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今夜のSCHOOL OF LOCK!は…ついに来校! 矢沢永吉先生!!!!!!!!! 8年目のSCHOOL OF LOCK!が迎える最初のゲスト講師は、なんと “YAZAWA”! この記念すべきタイミングに、日本が誇るロック・レジェンドとの授業がついに実現だ!! しかも!今回は、校長&教頭が “レジェンドの本拠地” に潜入し、生徒みんなからの『究極の質問』に答えてもらったインタビュー音源をお届け!! 今夜、ついに “究極の授業” の幕が開く…!! |
あ…!昨日の黒板が、まだ生放送教室に残ってましたね…! とーやま校長「いつもは消してあるのに、何で残ってるの?消すよ?」 よしだ教頭「ダメダメ!今日は書かなくて大丈夫です!」 とーやま校長「え、なんで…!?」 よしだ教頭「昨日の授業に出席できなかった生徒もいますから、改めて、全校生徒にキッチリ伝えておきましょう!」 昨日の授業は… 『とーやま適当裁判』 とーやま校長がしょっちゅう言っているテキトーな言葉を、証拠音源を聴きながら、2時間かけて検証していきました。 よしだ教頭「残念ながら、検察側の予想を遥かに上回る、衝撃的なテキトーさが浮き彫りになってしまいまして…!」 その結果、下された判決が… |
昨日の授業で失われかけた、学校の長としてのカリスマ性・求心力を取り戻すべく! 来週火曜日の生放送授業は、とーやま校長の来月のお給料を使って… 『Amazon祭』を開催!!!!!! ※Amazon祭とは… 生徒のみんなが欲しい物を、その場でAmazonで探して、ポチッとクリック! 早ければ、翌日には生徒の家に欲しい品物が届くという、まさに夢の祭!! 詳しい参加方法は当日に発表するので、生徒のみんなは、欲しい物を考えておいてくれ! |
今夜の授業は…!! 繰り出される言葉、全てが名言! 日本最高のロック・レジェンド!! 矢沢永吉先生スペシャルインタビュー!!!! 8年目のSCHOOL OF LOCK!が迎える最初のゲスト講師は、矢沢永吉先生!! 矢沢先生は、日本人ロックアーティストとして初の武道館公演を行い、さらには、現在も日本武道館の最多公演記録を更新中! 現在の記録はなんと、117回!! 他にも、“オリコンアルバムランキング ベスト10入り最多記録”など、様々な記録を持つ矢沢先生は、今年でデビュー40周年!! 9月で63歳を迎えられました! その記念ライブには、The Birthday先生やザ・クロマニヨンズ先生も駆けつけたというほど、ロックミュージシャンの中でも尊敬を集める、まさにロック界のボス!! そんなロック界のレジェンドが、ついに降臨!!!! |
インタビューの当日。 とーやま校長とよしだ教頭は、矢沢先生のプライベート・スタジオを訪問。 インタビューをする部屋で、矢沢先生を待っていました。 とーやま校長「その部屋に用意されてた、矢沢先生と俺たちの椅子の位置が、完全に向かい合わせ…!」 よしだ教頭「3メートルくらいの、何とも言えない微妙な距離感でね」 |
とーやま校長「それで、矢沢先生が来るまでの間、結構な静けさだったよね…」 よしだ教頭「周りに職員も何人かいましたし、矢沢先生の方のスタッフさんもいたんですけど…誰も喋らないんだよね」 とーやま校長「ね!ずっとドキドキしてた…!!」 |
そんな中、ついに矢沢永吉先生が登場!!!! |
早速、生徒のみんなから届いた『究極の質問』を聴きました!
