第118話「砂漠でterrific」
　
海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和は、会長の命令で、ドバイに勉強に来ていた。
しかし、その中身は勉強とはほど遠く、まるでバカンス。さらに、大和は日本から美女をドバイに連れて来ていた。
　
大和：ラクダに乗るのは初めてだよ〜！えー、三奈美ちゃんはどうなんだい？
　
三奈美：砂漠も、ラクダも、私初めて。
　
大和：まぁそうだよね。あぁ、もうサンセットか〜。ラクダに乗りながら見る、砂漠の夕陽、たまらないね〜。
これはもう、terrific！
　
三奈美：「テリフィック」？
　
大和：ごめんごめん、「テリフィック」は、「すごい」って意味だよ〜。
　
三奈美：本当にきれいすぎてビックリ！
　
大和：この先、砂漠の中に、ホテルがあるんだよ〜。ずっと泊まってみたかったホテルなんだ〜。
　
三奈美：砂漠の中にホテル？テリフィックねー！
　
一方その頃、日本では、「しゃちほこゴールデンホテル」の売り上げに大きな変化が起きていた…
　
エリザベス：隼人！茂木が総支配人になって、「しゃちほこゴールデンホテル」の総売り上げが、10位、10位です！ついに、Top10入りしました！
　
隼人：何だって？どうやったら、あの最下位だったホテルで、そんなに売り上げが伸びるんだ！これは……よし！茂木を、本社に呼ぶんだ！
　
エリザベス：分かりました！
　
隼人：すごいを通り越しているぞ。いったいあの男は何なんだ…！
　
風呂掃除から始まった茂木は、ホテルの総支配人を任され、ついに……