第99話「一緒にcooperation」
ドバイのホテルで働く日本人の茂木に、同僚のジャミレフが貸した本。それは、“ドバイ観光の父”と言われた日本人、恩持為四郎のことをまとめた本だった。
茂木は、スマホンヤクを使って、その本をなんとか読み終えた。
茂木:あ、ジャミレフさん!この本めちゃめちゃ為になりました!ありがとうございます!
ジャミレフ:Oh!ミスター茂木、2週間で、もう読み終えたの?早いわね!
茂木:いやー、スマホンヤクがぶっ壊れるかと…、いやいや大変だったんですけど、なんとか読み終わりました!
すごく自分と重なって、なんだか、勇気が湧いてきて。なんといっても、「マキシム」、格言がとっても良くて、心に刺さったんです!
ジャミレフ:Oh!「maxim」ね。
茂木:はい。「一番大事なことは、相手を理解しようとする心、である。」この言葉は、もう胸に刻みました…
ジャミレフ:いい心がけね。
茂木:で、ジャミレフさん、ちょっと相談というか協力してほしいことがあるんですけど。
ジャミレフ:ワッツ、協力?
茂木:あ、協力は英語で何だ?スマホンヤクで…
スマホンヤク:「cooperation」
茂木:「協力」は「コーポレーション」か!ジャミレフさん!「協力」は、「コーポレーション」だよ!
ジャミレフ: OK!コーポレーションしたい!何を?
茂木:あの、僕は、英語が話せなくて相手をなかなか理解することできません。お客さんと話すときに、ジャミレフさんにも参加してもらって、僕が調べたドバイの情報とか、どんどん伝えられたらと思うんです!
ジャミレフ:ふふ、なるほどね。OK!茂木、いいわよ!わたしとコーポレーションして、もっともっとこのホテルを盛り上げていきましょう!
茂木:ジャミレフさん!宜しくお願いします!