11月11日「 蒼き賞グランプリ決定!!! 」

とうとうこの日がやって参りました!

未来の鍵を握る学校SCHOOL OF LOCK! と
未来の鍵を描く出版社幻冬舎のコラボ企画
文学史上最もロックな10代限定文学新人賞!


「蒼き賞」!!

10代の文学新人賞 第一回「蒼き賞」はコチラ!

ついにッ!
「第1回蒼き賞」グランプリ作品が決定致しました!!!!

今夜は結果発表2時間スペシャル!
蒼き賞のグランプリ作品、そして書籍化される作品を発表して参りますッ!!! そして今日は幻冬舎の“あの人”も駆けつけてくれるとのウワサ・・・!!

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未来の鍵を握る学校SCHOOL OF LOCK! と
未来の鍵を描く出版社幻冬舎のコラボ企画
文学史上最もロックな10代限定文学新人賞!


「蒼き賞」!!

10代の文学新人賞 第一回「蒼き賞」はコチラ!

"世界が終わる夜に" をテーマに、生徒からあらすじと第1話のみを募集。応募総数3000通の中から、未完結の状態でノミネート連載6作品を決定!!

その6作品が全10話に向けて、毎週1話づつWEB上で連載をしてきました! そして10月27日(月)についに最終話アップ!! 先週の月曜日から、グランプリを決めるべくリスナー投票をスタートしましたッ!!

その投票結果を基準にして、審査員にSOL図書部部長・堀北真希ちゃん、作品の共通テーマになった“世界が終わる夜に”を歌うチャットモンチー先生、蒼き賞の応募締め切り直前、生徒を激励するために生放送教室に来てくれた小説家の原田マハ先生、そして校長・教頭をはじめとするSOL職員、幻冬舎の編集スタッフがモメにモメた結果・・・

とうとう!!!
「第1回蒼き賞」グランプリ作品が決定しました!!

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では、この方に登場してもらいましょう!
前回登場した時に、「声がキムタクにそっくり!」と掲示板で話題になった・・・!? ことでお馴染み! 今回一緒に蒼き賞をやってくれたロックな出版社「幻冬舎」の、石原専務です!!

石原専務「どうもー幻冬舎の石原です」

校長「・・・そんなに似てない気も・・・(笑)」

石原専務「そうですか? (ちょっと残念そう)」

_さあ! 今日、ついにグランプリ発表です!
 石原専務、今の心境は・・・?

石原専務「僕の方が受験結果を待ってるような・・・変な気持ちでドキドキしてます」

_全10話、完結出来てよかったですね!

石原専務「そうですね。相当大変なことだと思うんですよ。マラソンみたいいに大変なことを初めてやる感じなのに全身全霊でぶつかっていってくれて嬉しかったです」

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〜石原専務総評〜

テーマが「世界が終わる夜に」ということで、誰が誰を大切に考えているというのが伝わってきて、家族だったり、友人だったり、失ったものだったり・・・この世で自分が何を大切にしているのか、よくわかる小説でした。
そこがリアルでしたね。
根も葉もないものは作れないから、6作品とも、どこかで自分とつながりがあるのを書いていました。

_普通の文学賞と何が1番大きく違いましたか?

やはり掲示板とかがあったので、書いている作家達がすごく励まされながら書いているのがわかりました。
リスナー全員で一緒に作っている感じというか。
書き込みの意見に作家が答える・・・そんな賞はこの世にないので(笑)
掲示板にも励ましの言葉が多くて・・・その励みを大きなエネルギーにして進んでいったと思います。

「蒼き賞」はかっこいい賞だと思います。
オーディエンスがいながら演奏する・・・みたいな。ライブですね。

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そんな6作品の中で、いったいどの作品が書籍化されるのか? そしてグランプリと賞金30万円は誰のものになるのか?

誰のものになるのか?と言いながら・・・・実は僕たちはもう知ってます。
当然だけど・・・・知ってます!
わかっててもドキドキしてます!

さあ、今夜も君からのメッセージ待ってます。
蒼き賞のこととか、どんなコトでも、みんな書いてください。待ってます。

石原専務! 今日は最後まで宜しくお願いします!!!

