FROGMAN先生が登場!!
「ものづくりとお金」というテーマで授業をしていくぞ!
生放送教室 2017.10.23 月曜日
今夜は冒頭から鷹の爪団に征服されてしまったSCHOOL OF LOCK!
吉田くん「やりましたね〜。征服してやりましたよ、SCHOOL OF LOCK!」
総統「ほんとじゃ〜」
吉田くん「4年ぶりですよ、4年ぶり!」
総統「もうそんなになるのかね」
吉田くん「相変わらず警備もいないし、ユルユルですね、この学校」
総統「警備というか、色っぽい保健室の先生もおらんのか!」
吉田くん「ただ征服したのはいいものの、何をしましょうかね〜?」
総統「ワシらの番組、木曜深夜の『世界征服ラヂヲ』とすり替えてしまおうか」
吉田くん「せっかくなんで、このマイクをガメて質屋で売っぱらっちゃいましょうか」
とーやま校長「(笑) ちょっとちょっと! すいません、ずっと聴いてましたけど…」
吉田くん「とーやまじゃねぇか、何やってるんだよ!」
とーやま校長「何やってるんだじゃないんですよ。ここは毎日僕がやらせてもらってる場所なんですから、そりゃここにいて当然なんですけど…あの、まず、名乗ってもらっていいですか?」
吉田くん「よし、じゃあちょっと黒板貸してみ」
とーやま校長「ここには俺が書くんですけど」
吉田くん「いいんだよ、今日は俺が書くんだよ」
とーやま校長「勝手に入ってもらってるのも困るし、もしかしたらお二人のことを知らないっていう生徒もいるかもしれないんで…、今日は冒頭からなんだかな〜」
なぜか黒板は吉田くんが書いてくれたぞ!
『 おすぎとピーコの見分け方 』
とーやま校長「あのー、これ、10代向けでやらせてもらってるんです。吉田くん。10代向けのラジオでおすぎとピーコわかるのかな〜?」
吉田くん「わかんないかな〜?」
とーやま校長「で、これは誰が求めてます? 『おすぎとピーコの見分け方』」
吉田くん「え? だって、うちのおふくろは"全然わかんない"っていつもボヤいてるからさ〜。これはみんなに説明しといた方がいいんじゃないかなと思って」
とーやま校長「何となく、メガネをかけてる方とかけてない方、とか、映画に詳しい方とそうじゃない方…どっちも詳しいのか。そんな話はどうだっていいんですよ! 何やってくれてるんですか! "自己紹介"って言ってるじゃないですか」
吉田くん「ああ、じゃあわかったよ!
それでは、説明いたします! わたくしは、鷹の爪団戦闘主任の吉田でございます! 島根県出身で、僕らは5人のグループでございます! 僕の上司、総統!」
総統「はい、どうも! 鷹の爪団の総統でございます! ワシらは、世界征服をもくろむ悪の秘密結社で、日々、東京・麹町でアレコレしております! みなさん、よろしくお願いします!」
とーやま校長「総統と吉田くんは、このSCHOOL OF LOCK!に以前にも来てくださったことがあります。それはありがたいなって思うんです。その二人は冒頭から黒板を書いてくれたりしてるわけなんですけど、吉田くん…うちの教頭、知らないかな?」
吉田くん「教頭? ああ、あの猫のイラスト描く、ヒョロっとしたヤツでしょ! 知ってる知ってる! 漢検取ってるくせに漢字読めないって」
とーやま校長「そうそう! まいっちゃうんだよね」
吉田くん「すごい知ったかぶりするし、ラジオ聴いててこいつバカだなって思ってた」
とーやま校長「(笑) え? そこまでの情報は知ってるってことね!」
吉田くんが言うには、教頭がTOKYO FMに入って来る時に待ち伏せして捕まえて、
衆議院選挙で落選した議員の事務所の片づけを手伝わせているのだそう。
とーやま校長「だから今、いないってことね!」
吉田くん「たぶん時給500円で働いてると思うよ」
とーやま校長「やっすいなぁ! それ色々労働基準法とかで問題になるよ!」
吉田くん「いいんだよ! 今日は俺が教頭やるからさ。だって、教頭と言ったら"よしだ"だろ?」
とーやま校長「となると、校長のとーやまと、よしだ教頭!? これね、吉田くん…しっくりくるね! これでいこう!」
吉田くん「そうだよな! じゃ、生徒のみんな、集まってこーーい!」
今夜はとーやま校長と"よしだ"教頭で
SCHOOL OF LOCK!開校!
