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この学校の教室、それが学校掲示板。 今日あったことや、みんなに話したいこと、最近思っていることや、周りに相談できないこと、誰にも話せないこと…どんなことでも自由に書き込んでください。君のことを、教えてください。 みんなに見られるのはちょっと…っていうときはメールでもメッセージを送れます。 |
やしろ教頭「よろしく!」 とーやま校長「みおん、いつもありがとう!今日のSCHOOL OF LOCK! があるのは、みおんのおかげ。お前がいるから、俺たちはここにいる。この声を聴いてくれるお前がいて初めて、俺たちはここに存在することができる!」 SCHOOL OF LOCK!、本日も開校です。 今夜も一緒に叫ぼう! |
掲示板には、こんな書き込みもありました!
とーやま校長「ルイ14世が教頭に似てるかどうかは置いといて(笑)、羅意亜那とisaraは、埼玉県の16歳でしょ? もしかして、同じクラスで同じ休み時間に書き込んだんだろうな…!」 やしろ教頭「そういうことで盛り上がってくれるのは嬉しいんだけど・・・似てないから!!(笑)」 |
学校掲示板は、君たちにとってのもう一つの『教室』。 そしてSCHOOL OF LOCK!は、目に見えない学校です。 夜になれば、電波の中で空に浮かび上がる、君の学校です。 どんなふうに通うか、どんなふうに使うか、どんな風に聴くかは、生徒であるみんなの自由。 いつでもここにいて、みんなを見てます。 何ができるのかはわからないけど、できるだけ沢山話したい。 今夜もいつも通り、学校掲示板に書き込んでくれ! 今思ってること、今日あったこと、家族のこと、友達のこと、彼氏や彼女のこと…何でもいい。 他の生徒に見られるのはちょっと…っていう生徒は、メールでも待ってます。 |
さて、書き込みを1つ紹介します。
とーやま校長「ちょっと、ツライか…?」 のりお君「そうですね…」 やしろ教頭「学校はいつ辞めたの?」 のりお君「去年の7月に辞めました」 やしろ教頭「じゃあ、辞めて半年ちょいぐらいか…」 とーやま校長「全然言いたくなかったら大丈夫なんだけど、どうして辞めちゃったのかな?」 のりお君「最初は普通に入ったんですけど、クラスに馴染めなかったっていうのもあって、ストレスで病気を患いまして…。そこから治すのに時間がかかって、結果的に留年って形になりました。その後、親とかと話したら "転校はいつでもできるから、1年生をもう1回やろう" って決めたんですけど、やっぱり無理で…」 とーやま校長「周りもみんな1個下だしな」 のりお君「それで、9月から通信のほうに行きました」 やしろ教頭「そうか…。過去にも結構書き込んでくれてるよね」 のりお君「暇なので…。話す人もいなくて」 とーやま校長「12月の書き込みで、 "自分が生まれてきた意味がわからない。助けてください" ってあるけど…この書き込みの後、のりお君の中で変わった事はあった…?」 のりお君「特にないんですけど、ポジティブなこととネガティブなことをずっと頭の中で考えちゃうというか…」 やしろ教頭「んー…暇はツライな…。のりお君的には、どの時期が一番ツラかったの?」 のりお君「どこもツラかったんですけど…まずは、学校に入って、2学期くらいですかね。2学期から早退とかが多くなっちゃって、親にも "学校に行きたくない" って言ったら、 "ダメだ、甘ったれんな" と。それで、体調が限界に達したときに、親に "医者に連れて行ってくれ" って言ったけどダメで、自力で学校に行って、保健室の先生に相談したら、保健室の先生から親に電話してくれて、やっと親が理解してくれたんです」 |
とーやま校長「ポジティブとネガティブがずっとぐるぐる回ってるって言ってたじゃん? ポジティブなことって、どういうことかな?」 のりお君「何か…楽しいことですね。自分が大人になったときに、楽しくしてることを考えると、ちょっと楽しくなります」 やしろ教頭「大人のときにやってる楽しそうなことって何?」 のりお君「何ですかねぇ…。例えば、彼女とデートしたり…」 やしろ教頭「今、彼女はいるの?」 のりお君「いないっス。人と全然関わってないんで」 とーやま校長「そうか…。いつも、1日どうやって過ごしてるの?」 のりお君「朝7時に起きて、ご飯食べて、犬の散歩に行って、帰ってきて、ボーっとして…ボーっとして…テレビ観て、近所の犬のところに遊びに行く。