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新しい学校やクラスになって1ヶ月。 友だちや好きな人ができたヤツもいるみたいだね。まだまだ緊張してたり、環境に慣れないヤツも多いはず…。 ゴールデンウィーク明け、今日のみんなはどうだった?そんな君の話を聴かせてほしい。 今夜の授業テーマは… 『掲示板逆電』 今、君が思っていること、考えていること、悩んでることや誰にも言えないこと。 どんなことでも自由に、学校掲示板に書き込んでね。 うまくまとめなくてもいいので、思ってることを教えてほしい。 他の人に見られなくない場合は、校長・教頭へのメールでもOKです。 今夜も、いっしょに話をしよう。 |
ゴールデンウィーク終了!!!!! そして、『閃光ライオット2012』のデモテープの受付も終了ーー!!!! だけど…今年も「あと3日待ってくれぇぇぇえええ!!!!」という生徒の声が聴こえてきたような…(笑) とーやま校長「しょうがないな! じゃあ、どうしても送りたいってヤツは…今週末まで待ってやる!!」 「遅れます…(汗)」ってヤツは、メールでも何でもいいから「何日までに送ります!」と1回連絡をくれ!! でも、急いで送ってくるんだぞ! |
さあ! 今夜のSCHOOL OF LOCK! は、我が校のスタンダード授業『掲示板逆電』をお届け! 新しい学校やクラスになって1ヶ月。 ゴールデンウィークも明けて、久しぶりに行った学校はどうだったかな…? 生徒の君のことを、何でもいいので教えて下さい。 書きづらいことがあったら、メールで送ってくれてもOKです!! |
まずは、とーやま校長が話したいという、この生徒に電話を繋ぎます。 RN 桜星 愛媛県 16歳 女 "今、ツライです" と、メールを送ってきてくれた、RN 桜星。 元母から電話がかかってきてゾッとしたり、祖母ともあまり上手くいかず、死ねるものなら今すぐにでも死にたい。でも、死ねない。人に迷惑はかけたくない…とのことでした。 とーやま校長「送ってくれたメールに "元母" って書いてるけど、今 離婚されてるということ…?」 桜星「はい。裁判にまでもつれこんじゃったんですけど、長いことかかってやっと去年の12月に離婚できました」 とーやま校長「離婚して、今はお父さんと暮らしてるの?」 桜星「父と祖母と私の3人暮らしです」 とーやま校長「その元お母さんから、ゴールデンウィークに連絡が来たみたいだけど、12月から連絡は度々来てたの?」 桜星「はい。私からはかけたくなくて、かけてなかったんですけど、向こうからは1週間に1回くらいはかかって来てました。祖母や父への不満とかをよく言われて…」 とーやま校長「そういうことをずっと言われてきてたんだ…。親が離婚するとき、桜星はどういう気持ちだった…?」 桜星「4年生くらいから、ずっと離婚してほしいと思ってました。2歳のときから、お父さんとお母さんが別々に住んでて、そのときから離婚するって言ってたみたいなんですけど、親権の問題で私が15歳になるまでは待たなきゃいけなかったので、15歳まで待ってました。あれだけ考え方も違うし、お互いに対して愛が全くないってわかってたので、それならきっぱり別れてほしいと思ってました」 とーやま校長「そうか…。それで、今は楽しくなくて、死にたいと思うこともあるのか…?」 桜星「はい…」 |
とーやま校長「それは、いつぐらいから思い始めてたの?」 桜星「小6のときくらいからです」 よしだ教頭「それは、両親の仲が悪いからってこと?」 桜星「それもあったんですけど、小6のときに大好きな先輩の友達がいて、ちょっとしたことでケンカになって、 "大嫌い" とか "キモい" とか言われて、それがすごく傷ついたんです。その子のことはすごく好きだったのに、人に嫌な想いをさせるような自分だったら嫌だなと思って…。過去にも人間関係が上手くいかなかったときがあったので、過去の自分も今の自分も嫌になって、もう死にたいなって思うようになりました」 とーやま校長「でも…メールで "でも、死ねないんです。人に迷惑はかけたくありません" って書いてくれてるじゃん?この "人" っていうのは、例えば誰のことなんだろう…?」 