2月9日  掲示板逆電

この学校の教室、それが学校掲示板。

今日あったことや、みんなに話したいこと、最近思っていることや、周りに相談できないこと、誰にも話せないこと…どんなことでも自由に書き込んでください。君のことを、教えてください。

みんなに見られるのはちょっと…っていうときはメールでもメッセージを送れます。

SCHOOL OF LOCK!


今日は…
2年前の今日、私はSOLに出会いました。校長や教頭、他の職員、そして生徒のみんなに出会いました。面白い時は皆で笑ったり辛い時は皆で涙流したり励ましたりするSOLは、いつのまにか私にとっての第2の学校のようになっていました。本当に出会えて良かったな。これからもいっぱい元気をもらって、私からも元気をあげられたらいいな。2年間ありがとう、そしてこれからもよろしく。

みおん。
女/16/千葉県
2012/02/08 17:48


やしろ教頭「よろしく!」

とーやま校長「みおん、いつもありがとう!今日のSCHOOL OF LOCK! があるのは、みおんのおかげ。お前がいるから、俺たちはここにいる。この声を聴いてくれるお前がいて初めて、俺たちはここに存在することができる!」

SCHOOL OF LOCK!、本日も開校です。
今夜も一緒に叫ぼう!

SCHOOL OF LOCK!
掲示板には、こんな書き込みもありました!


世界史の授業…
5時間目の授業で 教頭のそっくりさんに 会いました。 名前は【ルイ14世】です!! そっくりすぎて 笑ってしまった汗 そして…どぅふってしまった

羅意亜那
女/16/埼玉県
2012/02/09 14:20



今日の授業
世界史でルイ14世が出てきたんですけど、それが教頭にめちゃくちゃ似ててびっくりしました(笑)教頭の祖先だったりして…www

isara
女/16/埼玉県
2012/02/09 14:20


とーやま校長「ルイ14世が教頭に似てるかどうかは置いといて(笑)、羅意亜那とisaraは、埼玉県の16歳でしょ? もしかして、同じクラスで同じ休み時間に書き込んだんだろうな…!」

やしろ教頭「そういうことで盛り上がってくれるのは嬉しいんだけど・・・似てないから!!(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
学校掲示板は、君たちにとってのもう一つの『教室』。

そしてSCHOOL OF LOCK!は、目に見えない学校です。
夜になれば、電波の中で空に浮かび上がる、君の学校です。

どんなふうに通うか、どんなふうに使うか、どんな風に聴くかは、生徒であるみんなの自由。
いつでもここにいて、みんなを見てます。
何ができるのかはわからないけど、できるだけ沢山話したい。

今夜もいつも通り、学校掲示板に書き込んでくれ!
今思ってること、今日あったこと、家族のこと、友達のこと、彼氏や彼女のこと…何でもいい。

他の生徒に見られるのはちょっと…っていう生徒は、メールでも待ってます。

SCHOOL OF LOCK!
さて、書き込みを1つ紹介します。


毎日辛い…。
毎日辛すぎる…。学校辞めてからやる事が無くなって(本などは時々読んでいますが)この先の事を考えるだけで吐き気がしてくる。本当にこれからどうすれば良いの?

のりお君
男/17/群馬県
2012/02/08 17:58


とーやま校長「ちょっと、ツライか…?」

のりお君「そうですね…」

やしろ教頭「学校はいつ辞めたの?」

のりお君「去年の7月に辞めました」

やしろ教頭「じゃあ、辞めて半年ちょいぐらいか…」

とーやま校長「全然言いたくなかったら大丈夫なんだけど、どうして辞めちゃったのかな?」

のりお君「最初は普通に入ったんですけど、クラスに馴染めなかったっていうのもあって、ストレスで病気を患いまして…。そこから治すのに時間がかかって、結果的に留年って形になりました。その後、親とかと話したら "転校はいつでもできるから、1年生をもう1回やろう" って決めたんですけど、やっぱり無理で…」

