日本を代表する海龍王寺グループの会長、海龍王寺隼人に、茂木は直接話をしたいと申し出た。
茂木:会長。あの、僕は現場に戻りたいです!
隼人:何だって?茂木、いきなりどうしたんだ?
茂木:僕が出したアイデアは、全て、お客さんと直接話したことを形にしたものです。お客さんと、接することが、僕が一番力を発揮できると思うんです!
隼人は、茂木の提案を受け入れることにした。
そして、隼人は、茂木と、息子である社長の大和を二人一緒に、呼び出した。
隼人:今日、二人に来てもらったのには理由があるんだ。二人に提案がある。
大和:パパから提案?
茂木:提案って、何でしょうか?
隼人:二人には、competeしてもらおうと思う。
茂木:コンピート?どういう意味ですか?
大和:コンピートは、競うだよ。
茂木:コンピートは、競うなんですね?え?どういうことですか?
隼人:まずは、茂木。来月から配属するホテルをこれから、言うぞ。グループ、186位。「海龍王寺 グランドホテル高崎」だ。
茂木:高崎…分かりました。
隼人:続いて、大和。来月から配属するホテルは、グループ、187位。「海龍王寺 ロイヤルホテル宇都宮」だ。
大和:この2つのホテル、ずっとライバル関係にあるホテルじゃないか!
隼人:そうだ!これから2人には、ライバルとして、competeしてもらって、この低迷しているホテルを改革してもらうぞ!
茂木:分かりました。がんばります!
大和:オッケーだよ、パパ。