しんどー相談室2日目。テーマは『学校に行くのがしんどい』今、学校に行きたくない君へ。

生放送教室 2021.8.31 火曜日

SOL!

今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!


今週のSCHOOL OF LOCK!は様々な事でしんどい思いをしている生徒の声を聞いていく授業『しんどー相談室』を4日間お届け。

今夜のしんどー相談室のテーマは『学校に行くのがしんどい』

学校に居場所がない。夏休みが延長してホッとしている。新学期のことを考えると苦しくなる。。。そんな生徒の声を聴かせてもらっていきました。


1人目に電話をした生徒 RN:渡来人五号機は、小学生の頃に男子生徒と揉めたことが原因で保健室登校になってしまい、そのとき当時の担任の先生に「君は逃げているだけ」と言われ、そのせいで学校に行くのがしんどくなるようになってしまったという。中学生になった今も学校には行けているものの教室と保健室登校を行き来している状態で、他人に対してのトラウマから緊張や恐怖、不安は常に付きまとってしまっていて、来月6日からスタートする2学期が怖いと話を聞かせてくれました。


2人目に電話をした生徒 RN:スイートポテトは、高校2年生に上がったクラス替えの初日に同じクラスになった同級生の子に「あいつと同じクラスになりたくなかった。最悪」と言われてしまい。そこから“自分”が出せなくなってしまったという。元々、高校1年生の時はどちらかというと明るい性格で率先して行事にも参加していたのにあの時に言われた、たった一言で人の目が怖くなってしまい、次第に自分が自分じゃなくなっていき、今はそんな自分も嫌いでとにかく今は学校に通うことがしんどくなっている。と話を聞かせてくれました。


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聴取期限 2021年09月07日(火)PM 10:00 まで

しんどー相談室2日目。テーマは『学校に行くのがしんどい』今、学校に行きたくない君へ。


こもり教頭「今日は8月31日火曜日! 夏休みが今日で最終日、という生徒も多いんじゃないかな?
そして、なんといっても今日は、我が校の女子クラス、森七菜ちゃん、20歳の誕生日! おめでとう!!!」

さかた校長「おめでとう!!!」

こもり教頭「20歳だって」

さかた校長「しかも今日! めでたいね」

こもり教頭「20歳の誕生日、覚えてます?」

さかた校長「めっちゃ覚えてない。成人式とかは覚えているけど、何してたかな? 覚えてる?」

こもり教頭「覚えてます。(20歳になった)瞬間覚えてます」

さかた校長「何してた?」

こもり教頭「それはちょっと言えないですけど」

さかた校長「言えないことをやった!? 20歳の誕生日の瞬間に!?」

こもり教頭「やりました。まず日本にいなかったんで」

さかた校長「すごいこと言うね。え? どういう状態、それ?」

こもり教頭「普通にワールドツアーでパリに行ってて。パリでアワアワしている最中に、気付いたら20歳になってました」

さかた校長「お仕事で。時差あるからね」

こもり教頭「で、森七菜ちゃん、20歳になって。多分、この20歳という日は忘れられない日になっているんじゃないでしょうか。今日の夜7時から、新曲『深海』のリリース記念イベントの配信がありました」

さかた校長「コメント見てたら、うちの生徒がたくさん観てくれててね。一緒にこの日をお祝いしてくれて、楽しんでくれていて。しかも、zoomでも、うちの生徒が何人か出たし。サプライズでYOASOBI先生も来てね。森七菜ちゃんにとっても、生徒のみんなにとっても、素敵な1日になったと思います。
改めて、森七菜ちゃん、20歳の誕生日!おめでとう!

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「それでは、今夜も校長先生の黒板から授業が始まります! 黒板を読み上げます!」

SCHOOL OF LOCK!


『 軽音LOCKS! 』

さかた校長「この夏休み期間中、SCHOOL OF LOCK! では、こんな特別授業を行いました。それは、マカロニえんぴつ先生がオンラインで直接、バンド指導!
『軽音LOCKS!』

こもり教頭「supported by YAMAHAミュージックジャパン!

さかた校長「マカロニえんぴつ先生には、それぞれの担当に分かれてもらって、直接ご指導をいただきました」

こもり教頭「キーボードの授業は長谷川先生。ベースの授業は、高野先生。ギターの授業は、田辺先生。ボーカルの授業は、はっとり先生に担当してもらいました」

さかた校長「この特別授業を受けたのは、総勢27名の生徒!
プロのアーティストに直接質問して、直接聞きたいこと聞ける…そんな夏はないし、貴重な体験をしました。すごいいい時間だったのよ〜!」

こもり教頭「校長先生もね、いい経験を」

さかた校長「僕も、あるパートで参加させてもらって、めちゃくちゃいい経験をさせてもらいました。新しく知ることもありましたし、最高の夏の思い出になりました。
ただ、今聴いているみんなは、“なんで今このタイミングで、もうとっくに終わってる授業の話をするのかな〜”…そう思ってるに違いないんだけど」

こもり教頭「間違いなく思っているでしょうね」

さかた校長「なぜ、俺がこのタイミングで言ったのか? それは……今日から!

