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花とみつばち
著者 : 安野モヨコ

selected by アニメ担当 カヲル先生

「ハッピーマニア」「働きマン」「シュガシュガルーン」「さくらん」等などを生み出した安野モヨコさんが男性誌に始めて連載をした作品「花とみつばち」

モテない、でもモテたい。そんな高校生小松。
取り合えず見た目からってことで、眉毛を剃ってみたら異常に細くなり、エステに通ったらバカ高いお金を取られたり、自分とはまるでレベルの違う、高嶺の花の女の子を好きになってみたり、で、その子と仲良くなったと思ったら、勝手に傷ついて、思い切り嫌われてみたり。

このマンガを読み始めた時に、僕が取った行動。
後ろを振り返った。
監視カメラがあるんじゃないかって。
きっとこの作者は僕を参考にこの主人公のキャラ設定を考えたんだって本気で思って後ろを振り返った(←なんと実話)

そんぐらい、主人公の小松と当時の僕はそっくりだった(笑)
(さすがにエステには行ってなかったけど)
ビックリしたよ、だって自分の心の中を勝手に覗かれて絵に描いたような主人公がいるんだもん。

ちょうどこの頃、カヲル先生は一方的な大片思いをしていたんだけど、
実は、そのちょっと前まで恋愛がかなり苦手だったのね。
人と人が1番深く交わってる あの濃度と密度がとにかくキライだった。
それは、つまり人を信用してないし、必要としてない、
自分は1人で生きてるって大いなる勘違いをしていたって事なんだろうね。

そんな日々を過ごしてきたもんだから、まあ本気で人を好きになった時に困った!
どうしていいのか全然分かんない。
で、結局どうしたかと言うと、相手の事を考えるよりも、
自分を良く見せようって事に必死になってたのね。
当然 恋はうまく行かない。

そんな時に見つけてしまった、
自分をデフォルメしたような主人公の一方通行な自分磨きの末の大失敗な姿に・・・・スイッチオン!
「あれ? 俺って、もしかして小松みたいに1人で勝手に恋愛してるだけで、相手の事考えてないかも・・・え? もしかして、恋愛って2人でするものなの?」

当たり前だよ。そんなの。
でも、僕も小松も、気付かなかったんだよね。

その後も、マンガのストーリーと僕の恋愛は奇跡の400%シンクロ率を超え、
結局僕も小松も恋は成功のような失敗に終わるんだけど、
連載が終わり、最後の単行本が出る頃、
僕はよーやく人並みに恋愛ってヤツが出来るようになった。

ん〜〜〜、でも最近錆びついてるから、今度もう1回読み直そうかなぁ?


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どうだい? やるだろ? でもホメ言葉は苦手なんでお断りだよ! そこんとこヨロシク!

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