今夜の授業は「掲示板逆電」!
生放送教室 2017.11.13 月曜日
『 パーティー 』
とーやま校長「パーティ行ってきました! ありがたいことに司会をさせていただいて…」
あしざわ教頭「パーティの司会ってそうそうないですよ!」
TOKYO FMのメディアプレゼンテーションという大きなイベントパーティーで、
アナウンサーの古賀さんと一緒に司会をしたと話すとーやま校長。
とーやま校長「もちろんTOKYO FMのみなさんもいらっしゃるし、SCHOOL OF LOCK!をずっと聴いてくださってるみなさんとか、SCHOOL OF LOCK!を一緒に作り上げようとしてくださっている大人のみなさんとかがいらっしゃる中で、めちゃめちゃ緊張した!」
あしざわ教頭「言ったら、TOKYO FMを代表してしゃべってるみたいなことですもんね! すごいですね!」
とーやま校長「ありがたいことにね。
TOKYO FMとはどういったものなのかなど説明させていただいたりして、終わった後にちょっとした立食懇親会があったの。ありがたいことにお声がけしていただいたりもしたんだけど、司会をやってたから"お疲れ様でした"っていう声をかけられるかなって思ってたら、それもあるんだけど、"SCHOOL OF LOCK!めちゃめちゃ聴いてます"とか"聴いてました"とか、他にもデスクワークをしながら、夜10時になったらイヤホンをしてSCHOOL OF LOCK!を聴いてくださってるって言う方がいらっしゃったんだよ」
あしざわ教頭「じゃあもうその場に生徒がたくさんいたってことですね」
とーやま校長「そうだね。そういうところにも届けさせてもらってるっていうことが、普段からそうなんだけど、改めて身が引き締まる思いだったな」
あしざわ教頭「そうやって話しかけてくれることってありますね。直接言われることってあんまりないから、そういうことを聞くとすごく嬉しいですよね」
あしざわ教頭も、喫茶店で"教頭ですか?"と声をかけていただいたのだそう。
とーやま校長「10代のみんなも、もしかしたら、"今日を機にSCHOOL OF LOCK!を卒業します"ってヤツもいるかもしれないし、"今日初めて聴きました"ってヤツもいるだろうと思う。いつまでSCHOOL OF LOCK!が続いていくかわからないけど、そうやって"聴いてました"とか"聴いてるのが楽しいです"って言ってもらえるような1日を、力を込めて作って行こうと思うんで、今日もよろしく!」
とーやま校長「さぁ、今夜の1曲目は、閃光ライオット2012のファイナリスト、SHE'Sの、当時の応募楽曲、『The World Lost You』を初オンエア!
10代の時に作った曲をプロになって録り直したってことね! どんな感じになってるのか楽しみ!」
♪ The World Lost You / SHE'S
とーやま校長「閃光ライオット2012だから、もう丸々5年以上経っていて、"SHE'Sにとってどういった5年を歩んできたのかな?"って思いながら聴いていたの。この2017年に放たれてるこの曲は、すごく1音1音を大事に、しっかりと地に足を踏みつけて、より確実に届けたいっていう日々を歩んで来たのかな、って思った。ストリングスも相まって、なのかな」
あしざわ教頭「僕は当時の楽曲を聴けてないので、今の印象でしかないですけど、でも10代の時にこの歌詞とかも書いてるわけですよね。『少年は踏み込んだ』っていう歌詞があって、"踏み込んだ結果、今ここにいるんだよな"、と思うと、もしかしたら今もう一度これをアレンジして、SHE'S的にももう一度踏み出したいタイミングだったりもするのかな、とか、色々なことを頭の中で想像しながら聴かせてもらいました」
とーやま校長「すごいね!」
あしざわ教頭「優しいけど、すごく強い曲ですね!」
とーやま校長「音ってすごい。色んなものが詰まってるね!」
この『The World Lost You』が入っている、SHE'Sの2ndアルバム"Wandering"!