吉田くん「SCHOOL OF LOCK! 本日も開校だーーー!! 起立!」
とーやま校長「はい、立って! そんな中、今夜の1曲目は、BLUE ENCOUNT先生の新曲を初オンエア!」
吉田くん「礼!」
とーやま校長・吉田くん「叫べーーーー!!」
♪ VS / BLUE ENCOUNT
とーやま校長「実は、新しいBLUE ENCOUNTなんじゃないかなって俺は思っている! 上に跳ね上がるようなリズムとかもあっただろうけど、また新しいBLUE ENCOUNTがここにいるなって思った。まぁ、とりあえずテンションは上がる曲だな!
吉田教頭は、今BLUE ENCOUNTの新曲聴いててどうだった?」
吉田くん「じゃ、次にお聴きいただくのは、島倉千代子の…」
とーやま校長「違う、早いんだよ、"よしだ"教頭! で、島倉千代子さんって演歌歌手の方だし、これは10代のみんなのラジオだから(笑) ダメじゃないんだけど、基本的にはよくないなって思ったりするんだよ。
ただ、やっぱりBLUE ENCOUNTは我が校のレギュラー講師であったわけだし、こうしてまた新しく大きくなっているBLUE ENCOUNT! これからも楽しみにしておきたいってことだね!」
吉田くん「"ENCOUNT"ってどういう意味なの?」
とーやま校長「"ENCOUNT"はね…その辺はどうだっていいと思ってます!(笑)」
吉田くん「そうだ、いいことだ!」
アニメ「銀魂・ポロリ篇」のオープニングテーマ、
BLUE ENCOUNT先生の新曲『VS』は、11月29日リリース!
とーやま校長と"よしだ"教頭で始まった今夜のSCHOOL OF LOCK!
こんな書き込みが届いているぞ!
■ よしだくーーーーん!!じゃなくて、よしだ教頭ーーーー!!
めっちゃ、テンションあがるぅ〜!!大好きです!大好きです!!もー好きすぎます!!めっちゃうれしい!!
pink pig
女性/18歳/長崎県
2017-10-23 22:05
女性/18歳/長崎県
2017-10-23 22:05
吉田くん「オッケー! 結婚しよう!」
とーやま校長「早いなぁ(笑) 18歳だから一応いけるけど、教頭と生徒がこの場で婚約結ぶのはあんまりよくないと思う(笑)」
■ 分かりますよー!
おすぎさんとピーコさんは、事務所が違うそうですよ。
見分け方はこれで大丈夫ですか?
green swan
女性/13歳/栃木県
2017-10-23 22:02
女性/13歳/栃木県
2017-10-23 22:02
吉田くん「えー!? それは新事実だな…」
とーやま校長「(笑) 吉田くんもそんな顔してたけど、"そうなの?"って顔やめて! 一応知ってたフリでも良かったからね」
総統「ワシは知ってたよ」
とーやま校長「あれ、総統は知ってたの?」
???「おい、何が総統だ! お前ら一体、何をやってるんだー!」
吉田くん「お、お前は…!」
総統「デラックスファイター!!」
とーやま校長「出た! デラックスファイターだ! ちょっと待ってください、この時間でキャラ増えます!?」
デラックスファイター「当たり前だよ! ラジオを聴いてたら、こんなところで何やってるんだよ! おい、とーやま! こんなヤツらを中に入れて大丈夫なのかよ?」
とーやま校長「はい! あんまりよくないっちゃよくないですけど、しっくりくるところもありつつ、ちょっとフワフワしてるところも…」
デラックスファイター「やかましい! っていうことで…デラックスーボンバーー!!!!」
総統・吉田くん「うわぁーーーーーーー!!!!」
<ドカーーーン!!>
とーやま校長「さぁ、ということで、今夜の生放送教室には…」
あしざわ教頭「いけるかい! バカタレ!」
とーやま校長「どちら様…?」
あしざわ教頭「あしざわだ、バカヤロウ!(笑)」
とーやま校長「ちょっと初耳…」
あしざわ教頭「初耳じゃないわ! さらっと"よしだ"教頭を受け入れるな! "教頭のよしだ最高!"、一番傷つく言葉だ!」
とーやま校長「いやでも、事務所という事務所じまいをやってるって聞いたよ」
あしざわ教頭「いやいや、やってませんから! あと、生徒来るの早いしね! 食い気味で来たぞ。早めに受け入れるな! それと、俺がいないところで新曲かかるって何!?」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「言いたかった、ブルエンの感想! かっこいい曲だったー! 『VS』めちゃくちゃかっこよかったよ! 島倉千代子が急に現れたよ! めちゃめちゃ上がる曲だったのによ!」
とーやま校長「(笑) よかったよね!」
あしざわ教頭「どこを"VS(バーサス)"させてるんだよ! 本当に頼むよ!」
さあ、今夜の生放送教室には…!
