茂木のライバルである、海龍王寺グループの社長、海龍王寺大和は、この日、茂木を呼び出していた。
茂木:海龍王寺大和から、呼び出しか。いったい何だろ?もしかしたら出世かな?あ、エリザベスさん!
エリザベス:ミスター茂木!
茂木:今日は何の用なんでしょうか?
エリザベス:You will be assigned to some position.
茂木:なんだ?こんな時は、スマホンヤクで……
「ユー・ウィル・ビー・アサインド・トゥ・サム・ポジション」……どういう意味?
スマホンヤク:「あなたはあるポジションに任命されます」
茂木:「アサインド」は「アサイン」!「任命する」って意味か!ってことはマネージャーから、出世?次は、総支配人かな??何か聞いてますか?
エリザベス:何も聞いてないです。
茂木:失礼いたします。新入社員の茂木です。
海龍王寺:…茂木君。時間がないから単刀直入にいうよ!君には今、マネージャーをやってもらっているが…それは今日までだ!
茂木:(やった出世だ!!)
海龍王寺:明日からは、客室の風呂掃除をしてもらおうと思う!
茂木:…はい?今なんて?
海龍王寺:明日から風呂掃除だよ!
茂木:風呂掃除?僕が?嘘ですよね!?
海龍王寺:君はマネージャーに向いてなかったってことかな。以上だ!もう帰ってもらっていいよ。
茂木:え、え、明日から、ふ、風呂掃除…。
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