とーやま校長「周りもみんな1個下だしな」

のりお君「それで、9月から通信のほうに行きました」

やしろ教頭「そうか…。過去にも結構書き込んでくれてるよね」

のりお君「暇なので…。話す人もいなくて」

とーやま校長「12月の書き込みで、 "自分が生まれてきた意味がわからない。助けてください" ってあるけど…この書き込みの後、のりお君の中で変わった事はあった…?」

のりお君「特にないんですけど、ポジティブなこととネガティブなことをずっと頭の中で考えちゃうというか…」

やしろ教頭「んー…暇はツライな…。のりお君的には、どの時期が一番ツラかったの?」

のりお君「どこもツラかったんですけど…まずは、学校に入って、2学期くらいですかね。2学期から早退とかが多くなっちゃって、親にも "学校に行きたくない" って言ったら、 "ダメだ、甘ったれんな" と。それで、体調が限界に達したときに、親に "医者に連れて行ってくれ" って言ったけどダメで、自力で学校に行って、保健室の先生に相談したら、保健室の先生から親に電話してくれて、やっと親が理解してくれたんです」

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「ポジティブとネガティブがずっとぐるぐる回ってるって言ってたじゃん? ポジティブなことって、どういうことかな?」

のりお君「何か…楽しいことですね。自分が大人になったときに、楽しくしてることを考えると、ちょっと楽しくなります」

やしろ教頭「大人のときにやってる楽しそうなことって何?」

のりお君「何ですかねぇ…。例えば、彼女とデートしたり…」

やしろ教頭「今、彼女はいるの?」

のりお君「いないっス。人と全然関わってないんで」

とーやま校長「そうか…。いつも、1日どうやって過ごしてるの?」

のりお君「朝7時に起きて、ご飯食べて、犬の散歩に行って、帰ってきて、ボーっとして…ボーっとして…テレビ観て、近所の犬のところに遊びに行く。…そんな感じです」

やしろ教頭「夜は?」

のりお君「夜は…ボーっとしてます」

やしろ教頭「ラジオ聴いたり、音楽聴いたり?」

のりお君「そうですね。音楽、結構聴きます」

やしろ教頭「だって、閃光ライオットに応募してくれたこともあるんだよね?で、2次スタジオ審査まで来てるんだよね?」

のりお君「そうですね、バンドで」

やしろ教頭「それ、割とすごいよ?」

とーやま校長「そのバンドは今もやってるの?」

のりお君「辞めちゃいました」

やしろ教頭「バンドでは何をやってたの?」

のりお君「ベースやってたんですけど、今はやってないです」

とーやま校長「何でやらなくなったの?」

のりお君「…飽きた」

やしろ教頭「真っすぐ!(笑) わかるわ〜」

とーやま校長「今、一番怖いことは何だろう?」

のりお君「怖いことは、自分の将来を考えることですかね…。今のところ大した学歴もないので、そういうことを考えると気持ち悪くなっちゃいますね」

とーやま校長「そういうことを考えちゃうんだ?」

のりお君「考えちゃいます。特に朝がキツイですね。朝起きたら、 "あぁ…次の日が来ちゃったな…" って」

やしろ教頭「 "また1日経っちゃうわ…" って?」

のりお君「はい。そうなったら、この先どうしようかな…って」

やしろ教頭「それはちょっとシンドイな…」

SCHOOL OF LOCK!
ここで掲示板をチェックしてみると、自分自身が思ったことや、のりお君へのメッセージなど、沢山の書き込みがありました。

とーやま校長「結構色んな生徒が掲示板に書き込んでくれてるよ」


辛いよな
僕もそういう病気になりました。僕も本当に辛くて毎日が大変だったけど僕はある日ギターを教えてくれる先生と出会って本当に救われました、ギダーが生きがいになって本当に救われました。何気なくあるものがすごく幸せだったり楽しかったりします。応援してます。

ペガサスとしき
男/17/東京都
2012/02/09 23:04



のりおちゃん へ
俺も学校辞めたよ。 最初はドン底だったけど、少しずつ色々できること 増やすように心がけた!!旅にも出た!!本当に色々やってみた!! その経験が今活きてる!! でも のりおちゃんの声聞いてると、明るいよね。 なんか未来のこと ちゃんと考えられてるし。 俺なんて 今生きるので精一杯だった時 あったよww なんか のりおちゃんなら時期が経てば リア充 なってそうだね 頑張れ\(^^)/

哀愁戦隊気持ちブルー
男/18/山形県
2012/02/09 22:45


SCHOOL OF LOCK!


