* 放 送 後 記 *

【 boil 】の回

第100話「モーニングのboil」
 
ドバイのホテルで茂木ががんばって働いているちょうどその頃、海龍王寺グループ社長、海龍王寺大和は、自分が社長となって初めて手がけた、「しゃちほこゴールデンホテル」が心配になり1ヶ月経ったこの日、ジェニファーと一緒に、名古屋に来ていた。
 
ジェニファー:WAO!相変わらず、すごいゴールド!
 
大和:やっぱり居心地がいいな〜!ジェニファー、レストランに行こうじゃないか〜。前に、ここでは全ての名古屋グルメが食べられるのさ〜。
朝食の時間は、名古屋ならではのモーニング!コーヒー一杯頼んだら、金箔をまぶしたトーストと、ゆで卵が出てくるのさ。
 
ジェニファー:ワッツゆで卵
 
大和:ああ、ゆで卵は、英語で、「boiled egg」だよ。
 
ジェニファー:OK!boiled egg!
 
大和:そうさ!でも、コーヒー一杯、たったの3500円なのさ〜!
 
ジェニファー:WOW!すごく高いです!
 
大和:それだけ高級なものを使ってるってことさ〜!インパクトも大事だからね〜!そして、もう一つ、僕が開発したメニューが、これ。「モーニングむすび」
 
ジェニファー:モーニングむすび?
 
大和:朝のおむすびさ〜!まぁ、海苔の替わりに、もちろん、金ぱくを、使ったんだ〜!中の具はね、「うに」が入ってるんだ〜。値段はね…たったの7500円。このメニューがどれだけ売れてるのか、今日はね、チェックしに来たんだ。
 
ジェニファー:Oh〜そうなんですね!
 
大和:おい!君〜!「モーニングむすび」、どれくらい注文が入ってるんだ?
 
シェフ:はい、新メニューに加わってから一週間、経ちますが…
 
大和:50か?100か?それとも、大記録の200なのかー?
 
シェフ:あの、ゼロです。
 
大和:は?ゼロ?君、冗談はやめるんだ〜!本当のことを言うんだ!
 
シェフ:いえ、あの、真面目にゼロです。
 
大和:おかしいだろう?そんなことはないよな〜ジェニファー?売れなきゃおかしいよねぇ?
 
ジェニファー:モーニングむすび、私は買わないよ。
 
大和:ジェニファーーーーー!?

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