10月14日  ミスターカワカミ来校!【海の授業】

今夜は、東海大学海洋学部教授『ミスターカワカミ』が緊急来校!
授業テーマは…ズバリ、
【海の授業】!!

たくさんのロマンを秘めた『海』
〜海底都市、海に沈んだ遺跡、深海魚の謎、海賊などなど…
こんなキーワードを聞いただけでワクワクしちゃうヤツ!! 集まってくれ!!

そして…生徒からは、「海にまつわる質問・疑問」を大募集!!
"ミスター海博士" こと『ミスターカワカミ』が、どんな質問にもスラスラと答えてくれるぞ!!

しかも、質問をくれた生徒の中から、抽選で5人に "海賊望遠鏡" をプレゼントするぞ!!

SCHOOL OF LOCK!
昨日の授業終了後の書き込み!!

RN ドシラノ* 埼玉県 14歳 女
今日の放送を聞いて。自分は今までBUMP先生(先輩)の曲を聴くときに、あまり深くは考えずに直感で感じてました。
だけど、校長や教頭、生徒さんたちの考えや感想を聞いて…自分も曲にたいする自分の答えが欲しいと思いました(^ー^)
とりあえず今日はこれから good friendsの最後の答えを探しに行きます(`▽´ゞ


昨日の生放送教室は、ゲスト講師として、2時間丸ごと…BUMP OF CHICKEN先生が登場!!
この日の最後に、藤原先生が書いた黒板は、『疑問』でした。

曲とか、何かの出来事に対して、『何だこれ?』って考えたり、答えを探したり、疑問を持ったりすることは、アンテナが敏感な証拠だ。…と、藤原先生は語ってくれました。

僕らは、ラジオの向こうにいる君に、何かを伝えるために、言葉を使います。他に、道具を持ってないから。

でもそれは、『何でもかんでも言葉で説明できなきゃいけない』ってことじゃない。

じゃなきゃ、丸5年も、『叫べ!』なんて言ってないから。

『何か分かんないけど、すごく好きだ――――!!!!』
っていう気持ちは、すごい素敵なことだと思います!!

SCHOOL OF LOCK! 本日も開校します!

SCHOOL OF LOCK!
今夜の授業は…夢! ロマン! 不思議! 巨大イカ!塩!
全部つまった『海』のヒミツを、2時間丸ごと授業していく!!!

…もちろん、授業をしてくれるのは、平成のジャック・スパロウこと、東海大学・海洋学部教授! ミスター・カワカミ!!

何故、ミスター・カワカミが今日来てくれることになったのか! まずは、コチラのレポートでしっかり予習しておいてくれ!

SOL×東海大学海洋学部 presents
東の海より愛をこめて
〜カリスマスパイ林さんの潜入レポート〜
カリスマスパイ林さんの潜入レポートを読む

SCHOOL OF LOCK!
既に、ミスターカワカミへの質問がたくさん届いているぞ!!

まずは…ひとつ紹介!!

RN カマンベル・ぴーぱる 京都府 16歳 女
私は釣りが好きなので、彼氏ができたら釣りデートをするのが夢です。その時のために、オススメの釣りデートスポットがあれば教えてください。出来れば、関西地方でお願いします。


やしろ教頭「素朴だしわかるんだけど…(笑)神戸の須磨・海釣り公園…かなっ」

とーやま校長「何でも聞いてくれっていったけども(笑)」

ミスター・カワカミって、こういう質問に答えてくれるのかなぁ…

SCHOOL OF LOCK!
ミスターカワカミ「生徒のみなさんこんばんは。東海大学海洋学部教授の…カワカミです」

あッ!! 突然来た――――――!!!!!
生放送教室に、ミスター・カワカミ登場ッ!!

とーやま校長「どうしようっ、ミスター・カワカミとお呼びしてもいいですか!?」

ミスターカワカミ「結構ですよ」

やしろ教頭「もう…見るからに教授でございますね!!」

とーやま校長「でも…俺らも校長と教頭ですからね」

やしろ教頭「そうか…でも絶対教授のほうが偉いって…」

とーやま校長「…ガンバロッ!!」

東海大学海洋学部教授を目の前に、緊張気味のとーやま校長&やしろ教頭!

SCHOOL OF LOCK!
今夜はミスター・カワカミに『海の授業』をしていただけるとのことですが…

とーやま校長「うちの林さんが、大学でご迷惑をおかけしたようで、すみませんでした…(汗)」

ミスターカワカミ「大丈夫ですよ。大分荒れてましたけど(笑)」

あああ…ホントすみません!!

