海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和。同じグループのホテルで働く、茂木。
二人は、会長から、ライバル関係にあるホテルに配属された。大和が働くのは、グループ187位、「海龍王寺 ロイヤルホテル宇都宮」。
大和:いいか?この土地の農家を一軒一軒回るんだ。そして、この餃子に入れる食材を、吟味するんだ。
社員(男):社長、分かりました!
大和:最低、50軒は回るんだ。それでかかる「expenses」は、会社で負担するからな!
社員(男):あの「expenses」って何でしょうか?
大和:「expenses」は、経費だよ!お金はかかってもいいんだ!一つ一つ、おいしい食材を探すんだ?!
一方、茂木が配属された、グループ186位、「海龍王寺グランドホテル高崎」は…
茂木:いいですかみなさん!お客さん、1人1人に話を聞いてあげてください。今日、どこに行くのか? 困っていることはないか?その一つ一つが、このホテルの財産になります。
社員(女):茂木支配人!分かりました!
茂木:雑談でもいいんです。本当のおもてなしとは、「相手の気持ちを理解しようとする心」なんです!それを、社員1人1人が心がけてください!
社員(女):はい!
2つのホテルは順調な滑りだしを見せる。
大和:絶対、茂木なんかに、負けない!ジェニファーに恋をして、本気になった僕が負けるはずないんだ!
茂木:あんな恵まれて育ったボンボン社長に負けてたまるか!僕の全てをぶつける!そしてジェニファーにも認めてもらうんだ!