「ジェニファーのことが好き」改めて自分の感情に気付いた茂木。
ただ、ジェニファーは今、アメリカにいて、もう日本には戻って来ないかもしれない。この先、会えないかもしれない。
そのことを考える度に不安に襲われ、仕事が手につかなくなっていた茂木が会社から帰る途中……
茂木:(…最近、新しい企画が何も浮かばない。そりゃそうだ。今までジェニファーのためにがんばってたんだから。
ドバイの企画だってラジオ番組だって、「茂木すごいです」って言われたかったんだ。
今は正直、誰のために仕事をやってるのか分からない。……ジェニファーは今頃、何してんのかな?)
外国人(女性):エクスキューズミー。
茂木:…え? ああ、YES!
外国人(女性):I'd like to go to the subway station.
茂木:今、何ていったんだ? スマホンヤクで…
「アイド・ライク・トゥ・ゴー・トゥ・ザ・サブウェイ・ステーション」、どういう意味?
スマホンヤク:「地下鉄の駅に行きたいんですが。」
茂木:(ああ、サブウェイは「地下鉄」って意味か!)
そしたら、ここをゴーストレートして、それで、ターンレフトして、そこに看板があります……
道案内した外国人の女性は、どこかジェニファーに似ている気がした。
その夜。
茂木:………え!?
ジェニファーからの着信だった。
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