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ではまず、1作品づつたっぷりと時間をかけて感想を話していきましょう!
まずはこちらの作品!

『アシタのアタシ』
 RN きつね 長野県 17歳


一番身近なお母さんの死。
妙な関西弁を話す主人公瑠璃が、話が進むと同時に自我から抜け出していく。

石原専務「全体的にクールなんだけど、必ず自分の名前を間違える先生がいたりして、チャーミングな愛情に満ちてますよね。」

唯一の男の子の作家さんだったRN きつね!

教頭「それなのに、女の子らしい表現とかも沢山出てきて、すごいなって思いました」

石原専務「関西弁だった少女が、だんだん標準語になっていって生身の自分が出てくる感じがしました。最後は深い精神世界の表現に入って、大変関心しました」

続いてはこの作品・・・

『陽のあたるところ』
 RN 海央 東京都 18歳


病院で過ごす、弱視の主人公ひなた。
毎日毎日、ベットにくくりつけられた紐をひきづって朝日を見続けてきた。その朝日を見ることができなった日に、彼女はこの世の終わりを感じるのだった・・・。

石原専務「後半は本当に泣けるシーンが多くて・・・でも最後は太陽を見えないけど、海とか太陽のぬくもりで感じていけるっていう感動的な作品でビックりしました」

校長「病院っていう狭い世界で、よくここまで書ききったなと思いました!」

ストーリーの中に無駄のない登場人物の配置、驚きと涙でいっぱいですね!

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そして・・・

『アフターグロウ』
 RN くり 富山県 18歳


最初、テンポよくコミカルに話が始まったと思いきや、重大で深刻な問題がストーリーの軸になる。

石原専務「いきいきとした重大な言葉の表現をできるなんて!と関心した作品ですね! 女の子同士の会話とかいいんですよね。キャラクターがしっかりしてます。」

シリアスなストーリーの中で家族の絆を感じさせる作品でしたね!

『×(かける)』
 RN 柚木椅子 東京都 18歳


主人公が自分の愛する漫画の最終話を追いかけて、疾走していく!

石原専務「最初から最後までページを見る手が止まらない“構成力”“疾走感”を持った作品だなと思いましたね」

教頭「漫画に出てくるヒントが主人公の心情にリンクしてたり、漫画の中の人物が飛び出してきたりして、飽きない作品でした!」

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『孤独星』
 RN ベニ 東京都 15歳


今から千年後のお話。
「星」という存在が消し去られた世界で、星を再現させようとする主人公。その中である少女と出会い、恋をしていく・・・

石原専務「う〜ん。なかなかお目にかかれない作品でしたね。最後の方では生死観を感じました。」

教頭「いや〜まさかこんなラブストーリーになるとは思わなかったですよ〜」

なんだかため息しか出ない作品だったみたいです!
そして最後の作品。

『満月の扉』
 RN 辻村アズサ 鹿児島県 18歳


主人公は家族を失って、孤独の生活をしていた。
いないはずの妹や亡くなったはずの友人の出現、謎が謎を呼ぶ!

石原専務「現実とアナザーワールドがリンクしていって、最後もとっても不思議な終わり方でしたね。展開のさせ方はすごいと思いました」

6作品とも、感想を言っても言いたりないくらい溢れてきますね!

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ここで今回の作品の共通テーマでもあった「世界が終る夜に」を歌うチャットモンチー先生と、蒼き賞の締め切り目前で、みんなに激励とアドバイスをくれた原田マハ先生からコメントが!!

【 チャットモンチー先生より 】
エリコ先生「わたしは『アフターグロウ』が一番好きでした。自分はこういう物語、絶対思いつかないだろうな〜って! 読んでいくうちに、どういう展開になっていくのか気になる作品でした」

アキコ先生「今回“世界が終わる夜に”っていうテーマだったけど、『×(かける)』が6作品の中でも未来をもってる感じがしました!」

クミコ先生「『満月の扉』ですね。最後に新たな世界に主人公が行くんですけど、「お!この人未来に向かっていくんや!」とそそられる作品でした!」

【 原田マハ先生より 】
全ての作品に力があって、「最後までオレ達行くんだ!!」っていう疾走感を感じました。
どの作品も必ず“ドキッ”とするシーンがあるんですけど、そのドキドキの表現の仕方が瑞々しくて、今の私には書けないなーって思いましたね。だから、10代の書く小説は『鼓動の小説』なんですね。
作家の皆さんは今もドキドキしているでしょうが、私もドキドキしながら発表の時を待っています!