とーやま校長「いきなり、かなり大きな質問なんですが…」 矢沢先生「僕が15歳くらいの頃は…食えなかったからな。親がいなかったから、新聞配達、牛乳配達をして、自分で学費を作って学校に通ってたよ。やることに追われて追われて、塾にも行けなかった。 そんなときに、彗星のごとく僕の目の前に出てきたのが、ザ・ビートルズだったね。ザ・ビートルズが出てきて、俺は “何なの、こいつら!?” って、夢中で夢中で…。それから、“よし!俺も東京に行って、ロックシンガーになってやろう!” って目標ができたんだよ。 目標ができてからは、シャキーンとそっちの方に向けた。彼らは、それがないんだろうね、今。シャキーンというものがないのよ。周りも、ただダラダラ生きるような環境しか提供してないんだろうね。」 |
矢沢先生「ただ、今、僕は言っておくよ。 人生は長いぞ。世界は広いぞ。触ったこともない、見たこともない、行ったこともないようなところで、すごいところはいっぱいあるぞ。 それを知りもしないで、15歳くらいの小僧が “死ぬしかないんですか” なんて、何を言ってるんだ。それだけ言っておく。」 |
矢沢先生「だから、バギンッと光るような、俺が15、6歳のときに出会ったザ・ビートルズみたいなものは何かないのかな? 音楽じゃなくてもいいよ。“俺、登山家になる!” でもいいじゃん。あれっ、というものに出会うか出会わないかだから。頼むよ、しっかりしろよ。」 よしだ教頭「9タロウ、うらやましい!矢沢先生に “しっかりしろ!” って言われるなんて、こんな幸せなことはないですよ!」 とーやま校長「ビシッとしないとダメだね!」 |
よしだ教頭「いつか出会える、と。シャキーンとしたものに。」 矢沢先生「そう。人生なんて、出会えるか出会えないかなんだよな。出会ってよ。 でも、“いつか来てくれる” って指をくわえてたら来ないぞ。 自分から行けよ、探しに。探せ。待ってるんじゃないよ。」 |
この、矢沢先生からいただいた言葉を、さらに胸の奥に刻むべく、『究極の質問』 に対していただいた『究極の答』を、とーやま校長が黒板に刻んでいきます。 |
世の中にはまだ、お前の見たことがない世界がたくさんある。 お前にとっての “シャキーン!” としたものに、出会いに行け! ♪ BUDDY / 矢沢永吉 |
高校卒業直後の18歳の頃、ギターとトランクだけを持って、地元 広島から上京。 その後、ロックスターへの道を歩んでいった、矢沢先生。 途中、バンドが解散を迎えたり、借金を抱えたり、とんでもない浮き沈みも経験しています。 そんな矢沢先生にぶつけた、続いての『究極の質問』は…
矢沢先生「あるに決まってるじゃない。崖っぷちだらけに決まってる。不安だらけに決まってる。 人間は、人間をやってること自体が不安なんだから。生きてること自体が悩みなんだから。 悩むということ自体が生きてる証でもある。 だから、大いに悩みなさい。大いに不安がりなさい。 ただ、不安だ、悩みだ、怖いだと言って、そこから一歩たりとも前に出られませんというのは、何を言ってるんだという話になるからな。」 |
矢沢先生「大いに悩んで、大いに不安がって、大いに闘えよ。 だけど、一人じゃない。みんな不安なんだよ。 その中から、自分の行く道はどっちなんだ?というふうに考えたら面白いじゃない。」 |
矢沢先生「俺もそうだし、野球のイチロー選手だって、昨日今日で急に “世界のイチロー” になったと思いますか?学生時代から、どれだけ山を越えて越えて越えて…泣きたくなって泣きまくった夜だってたくさんあったんじゃないの?それが今じゃ “世界のイチロー” ですよ。 みんなそうなんだよ。だから、一人じゃないんだと思って、自分にピッタリの、ピカッとくるものに出会ってほしいですね。」 とーやま校長「ちなみに、矢沢先生の10代の頃はどういう少年だったんですか?」 矢沢先生「15〜21、22歳の7、8年間は、不安でさまよってるよね。俺はどうなっちゃうのかな?どこに行っちゃうのかな?大丈夫かな?って…そういう塊は、みんな一緒だったんじゃないの?僕だって一緒さ。 そんな中で僕だって、板金屋になろうと思ってたんだよ。それが、ザ・ビートルズと出会って、あっけなくそっちに乗りかえたんだけど…。いいじゃない。乗りかえるのも人生。 だから、僕も一緒ですよ。みんな一緒です。」 |