こもり教頭「今日から!?」

さかた校長「毎週火曜日に!

こもり教頭「毎週火曜日に!?」

さかた校長「マカロニえんぴつ先生がオンラインでバンド指導をしている動画をアップして行くぞーーー!!!

こもり教頭「おー!!! つまりそれは、マカロニえんぴつ先生全員の授業内容を見ることができると!」

さかた校長「その通り! 今日から、4週にわたって、全部見られる! 軽音LOCKS! の動画をアップしていく!」

こもり教頭「あ、ホントだ! すでにSCHOOL OF LOCK! のYouTubeチャンネルに、長谷川先生のキーボードの授業がアップされてますね」

さかた校長「そうなのよ。トップバッター長谷川先生は、もうキーボード弾きまくってるからね! いや、すごい指さばき。実際見たけど、すごい技術を生徒たちに教えてくれて」

こもり教頭「弾きまくってるんですか?!」

さかた校長「弾きまくってるし、語りまくってるから! 見応えめちゃくちゃあるんで、バンドに興味ある生徒は、ぜひ見て、実際に学んでほしいと思います」



さかた校長「さぁ!SCHOOL OF LOCK! は今夜も開校!」


♪  ハートロッカー / マカロニえんぴつ


さかた校長「これから毎週火曜日に4週にわたって動画がアップされていく。キーボードの長谷川先生の第一弾がもうアップされているんだけど、みんな大好き反省会議ではおなじみのバンズ先生も、Zoomだから、もう動画に…」

こもり教頭「出ちゃってんだ」

さかた校長「普通にまわしちゃってる。普通に司会をしてるのを僕も横から見ていたし」

こもり教頭「頑張ってた?」

さかた校長「頑張ってたし、やっぱ楽器詳しいから。バンドやってたってのもあるし。そこらへんも楽しみつつ。4週にわたっての、先生方おのおのの教え方もあるし、俺の記憶によれば、4人のバンド演奏を見て、それに対してなにか話したり。
いろんな曲の作り方…聴いたような…膨大な量を聴いた動画も……わからんけども」

こもり教頭「あら、そんな“もしかすると”が?」

さかた校長「もしかするともしかするから。ぜひ、見てほしいなと思います」

こもり教頭「この『軽音LOCKS!』は、コロナ禍というのもあって、最初“どうなるのかな?”って思っていたけど、本当にいろんな形になって、生徒と一緒に夏の思い出ができたっていうのは、僕はすごく嬉しいなと思っています。マカロニえんぴつ先生、ありがとうございます!

SCHOOL OF LOCK!



さあ、それでは本日の授業にまいります!

『しんどー相談室〜学校に行くのがしんどい〜』

さかた校長「今週のSCHOOL OF LOCK!は、今“しんどい!”という思いを抱えている生徒に向けて『しんどー相談室』を行っています」

こもり教頭「進路のことを相談する『進路相談室』ではなく、“しんどい”ことを相談する『しんどー相談室』です」

さかた校長「今回は、4日間、毎日授業テーマを決めてお届けしていて、昨日は、『ヤングケアラーでしんどい』。“ヤングケアラー”というのは、本当だったら大人がやるはずだとされていることを大人の代わりにやっている18歳未満の子どもたちのことです」
<『ヤングケアラー』については、こちらの特設サイトもぜひ読んでほしい!>

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「そして明日、水曜日が『貧困でしんどい』

こもり教頭「木曜日が『差別でしんどい』

さかた校長「そして今夜は、『学校に行くのがしんどい』
今日は8月31日。明日から新学期が始まる生徒も多いと思う。掲示板を見ていると、もう新学期が始まっている生徒もいるし、“延長して2週間後です”という生徒もいると思う。
今夜は、もうすでに学校に行きたくなくなっている。学校に居場所がない。夏休みが延長してホッとしたけど、新学期のことを考えるとすごく胸が苦しくなってしまう。そういった生徒たちの話を聞いていきたいと思う」


♪ Doubting Eyes / Namichie


「ただ私は逃げているだけ」
私は小学六年生の一学期後半から保健室登校です。
一度目の緊急事態宣言の影響で学校には行けず、家でずっと過ごしていました。
学校が始まって保健室登校になると担任の先生が連れ戻しに来るんです。
私は連れ戻される時毎回こう言われました。
「君は逃げている」
この言葉を言われた日から
ただ私は嫌な事から逃げているだけと思うようになって、
保健室に居づらくなりました。
ずっとずっと申し訳なかった。色んな人に迷惑を掛けていると思ってしまう。
中学生になった今も同じように、最初は大丈夫だったのに途中からオンラインになり、色々なリズムが崩れ、宿題などの課題が段々提出できなくなって、六年生の時からある謎の不安と恐怖があり、クラスにはあまり行かなくなりました。
私の学校の保健室はずっとは居られないんです。行き場所がありません。しんどいです。

渡来人五号機
女性/12歳/福岡県
2021-08-31 18:18


SCHOOL OF LOCK!