来月、12月6日(水)発売!
さあ! 今夜の授業は…!
「掲示板逆電」。
あしざわ教頭「SCHOOL OF LOCK!のWEBサイトにある学校掲示板の書き込みの中から、僕たちが気になった生徒に電話をしていきます」
とーやま校長「書き込みの内容は、何でも大丈夫だからね!」
みんなからのメッセージ、学校掲示板で待っています。
掲示板に登録できない生徒や、内容を他の生徒に見られたくない生徒は、
メールからでも授業に参加できます。
さっそくこちらの書き込みから紹介。
■ 暗闇と心
こんばんは。
私には母がいません。亡くなりました。
亡くなってすぐの頃は、あまり実感が湧かず、この先も自分なら明るく笑ってやっていける。と思っていたけど、何故か最近になって、?なんで私には母が居ないんだろう?とか?母に会いたい?とか?みんなは羨ましいなあ?とか思ってしまう自分がすごく嫌です。
私は亡くなるギリギリまで、母が命が危ないような状態だということを知らず、母の具合が悪くなっていくにつれ、私の母親ではない気がして冷たく当たってしまった自分が嫌いです。
もっと話せたはずなのに、笑えたはずなのに、何も分からずに何も出来なかった自分が大嫌いです。
それに加え、最近学校では部活動や、学級で様々な問題が起こり、部長として、学級委員として、問題を解決しようとはしますが、一人では何も出来ず、友達や姉などに相談しても無責任な言葉が返ってくるばかりで、?母がいれば一瞬で解決してしまうのかなあ。?と考えてしまいます。
そして毎晩泣いてしまいます。暗闇の部屋が自分の負の感情で覆われて、気が付けば涙がこぼれてしまいます。
暗闇が嫌だから、朝が来るのを必死に待って、学校に行き、問題にぶつかり、ボロボロの心でまた夜です。
時間を戻せたら今の私とは違う、もっといい自分になれるかなあ。
自分は変われるのかなあ。
でも、向き合うしかないなって、最後には思います。
かかおすかい
女性/13歳/栃木県
2017-11-13 19:08
女性/13歳/栃木県
2017-11-13 19:08
とーやま校長「もしもし!」
かかおすかい 栃木県 13歳 女性 中学2年生
かかおすかい「もしもし」
RN かかおすかいのお母さんが病気で亡くなったのは、
今年のはじめだったのだそう。
とーやま校長「詳しい話をちゃんとは聞いていなかったんだね。その頃は、何だかわからない毎日を過ごしてたのかな」
かかおすかい「はい」
とーやま校長「だから、最近急にきたのか。もう9〜10ヶ月ぐらい経つけど、最近はどんなことを思うの?」
かかおすかい「"なんでいないのかな"とか、"いたらもっと楽しいのかな"とかです」
とーやま校長「何も考えようとしなくても、ポンと出てくる?」
かかおすかい「はい」
テニス部の部長をしているRN かかおすかい。
3年生も引退し、1年生も2年生も面倒を見なければいけない中、
あまりうまくいかないのだそう。
とーやま校長「かかおすかいは学級委員もやってるんだね。それも、"うまいこといかないなぁ、お母さんがいたらなぁ"って思っちゃうのか」
かかおすかい「はい」
とーやま校長「まず、"そう思ってしまう自分が嫌だ"って考えちゃうでしょ? これはそう思ってしまうし、何も悪くないし、誰もかかおすかいを責める人はいないよ。もしかしたら、自分で自分を責めてしまっていると思うんだけど、そんなかかおすかいでいいと思う」
かかおすかい「ありがとうございます…」
とーやま校長「だって、そんな、もうわからないことが人生であったんだもん。今までにないことだし、それはかかおすかいだって受け入れられているのかいないのか。でもその方法だってわからないし、人によっても違うしさ」
あしざわ教頭「そうだね」
とーやま校長「嫌だなって思うのも、それでいいと思う」
かかおすかい「…(泣)」
とーやま校長「かかおすかいとはちょっと状況が違うんだけど、俺も高校2年生の時に、中学校3年間一緒でバンドも一緒にやっていた友達が、バイク事故で亡くなっちゃったの。1週間ぐらい危篤の状態で、学校が終わって行くんだけど、全然涙が出なかった。
お葬式に行った時も、泣いてる友達はいっぱいいたんだけど、全然(涙が)出なくて、俺も思ったよ。"俺は何だろう? みんなと違うぞ"と思って、"なんか怖いな、俺"って感じたことがあった。16歳の時にね。
