こんばんは。茂木淳一です。
私は今、佐渡島の佐渡島のシャイでボーイッシュな彼女に恋をしています。
シェアハウスで暮らしている彼女と、今日も共有スペースのソファーで恋話をしたんです。
(ここから先は、誰が元彼なのか? 推理しながらお聞きください。)
茂木:あの、君の好きな男性のタイプいいかげん教えてほしーなー。
彼女:え!? えーと藤原くんです。…あ、はずかしい。
茂木:どこまでも君は藤原くんだね!?好きなタイプ知りたいよ!!
彼女:あの、元カレの藤原くんは奈良時代の政治家だったんです。言ってしまった。
茂木:奈良時代の政治家!!??
彼女:はい。藤原四家(しけ)の一つ、式家(しきけ)の人で…
茂木:式家? 式家のいつ頃の人?
彼女:式家の最初の人です!
茂木:ええ!じゃあその藤原くんのお兄さんは、武智麻呂(むちまろ)さんと、房前(ふささき)さんじゃないか!
彼女:その通りです。そして弟は麻呂(まろ)さんです。
茂木:奈良時代の政治家!藤原四家、式家の祖!もしかしてキミの元カレって…
藤原宇合(ふじわらのうまかい)――――!!?
彼女:元カレの藤原くんが右大臣になった時、僕は捨てられたんです。
茂木:もう忘れろって!てゆーか君、元カレ藤原くんばっかりじゃないか。
彼女:僕は、藤原っていう名字しか恋愛対象にならないんです。
茂木:ええ!? じゃあ、茂木ダメじゃん!!!!
彼女:ダメです。
茂木:どわあああああああーーーーーーーーーーー!!!
あの藤原宇合と付き合っていただなんて……。
ただ、僕は彼女のことが大好きだけど…茂木だから、諦めるよ。
She is wonderful. …また明日!!
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