渡来人五号機 福岡県 12歳 女性

さかた校長「今、中学1年生? 今日は、何してたの?」

渡来人五号機「夏休みの宿題を終わらせて、あとは寝てました」

さかた校長「(笑)休みは寝るのが一番だからね〜。新学期はいつから?」

渡来人五号機「新学期は9月1日、明日からですね。でもオンラインって形で」

さかた校長「なるほどな。オンラインはいつまでみたいのは決まってるの?」

渡来人五号機「3日までがオンラインで。少人数のA組、B組に分かれて、かわるがわる登校していくって感じです」

さかた校長「分散登校みたいな感じなんだね」

こもり教頭「週明けの9月6日から学校だ」

さかた校長「小学6年生の1学期から保健室登校になっているの?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「思い出させてしまってごめんなんだけど、何かきっかけとか理由があったのかな?」

渡来人五号機「きっかけは、ほんとに些細なことで。6年生の時に班が組まれていて、私の班の班長の男の子が、すごく怖くて。強い口調でいろいろ注意してくるみたいな。そんなに言わなくていいのにって思っていて。それで怖くなって、保健室登校に段々なっていったっていう」

こもり教頭「同じクラスだからね。また授業のあとの休み時間とかにまた強いことを言われたらやだな〜とか思って、クラスに行きたくなくなってったって感じかな?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「保健室登校を始めてからはどうだったんだろう?」

渡来人五号機「保健室の方がすごい楽でした」

さかた校長「そうか。いつくるかわからない恐怖にいるよりはね。担任の先生が連れ戻しにくるっていうのは、どういったこと?」

渡来人五号機「班長の男の子とは仲直りして、1回クラスに復帰したんですが、途中からだんだん…担任の先生が正論をぶつけてきたりとかで、それで怖くなって。その担任の先生、すごくドライな先生で、口癖が、“自分で考えなよ”っていう人で」

さかた校長「その言葉に乗っている感情を、すごくドライに、冷たく感じてしまったのかな?」

渡来人五号機「はい。本当に、スイッチがオフになったように、感情がぽっかりなくなったようになりました」

さかた校長「その先生の正論っていうのは、“君は逃げている”って言葉?」

渡来人五号機「はい。そうです」

こもり教頭「それは男子から言われたことだったり、クラスにいると怖くなってしまって教室に行けなくなっちゃったことを、現実から逃げてるみたいに言われたってこと?」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「それはな〜。直接言われたら、刺さっちゃうような〜。心に」

渡来人五号機「もう、すごく辛かったですね。最初は、“なんで私がこんなこと言われなきゃいけないんだろう”って思っていても、段々それが正論だって思うようになると、ほんとに“ごめんなさい、ごめんなさい”としか、思えなくて」

さかた校長「全然謝ることやないんやけどな。その正論…正論っていうかね、渡来人五号機がすげー傷ついてしまうような言葉を言ってしまった先生より、俺は、君の方が大事だから。そんな先生の言葉、大嫌いだし。平気で大人も間違ったことは言うから、全然それが100%正しいわけじゃないし、現に渡来人五号機が傷ついちゃってるからな」

SCHOOL OF LOCK!


渡来人五号機「はい」

さかた校長「なんも謝ることはないんだよ。何も“ごめん”なんて思うことはないからね」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「今、保健室にはずっといられないって書いてたけど、保健室も通うのは大変になっちゃったの? ずっと居られる状態じゃないの?」

渡来人五号機「多分いられるはずなのに、何かのルールがあるのか、いられなくて」

さかた校長「時間制限があるの?」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「これは今の中学になってからってことかな?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「じゃあ、学校の規則で、ずっといられないってこと?」

渡来人五号機「はい、できないんです」

さかた校長「は〜そうか」

こもり教頭「それは何時間か教室にいないと、登校したと認められないとか?」

渡来人五号機「いや、それはないんですよ」

こもり教頭「でも利用できる時間が決められているってことか」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「そのなんか不透明な感じとかな、なんだろうね、理不尽なことも、
渡来人五号機の心を苦しめている原因のひとつだと思うし。じゃあ、今、ずっと保健室にいられないから、教室に行って授業受けてるって感じだもんね」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「行き来しているってこと?」

渡来人五号機「行き来してます」

こもり教頭「もともと小学校の時にクラスの子とうまくいかなくて、そこにある緊張感とか、怖くなっちゃって…って気持ちがあったってことだけど、中学になってから、そういう気持ちはどうなんだろう? 大きくなったのかな? それとも少しは和らいだのかな?」

渡来人五号機「最初は和らいだんですけど、オンラインになってどんどんリズムが崩れていって、そこからもう、どんどん膨れ上がっていったって感じですね」

こもり教頭「ちょっとトラウマみたいな?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「そうな〜。少しずつ行けるようになったら、またコロナ禍で日々が変わって。やっと慣れてきたらオンラインで。今回も、3日行ったら分散だもんね。
やっぱりそういう風に変わる状況っていうのは、日々対応しなきゃいけないから、心的にも大変かな?」

