海龍王寺グループで風呂掃除の仕事をしている茂木。恋のライバル、海龍王寺大和の指示により、風呂掃除の仕事は、過酷さを増していたが…
ベテラン(男):茂木!ここはお風呂の中で一番大事な露天風呂だよな?
茂木:分かってますよ!だから、もっとこう!腰を入れて、ゴシゴシっとね!お客さんのために、掃除、がんばりますよ!!あー気持ちいいなぁ!
茂木は、過酷な仕事にくらいつき、人一倍、風呂掃除をがんばっていた。そして、一ヶ月後。茂木は、社長である海竜王寺大和に呼び出されることに…。
茂木:また、呼び出しか。降格かな。いや、もしかしたら…クビ?…相変わらず趣味の悪い金ぴかの扉だな。よし!……失礼します!
海龍王寺:誰だ?あぁ、茂木君じゃないか〜。
茂木:あの大和社長。今日、エリザベスさんから、社長室に来てって言われて。
海龍王寺:あぁそうだった〜。あれから、もう一ヶ月経ったのか〜。茂木君。君は今日で、風呂掃除の仕事はフィニッシュだよ〜!
茂木:フィニッシュ!?
海龍王寺:そして、「promotion」するんだ!
茂木:「プロモーション」!?…どういう意味だ。
海龍王寺:(そんな言葉も分からないのか…なんでこんなヤツを昇格させないといけないんだよ。でも、パパとの約束だから〜…)
茂木君、「プロモーション」は、「昇格」だよ〜。
茂木:え?昇格!?
海龍王寺:(茂木君。君は、風呂掃除から、ホテルの「フロントマン」に昇格させる。
茂木:え?フロントマンに?
海龍王寺:(「フロントマン」も、大変な仕事だからね……まぁ、がんばってみるといいよ〜。
茂木:…は、はい!茂木、がんばります!!
- Prev || 1 || Next -