第66話「この人benefactor」
　
とんでもない美人の外国人が犬に襲われているところを下心で助けにいった茂木は思いっきり犬に噛まれてしまい、痛々しい姿になってしまった。結果、数日間、入院することに。
　
茂木：入院しちゃったよ。ジェニファーに入院したこと伝えたいけど、犬に噛まれてだなんて恥ずかしくて言えないしな…。それにしても入院生活って暇だな〜。
　
外国人：ミスター茂木！こんにちは〜！
　
茂木：ああ、あの時の美人さん！
　
男：失礼しますよ。
　
茂木：え？誰だろ？
　
外国人：隼人、この人がこの前話したー、私のbenefactor！
　
茂木：僕が「ベネファクター」？「ベネファクター」ってどういう意味だ？
こんな時はスマホンヤクで、「ベネファクター」どういう意味？
　
スマホンヤク：「恩人」
　
茂木：「ベネファクター」は恩人って言う意味なのか！確かに、恩人だけど、この有様じゃ…ハハハ…
　
隼人：君、犬に襲われてるエリザベスのことを助けてくれてありがとう。
　
エリザベス：本当にありがとう。
　
茂木：いや、でも当然のことをしたまでですよ。
　
隼人：どれくらい入院しそうなんだ？仕事は大丈夫なのかい？
　
茂木：一週間くらいって言われてます。あ、仕事は昔、教師をしていたんですけど、今は日本中を旅したくなって、辞めたので、今は何もしてないんです。
　
隼人：ほう。昔教師だったのか。それなのに無職なのは、もったいないな。何かあったら、ここに連絡を。仕事の斡旋ならいくらでもしてあげよう。わたしのかわいいエリザベスを救ってくれたお礼だよ。
　
茂木：仕事を？…ちょうど探してるんですけど。
　
隼人：じゃあ、いつでも遠慮なく連絡してきてくれたまえ。ではエリザベスいこうか。これで失礼するよ！
　
エリザベス：ミスター茂木！バイバイ〜。
　
茂木：ここに連絡か…えええええええ!?海龍王寺グループ会長 海龍王寺隼人!?