FROGMAN先生ーーーー!!!!
FROGMAN先生「はじめまして…4年ぶりでございます! FROGMANでございます! よろしくお願いします!」
とーやま校長「今日はFROGMANさんがゲスト講師! 吉田くんと総統とデラックスファイターの3人は、今はもう木っ端みじんになってる(笑)」
あしざわ教頭・FROGMAN先生「(笑)」
あしざわ教頭「全部お一人でやられてたということなんです。改めて、FROGMAN先生は、鷹の爪団など数々のアニメや映画の監督、脚本、キャラクターデザイン、録音、編集、声の出演までこなし、さらにはラジオパーソナリティーも務めていらっしゃいます」
とーやま校長「木曜日の夜1時30分から一部地域で放送中、『シン 鷹の爪団の世界征服ラヂヲ』! さらに現在は、夜の帯番組を、どうやら赤坂あたりでやっておられるんですね。この10月からですか?」
FROGMAN先生「(笑) この10月から、火曜日から金曜日までです」
とーやま校長「こうして、FROGMAN先生としてこの学校にお越しいただくのは、実は初めてなんですよね」
FROGMAN先生「初めてなんですよ。だから"はじめまして"の方がいいのかなーって思ったんです」
とーやま校長「今までは吉田くんとか総統たちが来てくれてたからね」
前回来ていただいたのは、4年前の2013年9月12日に、鷹の爪団として"襲来"。
とーやま校長「僕的にも鷹の爪団さんにはお世話になっていて…野村證券さんとかね(笑) あと、映画にもね」
FROGMAN先生「前回、映画にも出てもらってるんですよ」
とーやま校長「それこそ、とーやま校長とよしだ教頭時代。声優としてね」
FROGMAN先生「『鷹の爪GO』にも出てもらいました」
あしざわ教頭「僕は個人的に、FROGMANさんとは何回か食事などに行かせていただいています」
とーやま校長「は? 何すか、それ?」
FROGMAN先生「言っちゃっていいのかな? GLIM(GLIM SPANKY)の新年会が毎年あるんですよ。僕は毎年呼ばれてて、今年行ったらあしざわ教頭がいたんです」
あしざわ教頭「僕もお呼ばれしました」
FROGMAN先生「そこで、うちの長男とあしざわ教頭がすごく仲良しになって…」
とーやま校長「ちょっと待ってください! FROGMANさんの長男さんって、SCHOOL OF LOCK!がめっちゃ好きなんですよね? 僕も何度か、サインとか書かせてもらったことがあるんですけど、…え、教頭派になってるってこと?」
FROGMAN先生「教頭派になってますね」
とーやま校長「やってらんねーわ! GLIM SPANKYだってめっちゃ好きなんですよ! なんなの!?」
あしざわ教頭「いやいや、僕も好きですし」
とーやま校長「でさ、何で言わないの? GLIM SPANKYの新年会に行ってたんだ、とかさ、FROGMANさんにお会いしてたとか、全然報告くれないじゃん!」
あしざわ教頭「言ったら絶対こんな感じになるなって思って」
とーやま校長「総統ーー! 帰って来てーー! あ、吉田くん、いた!」
吉田くん「おいおい、どうしたんだよ?」
とーやま校長「なんか俺のけ者にされてるんだよ。吉田くん、どう思う?」
吉田くん「だってお前さ、付き合いが上っ面すぎるじゃん」
とーやま校長「ちょっと待ってくれよ…」
吉田くん「お前さ、うちの番組に来た時にトリプルブッキングしてたりさ。マジだぜ、コイツ!」
あしざわ教頭「なんてことしてんだよ! どうなってるんですか!」
とーやま校長「(笑)」
さあ、そんなFROGMAN先生が監督を手がけた映画が、先週土曜日に公開になりました!
タイトルは、『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』!