渡来人五号機「大変です」

こもり教頭「それは、クラスメートに対して不安な気持ちがあるのかな?」

渡来人五号機「そこも、自分でわからないんです」

こもり教頭「なんでこんなに怖くなっちゃうのか、不安になっちゃうのかってことが?」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「そりゃしんどいな〜。だって、わからないんだけど、ドキドキしちゃうんでしょ?」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「そりゃ、しんどいよ」

さかた校長「渡来人五号機、オンラインでも、クラスのみんなが写るのかな?」

渡来人五号機「いえ。授業の動画が配信される形で、Zoomとかで対面ではないんです」

こもり教頭「なるほどね。ストリーミングみたいな、埋め込まれた動画を再生してみるみたいな感じだ」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「じゃあ、実際に学校に行くのは、来週月曜日の6日とかかな?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「その日は、渡来人五号機、ぶっちゃけ、どういう気持ちだろう?」

渡来人五号機「もう、怖いです。また、過呼吸になってしまったりするとか、そういうのが」

こもり教頭「過呼吸になっちゃったこともあるんだ?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「それは教室とか休み時間とかに苦しくなってしまうのかな?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「そりゃ怖いな。小学校の時の先生に言われた“君は逃げている”っていうその言葉は、やっぱり今もずっと引っかかっているのかな?」

渡来人五号機「ずっと引っかかってますね」

こもり教頭「それは小学校の時に先生に言われた言葉で、中学になってその先生はいないけど、保健室に居づらくなりましたってことは、同じ保健室にいると、あの時言われた言葉とかを思い出しちゃうのかな?」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「で、自分が悪いのかな、迷惑かけちゃっているのかなって思って、保健室を後にして教室に行くけど、やっぱり教室も緊張しちゃったり、不安になっちゃったりって気持ちになっちゃう?」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「さっき、“自分が申し訳ない、ごめんなさい”って言っていたけど、何も思わんでいいし、逃げてないから。全然逃げてないよ。今だってこうして、もがきながらもちゃんと自分の感情に向き合って、俺たちに話しかけてくれているわけやん。めちゃくちゃ闘っている。何も逃げてない」

渡来人五号機「…はい…」

さかた校長「すごいよ。すごいことをずっとやってる。だからね、そんな言葉なんて全然無視しちゃっていいし、そんな言葉にとらわれることはないし、その言葉を投げかけた人にもムカつくし。何度でも“君は、ちゃんと闘っている”って言いたい」

こもり教頭「それに、いろんな人に迷惑をかけてしまうって言ってたけど、渡来人五号機、助けを求めるのはね、諦めるのとは違うんだよ。諦めないためにそうするんだよ。逃げてないよ。だって自分が辛いんだもん。諦めたくないじゃん」

渡来人五号機「はい」

こもり教頭「学校にだってさ。どうなんだろう、今の自分は。もし楽しく行けるんだったら、行きたい?」

渡来人五号機「行きたいです」

こもり教頭「それじゃあ、諦められないよ。諦めないためにそうするんだよ。何も悪くないよ。そんなこと思わなくていいと思う」

SCHOOL OF LOCK!


渡来人五号機「はい」

さかた校長「今、渡来人五号機ね、自分のこと、どう思っているんだろう?」

渡来人五号機「情けないと思っています。ずっと逃げてばっかで、何もしようとしなかったです。ほんとに情けないと思ってます」

さかた校長「そうか。俺は1個も思わないけどね! 何も情けないことなくない!? 何度も言うよ、めちゃくちゃ闘っているからね。1個も自分のことを卑下することはないし、情けないと思うことはなくて。
今、そういう風に思ってしまうのも、先生からもらった言葉や、周りからもらった言葉だったり、傷つくような言葉の存在があると思うのよ。ほんとはその瞬間だけの言葉なのを、渡来人五号機が自分の言葉にして、自分で自分の言葉で傷つけてしまっているところがあるのよ。“情けない”とか。そういうふうに、自分を傷つけてしまう言葉は、絶対に自分に言わないでくれ」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「俺が10代の時に部活やってて、毎日ダメで、“お前もっと頑張れよ”って言われて、あ〜しんどいな、もう頑張れねーよって思ったけど、やっぱりどこかで、人からもらう言葉を自分の言葉に変えて、“自分、ダメじゃんじゃねーかな”って思ってたけど、ある時、大人になってから変われたのは、自分で自分を攻撃するのはやめたのよ。一番守るべきは、大切な君だから、君自身だから。
そんな優しい渡来人五号機が、そんな悪い言葉で、自分を傷つけることは1個もないんよ。すごいからね。何もしてないことはないし。渡来人五号機は、闘っている。ちゃんと向き合っている、しんどいところに。で、そこから離れて距離を置くのは、全然“逃げ”じゃない。何も逃げてない。ただただ、そこに居続けるのはしんどいから離れているだけで、もっともっと離れてもいいと思っているし。
もらう言葉は、自分が嬉しいなって思う言葉だけを、自分に投げかけてほしい。自分で自分を傷つけることはないんだよ。それでも何か、自分に対してトラウマになるような言葉を(自分に)言ってしまったら、その時は、それ以上に”私は今、闘ってる。カッコいい、逃げていない“っていう、俺や教頭の言葉を自分の言葉にして、自分に投げかけてほしい」

SCHOOL OF LOCK!


