海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和が初めて手がけたホテルの売り上げはグループで最下位に。
激怒した会長から、「売り上げ上位の3つのホテルに行き、勉強して来い」と告げられる。
15日目、大和はグループ売り上げ第1位、ドバイにある、「海龍王寺パレスドバイ」にいた。
ジャミレフ:ミスター海龍王寺。お待ちしてました。
大和:あれ? 君は日本語が話せるのかい? よろしく!社長の海龍王寺大和だよ。
ジャミレフ:私、フロントのジャミレフです。
大和:それにしても、動物園みたいなホテルじゃないか〜。ライオンもいるのかい?
ジャミレフ:はい。ここはおよそ40種類の動物がいます。それも売りなんですが、サービスに一番定評があります。
大和:サービス? どんなサービスなんだい?
ジャミレフ:一日の観光プランのサービスです。私たちが足を運んで仕入れた情報を何十種類ものパターンをつくって、提供しているんです。
大和:へ〜そうなのか〜。
ジャミレフ:ミスター海龍王寺。一つ、プランをお試しになってはいかがですか?
大和:じゃあ、一つ試してみようかな。
ジャミレフ:では、こちらが観光プランです。この中からお選びください。
そして、Please take your time.
大和:「プリーズ・テイク・ユア・タイム」、「ごゆっくり」、か。そうだね、ドバイを楽しむよ〜。
(よーし!人気の秘密が分かったよ!このホテルは、動物がいるから人気なんだ。)
海龍王寺大和がホテルに滞在した時間は、1時間程度。ホテルの観光プランに目もくれず、ドバイの街へと繰り出して行った。