ジェニファー、茂木、そして節子の3人は、四郎が入院している病院へと到着した。
戦後、生き別れとなったため、四郎と節子が会うのは、65年振りとなる。ただ、四郎は、節子がお見舞いに来ることを、知らない。
ジェニファー:おじいちゃんがいるのは、この部屋です。ちょっと待っててくださいね。
茂木:はい。
節子:はい。
ジェニファー:おじいちゃん!
四郎:…ジェニファーか。久しぶりじゃないか。
ジェニファー:おじいちゃん、ごめんね。ずっと来ることできなくて。
四郎:いいんだよ、ジェニファー。
ジェニファー:あのね、紹介したい人がいるの。茂木さん?
茂木:あの、初めまして!ジェニファーさんの友達の茂木と言います!
少し前に僕、ドバイにいたことがあって自伝読みました!本の中にあった言葉は、僕の座右の銘になっています!会う事ができて、光栄です!
四郎:そうでしたか座右の銘とは光栄ですね。
ジェニファー:おじいちゃん、ワッツ座右の銘?
四郎:座右の銘は英語で、favorite mottoだよ。
ジェニファー:ああ、favorite motto!…おじいちゃん、あとね。もう一人、来てる人がいて。
四郎:次はどなたかな?
ジェニファー:おじいちゃんがずっと会いたがってた人。私、日本に探しに行ってたの。
四郎:ジェニファー、まさか………
節子:四郎お兄ちゃん!!!!
四郎:……節子!!??