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今日は、今週土曜日に公開の映画「スカイ・クロラ」を手がける押井守監督と、その中で声優として参加したSCHOOL OF LOCK! 金曜日の講師・栗山千明先生をゲストにお呼びして、特別授業やっちゃいます! 今夜のテーマは 「もう一度、生まれてきたいと思う?」 これは映画「スカイ・クロラ」にも大きく関わってくるキーワードでもある。 楽しい事だらけで、もう一度生まれてきたい! と胸をはれる人。こんな毎日が続くなら、もう一度・・・とは思わないとか、逆に今しんどいからもう一度生まれてきたいなって思う人・・・それぞれ思うことがあると思う。 みんなが思ったことを掲示板・メールで待ってるよ! |
さぁ、今夜のSCHOOL OF LOCK! は、二人のゲストの方に来て頂く予定・・・ですが! もう・・・います! 二人同時に呼ぶと校長が得意の緊張モードになっちゃうみたいだから、すでに顔なじみでもある一人目のゲストの方をお呼びしてます!! その方とは・・・ |
一人目のゲスト、毎週金曜日の講師でもあるこの方! 栗山千明先生で〜〜す! 栗山先生「どうも〜栗山千明です〜!」 |
映画「スカイ・クロラ」でも声優として出演されている栗山千明先生! 栗山先生といえばSOL開校当初からずっと一緒に歩んできた大切な仲間ですが、こうやってちゃんと生放送教室に来るのは実は初めて! いや〜ようこそようこそ! |
栗山先生「それじゃ、そろそろ押井監督呼びましょうか?」 教頭「そうですね〜」 校長「ちょっと待って!!待て!まだ心の準備ができてない!! もう少し待って!」 校長緊張しっぱなしですな〜! |
声優として出演したという栗山千明先生。 「スカイ・クロラ」の中で監督とどんなやりとりをしていったのか、感想は後ほどきいてみよう! それでは、お待たせしました〜! 押井監督をお呼びしましょう! |
「機動警察パトレイバー」「攻殻機動隊」「イノセンス」をはじめ、アニメーション・実写問わず多くの名作を作り上げ、日本以外でも数多くの映画監督に影響を与えた人と言われている・・・ 押井守監督ですっ!!! 校長も教頭も緊張モードの中、あの、世界の押井守監督がSCHOOL OF LOCK! に登場〜〜! |
映画監督として有名な押井監督ですが、実は教員免許も持ってるそうです! 押井監督「はは、どうも」 映画「スカイクロラ」を手がける時に、なにかきっかけになることってあったんですか? 押井監督「そうだね・・・・なんて言っていいか・・・・1回死んだんだよね、監督として。 イノセンス終わってふーっと肩から何か落ちちゃったのかなぁ。元気をなくした時期があって・・・」 |
男として、監督として一周を回り終えたような感覚。そう監督は語った。 押井監督「それでもう一度生きてるっていう感覚なんです。これは悲しいとかそういう感覚じゃなくて、色んなものが背中からおりて、自由になった感覚かな。」 今まで、世代を問わずに全世界の人に向けて映画をつくってきたという押井監督。それを終えたことで、初めて“誰か”にむけて映画がつくりたくなった・・・。だから、この「スカイ・クロラ」は若い人へのメッセージなんですね! ここで「スカイ・クロラ」のあらすじを説明しよう!! 完全な平和が実現した世界。 そこに住む人々は、平和を実感するために「ショーとしての戦争」を求めていた。安全な場所でそれをみつめることでしか平和の大切さを実感することができない大人たち。 その戦争を担う戦闘機のパイロット、それが "キルドレ" 彼らは歳をとらない。 思春期の姿のまま大人にならずに永遠に行き続ける存在・・・ ー空で死なない限りは。 戦争のためだけに存在し、戦争以外で死ぬ事がない彼らを哀れみを込めて、大人たちは「キルドレ」と呼んだ。 押井監督「キルドレは、生きていく上での踏ん切りがつけられないんですね。宿命として。」 |
栗山先生は、声優として出演されていますが、どうでしたか? 栗山先生「監督には私の演じたキャラクターの事や、世界観を教えてもらって。そこから私がイメージをふくらませていくような感じでしたね。」 押井監督「彼女が1人の架空のキャラクターを演じきれるという事は知ってました。だから、栗山千明という女優が、キャラクターの実態をどうつかむのか・・・それをふくらませるために具体的な指示とかはあえてしなかった。」 アフレコ特有のテクニックは別にして、“アニメ”という枠を超えて役に集中できたという栗山先生。 栗山先生「まぁでも、難しかった事に変わりないですね〜!」 |
本日のテーマ「もう一度、生まれてきたいと思う?」 このことに対して、栗山さんはどう思いますか? 栗山先生「私はまだ色々とやりきれてないんです。だから、また生まれ変わりたいって思います。」 校長「俺は、正直そんな風に考えないんだよね。今生きてる時間をどうするかって事ばっかりでさ。その先の事なんて後回し。でももし生まれ変われるなら、ネコか小石とかかな。」 小石!? ネコはまだしも小石って!(笑) |
