SWITCH MOVIE

ONE PIECE
著書 : 尾田 栄一郎

selected by 道徳担当 海賊先生

その少年が、まだ小さかった頃、心を奪われてやまなかったモノがありました。
松本零士作のテレビアニメ「銀河鉄道999」。
毎週、テレビ画面の前に座り込んでは、まばたきもせず、「鉄郎」と「メーテル」と一緒に、銀河を旅していました。
銀河の旅がしばらく続いた頃、少年の目に映ったのは、あるトンでもない衝撃でした。テレビ画面の中に現れたのは、黒いマントに身を包み、片目は黒い眼帯、顔に線路みたいなキズがある、その名は、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」。海賊船アルカディア号に乗り、宇宙をさまよいながら、「999」がピンチの時は、なぜか無敵の強さで助けてくれる・・・。その、孤高の強さと、勇敢さに、少年は、完全にノックアウト! 気づけば、小学校の卒業文集の「将来の夢は?」の欄に、“海賊になりたい!”と、書きなぐっていました。

小さかった少年にとって、“海賊”の、本当の意味など知る由もありません。少年にとっては、海賊=“自由”でした。
“自由”でいることは、強くて、孤独で、でも、それが男の子なんだ! と。少年が、初めて持った“小さな意思”でした。

あれから、約15年の月日が流れ、時は1997年。
いくつになっても、毎週欠かした事のない、「少年ジャンプ」を眺めていると、連載を始めたばかりのある漫画が、目に飛び込んで来ました。その主人公は、こう言ってのけたのです。

“俺は、海賊王になる!”

当時、12歳だった少年の心に宿った、“海賊になりたい!”という想いが、この漫画の主人公“ルフィー”の雄叫びと共に、完全にフラッシュバック! 15年の時間旅行を経て、大きな衝撃音と共にぶつかりました!

その後、大きくなった少年は、ラジオの電波の海へと、帆を張っていました。荒波の中、絶望の夜も、希望の朝も、いつも片手に持っていたのは、同じ志を持つ、主人公達の物語。

海賊王を誓ったその男は、
仲間を集めて、偉大なる航路(グランドライン)へ。
目指すは、一つなぎの財宝、「ONE PIECE」

剣士ゾロと出会いで、鋭利な野心をもらった。
航海士ナミとの出会いで、愛する忍耐を学んだ。
狙撃手ウソップとの出会いで、弱虫の強さを痛感した。
料理人サンジとの出会いで、絆の意味を、本当に理解した。
医師チョッパーとの出会いで、折れない心を、手にした。

船長ルフィーが、全部、巻き起こした。
決意も覚悟も、勇気も信頼も、意地も意思も、全部ひっくるめて、
“夢の拳”で、つかみやがった。

後に、大きくなった、少年は、ルフィーよろしく、仲間を集めた。
そして、校長と教頭と名乗る、2人の男達と共に、電波の海の上に、
見えない学校をつくった。

そのと時、あきらめかけた時、何度も何度もあきらめかけた時に、押してくれたものの、大いなる一つだったのが、この「ONE PIECE」。

その少年は、現在、未来の鍵を握る学校で、「海賊先生」と名乗っている。あの遠く、まだ小さかった頃の、夢の文字。

“海賊になりたい!”

その夢を目指し、少年の旅は、まだまだ続く。


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