今夜の授業は「掲示板逆電」!!
『 TikTok 』
こもり校長「このSCHOOL OF LOCK!にはですね、
公式のTikTok があるんだけども、なんや、僕がなんか最近ちょっと密着されてるな、と思ってるわけです」
COCO教頭「されてたよね(笑)」
こもり校長「このマザーシップの入り口から職員が待ち構え、エレベーターも一緒に乗って来て、“何? 珍しいね”なんつって。放送終わった後もず〜っとカメラも回されてるし。なんか密着されてるな、なんて思ったら、
動画 アップされてんのよ」
COCO教頭「観たよ〜」
こもり校長「まあそれは別にいいのよ。密着してくれて動画がアップされる分にはいいけど、一体、何のタイミングで上げてんの? っていう…」
COCO教頭「何の何だったの? っていうね」
こもり校長「そう。普通こういうのってさ、今月開校19年目に入ったから、“メモリアルな月だからね〜”みたいな感じだけど、普通ってさ、その開校記念日に合わせて、それまでのドキュメントを出す、とかじゃない」
COCO教頭「そうね。ごもっともだわ」
こもり校長「“普段のSCHOOL OF LOCK!の校長先生っていうのは、こういうことをしていて、こういうSCHOOL OF LOCK!が19年目突入しましたよ”、っていうのを上げるものが、普通ドキュメンタリーなわけ。“逆にその日をドキュメントにして、2週間後ぐらいに出す”っていう、ちょっとエンターテイメントなよくわかんないようなタイミングでドキュメント上がってるわけ」
COCO教頭「ちょっと時期がね」
こもり校長「それも含めてのドキュメントなのか? みたいなタイミングなの」
COCO教頭「いやでもさ、私も観させてもらったのよ。で、もう振り切って笑いに行ってるのかな? と思ったの。だってダンガリー先生がずっと密着してる時も、なんかその笑い要素とか強かったし、そういう感じで上がるんだなと思ったら、意外とちょっとグッとくる部分があって」
こもり校長「そうそう」
COCO教頭「で、そのまま終わって行くかな? って思ったら、最後のサムネみたいな瞬間、こもり校長の面白顔で終わってるから、“結局、なんなの?”っていう(笑)」
こもり校長「そう。ほんとに何だったのよ? っていうのが、今、
TikTok で上がっている(笑)」
COCO教頭「まだ観てない生徒、ぜひ、ほんとに観て欲しい」
こもり校長「いや。別に観なくていい(笑)」
COCO教頭「え? なんで?(笑)」
こもり校長「俺の、あのあれは…観て欲しい、は、ない(笑)」
COCO教頭「ないか?(笑) なかった(笑) ご本人的にはね」
こもり校長「俺的にはね」
COCO教頭「あとさ、他にもね、今日から4日間に渡って放送される
『ぼっち・ざ・LOCKS!』 の紹介ってことで、
青山吉能先生 のコメントが、さきほどアップされております」
こもり校長「俺はさ、今まで“抜群に”っていう言い方は変だけど、青山吉能先生がお1人で立って、SCHOOL OF LOCK!のこの
TikTok で、ちゃんとああやって喋ってくれてるっていうのを、俺は初めて見たから。だから驚きと感動を、俺は感じたけどね。こういうのってあるんだ? みたいな。俺は『ぼっち・ざ・ろっく!』観てたから」
COCO教頭「言ってたね」
こもり校長「観てたから、“あ? え? ほんと? ひとり役の青山吉能先生って、こんなにちゃんと喋ってくれるの? ここで?”みたいな感動」
COCO教頭「新鮮さもありって感じ?」
こもり校長「俺はだからすごい新鮮に感じたけど」
COCO教頭「へぇ〜、そっかそっか。私もつい先程ね、観させてもらったんだけど、このお忙しい中にあの生放送教室でさ、しっかりと教室の中で撮って頂いて。で、ネイルがまっ黄色だったの」
こもり校長「俺、そこまで見れてない…」
COCO教頭「なんか、この、ちゃんとコメントを撮るってなった時の用意まできちんとしてくれてるのがすごく嬉しくて、その意気込みみたいのをめっちゃ感じた」
こもり校長「なんか、女子みたいなこと言ってんね」
COCO教頭「女子なんだ、っつって」
一同笑い
こもり校長「いやなんか、見るところが全然違うからいいよね(笑)」
COCO教頭「そう。たださ、
うちのTikTok は、日本一のマンモス校SCHOOL OF LOCK!にしては正直そんなね…」
こもり校長「いや! しゃっ! しゃっ!」
COCO教頭「何?(笑)」
こもり校長「それはもう触れてはいけない部分。そこを触れてしまうと、あなたはこの全国の電波の狭間に閉じ込められてしまう…。それはダメです。SCHOOL OF LOCK!とーやま校長時代からですね、10代のカリスマなのに、動画はそんなに再生されない、という」
一同笑い
こもり校長「謎の事態」
COCO教頭「そうなん?(笑)」
こもり校長「まあ、ある種もうほんま都市伝説だよね」
COCO教頭「うわ。怖いね〜」
こもり校長「でもこれは、人が悪いってわけでもないわけよ。何故なら、前任のぺえ教頭も、言えばCOCO教頭も、YouTubeとかフォロワー数もすごいし、YouTubeとかで発信して多くの人が、ちゃんと認知されてるわけじゃない。ゲスト講師も、今までさ、前任のぺえ教頭の時もそうだったの。“YouTube観てますよ”って、もうほぼ百発百中言ってたし、COCO教頭もすごい言われるわけじゃん。“観てます。あのCAの”とか、“家族が好きで”、“親戚が好きで”とか、めちゃくちゃ言われるわけじゃん」
COCO教頭「そうだね」
こもり校長「それなのにね…」
COCO教頭「たしかに。しかもさ、校長もやっぱりツアーとかやられて、すごいスターなわけじゃない」
こもり校長「俺、今年3回やってんだよ。全国。すごいと思うんだ」
COCO教頭「言って。言ってやって」
こもり校長「ね」
COCO教頭「なんでなの?」
こもり校長「まあまあ、だからとーやま校長の呪い…」
COCO教頭「強い…」
