1年ぶりにこの授業!「自意識過剰保健室」!
生放送教室 2019.5.28 火曜日
『 12時間延長 』
昨日のオープニングで、2020年東京オリンピックのチケット予約の受付が
もうすぐ終了するという話をしたけど、
明日29日のお昼の12時まで延長することになったのだそう。
とーやま校長「俺は、もうこんな機会は絶対にないからって思って、授業が終わってすぐにID登録して申し込もうと思ったら…。
昨日の夜の12時の時点で、『今あなたの前に17万人待っています』と。
俺は17万人目なの」
あしざわ教頭「うーわ! すごい!」
とーやま校長「『約50分ぐらい待ってください』ってなって、サイトに接続したままにしといたの。
で、1時間後ぐらいにやったらすぐに入ることができて、もう予約した!」
ちなみに、校長が予約したのは5セッション。
野球、卓球、サッカーや、開会式とのこと。
とーやま校長「教頭は?」
あしざわ教頭「僕ね、オープニングであれだけやったのにすっかり忘れちゃってて(笑)」
とーやま校長「ひー…」
あしざわ教頭「ね!」
とーやま校長「そうか! コネクションがあるから!」
あしざわ教頭「いや、違うよ!(笑)」
とーやま校長「(笑)
あんだけ言ってたのに、やってないってこと?」
あしざわ教頭「そう。
スポーツ観戦をあんまりしない人なんで、もともとそこまでめちゃくちゃ興味があるタイプじゃないんだけど…。
でも、いつも、開会式・閉会式はすごい好きなんですよ!」
とーやま校長「よく言ってるよね」
あしざわ教頭「今でもリオ五輪の閉会式で、次のオリンピックが開かれる都市のセレモニーを日本がやったじゃないですか。
僕、あれを何回も観ちゃって! もうあれは本当に感動するから。
あれを生で観たいなって思ってたんですけど、自分で応募してなかったんですよ」
とーやま校長「応募してなかったら観れないよ」
あしざわ教頭「ところがですよ…」
とーやま校長「何?」
あしざわ教頭「嫁が応募してたんですよ…! さすが!」
とーやま校長「あら!」
あしざわ教頭「開会式と閉会式を両方応募してて、マジでありがとう!
それが当選するかはわからないけど、一応頼んでいるということです。
もし受かったらめちゃくちゃ嬉しいです」
とーやま校長「12時間延長だから、10代の生徒のみんなも、まだ応募してないってヤツがいたら、せっかくの機会だから…ってことかな!」
あしざわ教頭「全く興味がないヤツでもたぶん行ったら面白いと思うから、本当に行って欲しいですよね」
とーやま校長「俺、運よく全部当たれば、総額17万円!」
あしざわ教頭「17万人目の男が(笑)」
とーやま校長「そう(笑)
これでも、抑えてのこの金額だからね」
みんなもこの機会に、家族と相談してみたらいいかも!
<生徒が集まってくる音>
あしざわ教頭「さあ、生徒が集まってきました! SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校します!
…起立!」
とーやま校長「はい、立って!」
あしざわ教頭「礼!!」
とーやま校長・あしざわ教頭「叫べ〜〜〜〜〜!!!」
♪ 幸せ / 緑黄色社会
とーやま校長「今日学校に行って"また好きな人に話しかけられなかったわ"とかで、家に帰って凹んで、"今頃どうしてるのかな?"と思いながらこの曲が飛び込んで来て。
好きな人のことをパっと思い浮かべてしまって、笑ってるのか、せつない表情をしてるのか、自分を責めているのか、色んな想いになったんじゃないかな、と今日の1曲目を聴きながら思った」
あしざわ教頭「そうね。
僕は聴いてて、不思議と口がにこやかになってしまう自分がいて。
そんな優しい気持ちで溢れかえってる曲だね」
去年の11月に遊びに来てくださった緑黄色社会先生!
とーやま校長「思わず大粒の涙を流しながら…。
なぜなら、SCHOOL OF LOCK!の生徒でもあり、今行われている未確認フェスティバルの前身、閃光ライオット2013の準グランプリバンド!」
<⇒緑黄色社会先生が初来校した時の様子は【コチラ】!>
また生放送教室でお待ちしています!
緑黄色社会先生の新作「幸せ -EP-」は5月29日にリリース!
さあ、今夜の授業だけど、およそ1年ぶりにこちらの授業をお届け!
「自意識過剰保健室」!!!!
とーやま校長「今夜は自意識をこじらせている生徒からの悩み相談を受け付け!
"自意識過剰ゆえに一体どんな症状が出てしまっているのか?"、俺たちで診察していこうと思っております!」
あしざわ教頭「僕らは色々な自意識過剰を超えて、今ここに立ってますからね」
とーやま校長「そう! 俺たち自意識過剰の経験者!
俺の10代なんて、銀縁メガネに縛られっぱなしで。
俺が銀縁メガネから黒縁メガネに替えた瞬間に、全クラスのみんなが俺の教室に俺を見に来るんじゃないかと思っていたような男だからね」
あしざわ教頭「"アイツ変わったんじゃないか"みたいな感じで集まって来ちゃう、みたいなね」
とーやま校長「そう。
小4の時だって、ジャージしかみんな履いてなかったのに、札幌から東京に遊びに来たのがきっかけでジーンズを覚えて、"これ履いてってみようかな"って履いたら…。
誰も見てないんだよ? 誰も見てないんだけども、ひとりだけめちゃめちゃ恥ずかしい。
何なら、ジーンズにキレるぐらいだからね。"何で、俺こんなの履いてるんだよ!"、"何でジーンズが存在してるんだよ!"」
あしざわ教頭「(笑) 自分で選んだのにね!」
とーやま校長「もうわけわかんないでしょ? 5時間目まで、ずっと顔真っ赤!」
あしざわ教頭「いや、でもこれわかります。
高校生の時ですけども、僕も学校行くとき、坂道があるんですよ。
そこまでの間、"自分の髪型がちょっと変じゃないか"とか、"シャツの入れ方おかしいんじゃないか"とか、"靴これおかしくない?"とかっていうのを、歩いてる女の子たちにコソコソ言われてるような気がしてしまい。
思わず、ものすごいスピードで早歩き」
とーやま校長「恥ずかしいね。
それらを、俺らは経てるから!」
あしざわ教頭「その通りですよ」
とーやま校長「それらを乗り越えた結果!