渡来人五号機「はい」

こもり教頭「それでも、また“君は逃げている”って言葉を思いだして、自分が何もできてない、情けないなって思ってしまった時には、これは教頭先生の考え方なんだけど、時には、ただ起き上がって前に進むだけでも、素晴らしいって思える日がある。
振り返れば、“あれ、今日何やったんだろう”って思う日かもしれないけど、起き上がって前に進むってことがどれだけ素晴らしいか。どれだけ強いのか。逃げてないよ。逃げてない、渡来人五号機は」

さかた校長「1個も逃げてない。もし来週学校が始まって、その当日にならんとわからんかもしれんけど、行きたくないなって思ったら、全然行かんでいいからな。それは逃げてるとかじゃないから。全然、逃げてない。君がちゃんと向き合って闘って、無理だと思ったら、その選択を取っていいんだよ。自分のことを最大限に守る選択をして。それは逃げなんかじゃなくて、立派な勇気だから」


♪  ヒカルモノクラクナル / 大森元貴


さかた校長「そこに至った経緯だったり、自分がさまよった感情だったり、それには全て意味があるし、自分がやってきたことに無意味なことはないから。そこだけは嘘じゃないし、信じてほしいと思う」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「今ね、めちゃくちゃね、君への言葉が届いている」

逃げていい
君は逃げてるって言われることがあると思います。
でも、逃げることは必ずしも悪いことじゃないと思います!
逃げててもいいし、許されるべきことだと思うので、そこは胸を張っていいと思います。

カラコネクト
男性/14歳/石川県
2021-08-31 22:26


5号機さん
5号機さん、逃げてないよ。自分を責めないでね。5号機さんは何も悪くないから。5号機さんはすごいから。
何か辛いことがあったらいつでもSOLに来てください。
私たちは5号機さんの味方です!大丈夫だよ!!1人じゃないから!

まえむき
女性/19歳/岐阜県
2021-08-31 22:45



考えるだけでも、思い出すだけでも苦しくなっちゃうのにちゃんと向き合って、それでも学校に行きたいって思っていて、ちゃんと頑張って行っていて、、、情けなくなんかないし逃げてなんかいないよ、!!!!!!
もっと頑張っている自分を誉めてあげていいとおもうな。

銀河街のパレード
女性/16歳/神奈川県
2021-08-31 22:42


SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「渡来人五号機?」

渡来人五号機「涙が止まらない」

さかた校長「君がちゃんと、日々しんどい中でも向き合って頑張ってるから、その涙がこぼれるんだよ。渡来人五号機、めちゃくちゃ強いよ、カッコいい。お前は1個も逃げてないからな!! 胸張っていいぞ」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「学校が始まって、君が考え抜いた選択を信じていいからね」

渡来人五号機「はい!」

さかた校長「何もその選択を恥じることはないから」

渡来人五号機「はい」

さかた校長「いつでも生徒のみんなはここにおるし、俺たちもおるし、また学校が始まって思うところがあったら、いつでも言ってきていいからな! 自分の選択、信じてな。ありがとうな、渡来人五号機」

こもり教頭「ありがとうね」

渡来人五号機「ありがとうございました」

SCHOOL OF LOCK!



♪  ピオニー / yonige


つらいときは逃げよう。人を頼ろう。
大学4年生です。幼稚園、小学1年生、中学1年生のとき、毎朝登校がつらくて、泣いて、保健室登校してました。そして中学3年生のときにうつ状態になりました。ある朝、登校の途中で公園にふらっと入り、お昼までぼーっとしていました。学校と家では大騒ぎになってたみたいで、学年担当の先生全員に個室で説教されました。その中のひとりに「つらいときでもゆっくりでいいから前に歩き続けなきゃいけない」と言われて、ついにがくんときました。それができないんだよ!!!だからこんなにつらいんだよ!!!逃げることや立ち止まることを一辺倒に「良くない」として、常に進むことを押しつけてくる人は所詮その程度だと思います。そりゃその人もたくさんつらいことを経験してきたのでしょう。でも、乗り越えられない人だっているんです。つらいときは逃げよう。人を頼ろう。

alice@
女性/21歳/東京都
2021-08-31 22:52


さかた校長「ほんとに、立ち止まっていいし、なんなら“もう無理”ってふて寝してもいいし。で、心も身体も休んでさ、闘えるよってなったら、自分で闘いたいと思ったら、動けばいいんだし。ずっと動き続けるのは、マジでしんどいからね。いいんだよ、自分だけを思えば。どうしても人と比べてしまうけど、自分を大切にするのは自分だから」

こもり教頭「そうですね。味方ですから。角度の問題ですから。向こうは良くないと思ってるかもしれないけど、こっちから見れば、それが自分が取りたい選択肢だから。そこで意見がぶつかりあって話すこともあるかもしれないけど、言われたことですごく心が苦しくなったりすることもある。“その一言で”っていうことは絶対にあると思う。言うもん、人だから。
でも、自分が感じていることは、自分が一番ダイレクトに感じていることだから。時には逃げていいし、時には人に頼ろう。それは全然悪いことじゃない」

SCHOOL OF LOCK!