こもり校長「まあでも、せっかくチャンネルもあるんだからさ、教頭も
SCHOOL OF LOCK!のTikTok に、動画上げた方がいいんじゃない?」
COCO教頭「公式アカウントに?」
こもり校長「俺は上げた方がいいと思うよ。やっぱ、こんなに強いんだから」
COCO教頭「え〜」
こもり校長「っていうのと、今んところ、変顔のサムネしかないから」
COCO教頭「別にいいじゃない」
こもり校長「俺はね、ず〜っと思ってたわけです。“これを一体、いつ言おうか?”と。“できることなら最初に言っといた方がよかったな”とすら思ってる。ここまで溜めたのが、俺は悪かったなと思ってるんだけど…。変顔で面白い時代っていうの…もう…」
COCO教頭「Shut up! You shut up! Hey。Hey President! You shut up!」
一同笑い
こもり校長「でもあの、今、流行りのやつあるじゃん。あの、空中で、みたいな」
COCO教頭「あれすごいよね」
こもり校長「さっき俺ら、めちゃくちゃ廊下でやりまくって、もう大汗かいてる(笑)」
COCO教頭「足が飛んでるみたいに見えるね」
こもり校長「俺らだとな、なんか、変な走り方になっちゃうんだよね」
COCO教頭「横のね(笑) 横走りみたいな感じになってたね」
こもり校長「そうそう。だから、ちょっとあれとかもやって」
COCO教頭「えっ? 私がやるの?」
こもり校長「うん」
COCO教頭「さっきやったよ。もう1回?」
こもり校長「うちの
公式TikTok でやって」
COCO教頭「誰が観んねん」
こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK!今週も開校です」
♪ Pineapple Kryptonite / 新しい学校のリーダーズ
VIDEO
COCO教頭「昨日ですね、私、新しい学校のリーダーズの『はみ出していく at 東京体育館』を観に行かせてもらってたんですよ」
こもり校長「うわ。いいな〜。めっちゃいいな〜」
COCO教頭「もう最高にね、“面白かった”っていう言葉が、ほんとにピッタリなんだけど。今流れてる、この『Pineapple Kryptonite』っていう曲のMVを再現してくれてて。もうね、4人のこの
生放送教室来てくださった時 もさ、ちょっと“ふざけて面白い”みたいな要素あったじゃん」
こもり校長「どっちかっていうと、素の学校のリーダーズを見れた感じだったよね」
COCO教頭「そう。もうね、昨日それが詰まってたの」
こもり校長「その素のワチャワチャ感みたいなのが?」
COCO教頭「もうね、まんま。そう。めっちゃ楽しくて、これは…あの4人だから、あの仲のよさだからできた、あのステージだったんだなっていう感じ」
こもり校長「へぇ〜」
COCO教頭「ぜひね、また生放送教室に4人で来て頂けたらって、ほんとに思ってます」
こもり校長「ね。校長先生も、ぜひライブも遊びに行かせて頂きたいなと思っております」
さあ、SCHOOL OF LOCK!今夜の授業は!
『掲示板逆電』
こもり校長「先週3日間、今つらい思いをしている生徒と話をしていったんだけど、もちろんね、他にも今色々と抱えてる生徒もいると思う。で、それだけじゃなくて、ただ話したいことがあるとか、言いたいことがあるとか、そういうのでもOK! もうなんなら、一言でもOK!」
COCO教頭「そうだね」
こもり校長「ほんとに何でもいいんだよね」
COCO教頭「ほんとになんでもOK!」
こもり校長「
『掲示板』 には何を書いてくれてもいいし、その中で一緒に話して行こうよ、っていうことだし、みんなにとっての何気ない1言が、意外と誰かにとってのメッセージになるかもしれないし。なんかまず僕らに君の今を教えて欲しい。学校や友達とか親に言い出せないことが言える場所にしたいし、あとはもう、くだらないことで笑ってもいたいし」
COCO教頭「そうだよね」
こもり校長「だからこそ、それ自体もう何でもいいっていうのが
『学校掲示板』 だと思ってます。
SCHOOL OF LOCK!学校掲示板 は、みんなの教室だから、今日も一緒に話して行こうと思う」
♪ グッドな音楽を / ねぐせ。
こもり校長「生徒が今聴いてる曲とかも教えてくれるとかでも、俺はいいのよ」
COCO教頭「たしかにね」
こもり校長「そういうのも聞きたいの。今、季節の変わり目じゃない? ちょっと寒くなってきたか? みたいな時期に、みんなが“聴いてます”とか、“何気なく聴いてます”みたいな曲で、出会いがすごくあるから。俺もこの学校に来て出会った曲ってすごいいっぱいあるし。“今、私にとっての大切な曲これです”っていうだけでもさ、“じゃあ一緒に聴いてみるか?”とかもあるからさ。ほんとに何でもいいから、今日はみんなと一緒に話してこう」
こもり校長「今夜も生徒と話をして行きます。もしもし」
そば結 新潟県 16歳
こもり校長「16歳。学年は?」
そば結「高1です」
こもり校長「掲示板逆電ってことで、まず、校長、教頭と、何、話したい?」
そば結「ちょっと長くなるんですけど」
こもり校長・COCO教頭「いいよ」
そば結「
前に 、長岡花火行くっつって、それで、COCO教頭に告白のアドバイスをされて」
COCO教頭「そうね。したよね」
こもり校長「あの当日に、みたいな話だよね?」
そば結「それなんですけど…」
COCO教頭「何?」
そば結「行けなくなっちゃったんですよ」
COCO教頭「何があったの?」
そば結「その前に地元のお祭りがあって、クラスの子に一緒にいたのがバレまして」
COCO教頭「その、好きな子と一緒にいたのが?」
そば結「はい」
COCO教頭「ほう」
そば結「で、自分はよかったんですけど、その女子の方が嫌だったみたいで、花火のやめよう、ってなっちゃって…。で、花火もチケットでお金がかかってたので」
COCO教頭「事前に買ってたんだね」