俺もこうやって思ったことがあるってことは、他にもこうやって思ったことがあるけど言いづらくて言わない人がいる。もし、あの16歳の時の俺がSCHOOL OF LOCK!を聴いていたら、俺も、こうやってかかおすかいが言ってくれたことで、もしかしたら少しだけほっとしてたかもしれない。だから、みんなが思うことじゃないかもしれないけど、みんな思うことなんだよ、っていうのだけは、まずかかおすかいには言いたいかな」
かかおすかい「はい」
あしざわ教頭「俺も、2011年にお母さんが亡くなってて、最初その話を聞いた時に涙が出なかったの。もともと病気が重いっていう話ではあって、そのことをうすうすわかっている自分もいたのに、"何であの時にもっと会いに行かなかったんだろう?"とか、校長もさっき言ってたみたいに、"俺は人として何なんだろう?"っていうこともすごく思った。
たぶん、かかおすかいも一緒だと思うんだけど、いなくなったら、"お母さんはあんなことしてくれたな"とか、"あんなこと言ってくれてたな"、とか、めっちゃ思い出すじゃん?」
かかおすかい「はい…」
あしざわ教頭「その時に気づけてないことを、いなくなってからワッて思い出すことが本当にたくさんあったの。もちろん後悔もたくさんあって、"あの時は、きっと優しさで言ってくれてたのに、俺は何であんな言い方をしちゃったのかな"って思うことがあるし、今でも、お母さんが亡くなってしまったことに泣けてないっていう部分もあったりしてね。
でもやっぱり、今になってもパっと"うちのお母さんは俺のことを一切悪く言わなかったな"とか、いっぱい気づくというか、ちゃんといるというか…。自分がダメだなって思った瞬間にお母さんのことを考えたりとか、"お母さんだったらこう言うかな"、とか"お母さんにこんなこと言えないな"とか。
かかおすかいは、そんなことをたくさん考える機会が、今後もいっぱいあると思うの。俺もそうだしね。きっと、この感じはずっと続くと思うし、何が正解とかはない。
でも、かかおすかいはお母さんのことをもっとずっと考えていいと思う。で、いっぱい思い出していいと思う。お母さんが言ってくれてたこととか、お母さんがこうだったなっていうことをたくさん思い出して、気持ちを感じたりすることが、実はすごく大事なこと。お母さんの気持ちが、ちゃんとかかおすかいの中にいる証拠だと思うよ。今はそういう時間なんじゃないかな」
とーやま校長「うん」
かかおすかい「…(泣)」
あしざわ教頭「それはもう、わけわかんないよね。泣いちゃうしね。だって、いなくなっちゃうんだもん。
俺はどっかで、お母さんっていなくならないもんだと思ってる自分もいたよ。そんなことないんだけどね。でも、パっていなくなっちゃうんだなっていうの、すごい感覚だよね。これはもう、しょうがないことだけど、でも今はきっと、かかおすかいの中にお母さんがいっぱい溢れてる状態なんだよ。
お母さんのことをたくさん考えてあげてね」
かかおすかい「…はい」
♪ 嵐の女神 / 宇多田ヒカル
とーやま校長「かかおすかい。教頭が言ってくれたこと、本当にそうだなって思う。
科学を超越してることを言うけど、"いなければいないほど、いる"って思う。そう考えたら、体はもうこの世にはないのかもしれないけど、人間にはちゃんと魂っていうものがあって、その魂がかかおすかいの中に入っちゃってるからね」
あしざわ教頭「そうだね」
とーやま校長「かかおすかいの右ひじも、左ふくらはぎも、真ん中おへそも…」
あしざわ教頭「なんでそこら辺を選ぶの(笑)」
とーやま校長「(笑) 全部そうだから、そういう意味で言うと、かかおすかいはこれからもお母さんには会うんだろうね」
あしざわ教頭「そうだね。お母さんには、まだずっとお世話になると思うよ」
とーやま校長「もしかしたら怒られる可能性もあるかもしれないからね」
あしざわ教頭「怒られるよー。俺は何度も怒られたよ(笑)」
とーやま校長「それに、見てるからね。俺は本当にそう思ってる」
あしざわ教頭「お母さんのことを考えてる瞬間は、見られてると思った方がいいよ」
かかおすかい「(笑)」
とーやま校長「話し足りないことはある?」
かかおすかい「大丈夫です!」
RN かかおすかい、元気でね!
