海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和は、会長であり、父親の隼人の余命が1年と聞かされ、病室で二人きりで話すことに。
そこで隼人から言われた言葉に大和は涙する。「お前が会社を潰しても構わない。」、「自慢の息子だ」と。
大和:(鼻をすすりながら)パパ。じゃあ、またお見舞いに来るよ。
隼人:忙しいだろう。時間があれば、な。
大和:…じゃあ行くよ。あ、エリザベス。
エリザベス:大和、何て声をかけたらいいか…でも一言だけ。Be confident.
大和:(鼻をすすって)ありがとう。「コンフィデント」は、「自信に満ちた」だから、
「ビー・コンフィデント」、「自信をもって」ってことだね。うん、自信を絞り出してみるよ。
大和は涙を拭いながら、病院の廊下を歩いていた。その時……
ナース:あの、どうかなさいましたか?
大和:あ、はい。え…?
大和は、目の前に立つ、美しいナースに目を奪われる。
大和:だ、大丈夫です。あの、目にゴミが入っただけですから。あ、ありがとうございます。
動けなかった。彼女が他の病室に入って行くのを見送った。そして彼女が部屋に入る間際に、目が合った。
その時、心臓が、ドクンと大きく脈をうったのを、強く感じた。
大和:こ、これって、もしかして…ひ、一目惚れ…????
- Prev || 1 || Next -