チャット先生も原田マハ先生も、楽しみながら審査をしてくれたみたい♪

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それではお待たせしました!!
ここからは一気に「第一回蒼き賞」各賞の発表でございますッ!!

今回は「審査員特別賞」「準グランプリ」「グランプリ」の3つの賞が用意されました! これらの賞に選ばれた3作品は、来年1冊の本になって発売される事が決定しておりますッ!!・・・・・・では発表します!!

審査員特別賞に選ばれたのは・・・!
柚木椅子の作品
「×(かける)」!!

石原専務「全体の構成力、最後まで書いていき続けるだろうと感じさせた作品でした!原田マハ先生も「速攻プロでいける!」とのお墨付きです!!」

それでは早速、これを書いた柚木椅子に電話しちゃいましょうッ!!!

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柚木椅子「あ、もしもし・・・」

校長「・・・審査員特別賞おめでとう!!!!」

柚木椅子「ありがとうございますーーーッ!!! あああぁなんかゾクってしました〜!!」

石原専務「よくこれだけ最初から最後までまったく飽きさせることなく、物語をつむいでいったなって感心してます。ラストは絶妙にハマってて良かったです!」

柚木椅子「ありがとうございます!!」

_連載の最初はスラスラと書けたものの、後半、どんどん書くのがしんどくなっていったと語る柚木椅子・・・いや柚木椅子先生! 最後に読んでくれた生徒達に向かって、メッセージを!

柚木椅子「ありがとうしか言えないんですけど、小説家になりたくて応募したんで、これよりもっと面白いものを書いていきたいです!これからもよろしくお願いします!!!」

これからもドンドン小説を書いて成長していってくれ! 本当におめでとうッ!!!!

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校長「続きまして!!「第1回・蒼き賞」準グランプリに選ばれたのは・・・

海央の作品 「陽のあたるところ」!!

石原専務「光を失っていく少女が希望をみつけるなんて、そんじょそこらではお目にかかれない作品ですよ。海辺の病院とか、映像でぜひ見てみたいなと思いました」

早速映画化の話!?
それじゃ、これを書いた海央に電話をしよう!

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海央「もしもし!!」

校長「海央? 準グランプリおめでとう〜〜〜〜〜!!!!」

海央「ありがとうございます!!!!」

石原専務「よく書けてました、見事だと思います! もう泣かせどころ満載でしたよ。」

教頭「時計の無機質な音が鳴り続けるところとか、リアリティありましたよね」

_弱視の少女の気持ちに少しでも近づくために、盲学校へ取材にも行ったという海央。

石原専務「取材に行っても、あれだけ全身で表現できるなんてなかなかできないですよ。たいしたもんだ!!」

_最後に読んでくれた生徒達にメッセージを!

海央「本当にみんなありがとうございます。リスナーのみんな、大好きです!!」

_改めて、準グランプリおめでとうッ!!!

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さぁ、いよいよこの時がきてしまいましたが・・・
全国から3000通の応募があった、SCHOOL OF LOCK! と幻冬舎による10代文学新人賞 「第1回・蒼き賞」グランプリ作品の発表ですッ!!!

校長「それでは発表します!「第1回・蒼き賞」グランプリに選ばれたのは・・・

ベニの作品「孤独星」

これ聞いて本人も混乱してるかもしれないから、速攻電話といきましょうッ!!!

ベニ「も、もしもし・・・!!!」

校長「ベニ?・・・・・・・・・グランプリおめでとうッッ!!!!」

ベニ「ありがとうございますッ!!!! はーーッはーーッ!!」

_大丈夫!? ちょっととりあえず落ち着こうか!(笑)

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_ベニ先生!! グランプリに選ばれてどんな気持ち??