俺は今、サカナクションの山口一郎先生と同じ!
ギャルソンの4万のパンツ履いてます!!」
あしざわ教頭「履いてんだぞ、校長は!」
とーやま校長「ありがとう!!」
あしざわ教頭「俺はね、今度から、グラサンに挑戦しようと思ってます!」
とーやま校長「うわぁ(笑) キタね!」
あしざわ教頭「ついに! 俺はグラサンを乗り越えようと思ってます」
とーやま校長「やっぱ、"こいつグラサンかけてきたじゃん"っていう自意識あるでしょ」
あしざわ教頭「あるよ!
"アイツやっとんな"と。いやでもそれを乗り越えてね」
とーやま校長「俺は全然そこに行けないわ。
一回は、それでここに来てね」
あしざわ教頭「もちろん!
それはトライしようと思ってますよ」
とーやま校長「ゴメン、俺はニヤニヤしちゃうな…」
あしざわ教頭「(笑) わかってます!」
とーやま校長「でも、教頭はそこを乗り越えられるポテンシャルはあると思ってますから!」
あしざわ教頭「ちょっと頑張って行きたいと思ってます!」
さあ、生徒のみんな!
「おしゃれをしたいけど、こんな私がおしゃれなんてと思ってしまう!」
「やりたい事がある、でも人の目が気になって何かが出来ない!」
「どーーーしても『いいね!』が押せない!」
あしざわ教頭「『いいね!』押せない生徒なんているんですかね?」
とーやま校長「人は2種類に分けることが出来るからね。
【いいねを押せる人間】と【押せない人間】!」
あしざわ教頭「どういうこと?(笑)」
とーやま校長「2つに分けられる! 全人口がそれ!
『いいね』1つ押せないというのが、既にもう自意識が働いてる証拠!」
あしざわ教頭「なるほど、そうか!」
自意識をこじらせていると言う生徒は、
学校掲示板もしくはメールに書き込んで欲しい!
ここでお知らせ!
とーやま校長「明日水曜日は、The Boys & Girls先生が生放送教室に登場!」
あしざわ教頭「あさって木曜日は椎名林檎先生が生放送教室に登場!」
とーやま校長「椎名林檎先生は、通算3回目の来校となるんだけども…。
前回、林檎先生に来ていただいた時、正直緊張したじゃん」
あしざわ教頭「そうですね。オーラもありましたし、ドキドキしましたね」
とーやま校長「これもある意味、自意識過剰が理由のひとつだったりしない?」
あしざわ教頭「確かにそうかもしれませんね」
とーやま校長「俺たち、(林檎先生が)好きじゃん!」
あしざわ教頭「めちゃくちゃ好き!」
とーやま校長「そんな"好きな人に嫌われたくない"っていう想いの結果…。
教頭先生、2時間、ほぼ黙るという事件が発生してるわけだけど、あれはどうなってたの?」
あしざわ教頭「やっぱしゃべったことによって、余計なことを言ってしまい、傷つけることがあるかもしれない」
とーやま校長「林檎先生のことを?(笑)」
あしざわ教頭「いや、良かれと思って言ったことが変な風に伝わってしまって、もしくは、"え? 何でそんなこと言うんですか?"みたいなことになってしまったらどうしよう…。
そしたら俺嫌われるかもしれない…」
とーやま校長「で、結果?」
あしざわ教頭「黙りましたね」
とーやま校長「(笑)
まず、ラジオです! ラジオで黙っちゃダメ!」
あしざわ教頭「はい!」
とーやま校長「で、俺は俺で、俺も緊張してる。
俺がひとりで、ずっと右往左往。
教頭先生、その時は何してたの?」
あしざわ教頭「僕は、嫌われたくなくて黙ってました!」
とーやま校長「酷い話だよね」
あしざわ教頭「本当にすいません! だって嫌われたくなかったんだよ」
とーやま校長「黙るパーソナリティなんてこの世の中に聞いたことないよ!
あさっては頼むよ! 言っても、教頭先生は、SCHOOL OF LOCK!で林檎先生をお迎えするのは2回目でしょ?」
あしざわ教頭「2回目になります!」
とーやま校長「前回の反省も踏まえて、頼むよ!」
あしざわ教頭「多少しゃべります!」
とーやま校長「『多少』じゃダメなんだよ!
"円滑に回す"とか、"場面を転換する"とか色々お仕事あるから」
あしざわ教頭「返事とかちゃんとします!」
とーやま校長「『返事』とかじゃないんだよなぁ…」
あしざわ教頭「でもちゃんとその辺は頑張りたいと思ってますんで!」
とーやま校長「大丈夫かなぁ…」
ということで、本日の授業は…!
「自意識過剰保健室」!
既に保健室の前には生徒の列が!
さっそく話を聞いていこう!
@抹茶 岩手県 18歳 女性 高校3年生
さっそくRN @抹茶の症状とは何か、聞いてみたぞ!
