余命1年と宣告され入院している、海龍王寺グループの会長、海龍王寺隼人。
息子の大和はお見舞いに来たとき、初恋の相手、澪ちゃんと20年振りに再会。大和は、ずっと気になっていたことを澪ちゃんに聞く事にした。
大和:あの、澪ちゃん、覚えてるか分からないけど、小学校2年生の時のクリスマスパーティー、来なかったよね?
澪:覚えてるよ。大和君。ごめんね。私、ずっとそのことを謝ろうと思ってたの。
大和:来なかった理由を聞きたかったけど、澪ちゃんは、転校しちゃったから…。
澪:実は…お母さんが、急に遠くの病院に入院することになってしまって。
だから、パーティーの前の日にみんなに挨拶もできずに、引っ越すことになって…
大和:お母さんが入院? そうか。それで、急に引っ越しを…あ、じゃあ、うん、しょうがないね!
澪:伝えたかったけど、急で。…ごめんなさい。
大和:いいよ!謝らなくてもいいんだよ!
ずっと引っかかっていたことが、20年ぶりに分かった大和は、秘書のエリザベスに伝えていた。
大和:(上機嫌で)やぁ!エリザベスさん!長年の疑問が今日、ようやく解決したんだよ!
エリザベス:大和、ワッツ解決?
大和:ああ、「解決する」は、「solve」だよ!
エリザベス:「解決する」は、「solve」ですか。
大和:僕が嫌いで、来なかったわけじゃないんだよ!良かった!
エリザベス:よく分からないけど、大和、最近、元気そうで良かったです。
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