ベニ「いや、もう言葉にならないです・・・さっきまで「もうだめだ」ってプラネタリウムの中で体育座りしてましたもん」

_「孤独星」にも出てくるプラネタリウムの中で、グランプリの発表を聞いたんだね! 石原専務、審査のポイントを教えて下さい!!

石原専務「リスナー投票も、我々幻冬舎の審査も、SOLの職員投票も全てにおいて高得点。文句なしです! 正直、今年書かれた小説の中で何本かの指に入る作品でした!!! 原田マハ先生から「6作品の中で情景描写に関しては群を抜いている」と言っていました!!」

_おおおおおお!!!
16歳で最年少だったベニは、なんと今回小説を書いたのも初めてだったんだとか!!

校長「ベニ、お前の作品書籍化されて、本屋さんに置かれるんだからね。」

石原専務「本棚に“ベニベニベニ”って並ぶんですよ(笑)」

ベニ「はい・・・すみません、嬉しくてホント何も言えないです!!」

_それじゃ、最後に読んでくれた生徒のみんなにメッセージをくれる?

ベニ「最後まで読んでくださってありがとうございました!
本当に“ありがとう”しか言えないんですけど・・・ありがとう!!!!!」

_ベニ、グランプリ授賞本当におめでとうッ!!!



これにて「第一回蒼き賞」が決まりました。
長い間、連載お疲れ様でした!!

今回選ばれなかった3人、聞いてるか?
でも、本当に全ての作品が素晴らしかったよ。

苦しい連載のなか、書ききってみんなに感動を与えたことは事実!! だから、これをバネにしてまた面白い物語を生み出してくれ!!

そして応募してくれた3000人のみんな。
この全ての物語が「蒼き作品」だから。

応募してくれたみんな、本当にありがとうッ!!!!

本日のまとめ by やましげ校長
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蒼き賞の作品の中から受け取ったメッセージが、この言葉です。

今回の蒼き賞全6作品を読んで、
「世界が終わる夜に」というテーマで、
どの作品も波乱があり、過酷な状況だったりもしたけど、
1つとしてバッドエンド・・・悲しい終わりが無かった。

石原専務は、"自分を変えたり、自分の理想の世界を書いたり・・・すべて自分の過去を根拠に理想の未来を描く" と、作家さん達がどんな想いで書いているのかを教えてくれました。

それは、作家さん達から、みんなに対する未来のメッセージだと思うんです。

6人は誰1人、世界を終わらせなかった。
むしろ、世界の始まりを書いていたね。
それはすごいことで、
みんなの世代が "嫌なことがあっても俺たちの世界を終わりにしない!" という、とても強いメッセージなんだな・・・と、今回の蒼き賞を読んで伝わってきました。

君がそう想っているなら、そうなります。
この世界は終わりません。

君達がくれたメッセージを、そのまま言います。

『世界は、終わらない。』

今夜のFAXイラスト!
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RN チャンドリーキャノンズ 静岡県

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RN にんどり 東京都

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RN まきよ 長野県

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RN ノモッツ 熊本県

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RN ノモッツ 熊本県

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RN ノモッツ 熊本県

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RN ノモッツ 熊本県


本日の逆電リスナー
RN 柚木椅子 東京都 18歳
RN 海央 東京都 18歳
RN ベニ 東京都 15歳

ON AIR LIST
22:02 世界が終わる夜に / チャットモンチー
22:24 陽はまたのぼりくりかえす / Dragon Ash
23:02 GAME / Perfume
23:17 憧れの果て / No Regret Life
23:26 Untitled / 森良太(Brian the Sun)
23:40 螢 / RADWIMPS
23:49 夜王子と月の姫 / 銀杏BOYZ

命は文字に吹き込める
だから僕らはこんなに感動したのだろう
本当におつかれ様でした
終わらせない世界で彼らは続いていく
僕らも・・・

やましげ
校長

教頭
文章を書くのは大変だと思う。
6人共がんばったと思う。
世界が終わる夜に・・・
世界が始まる朝に・・・
誰と一緒にいるだろうか?
誰と一緒にいたいのだろうか?

やしろ

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