五号機さん‼︎
私は中学生の時に不登校や保健室登校をしていました。そのとき、教室に行けていない罪悪感や教室に入ることの恐怖心を感じていました。でも、高校、大学に進学するにつれて、だんだんと恐怖心はなくなっていきました。
今のつらさには必ず終わりが来ます。そのことをどうしても覚えていてほしいです。
きっと五号機さんが自分でも驚くような楽しい未来が待ってるよ‼︎
スクールオブロックのみんな、五号機さんの味方だからね‼︎

ミトコンドリア♪
女性/19歳/福岡県
2021-08-31 22:48


さかた校長「今、五号機と同じ歳の頃に同じ経験をしてきた先輩たちが、しんどいことを乗り越えて、今、五号機に向けて言葉を届けてくれるっていうのが、ほんとに嬉しいし、ありがたいし。“きっと大丈夫だよ”って先輩たちが言ってくれている通り、五号機、絶対に大丈夫だからな。君が思って、君が選択したことは、何も間違ってないし、誇っていいことだから。胸張っていいぞ。
ほんとにみんな、五号機へのたくさんの言葉、ありがとう。五号機にも届いたし、Twitter、我が校の廊下にもほんとにたくさんの言葉があって。それも五号機に届いているし、五号機も先輩たちからの“私もそうだった”って言葉で心が楽になったと思うから。書き込んでくれたみんな、ありがとう」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「ありがとう」

明日も学校、、、
私は高校2年生になって、クラスに馴染めず本当の性格は明るくてうるさいのに、クラスでは自分の本当の性格を出せず静かにいます。
高校2年生になったときに同じクラスの子からあいつと同じクラスになりたくなかったまじ最悪と言われて
そこから学校が怖くなってしまい毎日学校に行きたくないと思ってしまいました。
周りの人が話してるのをみると私の陰口を言っているのではないかと思ってしまい、下を向いてしまいます。
今までは夏休みがあるから頑張ろうと思って頑張ってこれました。でも夏休みが終わって学校に行くとまた自分じゃなくなってしまいました。
正直こんな自分が嫌いです。
学校に行きたくない。
しんどい。

スイートポテト
女性/16歳/広島県
2021-08-31 21:09


SCHOOL OF LOCK!


スイートポテト 広島県 16歳 女性

さかた校長「今日は、スイートポテトは何をしてたの?」

スイートポテト「学校でした」

さかた校長「もう普通の時間割?」

スイートポテト「はい、あります」

こもり教頭「今日も学校か。お疲れ様」

スイートポテト「ありがとうございます」

さかた校長「新学期が始まって、どのくらい経つの?」

スイートポテト「先週の火曜日から始まりました」

さかた校長「じゃあ、もう1週間くらい経つんだね。話していて、辛かったら、無理せんでもいいからね」

スイートポテト「はい」

さかた校長「学校が怖くなってしまったっていうのは、高2になっていつぐらい? 4月の段階?」

スイートポテト「高2になって初日です」

さかた校長「初日か〜。その、同じクラスの子から言われたきつい言葉があるけれども、それは急に言われたの?」

スイートポテト「廊下で。私が廊下を通ったときに、友達と2人でいて、なんか指を指されて、“あいつと同じクラスになりたくなかった”って言われました」

さかた校長「う〜ん…嫌やな〜。なんでそんなこと言うんやろな。その子とは面識があったの?」

スイートポテト「友達が同じクラスだったから、名前とかは聞いたことがありましたけど、全然関わったことはなかったです」

こもり教頭「なおのこと、なんでそんなこと言うんだろうな? わかんないな?」

スイートポテト「わからないです」

さかた校長「その言葉を廊下で受けたあと、話したりとかはあったの?」

スイートポテト「いや、まだ2年生になって、その人と1回も話したことないです」

さかた校長「一方的に言われて、そこからは会うこともないけれど」

スイートポテト「ないです」

さかた校長「急に、意図してないところからそんなキツイ言葉かけられてね」

こもり教頭「しかも同じクラスだから、授業があればずっと一緒にいるわけだし。そいつが休み時間もクラスにいたら、そこでも一緒なんだよね」

スイートポテト「そうです」

さかた校長「ホントの性格は“明るい性格”って書いてくれていたけど、そこからクラスにいる自分っていうのは変わってしまったのかな?」

スイートポテト「はい。なんか、あの…あんまり性格が合わないなっていう子と毎日一緒にいます」

さかた校長「じゃあ、その一緒に過ごす友達っていうのは、一緒にいてはくれるけど、その時に本当の自分は出してないのかな」

スイートポテト「出してないです。自分がめっちゃうるさい、というのは知らないです」

さかた校長「その友達もそういうところはわかってない?」

スイートポテト「はい」

こもり教頭「じゃあ、その子とも高2でクラス替えで同じクラスになったんだ」

スイートポテト「はい」

さかた校長「その子にも、本音とか、ホントの私はっていうのは言えないか?」

スイートポテト「はい。なんか、言ったら、今まで隠してたというか……このままの関係で(いたいし)、1人になるのも怖いし…みたいな感じです」

さかた校長「言ってしまったら、“今までなんで隠してたの”って思われたり、また“本当はそんなんだったんだ”って思われるのも嫌やもんな」

こもり教頭「本当は“明るくてうるさいタイプ”って書いてくれてたけど、その自分を隠すようになった理由っていうのは、その悪口を自分に言ってきたその子に、また何か自分が楽しくやった時に直接的なことを言われるのが怖くて、“目立たないようにしよう”と思って、押し殺してるの?」