@抹茶「遊ぶ時に服を着るんですけど、その時に周りの目を気にして、服をいっぱい替えたりして、でもしっくりこなくて、それで待ち合わせの時間に遅れたりします」
とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」
とーやま校長「これわかるわ!」
あしざわ教頭「あるある(笑)」
とーやま校長「服を気にするっていうのは、どういうところで気にするの?」
@抹茶「本当は、フワフワしたワンピースとかを着たいんですよ。
なんですけど、昔から男子と遊んでたのもあって、ズボンしか持ってないとかで。
"周りの子はスカートとかで可愛いのに、自分はこんな格好で…"っていうのを気にし過ぎて、(待ち合わせに)遅れます」
とーやま校長「最大でどれぐらい遅れたことがあるの?」
@抹茶「最大、電車に1本乗り遅れて、1時間とか…(笑)」
あしざわ教頭「結構な遅刻だね!(笑)」
とーやま校長「1時間も!?」
『寝坊しました』『親にお皿洗いを頼まれました』など、
適当に遅れた理由をつけて言い訳をしているのだそう。
服選びに時間がかかったとはなかなか言い出せない様子。
とーやま校長「でも、服は俺、今でもそうだね」
あしざわ教頭「選んで時間がかかっちゃう、みたいなのですか?」
とーやま校長「選ぶのもだし…。
だって、@抹茶も前の日から考えるでしょ?」
@抹茶「考えます」
とーやま校長「俺も、例えば女子とどっか行く時とかは、全然考えるね!
"どういう服がいいか?"とか、何なら買ったりする時もありますしね」
あしざわ教頭「その日に向けて?」
とーやま校長「向けて買う時もある(笑)」
@抹茶「わかります(笑)」
あしざわ教頭「新調するってこと?」
とーやま校長「新調しますよ。
例えばTシャツだったりとか、しますよ。
畳まれた状態だから、しっかりと線が付いてたりとかするのもあるから…」
あしざわ教頭「だってそれはダメでしょ?」
とーやま校長「それはちゃんと、ファブリーズみたいなやつを当てて、しわにならないようにして、さぞ"前から着てます"っていうのを 出しますよ」
あしざわ教頭「なるほど、馴染ませる作業もちゃんとしてる! さすがじゃないですか!」
とーやま校長「当たり前でしょ!
そこはどう? @抹茶、そういうのある?」
@抹茶「あります」
とーやま校長「買ったりもする?」
@抹茶「買いますね。
先輩と遊ぶっていう予定があった時に、前日にひとりで買いに行きました(笑)」
とーやま校長「その結果、買った服は着て行くことはできたの?」
@抹茶「買った服を着ようと思ったんですけど、次の日に、着て、やっぱりしっくりこなくて、いつものパターンのやつになりました」
とーやま校長「結局、パンツスタイルとかの、みんなが知ってる@抹茶の格好で行くんだ」
@抹茶「はい、そうですね(笑)」
あしざわ教頭「ちょっと待って、試着はしなかったの?(笑)」
@抹茶「一応しました」
あしざわ教頭「自分でOKと思って買ったんだけど、改めて家に帰ると"何か違うな"になっちゃったんだ」
@抹茶「そうです」
とーやま校長「本当にこれは何なんだろうね?
教頭はこの気持ちわかる?」
あしざわ教頭「わかりますよ。
でも、僕は1個方法と言うか…方法ってほどじゃないですけど」
とーやま校長「お! じゃあ抹茶、この方法もらおう!」
あしざわ教頭「これ、いつも異性とどっか行くとか大事な時にそうなるじゃん。
」
@抹茶「はい」
あしざわ教頭「俺は、【近所のコンビニに行く時も、結構勝負服で行く】」
とーやま校長「…え? どういうこと?」
@抹茶「ええ〜…」
あしざわ教頭「いつも、"一番おしゃれな状態で出よう"って意識で行ってる。
"誰が見てるかわからない"っていう意識で、もし、たまたま校長が歩いてて会った時に、"ものすごいボサっとした格好で歩いてるんだね"みたいになるのがイヤだから、わりと、コンビニに行くのにも髪型をセットして、しっかりして行くの」
とーやま校長「ええ〜!?」
とーやま校長・@抹茶「…」
あしざわ教頭「嘘! すごい引いてる!(笑)」
とーやま校長「(笑)
その感覚は全然わかんないわ」
あしざわ教頭「俺ね、それあるんですよ」
教頭は、近所のコンビニに行くのにもある程度しっかりした格好で行って、
戻って来てからまた出かける時には、着替えたりすることもあるのだそう!
