ジェニファーのおじいさん恩持為四郎。そして、四郎の妹、節子。2人の、65年振りの再会を見届けた茂木は日本に帰国。
この日、茂木は、社長の海龍王寺大和とドバイキャンペーン、第二弾の打ち合せをしていた。
大和:茂木君。これ以上考えてもアイデアは出ないよ。
茂木:…すみません!あんまりいいアイデア出せなくて。
大和:そういう時もあるさ。…そうそう。茂木君には言ってなかったけど、実は僕、彼女ができてね〜!
茂木:え?彼女?
大和:そうなんだよ。その子は20年振りに再会した初恋の相手なんだ。
茂木:20年振り!?ドラマチック、ですね!
大和:たまたま父が入院している病院でナースとして働いてたんだよ。
茂木:そんな偶然あるんですね!あ…あの、大和社長。
大和:何だい?
茂木:昨日、聞かれた、「ジェニファー振られたのに、なんでがんばれるのか?」…その答えが分かったんです。
大和:それは何でなんだい?
茂木:僕ががんばれたのは、ジェニファーのことが好きだからです。
大和:…ジェニファーは日本に「revisit」しないのかい?
茂木:リビジット?
大和:ああ、リビジットは、もう一度訪ねる、つまりまたジェニファーはアメリカから日本に戻って来ないのかい?ってことさ。
茂木:戻ってくる理由がないと思うので、多分、戻って来ないと思います。
大和:そうか。
茂木:はい。
大和:茂木君…この後、時間があるんだったら食事でもどうだい?
茂木:……あ、あります!行きます!!
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