桜星「父です。父さんは小さいときから可愛がってくれて、離婚のときも裁判になって大変だったと思うんですけど、私のこともちゃんと考えながら判断をしてくれたので、こんなにいっぱい心配をかけて世話をしてもらったのに死んでしまったら、やっぱり親が自分を責めるかなと思って…それで、できないです」 とーやま校長「うん。お父さんのことは、好き?」 桜星「はい」 とーやま校長「お父さんも、絶対お前のことが好きだよ」 桜星「…はい」 とーやま校長「だから…まず、死んだらダメ。お父さんのためにも、絶対死んだらダメ。これは言わせてもらう」 よしだ教頭「あと、自分のためにもね。親の仲が悪いという中で、人に嫌なことを言われたり、 "人を嫌な気持ちにさせた" って自分を責めたこともあって、自分を嫌いになったかもしれないけど、結構多くの人は過去の自分を嫌いだし、結構多くの人は今の自分も嫌いだと思うんです。だから、そこに関して問題ないというのはおかしいですけど、そこで死ぬことを選ぶのは間違ってる。 僕も過去の自分は本当に嫌いで、写真も見たくない。だからと言って、今の自分好きかといったらそうでもないし…。 "自分を責める・責めない" は桜星の自由だし、 "死のうと思う" ことまでも自由だと思います。だけど、 "死ぬ" のは絶対ダメ。 33年間生きてきて、 "この世は面白い" と思うことはいっぱいあった。それ以上に、退屈でクソみたいな日も多かったけどね」 とーやま校長「桜星には、好きなアーティストがいて、ライブに行くことも決まってるんだろ?」 桜星「はい」 とーやま校長「ライブを見ることができて、浴びることができて、そこにはいっぱいの仲間がいて、一緒にその時間を共有できるなんて…めっちゃ楽しくない? その1日のためだけに生きてもいいと思う」 |
ここで、RN 桜星からこんな質問が…。 桜星「校長と教頭も色々ツライ想いをしてきたがあると思うんですけど、そういうのが大人になったらいい経験になってくるっていうじゃないですか。大人になったときに、本当にその経験をいい経験だと思えるように、今できることって何ですか?」 とーやま校長「そうだね…。俺は、小学校くらいまではそんなにツライことなく生きてきたんだけど、中学くらいのときに、自分の中で結構なダメージがあって、 "本当にツライってこういうことか" と思った。そのときは、逃げたくなったし、全部捨てたくなったし、ずっとふて腐れてたけど、そんなときにたまたまテレビを観て、 "違う。やらないとダメだ" と思ったんだよ。 "これ以上自分を嫌いになりたくない" と思って、やりたいことも見つかって、やり始めたんだけど…。 今32歳になって思うことは、楽しいことや嬉しいことはあるけど、ツライことのほうが圧倒的に多い。でも、その全部が自分のことを作ってくれてるんだなって。今日会った人、仲の良い人、めっちゃ嫌いな人…そういう人も全部自分を作ってる要因。楽しい人とはそのまま楽しくいけばいいし、嫌だなって人に対しても、そんなことを言うような人にはなりたくないなって思ったり…。目の前に起こってる全部の現象が、全部自分なんだなって思ってるんだ。だから、桜星と今喋ってるのも、自分。 桜星の歳の頃にはできなかったけど…周りのことを1回全部体の中に入れる、ということをできたらいいなって思う。難しいかもしれないんだけどね」 よしだ教頭「僕が、未来のために今できると思うことは…ただただ生きることです。 本当に桜星の今のツラさの1%も僕は理解できてないかもしれないですけど、いつか "たくましくなれてる" "優しくなれてる" って思うときが絶対に来て、いつか過去を笑えるようになると思います」 とーやま校長「たぶん、桜星が気づいていないだけで、すごく強くなるし、すごく優しくなってるよ」 |