スイートポテト「そうです」

さかた校長「だから、スイートポテトは面識がなかったけど、高1の時とかのスイートポテトとかを見てての…。俺はね、楽しそうにしているスイートポテトへの嫉妬だったり、なんかそういうところで、良くないけど、言ってしまったんじゃないかと思う」

スイートポテト「あ〜」

さかた校長「でも、しんどいなかで、ちゃんと学校行ってたんだもんな。1学期はどうやって過ごしていたの?」

スイートポテト「“もうちょっとしたら夏休みだ”とか、“もうちょっとしたら3連休があるから頑張ろう”とか、休みのことばっかり考えて学校に行っていました」

さかた校長「そうか。ほんとは笑顔で日々を過ごせたはずだったんだけどね」

スイートポテト「はい」

さかた校長「なんか、“こなす”じゃないけど、嫌やったな。それはな。夏休みの間はどうだった?」

スイートポテト「もうなんか、自分でいられるというか。何も気を遣わなくていいから、楽しかったです」

さかた校長「家ではありのままの自分でいられたか」

スイートポテト「はい」

さかた校長「すげーな。1学期も長いのに、よくちゃんと耐えて行って。夏休みあっての、また始まっての2学期、しんどかったろ?」

スイートポテト「はい」

こもり教頭「うん。何か目標を探しながら毎日を過ごすのってすごい辛かったと思うんだよ。やっぱり夏休みって長いから。夏休みが開けた今、“じゃあ、次、(目標は)いつなの?”って。それを自分で探さないとならないっていうのは、ほんとにしんどいと思う。だって、やらなきゃならない、行かなきゃいけないっていうの毎日が日常でさ。いや、ホントに。2年生になって1学期だけど、それでも本当によく頑張ったよ」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「頑張ったよ、スイートポテト。今、しんどい中、また2学期が始まって1週間が経ったけど、今のホントのところの気持ちはどういう感じ?」

スイートポテト「夏休みに戻りたい」

こもり教頭「うん。もう休みたいか」

さかた校長「家族の前ではね、いつも通りにいられるからな」

こもり教頭「そういうことがあるって、家族には言いづらいのかな?」

スイートポテト「いえ、知ってます」

こもり教頭「あ、言えているんだ?」

スイートポテト「ここまでは言ってないけど。行きたくない、楽しくないばっかり言ってます」

さかた校長「そうか。でも話せたんやね。それは1個、すごいよ。スイートポテトからしたら弱音と思ったりするかもだけど、全然そんなことはなくて。“今、私はこういう状態なんだよ”っていうのを、ありのままの自分でいられる家族の前だからこそ全然伝えていいし、話す一歩目が出来ているなら、思うところがあれば、もっとお父さんお母さんに話してもいいと思うしね」

スイートポテト「はい」

こもり教頭「高校1年生のときは、どうだったの? 率先して自分でやれたりしたのかな?」

スイートポテト「文化祭の時とかは、みんなを引っ張ったりしていました」

こもり教頭「実行委員とかそういう立ち位置で?」

スイートポテト「はい」

こもり教頭「そうか。文化祭、今年は?」

スイートポテト「文化祭、もうありました。みんなが意見を出す時も、去年は“これやりたい、あれやりたい”ってみんなの前で言っていたけど、今年は言えなかったから、面白くないなと思いました」

こもり教頭「ほんとはやりたいこともいっぱいあった?」

スイートポテト「はい」

さかた校長「その本当の気持ちを抑え込んで毎日学校に行っていたら、悪い方、悪い方に考えてしまうから。周りが陰口を言っていると感じてしまうようになったのかな?」

スイートポテト「はい」

さかた校長「そうか。本当はそんなことは全然なくて、勝手に悪い方に想像してしまうようになってるもんな」

スイートポテト「はい」

さかた校長「ほんとは、今話している友達にも、無理して隠してもっと辛い状態にして、本当の自分じゃないのに、友達に付き合わせてしまって嘘をついてしまってるっていう風になると、本来傷つかないでいいところで、思い込んで傷つけてしまうのは、すごくもったいないな」

スイートポテト「はい」

さかた校長「一緒に過ごせる友達がいて、そこでの自分は不本意かもしれないけども、少しずつでもいいし、本当の自分を言えた方がいいよね」

こもり教頭「そうだね。やっぱり、“スイートポテトのクラス”でもある場所なんだよ、学校って。もちろん、自分1人のものじゃないよ。クラスが30人なら30人全員のものなんだけど、だからと言って誰か1人が搾取していいわけじゃないと思う。
たくさんの人がいるから、誰かが我慢して成り立つ状況があるのは十分わかるし、現に世の中を見れば、いっぱい我慢してる、いろんな行事がなくなっている同級生がいて。自分のところは、文化祭が出来て、なのに全然楽しくなくて。そんなことあっていいはずないんだよ。誰か1人が“楽しい”を搾取していいなんてのはないんだよ。すごい我慢してるよ、ほんとによく我慢している。頑張ってる」

SCHOOL OF LOCK!