話を聞かせてくれてありがとう!
そんなRN かかおすかいに、掲示板にはたくさんの書き込みが届いている。
とーやま校長「もしかしたら見てくれてるかもしれないけど、みんなの想いを見てほしいな。みんなも、掲示板に書き込みありがとう!」
さあ、続いては、こちらの書き込みから。
■ あ。
悩み事
その1
県で1番偏差値が高い高校に行きたいのに、出席日数が少ない&たぶん内申点やばくなっている!
だけど学校には行きづらくてお先真っ暗。
どうすればいいのやら。
その2
親が怖い。将来の夢とかについても干渉してくるから、勉強のやる気もなくなるし、無気力になってしまった・・・。
反抗すると、見捨てられそうで怖いし。
自分が我慢するしかないのかな・・・。
耐え切れないんだよな・・・。
逃げ出したい。
消えちゃいたい!だけどね、仮に消えたとしても親はぜーんぶ私のせいにしてくると思うと嫌になる。
親は自覚してないんだよな・・・。嫌だな〜。
いなばのしろぶんちょ
女性/15歳/鳥取県
2017-11-13 13:18
女性/15歳/鳥取県
2017-11-13 13:18
いなばのしろぶんちょ 鳥取県 15歳 女性 中学3年生
RN いなばのしろぶんちょは、現在中学3年の受験生。
改めて、悩んでいることを話してもらったぞ。
いなばのしろぶんちょ「中学校2年生から医者になりたいと思っていて、ずっとその思いはあったんですけど、中2の終わりぐらいに肺炎とインフルエンザに続けてなってしまって、3週間くらい休んだんです。そしたら、病気した後って、どうしても学校に行きづらくなっちゃうじゃないですか」
とーやま校長「まあね。今までのルーティーンから逸れたし、ちょっと足・腰、色んなところが重くなるかもしれないね」
いなばのしろぶんちょ「それに加えて、3週間も休んでしまったので"周りにどう思われてるのかな"っていうのが気になってしまったんです」
とーやま校長「みんなは休んでた理由を知らなかったの?」
いなばのしろぶんちょ「知ってはいるんですけど、そんな大きな病気に2回も続けてなることって少ないじゃないですか。それで、1個目のは本当だとしても、2個目の病気は嘘なんじゃないかって思われてないかが心配なんです」
RN いなばのしろぶんちょは、1つ目の肺炎はともかく、
2つ目のインフルエンザでの欠席が嘘だと思われていると感じてしまったそう。
行きづらいと思いながらも、3年生の5月ぐらいまでは頑張って行っていたのだが…。
いなばのしろぶんちょ「受験生っていうこともあって、私が行きたい高校が偏差値が高いので、親が"無理なんじゃないか。受からなかったらどうするんだ?"ってイライラし出したんです」
とーやま校長「心配も兼ねての、イライラをぶつけられたんだね」
いなばのしろぶんちょ「はい。それでストレスになっちゃって、3週間も休んでどう思われてるのかっていうのと、親のストレスが重なって、(学校に)行きづらくなって、行けなくなってしまいました」