そば結「それで、お金もちょっと絡んでたんで、自分が、結構長文をその子に送っちゃったんですよ」
こもり校長「その好きな子に対して?」
そば結「はい」
こもり校長「どんなことを送っちゃったの?」
そば結「“チケットも買ってあるから、ちょっと無責任じゃない?”っていう…」
こもり校長「“今更、急にドタキャンみたいなのないんじゃない?”みたいな?」
そば結「そうですね」
COCO教頭「で、相手の子はどういう反応だったの?」
そば結「で、“ほんとにごめん”みたいなのが来たんですけど、その後にもうちょっと送ったら…」
こもり校長「追っかけて送っちゃったのか〜。それも、そば結は、同じ様なテンションで送っちゃったの?」
そば結「“ちょっと自分も悪いよね”みたいなのも…。謝ったんですけど、LINEブロックされて…」
COCO教頭「そうか…」
そば結「で、遂にはインスタのフォローも外されて、って感じですね」
こもり校長「なるほどな…」
COCO教頭「それはいつ? どれぐらい前?」
そば結「地元の祭り…」
COCO教頭「言ってたのは6月ぐらいだったっけ?」
そば結「そうですね。それで、地元の祭りが6月の中旬ぐらいだったんで」
COCO教頭「そうか…」
こもり校長「それさ、でも、長岡の花火大会を行く前に、もう2人でその地元の祭りには行こうっていうとこまでは進んだんだ?」
そば結「あ、進みましたね」
COCO教頭「すごいやん」
こもり校長「それをさ、たまたま地元の祭りに行ってて、学校の友達に見られて、なんか学校でそれ言われた、とか、そういうことなの?」
そば結「その翌日に、クラスで、“お前ら一緒にいたよな?”みたいな感じで言われて」
COCO教頭「まあ、話題にはなるよね」
こもり校長「そば結的には、それを言われるのは、別に、って感じ?」
そば結「自分は全然大丈夫だったんですけど」
こもり校長「まあ、こっち側からすればね、ちょっと“好きな人とそういう感じ?”って言われたら、その勢い持ってきたい、みたいなところあるしね」
そば結「はい」
COCO教頭「嬉しいよね。じゃあ、インスタのフォローも外されて、LINEもブロックされて、で、そっから、今どういう感じなの?」
そば結「もう。それからずっと話してなくて」
こもり校長「あれ? だって、元々、毎晩かなんか、電話するみたいな仲だったよね?」
そば結「そうです」
こもり校長「クラスも一緒なんだったっけ?」
そば結「クラスが一緒で」
こもり校長「クラスでは、今はどんな感じなの?」
そば結「クラスで、毎日は会ってるんですけど何にも話さないのが続いてるって感じです」
COCO教頭「そうか〜。それは悲しいなぁ」
こもり校長「そば結的には話したい?」
そば結「話したいですね」
こもり校長「でも、そうか。LINEブロックされたっていうのは、なんでわかるの?」
そば結「かれこれ3ヶ月ぐらい経ってるんですけど、未読スルーなんて」
COCO教頭「あ、そっか。ブロックしたら、既読がつかないんだっけ?」
そば結「あ、そうですね」
こもり校長「そば結は、それ以来LINEは送ってない?」
そば結「送ってないです」
こもり校長「それさ、わかんないけど、LINEすら見たくなくて消しちゃった、っていうだけのパターン、ない?」
COCO教頭「スワイプしてね」
そば結「あ〜、そうですね…」
こもり校長「だから、読まれることもなくなったLINEになってしまった」
そば結「あ〜」
COCO教頭「でも、インスタのフォローも解除してるっていうところが、ちょっとね…」
こもり校長「そっか」
COCO教頭「ちょっと気になるよね」
そば結「はい」
COCO教頭「じゃあ、それ以来、接触ないのか?」
こもり校長「そば結的には、どうしたいの?」
そば結「ほんとは、クラスでも話したいし、よかったらもう1回、LINEだとかもしたいなっていう…」
こもり校長「まあね、関係修復はしたいっていうところだよね」
そば結「はい」
COCO教頭「あのさ、LINEでブロックされた直後とかって、学校で、直接謝れたりはしてなかったの?」
そば結「全然できてなくて」
COCO教頭「そうか。じゃあ、そこから今って感じなんだね?」
そば結「そうですね」
こもり校長「それさ、直接謝れなかったっていうのは、あんまり2人っきりになるタイミングもなかったりとかってこと?」
そば結「なかったし、相手もなんか、そんな話したそうでもなかったから」
こもり校長「わざわざ自分から行くまでも、ってことか?」
そば結「そうですね」
こもり校長「でも、もう3ヶ月経っちゃったもんね」
そば結「だから、今更っていうのもあるし…」
COCO教頭「自分の中ではあるの? こういう感じでやった方がいいのかな? とかさ」
そば結「うーん…。タイミングがあれば直接…」
こもり校長「これはどうなんだろう? 正直なところで言うと、今のそば結とその子が、この3ヶ月間、どんな空気感で、どういう感じかがわかんないから、今、俺の気持ちの中では結構半々なの。意外と、そば結からちゃんと誠意をこめて、学校で、“3ヶ月前、実はこういうこと言ったことをすごく後悔してて、今でもこういうのが続いてるのが嫌なんだよね”って誠実に想いを伝えれば、もしかしたらまだ届くんじゃないかな? って思う反面、相手が、やっぱその学校の友達に見られてちょっといじられた、っていうことに、たぶん傷を負ってるわけじゃない」
COCO教頭「そうだね」
そば結「そうですね」
こもり校長「そこに対して、自分がまた傷口を開くように、自分の気持ちだけで相手をこじ開けさせようとするっていうのは、ちょっと違うのかな? っていう…。うわ〜、これほんとにどっちなんだろう? どっちに行った方がいいんだろう? っていうところに、今、正直、いるかな…」
COCO教頭「そうね。いや、なんかさ、このそば結のことを思って、やっぱり教頭の立場としてはよ、背中を押してあげたいっていう気持ちがあるのよ。あるんだけど、そば結さ。話半分で聞いてくれててもいいんだけど、まあやっぱり、この文面で送ってしまった言葉って、結構残るじゃん」
