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今日は、話そう。 まだ、クラスで誰ともまともに喋れていないヤツ。 意味の分からないイジメが始まっちゃったヤツ。 学校に行けなくなったヤツ。 友達や、親に話せないこと。 彼氏、彼女に話せないこと。 良かったら、俺たちと話さないか? そして、他の生徒の声に耳を傾けてみよう。 今、思ってること。 何でも書き込んでくれ。 そして書き込んだら、他の生徒が掲示板で叫んだ声に、耳を貸してやってほしい。 |
電話番号もメールアドレスも書かれてないメールが届きました。 RN フーミー 長崎県 18歳 男 はじめまして。 突然ですが、俺は少年院を出たばかりっす 来週からデイサービスという、 障がいを持った方のお世話をする仕事をします でも、できるか心配です 今までそういう仕事の経験はないし 俺なんかがそんな仕事をしていいのか?と思ってしまいます 今まで人に迷惑をかけてきました そんな俺が今更反省して人のために働くなんて 都合が良すぎないか?と感じます 校長教頭はどう思いますか? |
やしろ教頭「“都合が良すぎる"…、じゃあ自分のために働くの?それもいいと思うけど、そっちのほうが都合良くないか…?」 少年院だろうが、部活仲間のことだろうが、家族関係だろうが、過去を変えたり取り戻せたりできるヤツは、この世にひとりもいないよ。 『今さら』、じゃない、『今だから』、できるんです! とーやま校長「変えられるのは、未来だけだ! 自信持ってデイサービスの鬼になってこい!!!!」 SCHOOL OF LOCK! 本日も開校! |
新年度が始まってこれまで、みんなの学校での様子の話をしてきました。 とーやま校長「新しいクラスで、どうやって声をかける?とか、SCHOOL OF LOCK! を聴いてるヤツの探し方とか…スペーストラベラー!! とか! 楽しかったな、あの授業」 それでも、学校掲示板を見て知ってるよ。 まだクラスで誰ともまともにしゃべれてないヤツ。 意味の分かんないイジメが始まっちゃったヤツ。 学校に行けなくなったヤツ。 今日は話そう。 2時間の生放送授業で、できることは限られてる。 話せる人数も、限られてる。 だから、生徒みんなの力を借りたい。貸してほしい。 今思ってるコト、ツラいこと、キツいこと、何でも書き込んでくれ。 そして書き込んだら、他の生徒が掲示板で叫んだ声に、耳を貸してやってほしい。 |
いつも言ってるように、SCHOOL OF LOCK!は、電波の中に生まれた学校です。 そして生徒たちの教室は、ウェブサイトの中にある『学校掲示板』です。 教室には色んな生徒がいて当然で、好きなことを好きなように話して、騒いで、遊んでくれればいいと思うし、励ましたり、声掛け合ったりしてくれてるのもすごくうれしい。 でも今日はみんな、ちょっとだけ喋るのをやめて、こいつの話を聞いてくれ。 RN まこぴん 山形県 16歳 女 復活したのに…学校行けてたのに、また約一週間休んでしまった。 きっと、留年して1つ年上でいっつも気をはっていたのかな…。凄い疲れた。自分では気がつかなかったけど。 でも、そんなこと言ったら親から「甘えるなー!!!」って絶対言われる。だから、誰にも相談できない。 本当にどうしたらいいかわかんない。 |
とーやま校長「まこぴんは、1週間、学校に行ってないんだよな? どうした?」 まこぴん「やっぱり、留年して1つ年上っていうこともあって、みんなよりも学校のことを知ってなきゃいけないっていうプレッシャーもあり…」 やしろ教頭「そうか、周りは新1年生だもんな」 とーやま校長「ツラくなっちゃった?」 まこぴん「はい」 とーやま校長「“また休んだ"って書いてるけど、その前にも学校に行けてない時期はあったの?」 まこぴん「去年の今頃、なんかつまづいちゃって行けなくなって、留年した感じなので…」 去年いたクラスは38人中、11人しか女子がいないクラス。 その中から女子がグループ化し、RN まこぴんの友達が悪口を言われていた。 「どうしてそんなことを言うの?」と、友達を庇うと、今度は自分が仲間外れのような状態になってしまった。 まこぴん「今思ったら、それから行けなくなったのかな…と」 |
