SWITCH SONG



“音を楽しむ!”と書いて“音楽”。
僕が音を聴く理由ってこの文字が全てを言い当てているような気がする。
そこに感情を込める必要なんてない。
がむしゃらに、無心に、ただ、ただ、音に埋もれ、楽しめばいい。
きっと、その先に何かが見えてくる・・・。

進学という大きな壁にぶつかりながらも、僕は“がむしゃら”に戦っていた18歳、高校三年の夏。僕はスカパラと出会った。
茹だるような夏の暑さを煽る蝉の声にかき消されそうになりながらも、僕は彼らの音に無心で貪り付いた。

音楽は楽しい・・・

進学という戦いでいつからか忘れてしまっていた“楽しい”という感情を彼らが思い起こさせてくれた。

何でも楽しまなければ、前に進めない・・・

それまで“進学”というプレッシャーに押し潰されそうだったココロが蘇生した。

彼らと出会い、あれから10数年。今でも現役で活躍し、定期的にリリースされる最新作を聴く度、僕は思う。

何でも楽しまなければと・・・

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