とーやま校長「うわ〜…こわ〜…」
あしざわ教頭「"怖い"って話になっちゃった!(笑)
怖い話をしたいわけじゃないの(笑)」
とーやま校長「でも、それも自意識過剰だよね」
あしざわ教頭「自意識過剰は自意識過剰。
でも、いつだってそういう意識があれば、"勝負服だからその時テンパる"とかっていうのはなくなる気がします」
@抹茶「ああ〜」
あしざわ教頭「(したい恰好を)自分の中でキープだったり、このパターンならいけるっていうのを、日頃からちゃんとやろうとすると、自然にそれが身に付くんじゃないかっていうのはあります。
その時ばっかり焦るじゃん」
@抹茶「はい」
あしざわ教頭「だから、それまでに、例えば"このパンツに合わせる上の服がないかな?"とか、"買った服が合わないけど、これには合うかも"とかっていうのを日頃から挑戦しておく、みたいな」
@抹茶「ああ、日頃から」
とーやま校長「多少意識して…。@抹茶、どう? 行けそう?」
@抹茶「今3パターンぐらい、自分で"これはいける"っていうセットがあって、それを友達と遊ぶ時に、"前はこれでやったから、次はこれ"みたいなルーティーンでやっちゃうんですよ。
教頭が言ってたみたいに、そのパターンを増やして行けたらいいのかな、って思いました」
あしざわ教頭「うん、そうだね。
あと、自分の家にあるものと全く合わない服を買うと、あとで合わないなってなっちゃうから、【自分の家にあるもので(買う)服を合わせた方がいい】と思う。
そうしたらレパートリーが(増えて)、スライドできたりするじゃん。
"じゃあこの足元だけ変えよう"みたいなのができるから、そうしたら徐々にレパートリーが増えるんじゃないかっていう」
@抹茶「ああ…」
あしざわ教頭「引いてる?」
とーやま校長「いや、引いてはないよ(笑)
@抹茶は"なるほど"って思ったんだもんな?」
@抹茶「(笑) はい!」
とーやま校長「俺も勉強になるわ」
あしざわ教頭「本当ですか? ありがとうございます(笑)」
とーやま校長「俺も"自意識過剰から抜けた"みたいなこと言ってたけど、全然真っ只中だった気がする!」
あしざわ教頭「まぁ俺も自意識過剰だけどね(笑)」
とーやま校長「抹茶、これからもお大事にね!」
@抹茶「はい、わかりました! ありがとうございます!」
♪ ファッションモンスター / きゃりーぱみゅぱみゅ
とーやま校長「本当に洋服はね、めちゃめちゃわかる!
俺、いまだに、服の種類もだし、街によっても…。
例えば東京だったら、代官山とか、表参道、南青山! "俺なんて絶対に行ったらダメだ"って、今でもちょっと思ってる!」
あしざわ教頭「止められたりしないのにね(笑)」
とーやま校長「だけどそこはもう、自分に言い訳を作ってる!
俺はそうじゃないと思ってるけど、例えば、表参道ヒルズというめちゃめちゃおしゃれなところがあるけども、"俺は今日どうしても、表参道ヒルズ内のお店のTシャツを買わないといけない!"」
あしざわ教頭「例えば、"どうしても仕事で必要だ"、みたいな?」
とーやま校長「そう! "SCHOOL OF LOCK!の職員が買って来いって言ってる! じゃあもう行くしかないっすわ! 行きゃあいいんですよね! わかりました!"って言って…ウィーンって入店よ。
大義名分!」
あしざわ教頭「全然乗り越えられてないじゃないですか(笑)」
とーやま校長「(笑) そうやって言い聞かせて、俺は何とか突入してる感じ」
あしざわ教頭「そこに入ることはできてるんだもんね」
とーやま校長「【理由を作る】と言う作戦でね。
さっきの@抹茶も、本当は着たいフリフリのワンピースとかがある! これを着なきゃいけない理由を作って、行ってみたらいいなと思う」
あしざわ教頭「なるほど!
ちなみに、今日履いてらっしゃるコンバースは、どういう意識のもとに?」
とーやま校長「このコンバースは…白とベージュの、ずっと昔から履いてるやつだけども…」
とーやま校長「例えば、これを履いて南青山のおしゃれなお店に入るとします。
今なんて、みんなめちゃめちゃおしゃれな、バレンシアガの10万円とかするスニーカーを履いてたりするわけ。
でも俺はこの5000円のコンバースなの。
正直、これに引け目を感じる時もまだあります。
ただ! そこは、"はいはい、バレンシアガのダッドスニーカー、高いやつが流行ってるの、知ってます! そういうのを、俺、あえて履かずにこの5000円のコンバース履いてます!"」
あしざわ教頭「なるほど(笑)」
とーやま校長「っていう、鎧を纏って…(笑)」
あしざわ教頭「『鎧』って言っちゃったじゃん!(笑) もう自然じゃないじゃん!
ゴリゴリに何かを被ってるじゃん!(笑)」
とーやま校長「(笑) で、俺はおしゃれな街を歩いてる」
さあ、次の方どうぞ〜!
リョッチー 石川県 16歳 男性 高校2年生
話を聞く前に、RN リョッチーは今高校2年生なので…。
あしざわ教頭「中2高2は、フリーダーーーム!!!!」
リョッチー「フリーダーーム!!」
あしざわ教頭「ナイス、フリーダム!」
そんなRN リョッチーの症状とは、これ!
リョッチー「"高校生なのにこんな映画観るのかよ"って思われそうで、観たい映画をレンタルできません」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「どういうこと? 観たい映画はレンタルすればいいのに(笑)」
とーやま校長「店員さんの目が気になるってこと?」
リョッチー「はい。
僕、ちっちゃい時から仮面ライダーが好きなんですよ。
それで最近『電王』を良く観てて、映画も観たくなって借りようと思ったんですけど、"こいつ高校生なのに借りるの? オタクかよ"って思われそうで、借りるのがちょっと怖くなってます」
とーやま校長「なるほどね! 趣味とかそういうものを見透かされるのが怖い?」
リョッチー「はい」
とーやま校長「結果、観ることができてないってこと?」
リョッチー「はい」
とーやま校長「めちゃめちゃ悲しい話(笑)」
あしざわ教頭「リョッチーは観たいんだもんな? これは矛盾が生じてるよ」
とーやま校長「仮面ライダーだったら、他には、配信とかは?」
リョッチー「この前までYouTubeでしてました」
とーやま校長「それは観ることができるの?」
リョッチー「はい、ひとりで観れるんで」
とーやま校長「そうだね」
あしざわ教頭「人を介しちゃうと、急に恥ずかしくなっちゃうんだね」
リョッチー「はい」
RN リョッチーは更に、仮面ライダーのフィギュアも欲しいのだが、
同じ理由で持ってないのだそう。
フィギュアを売っている店の店員さんに、一瞬そう思われるのがイヤで
買って帰ることができないと言うRN リョッチー。
あしざわ教頭「そもそもフィギュア屋さんなんだから、思わないでしょ?(笑)」
とーやま校長「何なら、フィギュア屋さんもフィギュアが好きでしょ? "仲間が来た"と思ってるわけだから(笑)」
あしざわ教頭「そうだよ! そもそもそういう店じゃん!(笑)」
とーやま校長「その方が年上だったら、(10代のリョッチーを見て)"今の若い子たちも仮面ライダーが好きなんだ"って、嬉しいと思ったりすると思うけどな」
あしざわ教頭「そうだよ」
リョッチー「…。
(フィギュアを)持ってるのもオタクに思われそうで…。
オタクってほども好きじゃないんで。ただ、ちょっと好きなだけなんです」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「なるほど! 絶妙なところなんだ!
