日本を代表する海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和は、現在「海龍王寺 ロイヤルホテル宇都宮」で働いている。
宇都宮で働くことになって1ヶ月。大和は、久しぶりに東京へとやってきた。その日の夜、ジェニファーと食事へ…
ジェニファー:大和、宇都宮でのお仕事、どうですか?
大和:今、ホテルの特徴を出そうと思って、いろいろトライしてるんだ。時間が足りないくらいだよ。だから、ジェニファー、僕は今、引っ越しを考えてるんだ。
ジェニファー:ワッツ引っ越し?
大和:ああ、引っ越しはね、「moving」だよ〜!
ジェニファー:Oh!引っ越しは「moving」ですね?
大和:ずっと東京から通っていたからね、でも、仕事に力を入れようと思ってね!
ああ、ジェニファー、クリスマスパーティー、大丈夫だよね?ちゃんと、来られるよね?
小学校2年生のクリスマス。大和は初恋の澪ちゃんをパーティーに誘っていた。
大和:あのー澪ちゃん、今、欲しいものってある?
澪:欲しいもの?…あ?大和君もしかして、プレゼント交換で困ってるんでしょ?
大和:……。
澪:ほら、やっぱりね(笑)私は、大和君からもらえたら何でも嬉しいよ!
大和:…何でも?
澪:うん!
その年のクリスマスパーティーに、澪ちゃんは、来なかった。
ジェニファー:オフコース!空けてますよ!
大和:…良かったよ。 (クリスマスイブ。どうしよう。告白の言葉、考えなくちゃ。)