第87話「そびえるskyscraper」
アラビア半島。ペルシャ湾に位置する、中東の大都市ドバイ。恋のライバル関係にあるグループ社長、海龍王寺大和により、ある意味左遷された茂木は、海外赴任先のドバイに降り立った。
茂木:やっぱり、と、とんでもなく暑いぞ!ご、50度?それは暑すぎるよ!いきなり汗が止まらないよ!
ドバイ。元々は、小さな砂漠の漁村だった。しかし、1966年。ドバイ沖に油田が発見されてから一変する。
茂木:見渡す限り、高いビルばっかりだー!東京よりもすごいんじゃないか〜!
発見された油田は、数十年でなくなってしまう。そのため、その莫大なオイルマネーを使い、観光に特化した街づくりが始まった。
茂木:ちょっと観光でもしようかな。まだ時間もあるし。そうだ!見たかった「ブルジュ・ハリファ」に行こう!あ、タクシー!
ブルジュ・ハリファ。2016年9月現在、世界で一番高いビル。その高さは、横浜ランドマークタワーのおよそ3倍の、なんと828メートル。
茂木:あの、運転手さん、「ブルジュ・ハリファ」!レッツゴー!
運転手:OK!skyscraper!
茂木:ん?「スカイスクレイパー?」どういう意味だ?スマホンヤクで……
「スカイスクレイパー」どういう意味だ?
スマホンヤク:「高層ビル」
茂木:「スカイスクレイパー」は「高層ビル」のことか!そう、スカイスクレイパーへ!レッツゴー!
ブルジュ・ハリファに到着した茂木。
茂木:うわー、すごいぞ、「ブルジュ・ハリファ」!828メートル、すごい高さだ。周りにあるビルも、きっと高層ビルなのに、すごい小さく見える。展望台にあがってみよう。
そして茂木は、148階、555メートル地点にある展望台に到着した茂木。
茂木:こんな景色、いままで見た事ないよ。ドバイを一望だ。よし、この街ドバイで、仕事をがんばるか。
茂木のドバイでの戦いが、始まる。