掲示板には、RN 桜星への沢山のメッセージが書かれています。 桜星「やっぱりみんなも死にたいと思ってたという人が沢山いて、それでもみんなはずっとこうやって生き続けてるんだから、本当に強い人たちばかりだと思ったし、尊敬できる人たちばかりだなと思いました」 とーやま校長「掲示板にそういう生徒たちは沢山いたよね。でも、お前だってよっぽど強いからな」 桜星「いや…でも、私はまだまだ弱いので…」 とーやま校長「そんなことない。強いよ。もっと自分を褒めていい」 桜星「ありがとうございます…!」 とーやま校長「今の状況はこんなに大変で、しかもそれが長い時間ずっと続いてるのに、そんな中、お前はこうして頑張って生きてるじゃんか。俺たちにもその状況を教えてくれて…すごいよ」 よしだ教頭「うん。長い間、ツラかったね…」 桜星「はい…。あの…とーやま校長、よしだ教頭、私の質問に丁寧に答えてくださって、ありがとうございました…!」 とーやま校長「お前はどこまでできた人間なんだ…!!(笑)」 桜星「違います…(汗) 生徒のかたもものすごく長くメッセージを書いてくださったり…本当に励まされて、これからずっと忘れないでおこうと思います」 とーやま校長「俺もお前のことを忘れないよ。お前はずっと俺の生徒!」 桜星「ありがとうございます」 とーやま校長「あと、 "生きる意味なんてあるのでしょうか" ってメールに書いてあったけど、掲示板を見てもわかる通り、桜星に勇気をもらってるヤツはいっぱいいるからね。生きる意味なんて、あるに決まってるよ!」 桜星「はい」 とーやま校長「よし! 大丈夫だ。お前は大丈夫!桜星、また話そう。ライブ楽しんでこいよ!」 桜星「はい…!」 |
とーやま校長「本当に優しい子だな…」 よしだ教頭「ただただいい子だなっていうのが伝わってきましたね」 とーやま校長「だからこそ、何でこんなツライ状況ならなきゃいけないのかなって気持ちもあるしね」 よしだ教頭「腹立たしいですね。何でこういう10代の女の子が傷つかなきゃいけないのかなっていうことが…ただただ悔しいですね。意味がわからない」 とーやま校長「桜星は、こんな目に遭わなくていいのにな…。そんな中でも必死に踏ん張って、明日からも生きていこうよ」 よしだ教頭「桜星は大丈夫です」 さて、本日も黒板の時間となってしまいました。 |
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ちょっと死にたいなと思ってるヤツら、いるだろ? そんなヤツらに向けて、黒板を書きました。 死ぬのは最期の死ぬ瞬間まで取っておけ!! |
とーやま校長「死ぬ勇気があるなら、死ぬほど生きたらいいんだよ。死ぬほど生きてみたら、めっちゃ無敵だから!楽しいことがいっぱいわかるし、色んなものを感じられる。そのほうが絶対楽しい! だから、死ぬとか言うな」 よしだ教頭「あと…一言だけいいですか? SCHOOL OF LOCK! を聴いてる大人がいたら…子供を傷つけるんじゃねえ!!!!」 とーやま校長「うん。聴いてますか…? あなたと血の繋がっている子供ですよ?そんな悲しいことはやめましょう」 今すごくツライ想いをしている生徒にも、誰かにツライ想いをさせてしまっているという生徒にも、沢山の大人のかたにも、届いてくれることを願っています。それでは、また明日。 |
本日の逆電リスナー ★RN 桜星 愛媛県 16歳 女 |
![]() 22:06 トイパトリオット / 米津玄師 22:13 サンプル / サカナクション 22:26 笑ってたいんだ / いきものがかり 23:13 エンドレス / サカナクション 23:20 エンドレス(デモ音源) / サカナクション 23:37 白昼の夢 / SEKAI NO OWARI 23:48 しろくま / SISTER JET 23:53 ありあまる富 / 椎名林檎 |
本日のFAX![]() RN ろすとちきん(仮) ![]() RN ろすとちきん(仮) ![]() RN ろすとちきん(仮) ![]() RN ゆべしっくす ![]() RN もるちょふ ![]() RN コナ ![]() RN 蝸牛 岡山県 ![]() RN カッパちゃん 静岡県 ![]() RN ラジオネーム教えてね ![]() RN 小悪魔ラスカル ![]() RN アーリィ ![]() RN コナ ![]() RN いちご大福 兵庫県 ![]() RN G-がーる ![]() RN たちつた 福岡県 |
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