第186話「思いを知るtranslation」
おじいさんの妹、恩持為節子をようやく見つけたジェニファー。
この日、ジェニファーは、茂木と2人で、節子と会うことに。
茂木:えーと、ジェニファー、あそこ座ってるの節子さんじゃない?
ジェニファー:そうかもしれないです!……あの、節子さんですか?
節子:そうですよ!ジェニファーさん??
ジェニファー:はい!会えました!夢みたいです!
節子:私もよ!
茂木:あの初めまして。ジェニファーの友人の茂木と言います。
ジェニファーと茂木は、恩持為四郎が海外の病院で入院していること。
四郎は先が長くないため、すぐにでも出発したいということを節子に伝えた。
茂木:航空チケットとか宿泊代などかかる費用は、うちの社長に頼んでOKをもらっているので心配しないでください。
節子:何から何まですみません。
茂木:それと…節子さん。四郎さんに会うまでにこれを読んでもらえたらと思って。
節子:え?(紙を触って) …手紙?
茂木:いや、実は四郎さんの自伝がドバイで出版されていまして、英語の本なんです。
その中に節子さんのことが書いてあったんです。そこを翻訳してきました。
節子:わざわざ翻訳を?
ジェニファー:茂木、ワッツ翻訳?
茂木:翻訳って英語でなんていうんだ?スマホンヤクで…
スマホンヤク:「translation」
茂木:ジェニファー!「翻訳」は「トランスレイション」だよ!
ジェニファー:「translation」?…茂木、すごいです。
茂木:どうしても読んでもらいたいと思ってね!
節子:茂木さん、ありがとうございます!