友情とは○○である
生放送教室 2016.4.28 木曜日
『 熊本、大分、九州、そして全国へ 』
■ ちょっと地震の書き込みを。
祖父の家が全壊しました(突然の告白)。大きい日本家屋でまだ入ったことのない部屋なんてあるぐらいなのに今回の地震で見事にペッチャンコ!今日から解体工事が始まって、少し心がスッキリしました(わかりにくくてすいません。)
築150年らしくいつかは倒れる家だったのだから早く倒れたってだけ。だけど、やっぱり、縁側に座っておにぎりを食べたあの日に戻りたい。せめて大人になるまで建っててくれたらよかったな。
ただでさえ庭広いのに母屋が無くなったら離れ(?)の伯父さんちしか残らない
もっと遊びに行ってたらよかったな
とけたひかり
男性/14歳/熊本県
2016-04-28 16:31
男性/14歳/熊本県
2016-04-28 16:31
熊本地震が発生してから、今日で2週間。
今日の昼間も震度4の地震があり、余震が続いている状態。
今もまだおよそ3万7000人の方が避難生活を送っています。
不安な夜を過ごしてる生徒がたくさんいると思うけど、
眠れない生徒は今夜も2時間一緒に過ごそう。
SCHOOL OF LOCK!では先週から今週の金曜日まで、
『友情WEEK』と題して、友情をテーマにした授業を行っています。
この友情WEEKをサポートしてくれている強力なパートナーが、
明日、29日から全国で公開される友情をテーマにした映画、
『シビル・ウォー』!
今夜も、友達、そして友情について考えていきたいます。
まずは生徒のみんなにこんな質問
『友情とは○○である』
この○○の中に、君だったらどんな言葉を入れますか?
今までこんな経験があったから、これかな?とか、
今の時点では、これ!みたいな答えでも、もちろん大丈夫。
これまで考えた事がなかった生徒も、少しだけでいいので考えてみてね。
「友達とは○○である」この○○の部分に自分なりの答えを書いて、学校掲示板に書き込んでください。
まず最初に逆電した生徒は…
音好きの少女 その 愛知県 17歳 女性 高校3年生
とーやま校長「そのにとって友情とは一体何?」
音好きの少女 その「友情とは、帰る事の出来る場所です」
とーやま校長「どこか違う場所にいても、帰ってこられる場所ってことだね。どうしてこう思ったの?」
音好きの少女 その「私には保育園から中学校までずっと一緒だった親友二人がいたんですけど、高校になって分かれてしまって、全然会えない中でそれでも数ヶ月に一回とか会っていたんです。その時に会ってすぐに話し出せちゃうような、中学の時に戻るような、時間が戻っていくような感じとかが帰ってこられる場所なんだなって思いました」
とーやま校長「3人が3人とも、違う環境や違う時間を過ごしているんだけど、会うと落ち着くってことだよね。不思議だよな〜」
あしざわ教頭「喋り方とか当時の喋り方に戻るよね」
音好きの少女 その「本当にそうです!」
とーやま校長「今の高校ではどう?」
音好きの少女 その「高校でも仲良くしている友達もいるんですけど、これまでずっと一緒に居たわけじゃないから、気を使っちゃうところもあるし、距離感も掴めなかったりとかするから、中学の時に仲良くしていた子達と違って難しいこともあるなぁって感じです」
とーやま校長「今は高校の友達もずっと一緒に居るからそう思うかもしれないけど、進学した時にまた別の環境になって、期間が開いてから今の高校の友達と会うと“帰ることの出来る場所はここでもあるな”って思える瞬間があるかもしれないからね」
音好きの少女 その「そうですね!」
とーやま校長「帰る事の出来る場所をいっぱい作ることが出来るといいね。これから、音好きの少女 そのが進路や仕事、恋愛とかで迷ってしまった時とかに戻れる場所があるっていうのはでかいな!」
音好きの少女 その「心強いなって思います」
とーやま校長「素敵な言葉と話を聞かせてくれてありがとう!」
♪ ともだち / SHISHAMO
この曲は、RN れおちゃんの友情プレイリスト!
■ SHISHAMO『ともだち』
SHISHAMOの「ともだち」リクエストします。こんなに思える友達にいつか会えるといいなと思います。
れおちゃん
男性/東京都
男性/東京都
あしざわ教頭「時間の流れ方も友達によって全然違うなって思って。この子といるとゆっくりとした時間が流れるなとか、人によってはすごいテンポのいい時間の流れ方の人もいて、その違いみたいなものがそれぞれあるなって思いますね」
とーやま校長「“私買っておいたから、ちゃんとお金払ってよね”って言える間柄もすごい大事。言えないで気を使っちゃう人、何人かいるもん(笑)」
あしざわ教頭「不思議なやつありますよね(笑)」
とーやま校長「そこがはっきり言えるかどうかっていう仲も大事!」
続いて逆電した生徒の「友情」とは?