とーやま校長「GLIM SPANKYの曲が流れる映画になっていますが、僕も観させていただきました! 悔しいですけど、めっちゃ面白かったです!」
FROGMAN先生「ありがとう!」
とーやま校長「もうボケの数がハンパじゃないし、本当に10秒ぐらいに1回の割合で入ってますよね」
あしざわ教頭「そんな数が入ってるんですね!」
FROGMAN先生「ネットとかでも『DC鷹の爪団』で検索するとTwitterの感想とかが出るんですけど、"今年一番の映画だ"とか、偉い評論家の先生も"今年のベスト10に入れるべきだ"とおっしゃっていただいたり、本当に評判がよくて、ありがたいです!」
とーやま校長「こちらの話、後ほどたっぷりお伺いしたいのですが、この作品のテーマが…なんでしたっけ、FROGMAN先生」
FROGMAN先生「"予算"ですね」
あしざわ教頭「映画のテーマとしては"マジかよ"って感じですね(笑)」
とーやま校長「DCスーパーヒーローズが出て来て、テーマが"予算"よ! バットマンがいたりスーパーマンがいる中で(笑)」
FROGMAN先生「"正義"とか"悪"とかそういうものでいいんだけど、"予算"」
あしざわ教頭「言葉が強いな(笑)」
とーやま校長「でもやっぱり、ものづくりをする上で、絶対に避けられないのがこの"予算"じゃないですか」
という訳で今夜は、FROGMAN先生と一緒に
「ものづくりとお金」というテーマで授業をしていく!
あしざわ教頭「生徒のみんなは、"ものづくりとお金"に関してFROGMAN先生に聞きたいこと、たとえば、こんな質問を送ってきてください」
「将来、アニメをつくりたいんですけど、正直、給料ってどれくらいなんですか?」
「ぶっちゃけ、映画監督って、お金を稼げるんですか?」
「よく映画とかアニメとかで"予算"とか"制作費"とかって聞きますけど、
そもそも、何にそんなにお金がかかるんですか?」
「東京でものづくりをしながら生活するのって、どれくらいお金がかかるんですか?」など…
FROGMAN先生への質問、学校掲示板とメールで待ってる!
映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』を観た生徒がいればぜひ、感想も教えてください!
■ DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団
昨日、鷹の爪団の映画見てきました✌
今回もいつも通りの予算システムで、笑わせて貰いました
うえののの
男性/17歳/大阪府
2017-10-23 22:03
男性/17歳/大阪府
2017-10-23 22:03
FROGMAN先生「ありがとうございます!」
■ た〜か〜の〜つ〜め〜。
FROGMAN先生、映画公開日に観に行くことが出来ました〜!今回のもとても面白くて、アクション凄かったので劇場に行って良かったと思いました!
鷹の爪見て毎度島根に行きたいと思います。吉田くんいないかな。
青組のケイ。
女性/14歳/千葉県
2017-10-23 21:52
女性/14歳/千葉県
2017-10-23 21:52
FROGMAN先生「ありがとうございます!」
吉田くん「いるよ、オレ!」
とーやま校長「(笑) 今は半蔵門にいるんだよ!」
吉田くん「わりと"まるごう"(スーパー)とかでいつも寿司買ってるよ。イチローもそこで買うんだぜ! 奥さんが島根県なんだよ。お正月になると島根に帰って来てまるごうで寿司買ってる」
とーやま校長「奥さんって元アナウンサーの福島弓子さんでしょ?」
吉田くん「そうだよ。地元じゃ有名だよ!」
あしざわ教頭「さっきから地元のトークすごすぎますよ(笑)」
とーやま校長「今日は吉田くんじゃないんだよ! FROGMANさん呼んで!」
FROGMAN先生「そうだ、吉田くんダメだよ」
とーやま校長「隙あるとすぐ出て来ちゃう!
