろしいターミネーターを創り出す可能性がある人間が、
今のSCHOOL OF LOCK!の生徒の中にいるのであろうか?
2009年に戻って以来、この恐ろしい憶測がアタマを支配している。とにかく、驚異は過ぎ去ってはいない。
いや、むしろ本当の戦いは、これから始まるのかもしれない。

“我ら、人類は、”希望の鍵“ を握っているのだろうか?”


2012年、ある研究施設は、その年 SNWS (SKYNET WORK SYSTEM) と名付けられた




LAST MESSAGE

今回1st MISSIONにおいて、[TOE]を独自の解釈で解読し、TOKINOHAJIMARI EIENNOHAJIMARIその頭のTOとE、という稚拙な考えで答えを導き出し、未来へと進んだ者が大勢いた。もちろん、それでも何の問題もない。
答えは[TOE]で正解である。しかし、果たして本当にそれでいいのだろうか?

その事も含み、最後に<補足>として記しておく。

[2018]から無限の[0]を消して導き出された、本当の正解[TOE]には実は意味がある。
TOEとは宇宙力学的な哲学において、Theory of Everythingの略称とされている。
和訳すると「万物の理論」。これを通称、TOEと言う。なぜTOEが時空を超え、未来へと繋がるPASSに使用されたのか?
興味がある賢者は、ネット等で、TOE=Theory Of Everythingを研究してみるといい。(その真意は深く、未だ迷宮。)

PS 今回、2つの未来が存在した。しかし、もし3つ目の未来があったとしたら・・・。
時は "無限" ではない。時は "永遠" である。
TOE TOWA・・・・



Thank you for all soldier
"I'll BE BACK"







プレゼント当選者

グラウンド 長野県 (17歳)
ばんぶー おぶちきん 東京都 (17歳)
図書委員会会計副補佐ことジェシー浜口 新潟県 (20歳)
雨雲乗り 北海道 (17歳)
みいな 東京都 (16歳)