"マニアック過ぎてここまで知ってます"ぐらいのオタク度だったらガンガン買いに行けるけど、"ちょっと好きなんです"ぐらいだから、にわかみたいなのもイヤだし、っていう複雑な感情なのね…!(笑)」
とーやま校長「リョッチーさん、これは相当な重症ですよ!(笑)
ここも、俺の【大義名分スタイル】を用いられないかね?」
あしざわ教頭「そうね…。
頼まれたと思って行く気持ちになると、行けたりするのかな? 誰かに"買って来て"って言われたみたいな想いで行くとか」
リョッチー「あ〜…」
とーやま校長「例えばレンタルビデオ屋さんだったら、仮面ライダーのビデオを持ってって、店員さんが"こちらですね"とかって言ってる時にスマホを出して、"これでいいんだよな?"みたいな芝居を打って、そしたら自分が借りてるものじゃないと思われるから(笑)
フィギュア屋さんもまたしかり!」
あしざわ教頭「やってる最中にすごい虚無感(きょむかん)に襲われそう(笑)
でも、確かにそうだね。"『電王』はこれですよね?"みたいなのをあえて聞くとかね」
とーやま校長「うん!」
あしざわ教頭「ただ…リョッチー、これはいけるか?」
リョッチー「まぁ…頑張ってみます(笑)」
とーやま校長「俺も服屋とかで結構やるけどな。
欲しい靴を目がけて行って、違う色があるのも分かってるのに、"今初めて見ました"みたいな感じにしてる」
あしざわ教頭「え? 今でもってことですか?」
とーやま校長は、欲しい商品目がけて行くのが恥ずかしいので、
ふらっと来たように装うのだそう。
RN リョッチーにも、同じようなマインドで行ったらどうかとアドバイス。
あしざわ教頭「本来の目的は、借りて観たいんだもんね。それをやっていくしかないのかな」
リョッチー「…」
とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」
あしざわ教頭「"無"!(笑)」
とーやま校長「えー、…お大事に!」
RN リョッチー、話を聞かせてくれてありがとう!
♪ その手伸ばして / グッドモーニングアメリカ
あしざわ教頭「でも、アニメとか特にわかるけどな。
俺もエヴァンゲリオンとか観てて、友達にその話ができなかったですもん。
観てるって言ったらオタクだと思われるんじゃないかと思って」
とーやま校長「『オタク』というのも、言い換えたら、『このものをめちゃめちゃ好きな人』ってことじゃないですか。
そこのイメージも囚われ過ぎなのかもしれないけどさ」
あしざわ教頭「『オタク』=『バカにされる』みたいなことを思い過ぎてるのかもしれないですね」
とーやま校長「ひとつのことをめちゃめちゃ好きだということは、すごいいいことだと思うんだけどな」
あしざわ教頭「そうね」
とーやま校長「未だ見ぬきみの“こえ”よ。夜空に届け!」
とーやま校長・あしざわ教頭「きみのこえがききたい!」
ここからは、次の時代を担う声優の原石を発掘するプロジェクト。
SCHOOL OF LOCK!と秋元康先生がタッグを組んで、ラジオドラマをお送りする、
10代限定「声」の甲子園「きみのこえがききたい。」
毎週違うストーリーで、応募してくれた「声」を審査し、
選ばれた2人の生徒の声が、4話完結のラジオドラマの主演になります!
今週の主演を務めてくれるのは、
RN リベリオン 岐阜県 17歳 男性
RN ルイ 大阪府 17歳 女性
今日お送りする話は、「<修学旅行編 第2話>」!
引き続き、ラジオドラマの主演を務めてくれる生徒を募集しています!
サイトにアップされている脚本に合わせて「Eggs Voice」というアプリから、君の声を送ってきてください!
<⇒特設サイトは【コチラ】!>
さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK!は!
「自意識過剰保健室」!
まだまだいるぞ!
だーすーらっど 福岡県 17歳 女性 高校3年生
RN だーすーらっどの症状はこちら!
