第14話「結構なfirst experience」


鎌倉観光で歩き疲れた茂木とジェニファーは、和室のある茶屋で休憩していた。

茂木：すみませーん！すみませーん！抹茶を！はい、2人分お願いします！

ジェニファー：まっちゃ？

茂木：抹茶はね、日本の伝統のお茶なんだ。

ジェニファー：お茶？お茶なら飲んだ事ある。

茂木：そのお茶とはだいぶ違うと思うよ！ほら来た！

ジェニファー：ワオ！大きな器！これが抹茶…

茂木：抹茶を飲む時に作法があってね。知りたい？

ジェニファー：知りたい！

茂木：色々あるんだけど……3口半で飲み切るのと、飲み終わったら「結構なお手前でした」って言うしきたりがあるんだよ！

ジェニファー：3口半。「結構なお手前でした」やってみる。OK！…いただきます！ワーオ…My first taste experience！

茂木：…「マイ ファースト テイスト イクスペリエンス」!?テイストは味だよな。「エクスペリエンス」って何だ!?スマホンヤクに聞いてみよう!!「マイ ファースト テイスト イクスペリエンス」ってどういう意味？

スマホンヤク：「初体験の味」

茂木：エクスペリエンスは体験とか経験の意味か！どう？抹茶、おいしいだろ？

ジェニファー：とても美味しかったです！ごちそうさまです。

茂木：そうじゃなくて！ほら、ジェニファー！あの言葉！

ジェニファー：あ、結構なお手前でした。

茂木：よし！ジェニファー！よくできました！