こもり校長「まあね」
COCO教頭「“チケット取ったし、今更行かないなんて無責任だ”って、自分が受け取る立場だったら、私、やっぱ結構“うっ!”って来ちゃうと思うんだよ。で、今すぐ謝りたいっていう気持ちはめちゃくちゃわかるんだけど、LINEもブロックしてて、インスタのフォローも解除してるっていうこの段階では、ちょっと時期尚早なんじゃないかなって思う。やっぱり、時間をかけて、そっとしておいた時期が必要なんじゃないかな? って、私はちょっと感じたんだよな。長い目で見たらよ」
こもり校長「そうだね。触れない方が、今はそっとしてあげた方が、もしかすると相手にとっても、整理をつけてるタイミングでもあるし…」
COCO教頭「そうそう」
こもり校長「自分が誠意をこめて謝ったことが、必ずしも好転するわけじゃないじゃない?」
COCO教頭「ほんとにそういう場合があるんだよね。」
こもり校長「そば結、これってでも、ほんとにあんのよ」
そば結「はい」
こもり校長「そう。送ってしまったことをごめんって言っても、いやいやいや…ってなってしまうっていうパターンがあるよね?」
COCO教頭「“今私、もう閉じてます”と。“それを、なんでこじあけて来ちゃうの? 今、整理してるために閉じてるの”っていうのは、やっぱね、2〜3ヶ月じゃ早いと思う」
こもり校長「なるほどね」
COCO教頭「で、ちょっと整理もついて、あの文面のインパクトが薄くなってきたタイミングとかで、“じゃあ、実は…”っていうんだったら、ちょっと開けても、“ああ…うん…。聞いてみたいな”ってなるけど」
こもり校長「そうだね。そば結はどう?」
そば結「やっぱり、もうちょっと時間を置いた方がいいのかな? っていう」
こもり校長「そうね。もしかしたら、向こうからのアクションがちょっと変わったタイミングなのかもしれないね」
COCO教頭「そうだね」
こもり校長「1対1で喋り出すは無理にしても、何か、周りの友達を介してグループで話したな、とか」
COCO教頭「たしかに。やっぱり、結構話しちゃったんでしょ?」
そば結「そうですね」
COCO教頭「残酷な話しちゃって…。どう? 私が言った言葉、ちょっときつかったりした? 残酷だった?」
そば結「いや。全然大丈夫です」
COCO教頭「なんか、正直に思ったことをね、私もちゃんと話したいなと思ったからさ」
こもり校長「うん。そうだね。だから簡単じゃないっていうことでもあるんだけど。でも、相手を思うんだったら、時間が経つっていうことも必要なのかもしれないな? っていうのもあるし。でも、たぶんそば結が今、ぐっと“あの時、申し訳ない”って思った気持ちは嘘じゃないから、それが1番ちゃんと届くタイミングで相手に届けた方がいい、っていう俺らの想いもあるから」
COCO教頭「そうそう。ほんとにそう」
こもり校長「ね。あの時、6月半ばぐらいに話してくれて、またこういう風に“全てがうまくいってない”っていうことでも、こうやって話してくれてありがとう」
そば結「いえいえ。こちらこそ」
こもり校長「いやいや。ほんとに。ほんとにちゃんと届くことを願ってるよ」
COCO教頭「うん」
そば結「ありがとうございます」
こもり校長「ありがとな。話してくれて」
そば結「ありがとうございます」
COCO教頭「また話そうね」
そば結「はい」
♪ ラブソング / マルシィ
こもり校長「ほんとにね、想いが1番届くタイミングで届くことを願ってる。
まだまだ生徒と話して行きます」
ウサギの守り神 東京都 11歳
こもり校長「11歳。学年は?」
ウサギの守り神「小学5五年生です」
こもり校長「久しぶりだね。ウサギの守り神」
ウサギの守り神「久しぶりです(笑)」
こもり校長「今日は、何話す?」
ウサギの守り神「今日は、
明日の5、6時間目に、学校でハロウィンパーティーをするので、そのことで、校長と教頭に相談があります 」
こもり校長「なになに? 何の相談?」
COCO教頭「どうしたの?」
ウサギの守り神「
おばけ屋敷で、お化けの役をやるので、どうやって驚かせればいいのか? 聞きたいです 」
こもり校長「何の役やるとかは、決まってんの? 仮装とか」
COCO教頭「たしかに。衣装ね」
ウサギの守り神「『カオナシ』の仮装をするつもりです」
COCO教頭「『千と千尋』の」
こもり校長「あの、黒いやつな」
COCO教頭「怖いよ(笑) もう充分怖いよ(笑)」
こもり校長「あいつは、なかなかな…」
COCO教頭「インパクトあるからね(笑)」
こもり校長「驚かせる代表だから。そっか。お化け屋敷はどんな風に開催すんの?」
ウサギの守り神「学校の教室で、電気とか消して、机を動かして道を作って、そこに人を入れて驚かせる、みたいな感じです」
こもり校長「めっちゃいいじゃん。じゃあもう環境が整っているんだ?」
COCO教頭「たしかに」
ウサギの守り神「はい。そうですね」
こもり校長「他の友達とかは、仮装で、キャラクターにはどんなのがいんの?」
ウサギの守り神「それはまだ聞いてないけど、たぶん、悪魔とかの仮装してくると思います」
COCO教頭「みんなね」
こもり校長「驚かす人は、みんな同級生?」
ウサギの守り神「はい。同じクラスです」
こもり校長「これは、こんだけ環境が整っているんだったら、もう協力戦です」
COCO教頭「たしかに」
こもり校長「同級生だから。その驚かす側の人たちみんなと話せるでしょ?」
ウサギの守り神「はい。そうですね」
こもり校長「そう。だからもうこれは、畳みかけてってくっていうパターンね」
COCO教頭「チームプレーで畳みかける?(笑)」
こもり校長「そう。ウサギの守り神の前に1人驚かす役の人がいて、そいつが驚かすじゃない? “わ〜”ってなって」
ウサギの守り神「はい」