夢遊 神奈川県 15歳 女性 高校1年生
とーやま校長「夢遊にとって友情とは一体なに?」
夢遊「友情とは、一番怖いものです」
とーやま校長「怖いっていうのはなんだろう…?これはどういう事?」
夢遊「私は小学校の時にあまり学校に行けてなくて、幼なじみが4人いるんですけど、学校に行けてない時に“大丈夫だよ”って声をかけてくれたり、遊びに誘ってくれたりして。友情って大切なものだなって思うんですけど、その反面、冗談でも“うざい”とか“嫌い”って言われたら、普通の人に言われるよりも胸に刺さって傷つくんです。大切だけど、怖いものでもあるのかなって思いました」
とーやま校長「助けてもらっているし、その友達たちって唯一無二なわけじゃん。夢遊も、色んな物がむき出しなまま接しているからこそ、ちょっとした言葉とかも刺さってしまうんだね」
夢遊「はい」
あしざわ教頭「なるほど…」
とーやま校長「でも、やっぱりこの人たちじゃないとダメだっていう思いもある?」
夢遊「ありますね」
とーやま校長「だからこそ怖い。背中合わせだよね。でも、ずっと一緒にいてほしいよな」
夢遊「居てほしいです。離れたくないです!」
とーやま校長「そうだよね。いつか離れてしまう時もあるけど、そうなった時の恐怖とかが『友情は一番怖いもの』に、つながってくるのかな」
あしざわ教頭「自分が相手を傷つけてしまう可能性もあるかもしれないもんな」
夢遊「はい…」
とーやま校長「そこで臆病になってしまう瞬間とかもあったりする?」
夢遊「家に帰った後とかに“あんな風に言って大丈夫だったかな?”とか、悩んじゃったりします」
とーやま校長「逆に言えば、そうじゃない友達とかにはそんな事思わないって事だもんね。一番怖いものってことは、一番大切なものって言い方も出来るのかな。確かに、分かる!そう言われたら確かにそうだなぁ」
あしざわ教頭「うんうん」
とーやま校長「夢遊にとっての友情とは何かを聞かせてくれてありがとう!」
♪ あんたへ / amazarashi
RN おなかのくろいしろうさぎが送ってくれた友情プレイリストはamazarashi先生の『あんたへ』!
■ Amazarashi『あんたへ。』
中学生のとき、部活帰りに友達と自転車乗りながら歌った曲です。夏にみんなが引退していくなか中3の12月まで続けたとき、なんで私はこんなに走るの遅いのに最後まで続けてんだろうって思ったりもしたけど、2人でこの曲を歌ったのは私の支えになりました。"はやく涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去"12月までやりきってよかった。 最近、全く会ってないけど、どうしてますか?元気ですか?また遊ぼうね。
おなかのくろいしろうさぎ
女性/岡山県
女性/岡山県
とーやま校長「歌うってさ、めっちゃ良くない?」
あしざわ教頭「同じ歌詞を歌ったりすることで、同じ気持ちにグッとなるというか、心が一つになるじゃないですか」
とーやま校長「みんなの友情プレイリストを聴くと、プレイリストを選んでくれた生徒の想いとか、その友達との間にある想いとかもすごく浮かんでくるし、みんなの心にも浮かび上がっているんじゃないかな」
あしざわ教頭「自分の想いを投影して重なったりしますよね」
とーやま校長「友情は一番怖いものっていうのも、ちょっとドキッとする言葉でもあるけど、友達が大切だからこそ、こういう言葉が出てくるんだなぁって思う」
あしざわ教頭「好きだからこそ嫌いって言ってしまう時もあるじゃないですか」
とーやま校長「ある!」
あしざわ教頭「それって同じことだなと思いますね」
とーやま校長「なんであんなこと言っちゃったんだろう?って、ゴールの無い自問自答を続ける日もあるし、それも含めて友達の為の時間なんだよなぁ」
生徒の皆が掲示板に書き込んでくれた『友情とは○○である』も、いくつか紹介していくぞ!