…そんな感じです」 やしろ教頭「夜は?」 のりお君「夜は…ボーっとしてます」 やしろ教頭「ラジオ聴いたり、音楽聴いたり?」 のりお君「そうですね。音楽、結構聴きます」 やしろ教頭「だって、閃光ライオットに応募してくれたこともあるんだよね?で、2次スタジオ審査まで来てるんだよね?」 のりお君「そうですね、バンドで」 やしろ教頭「それ、割とすごいよ?」 とーやま校長「そのバンドは今もやってるの?」 のりお君「辞めちゃいました」 やしろ教頭「バンドでは何をやってたの?」 のりお君「ベースやってたんですけど、今はやってないです」 とーやま校長「何でやらなくなったの?」 のりお君「…飽きた」 やしろ教頭「真っすぐ!(笑) わかるわ〜」 とーやま校長「今、一番怖いことは何だろう?」 のりお君「怖いことは、自分の将来を考えることですかね…。今のところ大した学歴もないので、そういうことを考えると気持ち悪くなっちゃいますね」 とーやま校長「そういうことを考えちゃうんだ?」 のりお君「考えちゃいます。特に朝がキツイですね。朝起きたら、 "あぁ…次の日が来ちゃったな…" って」 やしろ教頭「 "また1日経っちゃうわ…" って?」 のりお君「はい。そうなったら、この先どうしようかな…って」 やしろ教頭「それはちょっとシンドイな…」 |
ここで掲示板をチェックしてみると、自分自身が思ったことや、のりお君へのメッセージなど、沢山の書き込みがありました。 とーやま校長「結構色んな生徒が掲示板に書き込んでくれてるよ」
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とーやま校長「のりお君、家にいて寂しい時はある?」 のりお君「まあ、ありますね」 とーやま校長「寂しい時はどうしてる?」 のりお君「近所の犬のところに行ってハシャいだり…」 やしろ教頭「大分親友だな(笑)」 とーやま校長「家族とはどんな話をしてる?」 のりお君「普通に…特にテーマはないんですけど」 とーやま校長「みんなが掲示板に色々書き込んでくれたけど、どうだろう?今、何か思ったことはある?」 のりお君「過去の書き込みとか見ると、自分と似たような感じで学校辞めてる人も多いので、やっぱり自分と同じようにみんなも苦しいのかなって。悩んでるのは自分だけじゃないんだなって思っちゃったりしてましたね」 やしろ教頭「思っちゃってもいいと思うよ」 |
バイトで、知り合いの農業を手伝ったりもしているが、家でボーっとする時間も多い…というのりお君。 とーやま校長「のりお君の書き込みも改めて読んだりしたけど、今、やっぱり何もない毎日じゃない?本当によくわからないまま毎日を過ごしてるじゃない?」 のりお君「んー…、はい」 とーやま校長「俺は今、32歳で少なからず何かを持ってたりするんだけど、でも今、のりお君は何もない状態だから、沢山動けるって思ったんだよな。色んなところに動ける。農業のバイトしてる時と、家でずっとどうしようって思ってる時、どっちがシンドい?」 のりお君「家にいる時ですね」 とーやま校長「そうだよね。やっぱり何かしてる時って、あまりシンドいと思わないでしょ?」 のりお君「そうですね」 とーやま校長「のりお君は、何でも、どこにでも行ける状態だと思うの。今、自由な身じゃん。色んな所にもっと行くことが出来るわけだし、行った先で良いものがあったら持ってきて、違うと思ったら捨てて…。そういうことが一番出来るなって思ったの。ぶつかってみてさ、痛い時もあるよ。でもぶつかった時の摩擦で、熱いって思ったりするじゃん。でもそこで熱いと思えたほうが良いと思う。ジーッとしてたら、寒くない?」 のりお君「そうですね。これだけ暇なんで、何でもいいから刺激を求めちゃって…」 とーやま校長「でしょ? 何でも出来るんだよ、のりお君は。些細なことでも、思ったこと色々やってみない…?」 のりお君「色々…」 とーやま校長「うん。何でもいいから手当たり次第やってみて、楽しかったらそのままいけばいいし、ダメならやめてもいいし。やってみようかなって思うこと、あったりする?」 のりお君「いや…、そんなにないですね」 やしろ教頭「やりたいこと、ないでしょ?」 のりお君「ないですね」 やしろ教頭「ない時はない。やりたいことある人のほうが良いとか、カッコイイとか思わないし、なくて全然良い。