こもり校長「で、人が驚いた。“キャ〜! なんだ、お化けか。安心した”の時に、守り神がまた、“うわ〜!”って言ったら、もう2段階で、“えぇ〜!”」
COCO教頭「ビックリする。“まさか? まだあったの?”みたいな。2段階で来た?」
こもり校長「“また来るの?”の、この“まだ”を守り神が担当するっていうのが、たぶん1番怖がってもらえるかな?」
ウサギの守り神「なるほどね」
こもり校長「もうお化け屋敷っていう場所が決まってんだから、これは総力戦です」
ウサギの守り神「はい」
こもり校長「そう。だから、明日は友達、同級生と話して」
COCO教頭「協力して」
こもり校長「“お前、こうやって驚かしてよ。その後、来たやつ、俺がこうやって、バ〜って出てくるから”っていうのをやるんだよ」
COCO教頭「“もうない”って思った時にね、来ると怖いから」
ウサギの守り神「なるほど」
こもり校長「お化け役は、何人いるの?」
ウサギの守り神「8人ぐらいいるかな?」
COCO教頭「むっちゃいる〜。驚かしたい放題やん(笑)」
こもり校長「だから、これは1番手じゃない限りは、絶対驚くから。まあ1番手も、最初だから驚くか?」
COCO教頭「行ける。行ける」
こもり校長「だから、1人でやろうと背負わない方がいいね」
ウサギの守り神「こう、“わ〜”ってやった方がいいか? “す〜”ってゆっくり出て来るの方がいいか? どっちですか?」
COCO教頭「うわ〜。いやでも、2発目だったら、“わ!”じゃん?」
こもり校長「2発目、“わ!”か?」
COCO教頭「うん。1発目…」
こもり校長「でもたしかに、2発目以降、2発目とかは、“わ!”だね」
COCO教頭「“わっ!”みたいな」
こもり校長「1発目は、たぶん、“す〜”だろうと、“わ!”だろうと、初めてだから、絶対ビックリするから」
ウサギの守り神「あ〜、なるほど」
こもり校長「2発目だったら、インパクト」
COCO教頭「間違いない」
こもり校長「で、『カオナシ』のあれじゃん」
COCO教頭「怖いよ(笑)」
こもり校長「声出る『カオナシ』なんて、絶対怖いから」
COCO教頭「もう想像しただけで怖いよ(笑)」
こもり校長「だからその感じで、明日は、作戦を友達としっかり立てて驚かせて行くっていうことだね。行けそう?」
ウサギの守り神「はい」
一同笑い
こもり校長「明日のハロウィンパーティー、絶対成功させてよ」
ウサギの守り神「はい。わかりました」
こもり校長「ありがとね(笑)」
COCO教頭「楽しんでね」
こもり校長「楽しんでよ」
ウサギの守り神「はい。わかりました」
こもり校長「じゃな〜」
COCO教頭「バイバイ」
ウサギの守り神「ありがとうございました」
こもり校長「いいな。『カオナシ』かぁ〜」
COCO教頭「しかも、喋る『カオナシ』だからね」
こもり校長「だから、どのパターンの『カオナシ』か? にも寄るよね? デフォルト『カオナシ』なのか? あの動き出した『カオナシ』なのか? みたいなさ(笑)」
COCO教頭「どっちも怖いと思うからね。楽しんで欲しいと思います」
こもり校長「これはどっちでもいいだろう。どっちも。怖がらせるって楽しいね」
RUBYマシンガン 青森県 15歳
こもり校長「15歳。学年は?」
RUBYマシンガン「高1です」
こもり校長「今夜は、何を話してこうか?」
RUBYマシンガン「
柔道は好きだけど、部活を辞めようか悩んでいます 」
こもり校長「RUBYマシンガンは柔道やってるんだ?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「いつ頃からやってんの?」
RUBYマシンガン「中1から始めました」
こもり校長「今、高校でも、柔道を部活でやってる?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「なのに、辞めようか悩んでんの?」
RUBYマシンガン「はい。部活で1番強い先輩がいるんですけど、たぶん今その先輩に嫌われてて、練習とかで、先生がいないところで投げられたりとかして、結構つらいです」
COCO教頭「どういう風にさ、嫌われてるって思うの?」
RUBYマシンガン「僕が1番部活の中で弱いんですけど、女子とかとやってて投げられたりとかして、“お前、何投げられてんだよ。やる気あんのか?”みたいに言われたり。あと、やってる時も、投げられた後すぐ、もう、やられたりとかして」
COCO教頭「RUBYマシンガンは、女子と一緒に組んだりするんだ?」
RUBYマシンガン「はい。練習相手になったりしてます」
こもり校長「まあ、それは練習の中だからね、一緒にやるっていうことはあるんだろうけど、さっき、“僕が1番弱いんで”って言ってたけど、それは、試合の成績でとかってことなの?」
RUBYマシンガン「はい。あと、体格とかもあって、体重が軽かったり、身長がちょっと小っちゃかったりして、力もそんな及ばず」
こもり校長「え? RUBYマシンガンはどんなもんなの? 体重とか体格とかで言うと」
RUBYマシンガン「体重が、今52〜3kgで、で、個人戦で出る階級が60キロ以下級なんですよ。だからもう、体重が自分より重い人も多かったり」
COCO教頭「そうかそうか」
こもり校長「そうか。そもそも柔道は階級別だもんね」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「もう階級が上の人しかいないから、ぶつかってっても、必然的に、そもそもみんなの方が階級上だし、っていうのもあるか?」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「1番強い先輩はどれくらいおっきいの?」
RUBYマシンガン「階級が73kg級で。で、結構、身長もあるし、力もあるし」
COCO教頭「差がでかい…」
こもり校長「20kgはでかいよ。しかも、先輩、何年生?」
RUBYマシンガン「2年生です」