だーすーらっど「バレーボール部なんですけど、試合とかで応援がいると"見られてるかも"って思って、挙動不審になります」
とーやま校長「まずね、応援は観に来てるからね」
あしざわ教頭「そうだね(笑) そもそも、試合のプレイ…だーすーらっどを観に来てるからね」
とーやま校長「普通、応援が来たら"よし!"ってなるのが常かなとか思うけども、どういう気持ちでこういうことになっちゃうのか、自分で分析したことある?」
だーすーらっど「ないですね」
あしざわ教頭「(笑)」
RN だーすーらっどは、応援は嬉しいが、
見ないで欲しいと無茶なことを思っているのだそう。
あしざわ教頭「見られちゃうと、どうなるの?」
だーすーらっど「普通移動する時って、両足で移動するじゃないですか」
とーやま校長「(笑) 普通、人間誰もが両足で移動しますよ」
だーすーらっど「片足でジャンプして移動しちゃったりとかするんですよ」
とーやま校長「応援してる人に見られてると思うと、思ってもない動きになっちゃうってこと?(笑)」
あしざわ教頭「突然片足でジャンプし出すの?(笑)
これは確かに危ない感じがしますね」
とーやま校長「挙動不審でザワザワしちゃんじゃない?(笑)
何でなんだろうね? 何かミスした、とかならわかるけど、別にミスとかじゃないんでしょ?」
だーすーらっど「そこから、ミスします」
とーやま校長「見られることでプレッシャーになって、ミスだ。
応援の人に見られて、一番嫌な瞬間はどこなの?」
だーすーらっど「サーブの時が一番イヤですね。
ひとりで打つじゃないですか。大注目みたいなので…」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「そっから始まるからね。そこからボールがスタートするから、そりゃみんな見るよね」
RN だーすーらっどはレギュラーメンバーとのこと。
練習では挙動不審にならないのに、試合ではそのせいで実力を発揮できないのだそう。
あしざわ教頭「応援の人にはこんなこと言えないもんな(笑)」
とーやま校長「"応援に来ないでください"なんてことはね(笑)」
だーすーらっど「(笑)」
とーやま校長「だーすーらっどは高校3年でしょ? 次の大会はいつあるの?」
だーすーらっど「今週の土曜日です」
とーやま校長「それってもしかして、最後とか?」
だーすーらっど「最後ですね」
とーやま校長「ちょっと! これまずいじゃん!
自分では何も変わることなくここまで来てる感じか?」
だーすーらっど「今まで、高校は応援が少なかったんですけど、今回めちゃくちゃ応援が多くてどうしようっていう感じですね」
とーやま校長「最後の大会だし」
だーすーらっど「はい」
あしざわ教頭「本来はいいことなんだけどね」
とーやま校長「うわー!
これはもう、【集中】じゃない?」
だーすーらっど「あー…」
とーやま校長「だって、試合じゃないことを考えてるってことだもんね(笑)」
あしざわ教頭「まぁ意識は外に向いちゃってますからね」
とーやま校長「サーブでボールを持ってるのに、"今あそこに応援してる人がいる"、"あそこにも応援してる人がいる"っていうのが、たくさん溢れちゃってるってことだもんね?」
だーすーらっど「はい」
とーやま校長「だから、"いかにサービスエースを決められるのか"、とか、"ここに打てば相手が返しづらいからこっちの攻撃が組み立てやすくなる"とかっていうのを考えてないんだ、だーすーらっどは(笑)」
あしざわ教頭・だーすーらっど「(笑)」
とーやま校長「もっとそれを考えるんだ!(笑)」
だーすーらっど「はい!」
あしざわ教頭「わかるんですけどね。俺もすごく"緊張しい"だったんで」
中学で野球部だったと言うあしざわ教頭。
守備の時はボールが来るまで待つのだがとても緊張してしまい、
練習の時は獲れるのに、全然ボールが獲れなくなるし、
一塁にボールを投げる時も変な方へ投げてしまうし…。
あしざわ教頭「でも俺は、失敗しちゃうのを見られるのがイヤでそうなってたんだけど、それとは微妙に違うのかな?」
だーすーらっど「わりとそうかもしれないです」
あしざわ教頭「自分がミスした瞬間をたくさんの人に見られるっていうのがものすごい恥ずかしいよね。すごいわかる!」
だーすーらっど「イヤですよね」
あしざわ教頭「そこで乗り越えられてたら、本番とか緊張した時にドキドキせずに済んだのに、とか思うんですけど、校長先生は野球部でずっとピッチャーとかやられてたじゃないですか」
とーやま校長「やってた」
あしざわ教頭「そういう意識とかなかったですか?」
とーやま校長「あるある! 全然あるよ!
でも俺はそこを乗り越えられずに辞めちゃったリとかしてたから…」
あしざわ教頭「…あれ? 何で俺らは保健室を開いてるんですか?」
とーやま校長「(笑)
小学校時代のライバルがいっぱい観に来てる中学校2年生の大会で、そのプレッシャーに負けて、俺ピッチャーで初回から先発したのに、6人連続フォアボール出して…」
あしざわ教頭・だーすーらっど「(笑)」
とーやま校長「ノーアウトで向こうに2点入って、ピッチャー交代です。
そのままライトに回されて…」
あしざわ教頭「集中だよ! あんたこそ!(笑)」
とーやま校長「シーン…。
となると、今日は火曜日でしょ?
試合までに、水・木・金とあと3日間あって、例えば今まで以上にサーブの練習をする、とか」
あしざわ教頭「確かに練習が全てだからね。
見てるっていうのを想像しながら(練習を)やるとかだよね」
だーすーらっど「あー、なるほど!」
あしざわ教頭「【本番を想像してやる】。
まぁ、"応援する人たちがいる"って想像することはあんまりないかもしれないけど(笑)
でもだーすーらっどの場合はそれをした方が、本番に緊張しなくなるかもね」
だーすーらっど「やってみます!」
とーやま校長「あとは、応援してる人で気になる人がいたら、そこを目掛けて全力でサーブを打ち込んで、ひとりずつぶっ倒して」
あしざわ教頭・だーすーらっど「(笑)」
とーやま校長「その間、全部向こうに得点が入ってくわけだけど(笑)」
あしざわ教頭「その前に止められるよ!(笑)」
とーやま校長「それぐらい、思いきって今週土曜日、やってきなさい! だーすーらっど!」
だーすーらっど「はい、ありがとうございます!」
RN だーすーらっど、お大事にね!
