第50話「gentleな男」

この夜も日本好きの外国人ジェニファーはまたしても、夜景の見えるレストランに誘われ食事をしていた。


茂木：ジェニファー、どう？8階から見えるこの夜景！キレイだよね？

ジェニファー：そ、そうね！き、キレイですけど、隣のビルで働いている人も見えます。

茂木：本当だ、お〜い！お仕事頑張って！もしかしたらうらやましがってるかな！あ、ジェニファー、ハンバーグとポテト、食べてね！この店の僕が思うおすすめ、かな。

ジェニファー：はい、ジューシーそうです！

茂木：ここまでいい感じだ。うまくいきすぎて笑いそうだ。だめだ笑っちゃ！あ、そうだ、女の子は気遣いに弱いってエミリーが言ってたっけ。

茂木：ジェニファー、少し汗かいてるみたいだけど暑い？僕の、おしぼりでおでこ拭いてあげようか？

ジェニファー：大丈夫！

茂木：じゃあエアコンを強くしてもらおうか？

ジェニファー：Oh！それ嬉しいです！You are gentle.

茂木：「ユー アー ジェントル」？ジェントルってなんだ？スマホンヤクを使って、「ユー アー ジェントル」ってどういう意味？

スマホンヤク：「あなたは優しい」

茂木：ジェントルは「優しい、温厚な」っていう意味か！良かった！これはポイントあがったかな！やっぱり女の子は気遣いに弱いのか〜！エアコンを最大にしてもらう？エアコン直撃にしてもらう？

ジェニファー：茂木、そこまでは大丈夫です！

茂木：そうだエミリーが、次のデートに誘ったらいいってこの前言ってたっけ…ジェニファー、今度、良かったらドライブデートをしない？連れて行きたいところがあるんだけど！

ジェニファー：OH！ドライブ楽しそう！行きたい！

茂木：よーーーーーーし!!!!!!!ジェニファーとドライブデートだ!!!!!