こもり校長「1個上でも、20kgは相当おっきいから」
COCO教頭「そうか」
こもり校長「RUBYマシンガンがさっきも言ってたけど、嫌われてるんだろうな? っていう風に感じるのは、さっき言ったみたいに、稽古のところとかっていう時に、やっぱちょっと悪意がある感じは感じるの?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「RUBYマシンガンが弱いから、からかってやろう、みたいな感じで、わざと投げ続ける、みたいな?」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「そういう時さ、周りの他の先輩とかは何もフォローしてくれないの?」
RUBYマシンガン「たぶん、周りの人も、その先輩に、そういう時に話しちゃうと、いろいろ被害受けちゃったりするので」
COCO教頭「怖がってる感じなんだ? そうか…」
こもり校長「何て言ったらいいんだろうな…。ぶっちゃけ、その先輩はほんとに強いんでしょ? 試合の成績とかもいいの?」
RUBYマシンガン「成績、いいです」
COCO教頭「結果出してるんか…」
こもり校長「だから、たち打ちできないみたいなのってさ、やっぱ心から折れちゃう時って、俺、あると思うのよ。ほんとに戦っても勝てないんだな、っていうのが、もう数字で見えちゃうと、“あ〜…自分なんか…”って心折れちゃうことって、もちろん俺もあるからさ。そういう、数字で評価されるみたいな世界にいるところもあるから。でも、柔道自体は好きなんでしょ?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「柔道始めたきっかけはきっかけは何だったの?」
RUBYマシンガン「最初、僕、テニス部に入ろうとしてたんですけど」
こもり校長「高校で?」
RUBYマシンガン「中学校です」
こもり校長「あ、中学の時に」
RUBYマシンガン「部活動見学で、とりあえず全部の部活行けって言われて、で、たまたま柔道場に行ったら、小学校で仲良かった人たちが集まってて。で、柔道って団体5人で戦うんですけど、その柔道場にいたのが男子4人で、もう1人いれば団体組めるからおいでよ、って言われて」
COCO教頭「でも、そこからでも、ちゃんとRUBYマシンガンは、この柔道にのめり込むぐらい好きな感じになれたんだ?」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「中学の時とかさ、賞じゃないけど、なんか獲ったこととかあるの?」
RUBYマシンガン「中学校の最後に、市の大会で優勝しました」
COCO教頭「すごいじゃん。結果出してるやん」
RUBYマシンガン「その時は、階級が50kg以下級で」
こもり校長「なるほどね」
RUBYマシンガン「体重が、48、49だったので」
COCO教頭「そうかそうか」
こもり校長「高校は、50kg級はないの?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「でも、試合ではさ、RUBYマシンガンは、73キロの、その先輩とは戦わないんでしょ? それでも、やっぱりしごかれる、みたいなことなの?」
RUBYマシンガン「はい。たぶん、練習でいっぱい投げられるから、“ちゃんとやってねぇんだろうな。よし、投げよう”、みたいな」
COCO教頭「やっぱ先生がいいる時には、そういうことしてこないの?」
RUBYマシンガン「先生がいる時は、全然そんなこともないんですけど、たまたま、先週の金曜日に先生がいない時があって、で、その時にいろいろやられた感じです」
こもり校長「そうか。まあ、あるとは思うの。見方によってはさ、もちろん先輩だし、実力もある人だからさ」
COCO教頭「そうね」
こもり校長「で、もちろん試合でも当たることがないから、“いや、ドンと来いよ”。こんなこともあるし、もう、“投げられて、打たれて、練習して、はいつくばって来いよ。胸、貸すから”っていうパターンってあると思うんだけど、今のRUBYマシンガンの話を聞く限りは、違うじゃない?」
COCO教頭「そうだね」
こもり校長「うん。悪意があるそれじゃない。たぶん、RUBYマシンガンにそういうことをしたいだけっていう」
COCO教頭「力を見せつけたい、みたいなね」
こもり校長「だって、見せつけ感というか、それはRUBYマシンガンも感じるわけでしょ?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「周りの人にもそういうことをやってるところも見るんでしょ?」
RUBYマシンガン「まあ、はい」
こもり校長「となると、やっぱそれは違うよね、っていうところだよね」
COCO教頭「先週の金曜日だったっけ? 先生がいなかった時に、いっぱい投げられたりとかしてさ、そっからどうなの? 今日とかさ、学校行ってみて、部活行く時の気持ちとか、どんな感じだったの?」
RUBYマシンガン「今日は、その時に怪我しちゃって」
COCO教頭「え〜」
こもり校長「そうなんだ?」
RUBYマシンガン「で、病院行ったので、今日は休んだんですけど」
こもり校長「どこを怪我しちゃったの?」
RUBYマシンガン「膝の、内側の靭帯をちょっと痛めちゃって」
こもり校長「うわ…受ける時にやっちゃったってことか」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「治すのにどれくらいかかるの?」
RUBYマシンガン「2週間くらいって言われました」
こもり校長「いや〜、そうか。純粋な試合っていうか、練習じゃないところでのだからな、とんだ迷惑だよね」
COCO教頭「それはちゃんと学校の先生には言ったの?」
RUBYマシンガン「いや。言えてないです」
こもり校長「それを言えないのは、なんで?」
RUBYマシンガン「先生に、なんか言いづらいのがあって…」