とーやま校長「その林さんのレポートを何回かに分けて見させてもらいましたが、東海大学海洋学部ってすごいですね!面白い! 水中ロボットの研究もされてるんですよね…?」

ミスターカワカミ「人間の代わりに、危険な水中で作業をしてくれる、ということで研究しています。将来的には水中の資源などを取ったり、絶対必要なものですから」

SCHOOL OF LOCK!
その他にも、 "マグロの陸上養殖" という研究もされているんだとか…! でも… "陸上で養殖" ってどういうこと!? 魚なのに!?

ミスターカワカミ「マグロはほとんど海面養殖なんですが、海を汚す原因になる可能性もあるんです。そこで "地下海水" という、地下の海水を使って陸上で飼育をしよう、と。」

やしろ教頭「その水槽はどのくらいの大きさなんですか?」

ミスターカワカミ「今は実験中なので、まだ5mほどの小さい水槽です。円柱状の水槽で、マグロは泳ぎ続けないと死んでしまうので、ずっと水流が回っているんです。」

やしろ教頭「泳ぎ続けないと死んじゃうって本当なんですね!」

ミスターカワカミ「本当なんです。寝るときも泳いでるんですよ! 泳ぐスピードは少し遅くなるらしいですが、止まると死んじゃいますから」

やしろ教頭「…マグロって何歳まで生きるんですか?」

ミスターカワカミ「3年くらいですね。」

やしろ教頭「3年ずっと泳いでたら、2年目くらいで笑っちゃいそうですよね(笑)」

さらにこんな研究も!
自然のエネルギーを使った発電はいろいろとありますが… "波" のエネルギーを 使った発電も行っているそうです!

ミスターカワカミ「日本ではまだ脚光を浴びてないのですが、ヨーロッパでは、実際に波のエネルギーを使って発電しているんですよ。海の流れにプロペラを置いて発電してる国もありますね。自然の中で使えるエネルギーは使っていこう、と」

やしろ教頭「中学校くらいの時に、こんなこと勉強したかったなぁ」

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それでは!! ここからは、生徒のみんなから、海にまつわる色んな質問を、ミスター・カワカミに、どんどん、ぶつけていってしまいましょう!! よろしくお願いしますッ!

RN 副工場長 岐阜県 16歳
ワンピースの作中で、アイスバーグという造船技師が、町を海に浮かべるということをいっていましたが現実的に可能なんでしょうか?


ミスターカワカミ「可能です! もう既にそういった計画は、日本で何十年も前からあるので、作ろうと思えば作れますよ!海に浮かぶリゾートホテルとか」

とーやま校長「埋立地とは違うんですか?」

ミスターカワカミ「違いますね。鉄の船が海に浮かぶのと一緒ですよ。」

とーやま校長「つくるときはどうするんですか?」

ミスターカワカミ「一つ一つのパーツを陸地で作って、運んで繋いでいきます。メガフロートっていう鉄の塊をつくって、滑走路になっているんですけど、実際に小型の飛行機を飛ばした実験もしてるんですよ!」

RN オンリーラガーマン 栃木県 17歳
ムー大陸とか、アトランティスとか、実際にあったんですか?


ミスターカワカミ「たぶん伝説であろうと思います。昔、よくそういう話はあったんですけど、実際に証拠は見つかっていないです。永遠のロマンですね」

やしろ教頭「大陸が沈むっていうことはあるんですか?」

ミスターカワカミ「島がまるごと沈んだ話はありますね。その後に遺跡として見つかることはあります」

とーやま校長「日本中の人が一斉にジャンプしたら沈みますか?」

やしろ教頭「小学生みたいな質問じゃないですか(笑)」

ミスターカワカミ「ない…と思います(笑)」

RN ブルーハート 大阪府 16歳
ミスターカワカミが、今までで一番ビックリした生き物を教えて下さい!


ミスターカワカミ「難しいなぁ…」

やしろ教頭「象とかはナシですよ(笑)」

ミスターカワカミ「…(笑)。 一番ビックリしたのが… "リュウグウノツカイ" 。標本になっていたり、ときどき海岸に打ち上げられてることもあるのですが、10mくらいの長ーい魚です」

やしろ教頭「 "打ち上げられたクジラにイカの吸盤がついてた" っていう話を聞いたことがあるんですけど、実際にそんな大きいイカはいるんですか?」

ミスターカワカミ「 "ダイオウイカ" っていうすごく大きいイカがいるっていう話はありますね」

やしろ教頭「大きさはどのくらいなんですか?」

ミスターカワカミ「10m以上はあります。」

やしろ教頭「デカいっ!!」

ミスターカワカミ「水深何千メートルの深いところにもクジラが住んでいるのですが、鯨骨(げいこつ)生物というクジラにくっついて生きてる生き物もいるんですよ。 "ワーム" という細長い生物です」

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生徒から、こんな質問も…!!