5月後からは週に2〜3回ほど学校に行っていたが、
ここ1ヶ月くらいは全く行っていないそう。
あしざわ教頭「友達とかは? "大丈夫?"とかの連絡とかはないの?」
いなばのしろぶんちょ「連絡をくれる友達はいてありがたいんですけど、どうしてもずっと休んでいるから、その子以外の人にどう思われているのかなって気になって、ずっと行きづらい感じがしてます」
とーやま校長「去年3週間サボってたっていうのは、肺炎とインフルエンザが重なって休んだわけじゃん。それを嘘だと思われてるかもしれないのが怖くて、行きづらくなったわけだよね? でも嘘じゃないんでしょ? 学校に行ったら、そういう疑惑の目を向けられてしまうのがイヤなの?」
いなばのしろぶんちょ「はい」
とーやま校長「それは、そういう噂がしろぶんちょに入って来たの?」
いなばのしろぶんちょ「そんな感じの噂をちょっとだけ聞いたことがあります」
とーやま校長「でも、そうじゃないわけだよね。
もしかしたら、しろぶんちょに対してちょっとキツめなものを、鳥取に向けて投げてしまうかもしれない。もしアレだったら受け流して砂丘にでも刺しておいてくれ」
あしざわ教頭「そういう場所じゃないんですけどね(笑)」
いなばのしろぶんちょ「(笑)」
とーやま校長「これ、まず、今も思ってるヤツいるかな?」
いなばのしろぶんちょ「そうですね…」
とーやま校長「去年の3月に、クラスの中で何人かはいたのかもしれないけど、そこに対してまだネチネチ言ってるヤツって、普通に考えたらもういないと思うんだよね。例えば、逆に、インフルエンザが嘘だったとしても、"で、何?"ってことにならない?」
いなばのしろぶんちょ「あー…」
とーやま校長「しろぶんちょは、普段から人の目を気にしちゃうの? 人よりも過剰に反応しちゃうなって思う?」
いなばのしろぶんちょ「はい」
とーやま校長「まず、ここまで振り返ってごらん? だって病気だよ。何かサボって休んだとかではなくて、何にも悪くないわけよ。周りの目とか一回取っ払って、自分の今までを考えた時に、何も悪いことしてないから、これって胸を張っていいことじゃん」
いなばのしろぶんちょ「はい」
とーやま校長「今の状況は一度置いておいてね。出発は、しろぶんちょは何も悪くないんだよ。その間にも、今の話を聞く限りでは何も悪いことしてないしさ」
ここで、届いた書き込みを紹介。
■ 周りはそんなに思ってない
俺もなんだかんだで学校休んじゃって、周りはどう思ってんのかなってかんがえすぎて、行く時はめっちゃ怖かったっていうか、しんどかったです。
でも、周りは「おー!やっときたか!」って感じで、『あ、周りは自分が思ってるよりそんなに思ってなかったんだな』って思いました。
だから、考えすぎずに、気軽に行って下さい!
絶対周りは助けてくれますから。
がんばれ!!!!!!!!!
ようこう?