青組のケイも言ってたけど、アクションがすごかったって話もさせてもらいたいんですよ。改めまして、先週の土曜日より、FROGMAN先生が監督を手がけた映画が公開になりました! タイトルが、『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』!」
この『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』がどういった映画なのか、
FROGMAN先生から生徒へ説明していただいた。
FROGMAN先生「"DCスーパーヒーローズ"っていうのは、スーパーマンとかバットマンとかワンダーウーマンとか、アメリカの80年近く歴史のある"DC"っていうコミックレーベルがあるんです。今回、そこのヒーローたちと鷹の爪団がコラボして、しかも悪役として"ジョーカー"、"ハーレークィーン"、あと"ペンギン"が現れて日本で大暴れするところを、共闘してやっつけるというお話なんですよ」
とーやま校長「僕最初に話を聞いた時に、"絶対ウソじゃん!"ってまず思ったんですよ。そんな世界的スターたちが鷹の爪団の映画に出るなんて、って、正直、みんな思ったんじゃないですか?」
FROGMAN先生「思ってる。俺も、最初騙されてると思ってた(笑)」
とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」
とーやま校長「ですよね! でも中を観てたらやっぱり出て来るし、"え? そんな扱いしていいの?"っていうようなところもありましたね」
FROGMAN先生「日本のワーナーさんが、鷹の爪団の企画を最初にすごく気にいってくれたんです。本国に行く前にまず日本のワーナーさんに話をかけた時に、その担当者の方がたまたま鷹の爪団を知っていて、"あ、これ面白いかもしれない"っていうことで、色々話を進めていきました。それを本国に投げて、本国では"何だ、これ? What?"とかって言って(笑)」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「説明が大変そうですね(笑)」
FROGMAN先生「"日本で大人気の…"ってちょっと盛って、"そういうふうに言うんだったら、どんなものができるのか、7分ぐらいのショートフィルムを作れ"って言われてプレゼンしました。ショートフィルムを作ってそれを向こうに投げたら、すごく気に入ってくれて『GO』のサインが出たんです」
あしざわ教頭「その7分の映像もめっちゃ気になりますけどね!」
FROGMAN先生「そう、7分の映像が向こうに気に入られなかったら、この話はなかった」
とーやま校長「勝手なイメージですけど、ものすごく巨大なところなんで、どんなものも門前払いみたいな気がしていました」
FROGMAN先生「基本的に門前払いです。僕らはこれが決まる前に、他にも国内外の色んなコンテンツに声をかけて全滅でした。"だって鷹の爪と組んでメリットがあるのはそっちだけじゃん"みたいなことを言われちゃうわけですよ。その中でワーナーさん、DCだけが"面白そう"っていうことで話をしてくれたんです」
とーやま校長「結構ゴリゴリにいじる、っていうか、"そんなことさせるの!?"みたいな、そこが全部笑いどころになるんですけどね」
あしざわ教頭「DC側をいじったりするんですか?」
FROGMAN先生「DC側をとにかくいじれ、と。向こうからの注文も、"やるんだったらいじってくれ"って言われたんです」
とーやま校長「鷹の爪団のいつもの感じでやってくれ、と。へぇ〜!
そこもめちゃくちゃ面白いし、さっき青組のケイが言ってた"アクションすごかった"っていうのは、観たらわかりますよね。ハンパじゃないから!」
FROGMAN先生「うん。クライマックスは『マッドマックス』を超えてるんじゃないですかね(笑)」
あしざわ教頭「嘘でしょ!? あの『マッドマックス』ですよ!?」
とーやま校長「確かに、めちゃめちゃな雰囲気、そういうのがあるかもしれないです」
FROGMAN先生「めっちゃめちゃですよ。観てくれた方は"この映画、本当にめちゃめちゃだな"って言って大絶賛してくれてますね」
とーやま校長「"すげー! かっけー! でも、なんかめっちゃ面白れー!!"っていう、初めての感じを味わうことができると思う」
そして、この映画のテーマが"予算"。
FROGMAN先生「僕らの映画は画面の右側に棒グラフがあるんですよ。これは何かと言いますと、この映画の残り予算をリアルタイムで表示してるんですね」
あしざわ教頭「え!? 気になってしょうがないじゃないですか(笑)」
FROGMAN先生「そうなんです。だから豪華な映像とかが出ると、一気に棒グラフがバーって減っていくんですよ。で、"あーなくなっちゃう!"って思うと、そこに広告が載って来ます」
あしざわ教頭「観てる最中に?」
FROGMAN先生「観てる最中に、普通にCMが流れるんですよ。そうすると予算がバーって増えてくわけです。"ここでお金をたくさん使ったんだな"とか"ここでお金が入ったんだな"っていうのを、リアルタイムで観ていくっていうね」
あしざわ教頭「どこに見どころを作ってるんですか(笑)」
とーやま校長「そこも、観てる方としてはハラハラポイントだったりするの」
あしざわ教頭「このままだとダメな映像になってっちゃうってことですか?」
とーやま校長「まぁそういうところもあったりとかなかったりとか? これだけすごいのを見せられてたら、"あー! グラフがとんでもない減り方してるわ!"とか"終わっちゃう!"とか(笑)」
あしざわ教頭「感じたことのないドキドキですね(笑)」
とーやま校長「どうして"予算"がテーマになったんですか?」
FROGMAN先生「僕らの映画はずっと"予算"にはしてるんですけど、特に今回は"DCスーパーヒーローズ"という、いわゆるハリウットの超ド級キャラですよ。この版権借りようものなら天文学的数字を取られる相手ですよ。そういう連中と、日本でも記録的な低予算映画が組んだら、もうテーマは"予算"にならざるを得ないだろう、と。一体どうやって戦うのかっていうね」
とーやま校長「へー!」
FROGMAN先生「DCスーパーヒーローズってめちゃめちゃ無敵じゃないですか。彼らの本当の弱点は何だろうって考えた時に、スーパーマンは宇宙も飛んでくわ、時間も越えるわ、何でもありじゃないですか。そんなヤツらをやっつけるにはどうしたらいいか? 予算ですよ…!
