第115話 「京都のapprentice」
　
海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和が初めて手がけたホテルの売り上げはグループで最下位。
激怒した会長から、「売り上げ上位の3つのホテルに行き、勉強して来い」と告げられる。
8日目、グループ売り上げ第2位の、「京都ホテル 海龍寺庵」にいた。
　
大和：えーみなさんこんにちは。社長の海龍王寺大和だよ。このホテルは、前に一度来た事あるから、見なくても分かるのさ。
それにみんなの顔つきで、スタッフが一流なのも分かるからね。いいホテルっていうのは、一歩ロビーに入ればすぐに分かっちゃうのさ〜。
　
海龍王寺大和のホテル滞在時間は、たったの15分間。そして…
　
大和：あぁ、もしもし！ジェニファー！今から向かうね〜！
　
海龍王寺大和は、京都に行ってみたいとよく言っていたジェニファーを誘い、一緒に京都を回る。
　
ジェニファー：清水寺、金閣寺、いろいろ回ってきてすごく楽しかったです。
　
大和：まだまだ京都の魅力はたくさんあるからね。ジェニファー、ほら来たよ〜！
　
ジェニファー：WAO！顔がとっても白い女の人！着物もキレイです！
　
大和：これが舞妓さんだよ！
　
ジェニファー：Oh！ワッツ舞妓？
　
大和：舞妓さんはね、英語で説明するなら、an apprentice geishaだよ〜。
　
ジェニファー：an apprentice geisha？ apprenticeは、「見習い」って意味です…
　
大和：その通り！舞妓さんの踊りを一緒に楽しもうじゃないか〜！
　
ジェニファー：YES！すばらしいです〜！