RN えびんびびん 福岡県 18歳
こんにちは! 来年、東海大学・水産学部を受験するものです。かなり素朴な質問ですが、なぜ海って塩の味がするのですか?


やしろ教頭「…塩は、海から取れるからね!」

とーやま校長「わが校の生徒への不安が、グングン大きくなるな…(笑)

やしろ教頭「心配だ…!」

ミスターカワカミ「まず…名前が違ってますからね(笑) "水産学部" っていうのがありません!海洋学部水産学科ですから」

さて、受験と言えば…今日の、ミスターカワカミの話を聞いて、実際に "受験してみたい!" って思った生徒も多いはず!
東海大学海洋学部に入った人が、将来どんな仕事に就くのかも…気になりますよね!?

…ということで、ミスターカワカミに聞いてみましょう!

ミスターカワカミ「工学や化学を専攻している人は、専門の所に就職することが多いですね。海洋調査や環境アセスメントなど。工学系だったら造船会社。水産系は、水族館に就職するこもありますね。あとは、水産会社や食品会社などなど…幅がもの凄く広いんですよ」

やしろ教頭「海って、思っている以上に、全ての生活に関わっているんですね!」

SCHOOL OF LOCK!
まだまだ、質問に答えていきますよー!!!

RN 剣豪ジャンパー 石川県 18歳
地球の海のどのくらいが調査されたりしているのですか? 未開の海とかあるんですか?


ミスターカワカミ「言い方を変えれば、 "まだほとんど調査されていない" と言っていい。調査の方法が、船で調査しないといけないことと、点でしか測れないので、まだ半分も調査されていないと思いますね。わかってないこといっぱいありますから」

とーやま校長「未開の海は?」

ミスターカワカミ「それは無いと思いますね。地球儀を見ればわかるように、発見されていない海は無いですね。ただ、どんな海にどんな生物がいるのか、といったことは、ほとんどわかっていない状態です」

RN 式守伊之助 静岡県 17歳 人類が絶滅した後、地球を支配するのは海の「イカ」であると、どこかで聞いた事があるのですが、本当ですか?

とーやま校長「どこで聞いたんだ!(笑)」

ミスターカワカミ「逆にですね、どこで聞いたのかを教えてください」

やしろ教頭「イカを推してるオジサンでしょうね(笑)」

RN まっちゃん!? 千葉県 16歳
深海魚を引き上げたときに、気圧の関係でその魚がふくれてパンパンになって地上へ打ち上げられるというのが聞いたことがありますが、なぜそのような深海魚は水族館のような地上で生きていられるのですか?


ミスターカワカミ「基本的に、 "深海魚" とは、水深200メートル以下に住むものを総称して言います」

とーやま校長「たった200メートルなんですね」

ミスターカワカミ「結構、浅いんですよ。太陽の光が届く限界が200mメートルなんです。本当に、何千メートルもの深海に住む魚は生きたまま採取するのが難しい。甲殻類、深海に住むエビなどは、比較的展示しやすいですね。変わった形の深海魚は、地上で飼育するのはほとんど不可能です」

とーやま校長「こっちから潜水艦で見にいくしかないんですね」

RN 犬人間 山形県 18歳
現在、日本には "しんかい6500" という潜水艦がありますが、日本の深海研究は世界ではどの位のレベルなんでしょうか?


ミスターカワカミ「世界でトップレベルであると思います。 "しんかい6500" は人が乗れて、一番深く潜ることができる潜水艦。3人乗れます」

とーやま校長「でも、3人なんですね…。何メートルくらい潜れるんですか?」

ミスターカワカミ「6500メートルです」

やしろ教頭「校長…名前からして "6500メートル" ってわかるでしょ!(笑)」

とーやま校長「6500メートル潜るのにどのくらい時間がかかるんですか?」

ミスターカワカミ「1秒間に1mくらいしか潜水できないので…どのくらいでしょうね? 面白い話しがあって、 "しんかい6500" は、日の出から日没の間にしか、潜水しないようにしているみたいです。だから朝の9時に潜って、5時には出てくる。"9時ー5時" なんてサラリーマンみたいでしょう(笑)」

