第49話「absolutelyなお肉」
この日、日本好きの外国人ジェニファーは夜景の見えるレストランに誘われ食事をしていた。
ジェニファー:ワオ!ライトアップされた東京タワーが見える〜!360度どこを見ても素晴らしい夜景、ビューティフォー!
見知らぬ男:ここは64階、地上からおよそ200メートルの高さにあるレストランさ。夜景が綺麗なのは、当たり前さ!もちろん、今日は君のために、KASIKIRI!そう、「貸切」さ!
ジェニファー:ワオ!貸切すごい!
見知らぬ男:空に近いこの場所で君との時間を誰にも邪魔されたくない…なんてね!そこの君!そろそろアレを!
ジェニファー:え?あれってなーに?
見知らぬ男:僕がシェフに言ってジェニファーのために作らせた、メニューには載っていない逸品さ!
ジェニファー:ワオ!
店員:お待たせしました。「最高級、熊本県産の馬刺し」でございます。
ジェニファー:馬刺し?
見知らぬ男:馬刺しっていうのは馬のお肉さ!熊本県産の馬刺しは美味しくて有名!馬刺しは最&高だよ!さぁ、こんな風に召し上がれ!
ジェニファー:ネギを包んで、醤油につけて…
見知らぬ男:お味はどうだい?
ジェニファー:It is absolutely delicious.
見知らぬ男:「イット イズ アブソルートリィ デリシャス」アブソルートリィは「絶対的に、完全に」って意味だから、つまり、すごく美味しいってことだね!
ジェニファー:夜景も馬刺しも最高!
見知らぬ男:喜んでもらえたなら何よりさ!ところでジェニファー。来週、時間あるかな?
ジェニファー:あると思います!
見知らぬ男:じゃあ、とっておきの場所に連れてってあげるよ!