やしろ教頭「まこぴんが、庇った友達はどうなったの?」 まこぴん「留年したので、前のクラスのことはよくわからないけど、同じクラスの女子ともあまり喋ってないって言ってて…。元々そんなにペラペラ喋るような子じゃないんですけど」 やしろ教頭「去年、まこぴんが悪口言われた時は助けてくれなかった?」 まこぴん「そんなに出しゃばることはしなくて、陰でコッソリ自分の身を守ってるみたいな」 "どうして学校に来ないの?" と電話やメールもくれたりした。 それでも、少し学校に行かなかったことで行きにくくなってしまい、ずっと行けなかった。 とーやま校長「それで、やっぱり今年はちゃんと行こうと思ったんだな」 まこぴん「また留年したら、今度はうちの妹と学年が同じになってしまうので…」 やしろ教頭「それはマズイな」 絶対に留年しない。頑張ろう。 そう思っていたのに、またここで休んでしまった。 |
とーやま校長「今年になってさ、学校行ってただろ?その時クラスではどうだった?話せるヤツ、いた?」 まこぴん「最初は周りの子も気をつかって喋ってくれたんですけど、だんだん“あの子はちょっと違う"みたいなことを相手がきっと思って、なかなか喋りかけてくれなくなって…。私も気をつかって喋らなかったり」 クラスの子とは仲良くしたい。 でも、今、まこぴんはどうしたらいいのかわからなくなっている。 まこぴんが、今後どうしたらいいのか。 それをSCHOOL OF LOCK!の生徒みんなで、話していきたい。 まこぴんと同じように留年してしまった生徒は、今どう思っているのか。 逆に、まこぴんに聞きたいことがある生徒がいたら、何でもいいので学校掲示板に書き込んでほしい。 そんなこと普段考えたこともない、っていうヤツもいると思う。 そんなヤツも、思ったことを素直に掲示板やメールで想いをぶつけてほしい。 |
★ 来週月曜、9mm Parabellum Bullet先生が生放送教室に登場! ニューアルバム『MOVEMENT』の、爆音試聴会を開催!! ★ 水曜日には、高橋優先生がバックアゲイン! あの日の約束を果たすべく!生徒みんなの『ほんとのきもち』を受け止めて作った曲を持って来てくれるぞ!!! ★ そしてですよ! 木曜日には、The Birthday先生が来校!! ということで… とーやま校長、本日の体重を発表しますッ! 73.0キロ!!! やしろ教頭「増えた〜(笑)」 とーやま校長「大丈夫ですッ!!! あと1週間しかないけど、俺はやるッ!!!!!」 ※ とーやま校長の体重変動を掲載した特設ページがアップされております! みんなでチェックして、校長のダイエットを応援してあげてくれ〜! |
それでは、授業に戻ります! RN まこぴんの話を聴いて、生徒が書き込みをしてくれました。
やしろ教頭「そのクラスの留年した子、コービンがいて良かったよね」 とーやま校長「ホント、助けられたよな。まこぴん?こうやって言ってくれてる生徒もいるんだけど、どう思った?」 まこぴん「えーと…、最初の頃はクラスでSCHOOL OF LOCK! 聴いてる子を見つけて、3日間くらい盛り上がったんですけど、なかなかとけ込めることが出来なかったので…、でも、うちの高校はカッターレースっていう船をみんなで漕ぐ競技があるので、その時には“みんなで頑張ろうよ"みたいな感じで言えたらいいなって思います」 とーやま校長「うん! 掲示板は見た?みんな何て言ってた?」 まこぴん「“落ち込んだりするけど、私は頑張ってる"とか、“留年したのに学校に行こうっていう気力があるのがすごい"って書いてあったので、勇気をもらえました」 やしろ教頭「本当にすごいよ。2ヵ月近く頑張って行ってたんだもん」 |
RN まこぴんと同じように、留年した生徒もいる。 とーやま校長「りもたん? りもたんは今、何年生?」 りもたん「本当は高校3年生だけど、2年生やってます」 RN りもたん 群馬県 17歳 女 出席日数が足りず、勉強が大嫌いでテストも受けなかった。 今も学校にはあまり行っていないけど、クラスで話せる友達はできた。 りもたん「留年すると、どうしても“私だけ何か違う"っていう複雑な気持ちがあるんですよ。焦るし。同じ学年の子は1つ上にいってるのに、自分は違うってバリアを張るじゃないですか。 そういうのが今同じ学年の子に伝わると思うので、向こうも話しかけづらいと思うし、どう接すればいいかわからない。 でも、“おはよ"とか“次の授業何だっけ"とか、何気ない普通の会話を自分から言ってみるとか…、あと話しかけられたら笑顔でこたえるとか。フラットに、お互いに気をつかわずに。軽くラクに」 とーやま校長「何気ない感じで?」 りもたん「そうですね。だって、今は同じ学年じゃないですか。同級生が2つもいて得じゃないですか(笑)。ポジティブに考えようと思えば、いくらでも考えられるから。青春時代が長くなったし、みたいな(笑)」 やしろ教頭「そうね(笑)」 とーやま校長「お前は良いヤツだなぁ」 |