♪ シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN
とーやま校長「見られてるとビターなステップになっちゃうんだよね」
あしざわ教頭「もうちょっといいステップが踏めたらいいんですけどね」
とーやま校長「UNISON SQUARE GARDEN先生の『シュガーサーブとビターステップ』」
あしざわ教頭「曲、変わってるよ」
とーやま校長「やっぱり甘いサーブになるとビターなステップを踏み始めちゃうってことなんだな」
あしざわ教頭「結果的にそういうことなのね(笑)
これは何とか両方ともいいものにしたいな」
とーやま校長「綺麗なサーブと華麗なステップを!」
続いての方、お入りくださーい!
アガパンサス 北海道 15歳 女性 高校1年生
RN アガパンサスにはどんな症状があるのか聞いてみるぞ。
アガパンサス「私、可愛すぎて逆にモテないんですよ」
とーやま校長「おやぁ…(笑)」
あしざわ教頭「これはとんでもないヤツが来たぞ(笑)」
とーやま校長「えー…、1から聞いていこう」
あしざわ教頭「(笑) そうね(笑)」
RN アガパンサスは、子供の頃からずっと
"可愛い"、"美人"と言われ続けているのだそう。
しかし、モテないらしい。
とーやま校長「言われてるのは、家族とか?」
アガパンサス「いえ、友達とか、男の幼馴染みにも言われました」
とーやま校長「"へー、可愛いね"って言われる? どういう風な言われ方するの?」
アガパンサス「はい。いつもポニーテールで行ってるけど、たまに髪を下ろして行ったら、"めっちゃ可愛いね"とか"美人"とか、"絶対、毎日下ろして来た方がいいよ"とか、ちょっと髪型変えただけでめっちゃ褒めてくれるんですよ」
とーやま校長「それは、そう言う人がずっと周りにいるわけ?」
アガパンサス「います(笑)」
とーやま校長「それに対して、アガパンサスはどうやって言うの?」
アガパンサス「"全然そんなことないよ"みたいな」
とーやま校長「とは言うんだね。実際は、アガパンサスはどう思ってるの?」
アガパンサス「"何でそんなに言うんだろう? やっぱ私可愛いんじゃないかな"って」
あしざわ教頭「まぁ、そんだけ言われてたらな(笑)」
とーやま校長「髪型変えたことによって言う人は、いるはいるよね」
アガパンサス「はい」
とーやま校長「男子にだって言う人はいるだろうし、もちろん女子にもいるし…」
あしざわ教頭「そうね。
でもそれは、そこから恋愛に発展したりしないの?」
アガパンサス「しないんですよ」
最近も、告白したわけではないが、うまくいかず、
失恋したばかりだと言うRN アガパンサス。
"可愛い"と言われていたのでいけると思ったのだが、
実際はダメだったのだそう。
とーやま校長「この『可愛すぎて逆にモテない』というのは、細かくかみ砕いてもらうとどういう感じになるの?」
アガパンサス「可愛すぎて高嶺の花みたいになってるんじゃないかなって」
とーやま校長「(笑) なるほど、そういうことか!」
あしざわ教頭「確かにそういう人いるもんね」
とーやま校長「男子からしたら、"あんだけみんなにも可愛いって言われてるってことは、俺が行ってもムリだわ"」
あしざわ教頭「"もう彼氏いるだろ"」
とーやま校長「って言って、アガパンサス山に誰も登ろうとしない」
アガパンサス「そうです!」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「その登山はもう入り口がない(笑)」
とーやま校長「だからモテないんじゃないかってことね」
アガパンサス「そうです」
とーやま校長「…という自意識がずっと発動してるということよ」
あしざわ教頭「これはどう解決して行ったらいいんだろう?(笑)」
とーやま校長「これは…。
アガパンサスとしては、今は納得いってない状態ってことだもんね」
アガパンサス「はい、そうです」
あしざわ教頭「自分なりに、"じゃあこうしよう"みたいな対策は今までにあったの?」
アガパンサス「みんなに"可愛い"って言われるから、髪型とか、マッサージとかをして、一応気を付けてます」
あしざわ教頭「可愛さをより良くしていこうという意識にはしてるんだね」
アガパンサス「はい!」
とーやま校長「アガパンサスは、本当にそうやって言われるから、すごい可愛いと思うんだよ」
アガパンサス「はい(笑)」
とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」
とーやま校長「そうでしょ?(笑)
でも、さっきもそう言ったように、結構色んな人に(可愛いと)言う人いるじゃん。
男の人が髪の毛を切ったら、"あ、めっちゃかっこよくなったね"とかって。
俺は"本当かー? ありがとー"と言いつつも、"本当に思ってるの?"とかって言う時もあるけど、それの可能性…」
アガパンサス「えー、ないです。
普通に男子にも"めっちゃその髪型変だよ"って言う子なんですよ」
とーやま校長「だけども、アガパンサスには?」
アガパンサス「"めっちゃ可愛いね"」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「何でそいつと付き合えないんだよ(笑)
何でなんだろうな?」
とーやま校長「おかしいな。こんなに可愛いのにな」
アガパンサス「はい」
とーやま校長「そしたら、例えば同じクラスにいる男子とかに、何を言いたいの?」
アガパンサス「"そんなに褒めてくれるんだったら、もうちょっと何かあってもいいんじゃないかな"って」
とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」
あしざわ教頭「そうだよね。めちゃくちゃいいですよ、って言っておだてられてるわりには、何も見返りがないよな(笑)」
とーやま校長「ちょっと山に登りきれてない男子がたくさんいるわけだから、"あの山は厳しい"、"自力で上がりきることができない"って思いこんでるんだよね。
例えば、【アガパンサスから7合目ぐらいまで下りてみて】、みんなが来やすいようにしてみるとか」