予算がないから、彼らはいつものアクションができなくなって、戦えなくなっちゃうんです。で、いかにこの低予算映画で彼らが戦うのかがこの映画の見ものなんですよ」
とーやま校長「実際、裏側とか、製作の段階での話をそのまま本編にぶち込んでるっていうのは、この鷹の爪団の面白さですよね」
FROGMAN先生「今回もどんどん無駄遣いをしてくわけですけど、じゃあ僕らも"ちゃんとお金を使ってるのか"、"ちゃんとしたお金の使い方をしてるのか"っていうところが、観ていただくとわかってくるというか、一応教訓としてあるんですよ」
とーやま校長「そういったところも、テーマだったり裏テーマだったりするんですね」
FROGMAN先生「映画を笑ってますけど、"君たちはどうだい?"、"大人たちはどうだい?"っていうことを、この映画を観て考えてもらいたいって思っています」
♪ ビートニクス / GLIM SPANKY
とーやま校長「現在公開中の映画、『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』の主題歌と言っていいですかね」
FROGMAN先生「エンディングテーマですね」
とーやま校長「もちろん曲も聴いてほしいし、流れてからの…まぁ、これは観てのお楽しみだ!」
あしざわ教頭「気になるな(笑)」
そして、なんと今日は生徒のみんなにプレゼントを用意してくださっています!
FROGMAN先生「クリアファイルとペアの前売り券! ムビチケを、みなさまにプレゼントします。こういう場合は本当ならムビチケとか配らないんだけど、やっぱり若い子たちはお金がないじゃないですか」
とーやま校長「まぁね、バイトもできなかったりしますからね」
FROGMAN先生「そういうことで、ドーンとやっちゃいますよ!」
とーやま校長・あしざわ教頭「ありがとうございます!」
今日学校掲示板に書き込みをくれた生徒の中から5人を選ばせてもらうので、
友達や彼氏・彼女を誘って映画に行こう!
改めて、映画観賞券とクリアファイルのセットを5人の生徒にプレゼント!
さぁ、今日の授業テーマは
「ものづくりとお金」!