とーやま校長「ニコル2号は、留年が嫌で転校したんだよな?」 RN ニコル2号 新潟県 16歳 女 ニコル2号「全日制の高校は3月で辞めちゃって、この春から通信制の高校に転校したので、一応2年生ではあります」 やしろ教頭「本当だったら、また1年同じ学年やらなきゃいけなかった?」 ニコル2号「まだ留年はしない時点だったんですけど、辞めちゃったんです。その学校自体も嫌だったし。 でも将来のこととかもあるから、学校を卒業したいっていう気持ちはあって…。悩んだけど、私が前に進める方法は、今の学校にいることじゃないと思って辞めました」 やしろ教頭「辞めたニコル2号から見て、まこぴんはどう?」 ニコル2号「もう、すごいです。留年して頑張ろうって思えてることが、すごい勇気だと思うので」 やしろ教頭「すごいよね、マジで」 今はすごく辛くて、なかなかポジティブに考えられなかったり、学校に行く気にならないかもしれない。でも、1度やり直そうと思ったことは、学校を卒業したいという気持ちがあることだから、今が頑張り時。 RN まこぴんは絶対に乗り越えられる。勇気を出して頑張れたんだから、絶対に大丈夫。 と、RN ニコル2号。 とーやま校長「PENGIN汰郎、お前は今、学校に行けてない?」 PENGIN汰郎「はい」 RN PENGIN汰郎 福岡県 16歳 男 とーやま校長「高校に入ってから行けなくなったの?」 PENGIN汰郎「いや…、中学時代に色々あって、その時のことを引きずってて、ちょっと行けてない状態です」 とーやま校長「まこぴんの話を聴いて、どう思った?」 PENGIN汰郎「んー…、自分がもし留年したら、親にも学校を辞めろって言われてるんです。なので、その分勇気を貰いました」 やしろ教頭「学校行けそう?」 PENGIN汰郎「はい」 とーやま校長「よし! 大丈夫、俺たちがいるからな。頑張れ!また話そう」 |
SCHOOL OF LOCK! の生徒の声を聴いて、RN まこぴんは、どう思っただろうか… まこぴん「勇気を貰えたし、私も勇気を与えることが出来て良かったと思ったし…、あと、水族館の飼育員になりたいっていう夢があって、それで今の高校に行ったので、だから私は絶対辞めないって決めたし、いつも気を張ってると相手も近づいてきにくいし、壁を無くすことは難しいけど薄くして…みんなと仲良くやっていきたいなって思いました」 夢の為に、今の学校で頑張る。 力強く、そう答えた RN まこぴん。 やしろ教頭「りもたんも言ってたけど、周りに気をつかわなくていいし、卑屈になることもないし。ちょっとずつ、薄くしていこうね」 とーやま校長「大丈夫。本当に大丈夫だから。俺からも一言だけ、答えは1コしかないけど…… まこぴん! 行ってこい!」 まこぴん「行ってきます!」 |
楽しんで行ってこい。少しずつ行ってこい。 人の目は気になるけど、人の目は関係ないから。 素敵な夢がある。 そこに向かって、進んで行こう。 やしろ教頭「イルカとかシャチとか、まこぴんの腕にかかってるぞ。セイウチとか超デカイぞ!」 とーやま校長「頼むぞ!!」 まこぴん「はい(笑)」 今日、一緒に話を聴いてくれた生徒のみんなも、どうもありがとう。 まだ足りないって生徒は、学校掲示板で話し合ってみてくれ。 また話そう。 みんなで話そう! |
本日のFAX RN 椿 香川県 RN 砂音 大阪府 15歳 RN みちゃ仔 |
22:06 終らない歌 / THE BLUE HEARTS 22:14 センチメンタル / ゆず 22:27 メルシールー / ねごと 22:48 一等星になれなかった君へ / チャットモンチー 23:03 Green Boys / GReeeeN 23:13 レーザービーム / Perfume 23:20 ポリリズム / Perfume 23:34 オーダーメイド / RADWIMPS 23:46 現実という名の怪物と戦う者たち / 高橋優 23:50 振動覚 / ASIAN KUNG-FU GENERATION 23:53 トモダチ / ケツメイシ |
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