アガパンサス「ああ」
あしざわ教頭「『下りて来る』っていう作業は何をしたらいいですか?(笑)」
とーやま校長「アガパンサスは、結構"待ち"の状態が多かったりするんじゃないの?」
アガパンサス「そうかもしれないです」
とーやま校長「それを、ちょっと自分から(行動する)。もともと可愛いんだから」
アガパンサス「(笑)」
あしざわ教頭「確かに、あえて自分から話しかけに行くのはいいかもね。
向こうからしたら、"こんな綺麗な子がこっちに来てくれるんだ"っていうのが嬉しいからね」
アガパンサス「はい!」
しかし、そう言ったとーやま校長は頭を抱えている様子。
とーやま校長「ちょっと待ってくれ。難しい〜…!」
あしざわ教頭「校長先生は今髪の毛を両手でくしゃくしゃしてるよ」
とーやま校長「(笑)」
これといった処方が見つからないので、このままback number先生の曲を聴くことに…。
♪ 高嶺の花子さん / back number
とーやま校長「アガパンサス、この『高嶺の花子さん』を聴いてて何かたどり着くかなって思ったんだけど、わかんないのよ、やっぱり。
難しいのよ」
アガパンサス「(笑)」
とーやま校長「ただね、1個だけ思ったのは、"私が可愛すぎて逆にモテないんじゃないか"という自意識があるじゃん。
これが、アガパンサスが幸せにたどり着くまでの、壁とか邪魔になっているんであれば、だよ。
ここは、アガパンサスに向けて、【そこそこ可愛い】というのを、俺たちから言う!」
アガパンサス「はい」
あしざわ教頭「そうね。あえて、だよ」
とーやま校長「そう言うことで、もしも幸せが訪れるんであれば、その方がいいんじゃないかと思うんだけど、アガパンサス、どう?」
アガパンサス「えー」
あしざわ教頭「"可愛い"って言われるままがいいか、"そこそこ"っていうか」
とーやま校長「今のままでももちろんいいし。その時は、俺たちから"めちゃめちゃ可愛い"って言うよ。
そうじゃなくて"お前はそこそこ可愛い"!」
アガパンサス「(笑)」
とーやま校長「っていうのを、アガパンサスが選んでいいよ。どうする?」
アガパンサス「…え、"可愛い"って言われたいです」
とーやま校長「お前、めちゃめちゃ可愛いんだよ!」
あしざわ教頭「お前は可愛いぞ!!」
とーやま校長「お前、最高だから!」
あしざわ教頭「最高の美女だぜ!」
とーやま校長「男子がバカなんだよ! ビビってんじゃねーよ、男子!」
あしざわ教頭「いけいけ、男子!」
アガパンサス「(笑)」
とーやま校長「じゃあ、アガパンサス! お大事に!!」
アガパンサス「ありがとうございます!」
さあ、黒板の時間!
『 20年延長 』
俺、とーやま校長は、10代が終わった時からもう20年が経ってる。
いまだに、自意識過剰の真っ只中だったなという感覚がすごくある。
わからない自意識もあるけど、大概がほとんどわかる自意識。
全然拭うことが出来なかった。
とーやま校長「結果的に、早く抜け出さないとね…、俺たちみたくなっちゃう」
あしざわ教頭「そうね、俺らみたいにこじらせちゃうよ(笑)」
とーやま校長「これ、結構まずいと思った(笑)
抜け出せるものなら抜け出してほしいけど、でもその先にはくすんだ、煙にまみれた俺たちが待ってることを、それもまた事実(笑)」
あしざわ教頭「そうね(笑)」
とーやま校長「『自意識』って何だろうね…」
♪ やどかり / RADWIMPS
あしざわ教頭「今回を受けて、次回の『自意識保健室』はゲストにGACKT先生とか呼びましょう(笑)」
とーやま校長「GACKT先生はどっちの方なの? 自意識がすごいってこと?」
あしざわ教頭「どちらもわかってくださりそうじゃないですか?
そういうプロフェッショナルな方に(お願いしたい)。我々はもう教えられることがないってことが今日判明したじゃないですか。
だから、もっと素晴らしいゲスト講師の方に教わる方がいいんじゃないかっていう気になりました」
とーやま校長「GACKTさんが自意識のことでどこかでおっしゃったってことですか?」
あしざわ教頭「そうじゃないですけど、僕のイメージしゃべってます」
とーやま校長「イメージで(笑) ああ、そうなんだ(笑)」
あしざわ教頭「そういう方に来てもらった方がいいんじゃないかと」
とーやま校長「そこも探っとこう。俺らもご教授いただきたい!」
あしざわ教頭「はい!」
【FAXイラスト】
RN ハムカツ御膳
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【逆電リスナー】
@抹茶 岩手県 18歳 女性
リョッチー 石川県 16歳 男性
だーすーらっど 福岡県 17歳 女性
アガパンサス 北海道 15歳 女性
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【オンエアリスト】
22:06 幸せ / 緑黄色社会
22:26 DISTANCE / 鈴木愛理
22:40 ファッションモンスター / きゃりーぱみゅぱみゅ
22:51 その手伸ばして / グッドモーニングアメリカ
23:10 Pray / [ALEXANDROS]
23:22 Waitress, Waitress! / [ALEXANDROS]
23:35 シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN
23:44 高嶺の花子さん / back number
23:49 やどかり / RADWIMPS
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iPodに「これあんま聴かないけど入れてたら音楽知ってると思われるから」という理由で入れてる海外のアーティスト。
校長のとーやま
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オレはまずはグラサンからだな…
教頭のあしざわ
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