仕事中の醜態により、会長に無断出張を禁止された、社長、海龍王寺大和。大和はジェニファーに電話をかけ、話している途中で、急に泣き出してしまう。
ジェニファーに言われた一言で、母親のことを思い出したからだった。
そして大和は……。
大和:ジェニファー、もう少しだけ話を聞いてもらってもいいかな?
ジェニファー:もちろんです!
大和:確か僕が小学校4年生の、秋だったかな……
大和が小学校4年生の秋。大和のお母さん、海龍王寺さゆりは、大きな病院に入院してしまう。
いじめに遭っていることを隠し、母を元気に励まそうとする大和がいた。
大和(子供):ママ!今日も学校楽しかったよ!
さゆり:うん、そうだったのね。良かったわ…大和、辛い時には辛いって言っていいのよ。
大和(子供):え?ママ、どういうこと?
さゆり:それとね。大和が辛いときに助けてくれる人を大事にしてね。
大和(子供):僕が辛いときに、助けてくれる人を大事にする…?
大和は、ジェニファーに言われた一言。
「辛い時は助けたいです」この言葉を聞いて…
大和:ジェニファー、昔の記憶が蘇ってきちゃったのさ〜。
ジェニファー:ワッツ記憶が蘇る?
大和:えーと、思い出すってことだから「recall」だよ。
ジェニファー:OK!記憶が蘇るは、recallですね!
大和:でも、ジェニファーのおかげで気持ちが楽になったよ。ありがとう。