男性/14歳/岡山県
2017-11-13 23:37
男性/14歳/岡山県
2017-11-13 23:37
あしざわ教頭「そうだよ。いなばのしろぶんちょは、今の話って、自分の想像の話でしょ? 実際に、直接誰かに言われたわけでもないじゃない。定期的に連絡をくれる友達もいて、誰がいなばのしろぶんちょのことをイヤだって言ってる? いなくない?」
いなばのしろぶんちょ「いや、いないですね…」
とーやま校長「あんまり行きたくない理由が別にあったりするの? 今のは見当たらない?」
いなばのしろぶんちょ「どうしても、親からのストレスが溜まっちゃって、無気力になる分はあるんですけど、一番は周りの人にどう思われてるかなんです」
あしざわ教頭「でも、これってどう思われようとも、自分のことじゃない。逆に、誰か友達が病気で休んで、しばらく来なかったことに対して、"アイツの嘘だったんじゃないか?"って、いなばのしろぶんちょは思うかな?」
いなばのしろぶんちょ「思わないです」
あしざわ教頭「思わないよね? むしろ、仲がいい友達だったら、心配にならない? "大丈夫?"って」
いなばのしろぶんちょ「そうですね」
あしざわ教頭「それがまさに、友達がやってくれてることだと思うよ。たぶん今、ちゃんと見ているようで実は見ていなくて、一方向だけ、自分の中を見てるんじゃないかな。ちゃんと見てみたら?」
いなばのしろぶんちょ「はい」
あしざわ教頭「で、自分が今どんな状況なのかを一回考えると、親がめっちゃ怒ってることとかも、もしかしたら、いなばのしろぶんちょが学校にあんまり行ってなくて、勉強もあんまりできてないと思ってるからかもしれない。で、出席日数も足りなかったら意味がないわけじゃん。
…ってことを心配してたら、それは言うよ。"あんた、学校行かなきゃダメよ。勉強しないとダメよ"って言うのは、プレッシャーというか心配だから言ってるんじゃないかなって俺は思っちゃうんだけどね」
とーやま校長「お医者さんになりたいっていうのは、親は知ってるの?」
いなばのしろぶんちょ「はい、知ってます」
とーやま校長「じゃあ、やっぱりなおさらそうじゃない? 親からの言葉は、しろぶんちょのための言葉なんじゃない?」
いなばのしろぶんちょ「ああ…」
あしざわ教頭「書き込みにある『仮に消えたとしても親はぜーんぶ私のせいにしてくると思う』って、そんなことないと思うよ! お父さんお母さんを知らないからわからないけど、でも、だったら怒らないよ。夢に文句を言って来ないよ。だって、夢に文句を言ってくるのは心配だからでしょ? 興味がなかったら言わないよ」
いなばのしろぶんちょ「はい…!」
あしざわ教頭「全部しろぶんちょのせいになんか絶対にしないしね」
とーやま校長「俺は、学校って行きたくないんなら、別に行かなくてもいいと思ってるの。これも、もしかしたらちょっときついものを投げるかもしれないから、その時は梨ソフトクリームに刺してもらっていいんだけども…」
いなばのしろぶんちょ「(笑)」
あしざわ教頭「色んなところに飛ぶなぁ(笑)」
とーやま校長「あれは美味しいんだよな! …えっと、あれ、ごめん、何を言おうとしたか忘れちゃった!」
あしざわ教頭「(笑) 何を砂丘に置いて来てるんだよ!」
いなばのしろぶんちょ「(笑)」
まさかの、ネタを挟んだせいで伝える言葉を喪失してしまった校長。
とーやま校長「寄り道が過ぎた(笑) 伝えたいことがあったんだけど、ごめん!(笑)
でも、本当にそう思う。ちょっとだけ、しろぶんちょから逃げの姿勢も見えてしまってる。もしかしたら言い訳に聞こえないこともないな、って正直思っちゃった」
いなばのしろぶんちょ「はい」
とーやま校長「そんなことないし、もちろん、どう思われたいかって誰もが思うよ。ずっとそんなことを気にせずに生まれて死ぬ人って、0.8%ぐらいじゃない? 基本的に人の目って気になるよね」
あしざわ教頭「そうだね」
とーやま校長「でも、それをずっと考えてたら、全部100で行かないといけなくなるじゃん。"この人にはこう思われるからこうしよう"、"あの人にはこう思われるからああしよう"、"先生にこう思われるからこうしよう"。やっぱり、どだい無理な話なのよ。
俺はそれよりも、自分がどう思われるかよりも、どうしたいか、が、最大優先事項でいいと思うんだよ」
いなばのしろぶんちょ「はい」