話してみたい
俺は今家にこもってばっかりで悩んでばっかりで… 別に家にいることが楽しくないわけでもないんですけど、俺は寂しいんですよね… のりお君は家にいて寂しいって思ったことはあるんですか? もしそう思うときはどうしているんですか? もし教えてもらえたら嬉しいです。

トモちゃんマン
男/16/静岡県
2012/02/09 23:20


とーやま校長「のりお君、家にいて寂しい時はある?」

のりお君「まあ、ありますね」

とーやま校長「寂しい時はどうしてる?」

のりお君「近所の犬のところに行ってハシャいだり…」

やしろ教頭「大分親友だな(笑)」

とーやま校長「家族とはどんな話をしてる?」

のりお君「普通に…特にテーマはないんですけど」

とーやま校長「みんなが掲示板に色々書き込んでくれたけど、どうだろう?今、何か思ったことはある?」

のりお君「過去の書き込みとか見ると、自分と似たような感じで学校辞めてる人も多いので、やっぱり自分と同じようにみんなも苦しいのかなって。悩んでるのは自分だけじゃないんだなって思っちゃったりしてましたね」

やしろ教頭「思っちゃってもいいと思うよ」

SCHOOL OF LOCK!
バイトで、知り合いの農業を手伝ったりもしているが、家でボーっとする時間も多い…というのりお君。

とーやま校長「のりお君の書き込みも改めて読んだりしたけど、今、やっぱり何もない毎日じゃない?本当によくわからないまま毎日を過ごしてるじゃない?」

のりお君「んー…、はい」

とーやま校長「俺は今、32歳で少なからず何かを持ってたりするんだけど、でも今、のりお君は何もない状態だから、沢山動けるって思ったんだよな。色んなところに動ける。農業のバイトしてる時と、家でずっとどうしようって思ってる時、どっちがシンドい?」

のりお君「家にいる時ですね」

とーやま校長「そうだよね。やっぱり何かしてる時って、あまりシンドいと思わないでしょ?」

のりお君「そうですね」

とーやま校長「のりお君は、何でも、どこにでも行ける状態だと思うの。今、自由な身じゃん。色んな所にもっと行くことが出来るわけだし、行った先で良いものがあったら持ってきて、違うと思ったら捨てて…。そういうことが一番出来るなって思ったの。ぶつかってみてさ、痛い時もあるよ。でもぶつかった時の摩擦で、熱いって思ったりするじゃん。でもそこで熱いと思えたほうが良いと思う。ジーッとしてたら、寒くない?」

のりお君「そうですね。これだけ暇なんで、何でもいいから刺激を求めちゃって…」

とーやま校長「でしょ? 何でも出来るんだよ、のりお君は。些細なことでも、思ったこと色々やってみない…?」

のりお君「色々…」

とーやま校長「うん。何でもいいから手当たり次第やってみて、楽しかったらそのままいけばいいし、ダメならやめてもいいし。やってみようかなって思うこと、あったりする?」

のりお君「いや…、そんなにないですね」

やしろ教頭「やりたいこと、ないでしょ?」

のりお君「ないですね」

やしろ教頭「ない時はない。やりたいことある人のほうが良いとか、カッコイイとか思わないし、なくて全然良い。ただそれでも、1日2日、半年とか時は流れるじゃない?でも学校行ってるヤツや、やりたいことあるヤツは、やることやってる半年間じゃん」

