第179話「伝えたかったapologize」
ジェニファーのおじいさん、恩持為四郎の妹、節子さんを探しているジェニファーと茂木。
手がかりのない節子さんを見つけるためのラジオ番組の放送が明日に迫る中、海龍王寺大和は、この日、病院にいた。
エリザベス:大和、来てたんですね。
大和:ああ、エリザベス。パパは寝てるから、僕はもう帰るよ。
エリザベス:大和、ラジオは順調ですか?
大和:ああ、ただ、一つ、謝っておかないといけないんだ。
エリザベス:ワッツ謝る?
大和:ああ、謝るは、「apologize」だよ。
エリザベス:AH〜謝るは、「apologize」なんですね。…誰にですか?
その夜、大和はカフェにいた。
大和:君に振られてから、僕はずっと許せなかった。だから、ラジオに関しては、海龍王寺グループのためになるから、やることにしただけなんだ。
ジェニファー:…はい。
大和:でも…。ジェニファー。君は、本当は今もおじいさんの側にいたいんだろ?
ジェニファー:…え?
大和:おじいさんの最後の願いを叶えたいから、会いたい気持ちを抑えて、ずっと妹さんを探してるんだよね?
ジェニファー:………(泣いている) そうです。
大和:今はジェニファーの気持ちがよく分かるんだ。今までごめん。番組をやる前に、話しておきたかったんだ。ジェニファー!いいラジオにしようじゃないか!
ジェニファー:大和、ありがとう!(涙)