こもり校長「先生に言いづらいのは、なんでなの?」
RUBYマシンガン「先生が、その先輩を結構使うっていうか。団体とかでも、その人がいないと勝てないし。だから、なんか言いづらいです」
COCO教頭「いや。でも、これってさ、その顧問の先生がいない時に起きたことじゃん。で、純粋にこの練習をしててとか、組んでて、っていう怪我じゃないじゃない?」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「先生が、その先輩を試合で使ったりっていうのはわかるんだけどさ、これはなんか、やっぱ学校が知っとかなきゃいけないようなことだと思うんだよな。それこそ、親御さんとかはさ、怪我をして帰って来たRUBYマシンガンを見てどういう感じだったの?」
RUBYマシンガン「“大丈夫?”っていう感じでした」
COCO教頭「“何があったの?”みたいなのは言わなかったの?」
RUBYマシンガン「まあ、その先輩に投げられて、って」
こもり校長「それを、細かく、こうこうこういうことがあって、っていうのは話せてない?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「親になったことがないからわかんないけど、自分の子供に柔道させてて、練習中に怪我しちゃったんだよなってなったら、俺だったら、たしかに細かいことは聞かないかもな」
COCO教頭「怪我はつきものっていうスポーツではあるもんな」
こもり校長「そうそう。だから“あ〜、受身(失敗して)やっちゃったか…”っていう風には。で、たぶん自分の中で解決しちゃうだろうから。自分が親の立場になって考えてみると。そうか、それを…まあな。親に言うのも、ちょっと言いづらいか?」
RUBYマシンガン「言いづらいです」
こもり校長「そうだな。今RUBYマシンガンが思うところで言うと、柔道は好き?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「だけど、今のこの環境で続けて行くにはしんどすぎる?」
RUBYマシンガン「しんどいです」
こもり校長「だから、辞めた方がいいのかな? っていうので、悩んでるってことでしょ?」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「しかも、2週間ね、休まなきゃいけないもんね」
RUBYマシンガン「はい。2週間の間に、トレーニングとかで部活に顔を出すことはあるので、その時は、あんま関わんないようにしようかな、とは思ってるけど…」
COCO教頭「これってさ、校長、こういうのって体育会系あるあるなの?」
こもり校長「どうなんだろうね…?」
COCO教頭「“もっと来いよ!”みたいなさ」
こもり校長「俺はさ、対人で向き合うことをしてこなかったタイプだからさ。ダンスでしかやってこなかったから。やっぱり個人競技だったからさ」
COCO教頭「そうか」
こもり校長「でも、先輩達からすると、やっぱり下の者に対して勢いを感じたいみたいなの、絶対あるじゃない。士気上げてこうぜ、っていうのって、俺はこれは存在すると思うの。やっぱ、1個の団体でやってる中で、“みんなで士気上げてげてこうぜ”、“気合入れて行こうぜ、うぉ〜 ”って上げてくっていうのは、もちろんあると思うし、世の中に存在するものだと思うから。俺はそういうのって必要なものだとも思ってんの」
COCO教頭「それ自体はね」
こもり校長「それ自体は。でも、これってすごく角度が難しくて。まっすぐ届く人に届くけど、届かないっていうパターンも、もちろんあると思うから。こうやって悪意を帯びているパターンもあるし」
COCO教頭「RUBYマシンガンさ、先輩は、怪我に対してちゃんと謝って来たの?」
RUBYマシンガン「謝ってないです」
こもり校長「だろうな。俺も聞いてるとそう思うわ。だからやっぱり、俺からすると、体育会系だろうとも先輩としても超寒いな、って感じ」
COCO教頭「いくら柔道が強くても、その先輩は人間としては全然ダメなわけじゃない?」
こもり校長「うんうん。尚のこと寒いなって思っちゃう。そういうことするの? せっかく強くてさ、そんなのってたぶんかっこいいじゃない。なのに、そういう感じのことしちゃうって、どうなん? っていう。俺はすごい寒さすら感じるから。俺の立場だとして、RUBYマシンガンは柔道が好きってなった時に、部活辞めた後、外で柔道って習えないの?」
RUBYマシンガン「習えないけど、でも、体育で週1回、1年生のうちは」
こもり校長「俺は、そこにい続けるのは健康的ではないと思う。すごい勝手なことを言ってるんだけど、今RUBYマシンガンの話を聞いて、俺の意見としては。習えないっていうのは、そういう場所がないからってことなのか、親に言いづらいからなのか、って言ったらどっちなの?」
RUBYマシンガン「まず、場所がもうないし」
こもり校長「外に、柔道教室みたいなのは、ないの?」
RUBYマシンガン「ない。中学校までのはあるんですけど」
こもり校長「なるほどな。そういう階級別になってくるとないのか?」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「教頭はどう思う?」
COCO教頭「私も今、話を聞きながらね、青森県の柔道教室一覧っていうのを見てたのよ。6施設あったんだけど。でも、そうか」
こもり校長「でも、6施設だもんね」
COCO教頭「6施設だし、あとやっぱり、さっき言ってたみたいな“中学校までしかない”っていうのここには書いてないから、あれなんだけどね…。でもやっぱり、このままい続けると、RUBYマシンガンの心の健康が蝕まれて行っちゃう気がするんだよな。私、今日さ、RUBYマシンガンが話を校長と私に聞かせてくれてさ、客観的に聞いてると、その先輩がやってることってやっぱ弱い者いじめにしか聞こえないんだよね」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「だから、今はまだ柔道が好きだし、辞めた方がいいかもしれない、って悩んでる気持ちもわかるんだけど、柔道が嫌いになる前に、一旦離れてもいいんじゃないかな? っていう風に思ったな。傷ついて欲しくないな、って」
