第176話「消えなかったgloomy」
ジェニファーのおじいさん、恩持為四郎の妹、節子さんを探しているジェニファーと茂木。
手がかりのない節子さんを見つけるため、ラジオ番組をつくることが決まったものの、それを決断した海龍王寺大和は、何かが引っかかっていた。
大和:エリザベス、今度やるラジオ番組なんだけどなんか、もやもやしてね。
エリザベス:ワッツもやもや?
大和:もやもやしたは、英語で、「gloomy」だよ。
エリザベス:Oh!もやもやは「gloomy」なんですね?!
大和:実は、僕、少し前にジェニファーに振られちゃってね。だから、100%ジェニファーを応援できない僕がいるのさ…。
エリザベス:その気持ち分かりますよ。澪さんにも相談してみたらどうですか?
大和:澪ちゃんに?それはないよ!恥ずかしいよ……。
エリザベス:大和がもし好きだったらですけど、相談されると女性は嬉しかったりします。自分の恥ずかしいことを言えることも、大事だと思いますよ。
大和:そうなのかい…。
結局、大和は、澪ちゃんに相談することにした。
大和:澪ちゃんは…どう思う?
澪:…ジェニファーさんは、おじいちゃんのためだけに、ずっと行動してきたんじゃないかな?
大和:おじいちゃんのためだけに…
澪:大和君が、もし今お父さんに、頼み事されたら、それを叶えるために必死になるんじゃないかなって。
大和:僕のパパは、もう先が長くないんだ。頼み事されたら…必死にやるさ。ああ、そうだよ。こういう気持ちだったのか。