海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和は、仕事をがんばる決意をした。それはジェニファーに認められたい気持ちからだった。この日、大和は会長室へ。
大和:パパ、ちょっと話があるんだ。
隼人:何だ?大和、話してみろ。
大和:海龍王寺グループの社員は、最初、ホテルの風呂掃除から始めるよね?それは何でだっけ?
隼人:一番大変な仕事だからだ。その仕事を手を抜かずに、できるようになれば、その先でも、手を抜かずに仕事をするようになる。
大和:パパ、僕は風呂掃除をやったことがないんだ。風呂掃除、やってもいいかな?
隼人:大和……。
社長、海龍王寺大和は、風呂掃除を始めた。
大和:もしもし!ジェニファー!
ジェニファー:もしもし!大和!
大和:ちょっと話したいと思ってね。最近、ホテルの風呂掃除をやり始めたんだ。
ジェニファー:風呂掃除を?
大和:こんな大変なことみんなやってたんだって気付いたよ。
ジェニファー:大変なんですね。でも、それはいいことですね。
大和:社員にもビックリされたよ〜。
ジェニファー:社長が風呂掃除したら、ビックリですね!でも、なんか大和、生き生きしてます!
大和:今、すごく充実してるんだ〜。
ジェニファー:ワッツ充実?
大和:ああ、充実はね。I am fulfilled with my life. かな。
ジェニファー:You are fulfilled with your life. 充実、いいですね!
大和:(今、すごくいいぞ。楽しいなぁ。恋っていいなぁ。)