とーやま校長「やっぱりものを作るにあたって、お金って大事ですよね」
FROGMAN先生「それはまぁ、これで商売してくわけですし、ものづくりする上で"お金なくても僕はいいです"って人はまずいないんですよ。今回も"お金"というものをテーマにしてるんですけど、"じゃあ、お金っていくらあればものづくりできるのかな?"っていうことも考えてもらいたいですね。
僕らの場合は、そんなにお金はいらないです、っていうやり方をしてるんです」
とーやま校長「一応、低予算って言ってますね(笑)」
FROGMAN先生「そのためにどうするかって言うと、安く作る方法を考える。"いかにコストを下げるのか"っていうのがテーマになっていて、そのためには、どういう作り方をしたらいいのか、とか、どこを手間をかけずにやるのか。
鷹の爪の場合は、絵にはそんなにお金も時間もかけません。その代わり、シナリオとギャグですね。みんなが何を望んでるのかを見極めて、そこを重点的に、難しい言葉で言うと、"集中と選択"という言葉なんですが」
とーやま校長「"集中と選択"」
FROGMAN先生「これはビジネスのひとつの考え方なんですけど、つまり、余計なものをそぎ落として行って、本当に必要な価値は何なのかっていうのを見極めてそこに全力を注ぐという、そいういう考え方をするんですよね。
ついつい色んなことをやりたくなっちゃうんですよ。だけどそういうのを全部そぎ落として、"ここだ!"っていうところに価値を見つけて、そこに全力で挑むっていうことが、実はものづくりには大事な事なんですよ」
とーやま校長「FROGMAN先生は、いつぐらいにその考えに到達したんですか?」
FROGMAN先生「30ちょっと過ぎぐらいですかね。僕は19の時に映画の世界に入って行ったんです。20代はずっと映画とかドラマとかの現場で、制作部っていう仕事を人の作品でやってたんですけども、島根県に移住して、そこで初めて自分でものづくりしようと思いました。島根県って田舎じゃないですか。そんなところでインターネットを使って何ができるんだろう、って思った時に、"もう実写は無理だ。アニメにしよう!"と。
アニメにしても、"僕は絵が描けない。じゃあお話で勝負しよう"、っていうことで、ほとんど動かない、紙芝居みたいな会話劇のアミメーションを作ってたんです。それがウケたということなんですよね」
とーやま校長「"できない"ってことで辞めずに、"じゃあ自分にには何ができるのか"っていうことですね」
FROGMAN先生「はい。やろうとすることよりも、やれることからまずは始めて行きました」
とーやま校長「へ〜! だから、こういう、誰もがやっていなかったものに到達することができたってことなんですかね」
FROGMAN先生「そういうことですね」
とーやま校長「最初は19歳の時でしたっけ? 言っても、どんだけ少ない予算でも、絶対にお金は使うじゃないですか。自分の予定外のお金が出てくることもありますよね。その頃ってどうしてたんですか?」
FROGMAN先生「ありますね。その頃は下手すると借金してたりとか、そうまでしてものづくりをしようと思ってました。とにかく貯金して、自主制作映画とかにつぎ込むけど、うまくいかずにおじゃんになっちゃうわけですよ。で、またお金を溜めて、みたいなことをやっていました」
とーやま校長「その時、精神的にはあんまり余裕がないじゃないですか。何をモチベーションとしてたんですか?」
FROGMAN先生「やっぱり、"映画監督になりたい!"っていう、それだけですよね。20代はもう無我夢中でした。
映画監督になりたくて、今考えると、どんな作品と作ろうかなっていうのをあんまりちゃんと考えてなかったなっていうのが正直なところです。自分がどういう作品を作るのに向いてるのかっていうこともわかってなかった気がするんですよ」
とーやま校長「ほー…! 大体いくつぐらいの時に、ようやく食えるようになったんですか?」
FROGMAN先生「ようやく食えるようになったのは、35ぐらいの時ですかね」
とーやま校長「19から始めて、16年! うわー!」
あしざわ教頭「相当かかりましたね…!」
FROGMAN先生は、現在46歳。
つまり10年ぐらい前までは、食べていけなかった。
あしざわ教頭「それが今こんなに大きくなって…」
とーやま校長「DCよ!」
あしざわ教頭「とんでもないですよ! 夢あるわー!」
FROGMAN先生「(笑) でも16年は下積みですから。蹴られたりとか叩かれたりとかしましたしね(笑)」
とーやま校長「なんか今日、一回放送が終わった感じがしますね(笑) FROGMAN先生、色々あったんですね」
<ピンポンパンポーン♪>
ここで1つ、生徒のみんなにお知らせです!
とーやま校長「この学校の"お金"まわりを担当しているミモザ先生が、生徒のみんなに"アンケートに答えてほしい"とのことです!」
あしざわ教頭「いきなりですか? 怪しい感じがすごくするんですけど…」
とーやま校長「たぶん大丈夫だよ。"何に使うか、詳しくは言えないのですが、悪いようにはしません"ってことです」
あしざわ教頭「詳しく言わないのが一番怪しいよ!(笑)」
とーやま校長「"参加してくれた生徒には、抽選で100人に、12周年記念のクリアファイルをプレゼントします"だって」
あしざわ教頭「100人、多いよ!」
とーやま校長「大丈夫だって。"生徒のみなさん、ぜひ、SCHOOL OF LOCK!のサイトから、11月3日の24時までに、アンケートに参加してください!"と。か な ら ず!」
あしざわ教頭「怖いな〜…(笑)」
みんな、100人の生徒にクリアファイルがもらえるので、アンケートをよろしく頼む!