とーやま校長「いなばのしろぶんちょは、今、どうしたいの?」
いなばのしろぶんちょ「私は、ちゃんと自分の弱さに打ち勝って、学校に行って、ちゃんと高校にも受かって、医者になりたいと思います!」
とーやま校長「これ、すぐに出てきたでしょ? これが答えだよ! 何ものでもない、お前しか生み出すことのできない答え!」
いなばのしろぶんちょ「はい!」
あしざわ教頭「そうだ!」
とーやま校長「あとは、"どう思われたい"、"こう思われたい"っていう欲は、一回避けてごらん。そうすれば、しろぶんちょはもう大丈夫でしょ!」
いなばのしろぶんちょ「はい!」
とーやま校長「たぶん、次に書き込んでくれる時には、たくさんの『!』で踊るような書き込みを書いてくれるって、俺は思ってるよ! 大丈夫だよ!」
あしざわ教頭「いいね! いけるいける!」
いなばのしろぶんちょ「はい!」
RN いなばのしろぶんちょ、話を聞かせてくれてありがとう!
砂丘で校長の記憶を掘り起こしてね!
♪ pan / SUPER BEAVER
とーやま校長「言い訳を考えたら無限にあるからね。人間って、自分の楽な方に考えちゃう生き物だと思ってるから。でも、やりたいことってたったひとつだったりするじゃん」
あしざわ教頭「うん、そうだね」
とーやま校長「その一個をやり始めた瞬間に、今までの言い訳なんて"何だったんだろう、あれ?"って、本当に バカバカしく思えて来ちゃう瞬間が、少なくとも俺は何度も経験してきているよ」
さぁ、今日も黒板の時間。
『 やるのに理由なんていらない 』
もう、本当にこれ。
なんやかんや、言い訳とか出て来ちゃうけれども、もうそれはいいでしょ。
もう疲れたでしょ。
考えるのも疲れない?
"○○のせいだから"、"天気のせいだから"、"今はタイミングじゃない"とか…。
そんなんじゃなくて、理由は考えなくていいから、もう衝動でいいんじゃない?
バーンって、やりたいことを、やってみたらいい!!
♪ 魔法の言葉 / 湯木慧
とーやま校長「今パって思い浮かんだこと、明日でいいんじゃない?」
あしざわ教頭「あと、振り返った時に、かっこいい自分であってほしいね! "あの時に選択、俺かっこよかった!"とか、"いいこと言った!"とか何でもいいから、常にかっこいい自分であり続けれれば、きっと素敵な自分なんじゃない?」
とーやま校長「俺は好きな人を思い浮かべるようにしてるよ」
あしざわ教頭「おお! …誰?」
とーやま校長「いや、誰って…そこは、そこなのかなぁ? "なぜなのか"を聞いてほしいよね!」
あしざわ教頭「誰? 教えてよ!」
とーやま校長「今ね、ガッカリですよ!(笑)」
あしざわ教頭「ウソ〜!(笑)」
【FAXイラスト】
RN ふてふてりんご
RN ハムカツ御膳
RN ヨッピシー
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【逆電リスナー】
かかおすかい 栃木県 13歳 女性
いなばのしろぶんちょ 鳥取県 15歳 女性
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【本日の放送部員】
なつキノコ 埼玉県 18歳 女性
⇒radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】
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【オンエアリスト】
22:06 The World Lost You / SHE'S
22:22 罪人 / LiSA
22:46 嵐の女神 / 宇多田ヒカル
23:47 pan / SUPER BEAVER
23:51 魔法の言葉 / 湯木慧
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今日、わたしの頭の中に一瞬ブラックホールが現れました、無、そう、無です。
わからない生徒は、タイムフリーで・・・。
校長のとーやま
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ダサい自分から早めに卒業!!
教頭のあしざわ
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