日本を代表する海龍王寺グループが手がけるホテルで働くことになり、風呂掃除から、総支配人まで上り詰めた茂木。
ホテルの売り上げに大きく貢献した茂木は、ついに、本社勤務を言い渡される。茂木が本社の企画室に配属されたのは、会社の期待の表れだった。
エリザベス:おはよう。
茂木:ああ、エリザベスさん、おはようございます!
エリザベス:茂木のスーツ姿、かっこいいわ。
茂木:ありがとうございます!あの、これ、僕の新しい名刺です。
エリザベス:企画室 エグゼクティブマネージャー。だいぶ偉いポジションになりましたね。
茂木:いや、でもこれから企画室をまとめていないといけないですから大変です!
エリザベス:打ち合わせは、今回だけ私も参加します。
この日、茂木は、20人の社員と初めて企画の打ち合せを行う。
茂木:えーと、ホテルにいらっしゃるお客さんが何を求めているのかを聞くべきです。その意見を、集めてサービスをつくっていくことが大事だと思います。
社員(男):茂木さんは具体的に、どんなことをやってきたんでしょうか?
茂木:ドバイでは、観光プランを50種類くらいつくりました。
社員(男):え?あれって茂木さんが担当だったんですか!!
茂木:はい。お客さんが求めていることを形にすることが、大事だと思います。
打ち合せを終えた茂木。
茂木:エリザベスさん、僕、どうでしたか?
エリザベス:You are reliable.
茂木:どういう意味だ? スマホンヤクで…「ユー・アー・リライアブル」、どういう意味?
スマホンヤク:「あなたは、頼もしい!」
茂木:「あなたは頼もしい」!いやーこれからですよ。もっともっとがんばります!