ではでは、今日のテーマにのっとって逆電しちゃいましょう! RN 晴空 青森県 16歳 人間は弱いのに傲慢で、卑怯な生き物。生きるのは、自分にとって辛い。こういう弱さも含めてもう一度人間には生まれたくないという晴空ちゃん。 もしもし? 晴空「あ、もしもし」 栗山先生「栗山です!」 押井監督「押井です」 嬉しい事があったとしても、負の感情の方が大きく感じてしまい、心が痛んでしまいます。そんな考えを持つ晴空に、押井監督が声をかけた。 押井監督「例えば、5%は楽しくて、95%は苦しかった。でも、その5%で生きていこうとは思わない?」 晴空「思わないです」 押井監督「じゃあ逆に95%楽しくて、5%苦しかったら?」 晴空「生きていけると思う・・・」 |
押井監督 「僕は今年57歳になるんだけど、50くらいになって振り返ると8〜9割は辛いことばかりだった。でもその中で1、2割楽しいことや、嬉しかったことがあるって方がとても意味がある。 ・・・生きていく事は基本的につらいことなんです。 でも、その中に素晴らしい瞬間がある。 僕も13年飼っていた大好きな犬が死んだ。その犬といた13年は本当に幸せだったと思ってるよ。でも幸せな時間は終わってしまう。でもまた始まるかもしれない。 だからどんなにつらくても、生きていくということに意味があるんだよ。 僕は今生きていて本当に良かったと思ってる。 さっきも言ったけど、僕は二回目の人生を今生きてる。生まれ変わる事は人生のうちに何度だってあるし、コツだってある。教えられないけどね(笑) それは自分で見つけて欲しいんだよね。」 |
晴空は自分の事を“好き”って思うことはないの? 晴空「自分の事、すごく嫌いです」 校長「俺は、今話をしていて思うけど、晴空の声とかかわいいって思うし、好きだぞ? この短い時間でそんな風に思うってことは、晴空も自分のいいところみつけられると思うんだ。」 晴空ちゃんは中学時代にいじめにあっていて、その時から自分のことを見つめ直そうとするものの、途中でいやになって前の自分に戻ってしまうんだって。 校長「生きてるって同じ所をぐるぐる回るようなもので、だから晴空も年輪のように太く、強くなっていると思うんだよな。」 自分のいいところはもちろん、周りの友達に対しても悪いところばかりに目がいってしまって、自己嫌悪に陥ってしまうという晴空ちゃん。 教頭「俺だったら自分の嫌なところがわかってるなら、それを直す努力をしようと思う。それが生きるってことに繋がってるんじゃないかな。」 少しでいい、ちょっとしたことでいいから自分の中の“好き”を考えてみよう!! 押井監督が言うように、生きていく上で楽しくするコツは必ずあるはず! それを考えてみよう! |
今日の黒板は押井監督に書いてもらいましょう! |
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どんなに楽しいことも必ず終わる。 それを悲しいと思うか、 新しい出会いのための過程と思うのか。 僕的にはさよならはたくさんあったほうがいい。 辛いことがあっても、 それに耐えられる強さを必ず持てるようになる。 だから、人生の中にさよならはたくさんあった方がいいんだよ。 |
さようならの数だけの出会いがある! とっても素敵な事だよね♪ 押井監督、栗山千明先生!! 今日はどうもありがとうございました〜〜!! |
とってもためになるお話だったよね!お2人とも、また生放送教室にぜひ来てくださいね★ それでは、また明日〜〜〜!! |
22:05 夏蝉 / ASIAN KUNG-FU GENERATION 22:25 何度も / 青山テルマ 22:44 今夜も星に抱かれて・・・ / 絢香 23:03 恋とマシンガン(Young,Alive,in Love) / フリッパーズ・ギター 23:11 Bomb / 8otto (LIVE音源) 23:13 あと10秒で / ART-SCHOOL (LIVE音源) 23:14 OH IT'S LOVE / HELLOGOODBYE (LIVE音源) 23:16 Laurentech / SPECIAL OTHERS (LIVE音源) 23:18 You Can't Have It All / ASH (LIVE音源) 23:19 ACROSS THE SKY / SPECIAL COWBOY (LIVE音源) 23:21 Semi-Charmed Life / Third Eye Blind (LIVE音源) 23:24 新しい世界 / ASIAN KUNG-FU GENERATION (LIVE音源) 23:26 ワールドワールドワールド / ASIAN KUNG-FU GENERATION 23:52 今夜も星に抱かれて・・・ / 絢香 |
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