余命1年と宣告され、入院している、海龍王寺グループの会長、海龍王寺隼人。
息子の大和はお見舞いに行った時、初恋の相手、澪ちゃんと20年振りに再会。
大和はこの日、自分を振ったジェニファーのために、どうしても頑張れない自分がいることを、澪ちゃんに伝えた。
澪:大和君。私、思うんだけどね。
大和:なんだい?
澪:ジェニファーさんのおじいさんも先が長くないんだよね。できたらずっと側にいたいと思ってると思う。
それでも、「妹に会わせたい」と思って、がんばってるジェニファーさん、すごいなって。
大和:…そうだよ。確かにそうだよね。
澪:それに、ジェニファーさん、大和君が辛い時に、話を聞いてくれたって言ってたよね?
大和:そうなんだ。僕のお母さんが亡くなって、ずっと辛かった気持ちを吐き出すことができたんだ…
澪:おじいちゃんのことでいっぱいいっぱいなのに、大和君の辛い気持ちに、寄り添ってくれたって、すごい人だと思うよ。
大和:ああ…
その時、大和は母親の言葉を思い出した。
「大和が辛い時に助けてくれる人を大事にしなさい」
大和:澪ちゃんありがとう!僕は、もうget overしたよ!
澪:…え? ゲットオーバー?
大和:ああ!get overは、乗り越えるって意味さ!今の僕は100%ジェニファーを応援できるよ!
澪:良かった!
大和:澪ちゃんのおかげさ!
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