人間は、生きているだけで不安な存在。 だけど、大丈夫。 矢沢先生だって言ってくれている。 お前は、一人じゃない! ♪ 夢がひとつ / 矢沢永吉 |
矢沢先生「 “愛” って、いろんな種類がありますし…。ただ一つ言えることは、やっぱり相手のことを愛おしく思う気持ち。自分の彼女なのか、親なのか、家族なのか…。 その相手のことを愛おしく思う、守ってあげたいと思う、幸せであってほしい…そういう気持ちはあるじゃない。 16歳じゃまだ難しくても、まっすぐ生きてたら、黙っていてもそこに到達するようになると思いますよ。そうすれば、異性の恋人に対する気持ちも、“俺の彼女だから!” とか、そういう気持ちを越えて越えて越えていったら、愛おしくなるよね。“幸せでいてほしい” とか、そっちの方に行けるんじゃないの?」 |
とーやま校長「愛されたいけど、なかなか愛情が自分に向かないという…親と上手くいかないとか、学校でもいじめられてたり、そういう子がたくさんいるんですけれども…」 矢沢先生「そうだよね…。難しいよね、そのへんがまだ発達してないからね。人として未熟だから、相手のことを想うとか、優しくしてあげたいとか、“優しくして喜んでくれたら、それが嬉しかった” とか、そういうところまで到達してないんじゃないかな。 いじめをしてる方もわかってないんじゃないかな。嫌がるとか苦しむことを面白がるから。 もうちょっと大人になって成長して、愛する人ができたり、思いきり泣くようなことがあったり…。泣くと成長するよね。そういう経験をまだしてないんじゃないかな。 まだゲーム感覚でいて、誰かを愛おしく思うとかそういうところに行ってないから、そういうことが起きるんだろうね。」 |
とーやま校長「いじめられていて、学校にも家庭にも行き場がなくて、毎日生きていてツライという子もいるんです」 矢沢先生「ツライよね…。まず、学校の先生がもうちょっと昔に戻ってほしいんだけど…。でも、我々 親も悪かったんじゃないの?俺たちがまだ小学校・中学校のときは、こんなことなかったからね。 卒業して今になって、あの怖かった先生が一番思い出にある。そういうものなのよ。あの先生が一番カッコよかったと思う。」 |
矢沢先生「どっちかが行きすぎてもいけないだろうけど、親がもう1回学校を信じるようなところに戻らないとダメだよね。 それで、学校の先生がもうちょっと本気で愛情を向けられる環境にまずならないと、堂々巡りかもしれないよね。」 よしだ教頭「実は遠慮してる先生も居そうじゃないですか、風潮を気にして。」 矢沢先生「風潮が強くなりすぎたから、やりたくてもやれない世の中になってきたというのはあると思うよ。ちょっとアツい気持ちでやったら、何を言われるかわからないからね…。」 |
今のお前には、まだわからないかもしれない。 でも、今お前の近くにいる人。 そこにある、距離や壁。 それを、越えて、越えて、越えて行ったその先に… 確かに、愛があります。 ♪ サンキューMy Lady / 矢沢永吉 |
そして、最後の『究極の質問』です。
矢沢先生「僕も最近考えてみたんですけど…売れた人は才能があって、売れなかった人は才能がない、とは思わないんだよね。 歌でしたら、“歌の才能” “曲を作る才能” “ピカッと光る場に上手く入れる才能” とか…メロディーを書く才能だけが才能とは言わない。 皆さんに聴いていただくようなところに、上手く流れていったのも、運命として持っている才能かもしれない。」 |
矢沢先生「 “才能” というのは目に見えないもので、誰にでも要素がある。 それが、人の触れるところにジワジワと入っていって、そしたらその目に見えないものが倍増して少し大きくなる。 引き続き、それがまた人の目に触れたら、もっと大きくなって…気づいたら、“あなたは、なかなかいい職業を手にしたね” と言われるようなところに行くんだよ。 目に見えないもの、形のないものが才能かな。」 |
