第106話「急なdecision」
　
海龍王寺大和が社長となって初めて手がけた名古屋の「しゃちほこゴールデンホテル」。このホテルの業績は、前回202位で最下位。2ヶ月後、この日、会長の海龍王寺隼人のもとへ、全ホテルの業績が報告された。
　
エリザベス：隼人、名古屋の「しゃちほこゴールデンホテル」の売り上げ成績も、送られてきました。
　
隼人：もう2ヶ月経ったのか。大和は、いろんなことを頑張ってたようだが。
　
エリザベス：はい。隼人、何位だったら、OKですか？
　
隼人：まぁ、前回は202位だから、100番台だったら、よくやった、と言えるかな。順位で教えてくれ。
　
エリザベス：はい、分かりました。「しゃちほこゴールデンホテル」、総売り上げは……………………202位。
　
隼人：また最下位じゃないか！
　
エリザベス：隼人、残念なことに、前回の売り上げの半分になってます。
　
隼人：何？前回の売り上げの半分？？
　
エリザベス：はい。
　
隼人：我が息子大和は何をやってるんだ！茂木が働いているドバイのホテルはどうなんだ？何位だ？
　
エリザベス：前回と同じく、1位です。
　
隼人：1位？
　
エリザベス：しかも、売り上げが前回の倍です。
　
隼人：何だって…!?それは、茂木の力が大きいのか？
　
エリザベス：そのようです。お客さんの満足度に茂木が大きく貢献しています。
　
隼人：エリザベス！茂木を日本へ連れ戻せ。これは決定だ!!
　
エリザベス：ワッツ決定？
　
隼人：決定、それは、decisionだ！
　
エリザベス：Oh！「決定」は、「decision」。分かりました。茂木を日本へ戻します。
　
隼人：すぐにだ！分かったな！