こもり校長「そう。なんか、俺の今思うのは、RUBYマシンガンがすごく好きなものがあるじゃない? 柔道っていうすごく好きなものがあって、それをやり続けたいのに、すごく外部的なところから、それを好きでい続けられなくなってしまう状況っていうのが、やっぱ俺はすごく許し難いし、なんかそれは違うよって、やっぱ思うの。
だから、さっきみたいに、部活を辞めたら他で柔道できる環境ってないのかな? とかっていう話になるんだけど、今の話を聞く限りは、たぶん現実的なじゃないのよ。今部活を辞めて、今のように柔道の毎日を送るっていうのは現実的じゃない。ただ、俺は、RUBYマシンガンが柔道嫌いになってしまうぐらいだったら、部活を離れた方がいいと思うし。あと、部活を辞めるという行為が後ろめたさでもなければ、何かに負けたことでもないし、RUBYマシンガンが背負うことでも俺はないと思うわけ。
だから、“辞める”っていう選択自体はネガティブな選択ではないよ、っていうことは伝えたい」
RUBYマシンガン「はい」
こもり校長「で、週に1回でもある授業の中で、柔道に触れられるっていうことが、RUBYマシンガンにとって、今好きなものと向き合ってる、っていう時間であるのならば、俺は絶対そっちを選択するべきだと思うし。RUBYマシンガンが、どんどんその人のことでネガティブなってく必要はないと思うし、辞めるということがそれでもないと思う。…とは、今思ったけどね」
RUBYマシンガン「はい」
COCO教頭「自分を守るために、じゃないけど…」
こもり校長「うん…。そうだな…」
COCO教頭「難しいな…」
こもり校長「今は、ぶっちゃけ、どう? 先輩とやり続ける今をイメージするのと、ちょっと離れてみてイメージするのだと、なんとなく、どっちの方が楽しいかな? と、思える?」
RUBYマシンガン「離れてる方が楽しいとは思うんですけど、でも、その先輩以外の人とは、みんな仲良くて、普通に楽しいので」
COCO教頭「そうか。嫌な先輩だけじゃないんだもんね」
ということで、今日の黒板はそんなRN RUBYマシンガンに向けて、こもり校長が書きます。
今日の黒板
『 あきらめない為に 』
こもり校長「さっき、俺がRUBYマシンガンに話したみたいに、RUBYマシンガンに諦めて欲しくないんだよ。“柔道が好き”っていう気持ちを諦めて欲しくないし、そこを、自分がいっぱい楽しむんだっていうことを諦めて欲しくないし、何よりも、始まったこの高校生活というものを諦めて欲しくないわけ。今、RUBYマシンガンの話を聞いて、それが俺の1番の願いなわけね。
ってなった時に、“戦う”という選択は、俺は、ものすごく素晴らしいことだと思う。もしかしたら、今、RUBYマシンガンが言ったみたいに、“部活で、先輩は嫌だけど、周りの人は好き。その中で柔道をやり切るために僕は戦うんです”っていう気持ちは大賛成するし、“お前よく言ったな”って。なんなら、“そんな先輩なんて超寒いから関係ねぇよ”って、俺はこんなこと言うのもだめだけど、そいつのことを言ってやるよ。
ただ、さっき言ったみたいに、RUBYマシンガンがそこで諦めてしまうという選択がもし出てくるのであれば、俺はその部活を離れるという選択も、それは戦っている証拠だと思うし、RUBYマシンガンが自分のやりたい選択肢を諦めないために、いろんな選択肢があるということを忘れないで欲しい。絶対に諦めんなよ」
RUBYマシンガン「はい。頑張ります」
♪ ホリデイ / BUMP OF CHICKEN
こもり校長「先週とかも思ったんだけど、ここに来てなんか解決するとか、明日から“これだ!”っていうことではないのかな? っていうこともやっぱある。ただ、もしかしたら、明日には言えなかったことが、俺たちに話すことによって、俺たちも全力でやっぱ諦めたくないし、少しでも、明日一緒に生きるために何かができればいいなとも思うし、それを共有させて欲しいという気持ちもあるから。まだまだ引き続きこの学校がそうなれるように、俺らも想いを込めて行きたいと思う」
こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」
COCO教頭「起立!」
こもり校長「さあ、全員、立って」
COCO教頭「礼!」
こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
こもり校長の放送後記
実らせよう。
キミの心にある小さなキモチを
COCO教頭の放送後記
「I'm sorry」を言うタイミング、1度逃すとなかなか勇気出ないよね。
「ごめん」ってたった3文字なのにな・・・。
Music
2023.10.30 PLAYLIST
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22:13
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アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」青山吉能も!こもり校長の密着動画も!なのに…SCHOOL OF LOCK! TikTokの謎
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。10月30日(月)放送の番組冒頭で、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、番組公式TikTokについて語りました。