■ 友情とは
友情とは、自分の利益に関わらず、そばにいてくれる関係だと思います。
人間だし、どうしても自分が1番になってしまうはずで、めんどくさいなぁと思うことは極力やりたくないはずです。
だけど本当の友情は、その子に何かしてあげようが、たわいもない話をしようが、一緒にいようが、まったく自分に利益は生まれないけど、それでもなんとなく一緒に笑っている、そんな関係のことだと思います。
ゆうこす
女性/17歳/石川県
2016-04-28 20:07
女性/17歳/石川県
2016-04-28 20:07
とーやま校長「そうだね!自分の事を犠牲にしてもどこかに駆けつけてくれたり、“心配だから来たんだよ”って言ってくれるような間柄は友情以外の何物でもないね。なかなか難しいかもしれないけどね。でも、相手の事を一番に考えられるっていうのは素敵な事!」
■ 友情とは
友情とは(体の免疫と同じ)である。
1度異物(ケンカ)が入るとダメージが大きいが
それに打ち勝つことで、もっと強い体(友情)になるから!!
みんなのHR長
男性/18歳/東京都
2016-04-28 17:35
男性/18歳/東京都
2016-04-28 17:35
とーやま校長「耐性が出来て、そこを補おうとして使っていない細胞とかが結集して打ち勝った末に、大きなものが生まれる。それがみんなのHR長の友情ってことだね!」
あしざわ教頭「体の免疫と同じってすごい言葉ですよね」
とーやま校長「でも、そういうこともあるよね!」
あしざわ教頭「ケンカして、お互いそっぽ向いちゃったけど、どちらかが歩み寄って“この前はごめんね”っていう事で許せるようになったり…ってあるわけじゃないですか」
とーやま校長「初めて腹を割って喋れた瞬間がその瞬間だったりするかもしれないしね」
あしざわ教頭「その前も友達と思っていたけど、より気を使わないで喋れるようになったりね」
続いて、逆電した生徒は…
筆箱はトマトケチャップ 京都府 16歳 女性 高校2年生
とーやま校長「筆箱はトマトケチャップにとって、友情とは何?」
筆箱はトマトケチャップ「友情とは自分の鏡です!」
とーやま校長「鏡は自分の事を映してしまうものだよな。これはどういう事?」
筆箱はトマトケチャップ「友達って表面上はあまり自分と似てない人が多いんですけど、根本的には似ているなって思うんです。同じ匂いとか種類の人とは、結果的に友達になっていて…」
とーやま校長「性格とか、好きなものだったりとか、なんか引き寄せられるところあるよね」
筆箱はトマトケチャップ「相手のイヤな面とか見ちゃっても、自分の事を見ているみたいだから、自分もこういう所が良くないのかな、って思っちゃう時があります」
とーやま校長「そう思えるって結構すごい所じゃない?友達のイヤな所が見えてしまったら、単純にヤだなって思うだろうし、もしかしたら距離を取ったり、突き放してしまう事になりかねないよね。そういう風に思えるきっかけとかがあったの?」
筆箱はトマトケチャップ「中学1年の時に仲良くなった子がいて、高校が離れても連絡を取り合っているんですけど、その子に会うまではクラス替えがあるたびに友達が毎年変わる感じで、友達という存在をあまり深く考えていなかったんです。でも、その子と深く関わるようになって、相手の事を自分はすごく分かっているし、相手も自分の事を分かってくれてると思うので、素敵な関係が出来ているんだなぁって思いました」
とーやま校長「そういう話はその子とした事はあるの?」
筆箱はトマトケチャップ「あまりしたこと無いんですけど、多分お互い分かっているんだろうなと思います」
とーやま校長「筆箱はトマトケチャップも友達も、きっと同じことを思っているんだね。そういう事が分かるっていうのも友情の一つだよね。鏡として、自分自身がそこに映っているんだから」
あしざわ教頭「自分に似てるってなかなか分からないことだったりするけど、そこには時間が作った何かがあったんだろうなぁ」
とーやま校長「素敵な言葉をありがとう!」
筆箱はトマトケチャップ「ありがとうございます!」
♪ 人との距離のはかりかた / plenty
この曲は、RN アルと便利カラーコーンが送ってくれた友情プレイリスト!
■ plenty『人との距離のはかりかた』
私が友情のこと、特に友達と自分との距離感で悩んでいる人におすすめしたい曲は、plenty先生の「人との距離のはかりかた」です。自分の中の大きくて素敵で、でもとても難しい存在である友達というものへの関わりかたを教えてくれたこの曲は今でも自分の中でとても大切です。
アルと便利カラーコーン
女性/新潟県
女性/新潟県
時間の限り、生徒の声を聴いていくぞ!