とーやま校長「じゃあ、自分ではわからないところで持っているもので、色んなところに動いて動いて、そこで出会えるものだったり…?」 矢沢先生「偶然も重なってね。だから、才能というものはこういうもので、こういう形をしていて、誰が持っていて誰が持っていないとは言い切れない。 じゃあどんな言い方をしたらいいかといったら… 人生、面白いぞ。何に出会えるかわからない。あなたの中に持っている、ものすごく面白い潜在能力があるかもしれない。人生はまだまだ長いんだから、楽しもうぜ!というのが才能かもしれないね。 そのどこかで開花するかもしれない。それで、“俺の人生、悪くなかったよな…” と、いい酒でも飲めるようになったときに、“俺はこの実生をちゃんと自分の職業にしたよな” というふうになるんじゃないですか。 僕なんて、“俺は才能があるか…?” “何を言ってるの?あなたは才能があるに決まってるじゃない!” “あ、俺は才能があるんだ…!” というような会話を、最近したぐらいだから。」 校長&教頭「えぇ…!!」 |
矢沢先生「そんなものなのよ。“俺は才能があって、ハマってるんだろう” と言ってどうこうなるものじゃない。才能というものはわからないけど、ただひたすらにやってた。才能があるかどうかは、自分じゃわからないですよ。」 |
とーやま校長「今回は、この最後の『究極の質問』に対する『究極の答』でもあり、今夜の矢沢先生へのインタビュー、全てのまとめでもある黒板を書かせてもらいます」 |
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才能だって、幸せだって、 ただそこでじっとしているだけでは、見つからない。 この世界で “出逢い” を繰り返すことで、遠くまで行くことができる。 例えば、今日お前は、矢沢先生と出逢った。 矢沢先生と出逢えるなんて、今まで想像もしたことがなかったし、したところで実現するとも思っていなかった。 でも、今こうやって、矢沢先生からたくさんのものをもらって、確かに出逢った。これでいいんだよ。 今いる場所がしっくりこなかったり、気に入らなかったら、探しに行ったらいいんだよ。 そしたらそこには、まだ見たことのない景色、人… 全てが、お前を待っている。 最高の出逢いが、お前のことを待っている。 ♪ LAST SONG / 矢沢永吉 |
矢沢先生の言葉を受けて、生徒からもたくさんの声が届いています。
とーやま校長「矢沢先生の話を聴いて、不安に思う自分は怖いし、自信がないのかなと思うけど、不安に思うということは “もっと大きくなりたい” ということの裏返しでしょ?それを強く言ってもらえた気がして…。」 よしだ教頭「 “大いに悩みなさい” と、肯定してくれましたからね」 とーやま校長「うん。生きないとダメだね」 よしだ教頭「 “人生は長いぞ” って言ってましたしね」 とーやま校長「今すぐ、明日生きることを楽しめないかもしれないけど…やらないとダメだわ。楽しくないかもしれないけど、思ってるだけじゃダメ。息をしないとダメだ。体を動かさないとダメだ」 |
とーやま校長「シャキーンはたくさんあるんだけど、それが見えない時間もたくさんあって…。でも、そこに自分から行かないとダメなんだよね」 よしだ教頭「今日の授業も、一つのシャキーンではあったと思いますしね」 とーやま校長「そういうヤツはいっぱいいたと思う。63歳の矢沢先生が、これだけみんなに言葉を届けてくれて…しかも、その63歳の矢沢先生が、こうやってまだやってるんだよ。俺たち、負けてられないよ!やろう!やってやんぞ!!!!」 矢沢先生が来てくれたことによって、SCHOOL OF LOCK!の夏がやっと終わりました。 これから来る秋も冬も…何でもかかってこい!!やってやんぞ!!!! 矢沢永吉先生!本当にありがとうございました!!!!! |
![]() 22:06 DADA / RADWIMPS 22:27 火葬曲 / No.D 上野悠仁 feat.初音ミク 22:39 BUDDY / 矢沢永吉 22:48 夢がひとつ / 矢沢永吉 23:20 どんな未来にも愛はある / flumpool 23:34 サンキュー My Lady / 矢沢永吉 23:44 LAST SONG / 矢沢永吉 23:51 夏の終り / 矢沢永吉 |
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