ただそれでも、1日2日、半年とか時は流れるじゃない?でも学校行ってるヤツや、やりたいことあるヤツは、やることやってる半年間じゃん」 のりお君「はい」 やしろ教頭「今、色んなことが出来るじゃん。で、彼女もいつか欲しいじゃん。…例えば3〜5年後、好きな子が出来た時、学校行ってたヤツに、経験してきたことで勝てばいいわけじゃん。 だからいっぱい色んな事をした方が良いと思うし、 "やりたいことないから、やってみよう" で良いと思うの。 "今日はこの本を読んでみる" とか、 "昔から持ってるCDを歌詞見て聴いてみよう" とか。 "やりたい事" なんて、そのうち勝手にたまっていくから。 "ちょっとこれやってみよう" っていう経験を沢山したら、学校行ってるヤツより経験してるし超強いよ。ラッキーだ」 のりお君「そう…なんですよね」 |
やしろ教頭「この時間、上手く使ったら強いよ!」 とーやま校長「詰め込める分だけ持ってて、自分で選べて…。それが全部お前の武器になるんだからね」 やしろ教頭「うん。何もしてないって言うと、他の人からは楽で良いなって言われると思うけど、全く楽なことはないじゃん」 のりお君「はい。最初の頃は自由だと思ってたけど、それが続くと、学校行かなきゃダメなんだなって考えちゃいますね」 やしろ教頭「だから、絶対何かしてたほうが楽だよね」 のりお君「そうですね。そっちのほうが気が紛れるので…」 とーやま校長「経験も得ることが出来るしな。今やってることに、もう少し力入れてやってみようとか」 やしろ教頭「やっぱり楽しい人生にしたいから、不安だしイライラしてるじゃん」 のりお君「そうですね」 やしろ教頭「このまま何もしなくても、なんと神様は悲しい事を用意してくれる。でも楽しい事は用意してくれてない。何もしなかったら悲しい事しか起きないけど、楽しいことを用意してくれてない分、無限に作れるからね。作ったもん勝ちだから。今は自分のことしか考えられないかもしれないけど、いつか、好きな人のことを楽しませるわけでしょ? なら、今は自分のことを楽しませないとダメだよ」 のりお君「はい。今は…取り合えず暇つぶしとしてギターやってるんですよ」 やしろ教頭「ベースやめてギターか(笑)」 のりお君「はい(笑) やってると気が紛れたりしますね」 とーやま校長「それでいいよ。のりお君は本も読んでるし、映画も好きだし。少しずつでいいよ。何か増やしていったらいいと思うな。別に焦る必要はないからね」 のりお君「はい」 そろそろ授業終了の時間…とーやま校長が、黒板に書いた言葉は… |
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やりたい事、自分が言いたい事、思ってる事。 色々探していくうちに、絶対に出てくるはずだから。 男だろ? 丈夫な体もあるだろ? ちょっとやそっとのことで、大怪我とか負ったりしない。 何だっていい。失敗したっていいよ。 ぶつかってこい! |
とーやま校長「お前は自由だから。何でも出来るぞ。ぶつかってこい!それでダメなら、俺達とまた話そう。ここにいるから」 のりお君「はい。わかりました」 やしろ教頭「今、聴いている人の中にも、毎日がつまらんと思ってる人もいると思うけど、子供の時はつまらなかったら遊びを考えたり…怒られるまで遊んだりもするわけで。 10代半ばや後半になってくると、ジッとすることを覚えてたりするけど、いくらでも遊びを考えられるし、ずっと遊んでていいよ」 とーやま校長「やってわかったこと、沢山ある。やらないとわからないんだ」 SCHOOL OF LOCK! 本日の授業はここまで。 また明日、ここで会いましょう! |
本日の逆電リスナー ★RN のりお君 群馬県 17歳 男 |
22:04 Peace(Live Version) / andymori 22:12 My Generation / YUI 22:27 sharp # / ねごと 23:14 チョコレイト・ディスコ / Perfume 23:22 微かなカオリ / Perfume 23:50 beautiful glider / BUMP OF CHICKEN 23:53 ワンダフルワールド / KUDANZ |
本日のFAX RN なっそん 秋田県 RN AliceXDoll |
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