とーやま校長「どうして?」

ミスターカワカミ「海中から上がった時の作業があるので、夜は危険なのです」

RN ON野菜 福井県 15歳
海底をドリルでずんずん掘って行くとどうなるんですか? マグマとか噴き出すんですかね?またそれでも掘ってくブラジルに着いちゃうんですか? 気になってしょーがありません。


ミスターカワカミ「こんなこと、昔からよく考えますよね。でも、それはたぶん掘れないと思います。マグマの高熱・地球の核。これを通り抜けるのことは不可能だと思いますね。でも、 "ちきゅう" という深海掘削船があって…これは人類で初めて、 "マグマの層" を掘り進めようと計画されています

とーやま校長「…大丈夫なんですか!?」

ミスターカワカミ「大丈夫でしょう!」

SCHOOL OF LOCK!
続いては…生徒からの質問を、直接電話で聞いていくぞ!! もしもし!!

RN カントの弟子 愛媛県 16歳

将来、地底の勉強がしたくて、大学で研究をしたいという、カントの弟子。そんな、カントの弟子の質問とは…

カントの弟子「宇宙ステーションみたいにし "深海ステーション" を作ることはできますか?」

この質問に、ミスターカワカミは即座に回答!!

ミスターカワカミ「実験じたいは、40年前くらいから行っているんです」

とーやま校長「…だいぶ早いんですね」
ミスターカワカミ「その時は、水深100メートル程の所に、人が住めるカプセルを作って、実際に生活するという実験がありました。 "シートピア計画" といいます。ここで、得られたノウハウは、 "しんかい6500" の潜水技術や、色々な機械に応用されているんです。将来的に "深海ステーション" ができたらいいですよね」

カントの弟子「もしできたら、そこで何をやってみたいですか?」

ミスターカワカミ「何かなー…。窓から海の深海生物を観察して…というのもいいと思います」

とーやま校長「…すごいな、これは。ちなみにカントのイメージする "深海ステーション" は?」

カントの弟子「海底にでっかい建造物を作って、人が出入りできて、生活したり実験できたり…楽しい所です」

やしろ教頭「遠くない未来で、できるかもね」

ミスターカワカミ「技術的には難しくないことだと思います」

やしろ教頭「つまり…夢ものがたりじゃないぞ!」

ミスターカワカミ「頑張って、作ってみてください!」

もしかしたら、将来、カントの弟子が、 "深海ステーション" の研究に携わることになる…かもしれないぞ!!
近い未来でホントに出来るといいね!!

SCHOOL OF LOCK!
ここで、本日も黒板のお時間です!!

いやぁ…面白い話に夢中になって、あっという間の2時間だったなぁ…!!

それでは…!! 最後は、ミスターカワカミに、 "海" とは一体何か?…という質問を、ぶつけてみます!!

本日のまとめ by ミスターカワカミ (東海大学海 洋学部教授)
SCHOOL OF LOCK!
よく海賊が宝物を入れる箱。
あの宝箱です。
それと同じように、
海はまだわからないことがいっぱいあるし、
色んな可能性を持っています。
それを我々が上手く使っていくことが大切なんです。
当然、環境や生態系を守りながら、
海を利用して生きていく。

海は、まだ開けられていない宝箱だと思います。

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「まだ開けてない宝箱がいっぱいあるんだ…!」

やしろ教頭「それが何個あるのかすら、わかってないんだもんね!!」

SCHOOL OF LOCK!
ミスター・カワカミ!! 今夜は海のことを沢山教えてくれて、ありがとうございました!! また、是非遊びに来て下さい!!


「海賊望遠鏡」当選者!!!
RN のりよし 静岡県 16歳 
RN ライオコット 広島県 17歳
RN ブルーハート 大阪府 16歳
RN えくすたちゃん 静岡県 14歳
RN ON野菜 福井県 15歳


以上の5名!!
みんな、たくさんのメールありがとう〜!!!


今夜のFAXイラスト
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RN おっくん星人

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RN おっくん星人

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RN おっくん星人

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RN 勇者ズッキーニ 東京都 14歳

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RN カズ 山形県


本日の逆電リスナー
RN カントの弟子 愛媛県 16歳

on air list
22:04 sailing day / BUMP OF CHICKEN
22:13 BEAT SURF / Dragon Ash feat. PES,VERBAL
22:25 2人の星〜離れていても / 〜bump.y
22:43 海から出た魚 / チャットモンチー
23:10 Zero Gravity / Perfume
23:40 アンダー / サカナクション
23:51 ナイトクルージング / FISHMANS

時間が足りない!

校長のと−やま
校長

教頭
時間が足りない!
海、気になる!

教頭のやしろ

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