のりお君「はい」

やしろ教頭「今、色んなことが出来るじゃん。で、彼女もいつか欲しいじゃん。…例えば3〜5年後、好きな子が出来た時、学校行ってたヤツに、経験してきたことで勝てばいいわけじゃん。
だからいっぱい色んな事をした方が良いと思うし、 "やりたいことないから、やってみよう" で良いと思うの。 "今日はこの本を読んでみる" とか、 "昔から持ってるCDを歌詞見て聴いてみよう" とか。
"やりたい事" なんて、そのうち勝手にたまっていくから。 "ちょっとこれやってみよう" っていう経験を沢山したら、学校行ってるヤツより経験してるし超強いよ。ラッキーだ」

のりお君「そう…なんですよね」

SCHOOL OF LOCK!
やしろ教頭「この時間、上手く使ったら強いよ!」

とーやま校長「詰め込める分だけ持ってて、自分で選べて…。それが全部お前の武器になるんだからね」

やしろ教頭「うん。何もしてないって言うと、他の人からは楽で良いなって言われると思うけど、全く楽なことはないじゃん」

のりお君「はい。最初の頃は自由だと思ってたけど、それが続くと、学校行かなきゃダメなんだなって考えちゃいますね」

やしろ教頭「だから、絶対何かしてたほうが楽だよね」

のりお君「そうですね。そっちのほうが気が紛れるので…」

とーやま校長「経験も得ることが出来るしな。今やってることに、もう少し力入れてやってみようとか」

やしろ教頭「やっぱり楽しい人生にしたいから、不安だしイライラしてるじゃん」

のりお君「そうですね」

やしろ教頭「このまま何もしなくても、なんと神様は悲しい事を用意してくれる。でも楽しい事は用意してくれてない。何もしなかったら悲しい事しか起きないけど、楽しいことを用意してくれてない分、無限に作れるからね。作ったもん勝ちだから。今は自分のことしか考えられないかもしれないけど、いつか、好きな人のことを楽しませるわけでしょ? なら、今は自分のことを楽しませないとダメだよ」

のりお君「はい。今は…取り合えず暇つぶしとしてギターやってるんですよ」

やしろ教頭「ベースやめてギターか(笑)」

のりお君「はい(笑) やってると気が紛れたりしますね」

とーやま校長「それでいいよ。のりお君は本も読んでるし、映画も好きだし。少しずつでいいよ。何か増やしていったらいいと思うな。別に焦る必要はないからね」

のりお君「はい」

そろそろ授業終了の時間…とーやま校長が、黒板に書いた言葉は…

本日のまとめ by とーやま校長
SCHOOL OF LOCK!
やりたい事、自分が言いたい事、思ってる事。
色々探していくうちに、絶対に出てくるはずだから。

男だろ?
丈夫な体もあるだろ?
ちょっとやそっとのことで、大怪我とか負ったりしない。

何だっていい。失敗したっていいよ。
ぶつかってこい!

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「お前は自由だから。何でも出来るぞ。ぶつかってこい!それでダメなら、俺達とまた話そう。ここにいるから」

のりお君「はい。わかりました」

やしろ教頭「今、聴いている人の中にも、毎日がつまらんと思ってる人もいると思うけど、子供の時はつまらなかったら遊びを考えたり…怒られるまで遊んだりもするわけで。
10代半ばや後半になってくると、ジッとすることを覚えてたりするけど、いくらでも遊びを考えられるし、ずっと遊んでていいよ」

とーやま校長「やってわかったこと、沢山ある。やらないとわからないんだ」

SCHOOL OF LOCK! 本日の授業はここまで。
また明日、ここで会いましょう!


本日の逆電リスナー
RN のりお君 群馬県 17歳 男

on air list
22:04 Peace(Live Version) / andymori
22:12 My Generation / YUI
22:27 sharp # / ねごと
23:14 チョコレイト・ディスコ / Perfume
23:22 微かなカオリ / Perfume
23:50 beautiful glider / BUMP OF CHICKEN
23:53 ワンダフルワールド / KUDANZ


本日のFAX
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RN なっそん 秋田県

写真
RN AliceXDoll


また話そう。

校長のとーやま
校長

教頭
遊べ!遊べ!!遊べ!!!

教頭のやしろ

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