スイートポテト「はい」

こもり教頭「だからこそ、俺は今一緒にいてくれる友達に本当のことを言ってもいいんじゃないかなと、正直思っていて。もしかしたら1人になるのが怖いかもしれないし、それを言ってしまったことで本当の自分を知られることが怖いかもしれないけど、それよりも自分を押し殺してここから半年以上もいるほうが、俺は辛いと思っちゃうな」

スイートポテト「はい」

こもり教頭「いや、かけがえのない時間だよ、今って。ほんとに今しかないから。だから、怖さもあるけど、自分が本当に心から思っている言葉を話せる環境を作ってほしいなって俺は思う。楽しんでほしいと思っている。ここからの学校生活を」

スイートポテト「はい」

さかた校長「スイートポテトが一番、自分が本当にすげー明るくて、めちゃくちゃ笑ってた自分を知ってるからさ。そんなスイートポテトが、こうやって泣いて話しているのはすげー嫌なんだよ。めちゃめちゃ、みんなを笑わせて楽しませていたわけやからな。
俺は、君にひどい言葉をかけたその子は、キラキラした君が羨ましくて言ってしまった(と思っている)し。それほどに君は自信を持って過ごしていた日々があるから。俺たちは早くその時のスイートポテトに戻ってほしいと思うよ」

スイートポテト「はい」

さかた校長「本当にそんな言葉は毒でしかないから、本当の自分を知っているなら、教頭がさっき言ったように、今近くにいる子に、少しずつでもいいから、やりたいことだったり自分が楽しいと思うことや好きなことを話して。他のやつからもらったよくわかんねーような言葉で、君を捉えて傷つけんでほしいと思う。2学期が始まって、学校に行っているのはめちゃくちゃ偉いからな」

SCHOOL OF LOCK!


スイートポテト「はい」

さかた校長「その事実はしっかりあるから。少しずつでいいから、今の友達だったり、親御さんにも、もうちょっとだけ踏み込んで、自分の気持ちを話してほしいと思うな。もし無理だったら、またいつでもここで話してくれてもいいし」

スイートポテト「はい」

さかた校長「ここにおるからな! スイートポテト!」

スイートポテト「はい、ありがとうございます」

さかた校長「ありがとう、スイートポテト」

こもり教頭「ありがとう!」


♪  日記 / WON


こもり教頭「いやもうほんとに、悔しいよ。ほんっとに悔しい。今日、明日のことを考えて泣いているスイートポテトがいるっていうのが、ほんと悔しいよ。少しでも話したことで気が楽になってほしいと思う」



今日の黒板


SOL!


『自分への悪口はすてろ』

さかた校長「今、避けようとしても意図がなくても不意にもらってしまうような、他人からもらってしまうような言葉があって。それは絶対にすぐ捨ててほしい。いつまでも持たなくて良いんだよ。他人からもらった言葉を今!君たちが自分の言葉にしてまで自分に何度も投げかけて自分を傷つけてしまってる。そんな言葉はすぐに捨てろ!いらないんだよ。君を脅かすような悪い言葉はぜんぶいらない。捨てて良い。そんで君を思う、君のことを思う言葉だけをずっと抱きしめてくれ!そんで言うわ!そんで君にどうか生きてほしい!!!」


♪  みずいろのまち / 帰りの会


さかた校長「SCHOOL OF LOCK!、そろそろ下校の時間です。
ほんとに、もっともっとね、君たちが、心が楽になるような言葉をかけたいけど、
悔しい、それは。でもまた明日。明日も来るから、明日も、君と会いたいと思う。
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時にふたたび開校!」

こもり教頭「起立! 礼!」

さかた校長・こもり教頭「また明日〜〜〜!!!!」



さかた校長の放送後記

君を想う言葉だけが、君に生きつづけますように。


こもり教頭の放送後記

少しでも君の気持ちを僕にわけてほしい。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2021年09月07日(火)PM 10:00 まで

Music 2021.08.31PLAYLIST

2学期が始まったけど「学校に行くのがしんどい」クラスメイトの言葉で出せなくなった本当の性格

ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。8月30日からの4日間は、『しんどー相談室』と題し、しんどい、つらい思いを抱えている10代のリスナーの声を取り上げています。2日目となる8月31日のテーマは『学校に行くのがしんどい』です。パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、2学期が始まったけど登校するのがつらいというリスナーの話を聞いていきました。そのなかから、先週夏休みが終わったという高2の女性リスナーとのやり取りを紹介します。

Students 今日の生徒

福岡県 12歳 女の子 渡来人五号機
広島県 16歳 女の子 スイートポテト

この後記の放送を聴く

聴取期限 2021年9月7日(火)PM 09:59 まで



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