最後に逆電した生徒の『友情』とは…
未来を歌うコエラカントゥス 神奈川県 17歳 男性 高校3年生
未来を歌うコエラカントゥス「友情とは、人間を変えてくれるものだと思います!」
とーやま校長「これは、デカいぞ…!」
RN未来を歌うコエラカントゥスは、小学生の時は引っ込み思案で、休み時間になると自由帳に絵を描いたりしている生徒だったそう。
そんなRN 未来を歌うコエラカントゥスに、ちょっかいを出してきたり、いたずらをしてくる生徒が一人いたという。
未来を歌うコエラカントゥス「そんなある時、僕の自由帳が無くなったんですよ。“アイツがどこかにやったんだろうな”って思ったんですけど、意外とあっさり返ってきて」
とーやま校長「机の中とかにあったの?」
未来を歌うコエラカントゥス「はい。それで、自由帳の中を見てみたら、見覚えのない漫画が書き足されていたんですよ!」
とーやま校長「えっ!自分の描いた漫画とは別の漫画が描いてあったの?」
未来を歌うコエラカントゥス「どうやら、自由帳を持って行った彼も漫画とか絵を描いたりっていうのが好きで、僕のを見ていて自分も描きたくなったのか、僕の自由帳に描いていたんです」
とーやま校長「じゃあ、そいつは未来を歌うコエラカントゥスと仲良くなりたかったし、恥ずかしさもあってちょっかい出したりとかしていたんだね」
未来を歌うコエラカントゥス「その頃は上手い付き合い方が分からない感じだったので…(笑)」
とーやま校長「そこからその男の子とはどうなったの?」
未来を歌うコエラカントゥス「それから、自由帳も貸し借りして、一緒に漫画を描いたり…。実は、その時描いていた自由帳を今見ているんですけど、僕が作ったキャラクターを彼が漫画にしていたりしましたね」
あしざわ教頭「面白そう!」
とーやま校長「そこから、『友情とは人間を変えるもの』にはどうやってつながるの?」
未来を歌うコエラカントゥス「それまで僕は自分の世界に没頭していたのが、共有するっていう事が楽しいってことに気が付いて、そういうものを起点に色んな人と関わりを持つようになりましたね」
とーやま校長「考え方とかがガラッと変わったんだね。その男の子とは今でも付き合いはあるの?」
未来を歌うコエラカントゥス「中学が離れてしまって、最近は連絡を取れていないんですけど、今は高校のクラスメイトをキャラクターにして小説を書いています。“お前のキャラ、どういう展開が良い?”って本人に話を聞きながら書いたりしてますね(笑)」
とーやま校長「それも、そいつと出会ったからこそなのかな」
未来を歌うコエラカントゥス「そうですね!」
とーやま校長「友情とは、人間を変えてくれるもの!素敵な言葉をありがとう!」
そして、本日も黒板の時間になってしまいました!
『 オレ、オマエノ、トモダチ 』
皆、すごい良い友達と出会っていて友情とは何かっていうのを一生懸命考えて生徒のみんなに伝えてくれた。ありがとう!
でも、友達なんていませんって生徒もいっぱいいて……。じゃあ俺ってどうなのかなって思ったんだ。
普段から言っているけど、俺の今の友達って誰だ?って考えたら、聴いてくれているキミなんだよ。
聴いてくれてる生徒は、ずっと友達だと思って喋っているから、昼間に行っている学校とかでは友達がいないかもしないけど、今の段階では、オレ、オマエノ、トモダチ!
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【FAXイラスト】
RN すず
RN すず
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【逆電リスナー】
音好きの少女 その 愛知県 17歳 女性
夢遊 神奈川県 15歳 女性
筆箱はトマトケチャップ 京都府 16歳 女性
未来を歌うコエラカントゥス 神奈川県 17歳 男性
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【オンエアリスト】
22:04 Shake your hands saying good bye. / テスラは泣かない。
22:26 5iVE YEARS MONSTER / きゃりーぱみゅぱみゅ
22:41 ともだち / SHISHAMO
22:49 あんたへ / amazarashi
23:16 映画『ジョーズ』より「人食鮫(メイン・タイトル)」 / ジョン・ウィリアムズ
23:19 『MOTION MUSIC OF BAKUMAN。』より<オープニング> / サカナクション
23:20 『MOTION MUSIC OF BAKUMAN。』より<叔父さん> / サカナクション
23:21 『MOTION MUSIC OF BAKUMAN。』より<マンガを描く> / サカナクション
23:23 『MOTION MUSIC OF BAKUMAN。』より<バトル> / サカナクション
23:39 人との距離のはかりかた / plenty
23:51 リユニオン / RADWIMPS
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オレ、オマエノ、トモダチ、
コレカラモ、ナカヨク、シテネ。
コーチョーノトーヤマ
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友情の形は色々あるけど、
それぞれが答えだし、
変わっていったりするのかな…?
教頭のあしざわ
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