<⇒アンケートは【コチラ】から!>
さあ、そして、今夜の生放送教室には、
監督を手がけた映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』が現在公開中!
FROGMAN先生ーーーー!!
とーやま校長「映画の監督もFROGMAN先生が務められてるわけですけど、今回の作品の中には、最近のニュースだったりとか政治のお金の使い方に関する話も出てくるわけじゃないですか。政治と言えば、昨日はまさに衆議院選挙が行われて終わったばかりですね」
FROGMAN先生「はい」
■ 選挙
今日、母と一緒に選挙に行きました!
私はまだ投票権はないけど、来年からのために、色々教えてくれました。
実は選挙には莫大なお金がかかっていて、そのお金はヤフオクドームが1つ建てられるほどらしいです。
そのお金が有権者にもかかっていて、一人あたり600円かかっているんだそうです。
じゃあ、投票に行かないってことは、、、、、、、
600円を捨てている、無駄にしているということになるんです。
そんなに私たちにお金かけなくても、そうじゃないんです。そんなでもして、政治家の方たちは国民に意見を聞きたいんです。
そして、有権者の方たちは、自分たちに権利があるんです。
分からないなら、わからない!という意思表示も白票と言うかたちでとれるんです。
面倒な手続きがあるとしても、期日前投票という、素晴らしい設備も整っているんです。
自分たちの権利を、政治家さんや私達たちの思いを無駄にしないためにも、投票には行かないといけないんです。
行かないのに、この政治家は、、、、、、、、なんて言わないで欲しいんです。
今日は母からすごく大切なことを学びました。
投票は大事です。
ピロリ菌ぴろり
女性/17歳/長野県
2017-10-22 17:07
女性/17歳/長野県
2017-10-22 17:07
FROGMAN先生「いいお母さん!」
とーやま校長「ぴろりは17歳。しっかりしてますね!」
FROGMAN先生「すごいね!」
あしざわ教頭「前もって勉強しておこうみたいな気持ちもあるんですかね」
とーやま校長「来たるべき時のために…」
ここで、唐突に声が変わる一同。
どうやら宇宙に来てしまったらしい。
とーやま校長「実は、宇宙に電波は届かないんで、ここだけの話になります。別に生徒のみんなにも届いてないので、何をしゃべってもいいという場所です」
FROGMAN先生「何をしゃべってもいいんですか(笑)」
あしざわ教頭「3年ぐらいいますけど、こんな空間今までにないですよ!(笑)」
とーやま校長「FROGMAN先生的に、昨日の選挙が終わったところで、何か思うことがあるんであれば…、誰も聞いてませんから。なぜなら宇宙だから」
FROGMAN先生「600億円かかったって言うんですけど、それをやればスカイツリーがもう1本建てられるらしいんですよ。それぐらいのお金をポーンとやっちゃえるっていうのがもったいないな〜っていうね。究極なことを言えば、別にやらなくてもいい選挙だったわけじゃないですか」
とーやま校長「"そもそも何でこれ始まったんだ?"っていう議論がずっとされてますね。答えも出てないですしね」
FROGMAN先生「そう。そんなお金があるんだったら、うちの方に少し1億ぐらい分けてくれればよかったのに(笑)」
あしざわ教頭「具体的な数字(笑)」
とーやま校長「そうだよね(笑)」
さぁ、FROGMAN先生が監督を手がけた映画、
『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』が現在公開中!
とーやま校長「舞台あいさつ付きの上映会があるんですね」
"「DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団」監督ティーチインイベント"
日程
2017年10月28日(土)
場所
シネ・リーブル池袋 10:50〜上映回(上映終了後にティーチインイベント)
横浜ブルク13 14:00〜上映回(上映終了後にティーチインイベント)
FROGMAN先生「"ティーチイン"なので、ただのあいさつだけじゃなくてみんなの質問も受け付けて、色々舞台からお話ししましょうっていう感じ」
とーやま校長「例えば、"あのシーンはどういういきさつで生まれたんですか?"とか」
FROGMAN先生「とか、"あのシーンはどういうふうな演出だったんですか?"とか、そういう映画について聞きたいことを、根掘り葉掘り僕に直接聞けるというイベントです」
とーやま校長「えー! めっちゃ面白そう!」
あしざわ教頭「すごい貴重な機会!」
FROGMAN先生「たぶん、絶対その場でしか言えないようなことも話しますから」
とーやま校長「これは漏らすなよ! Twitterとかに書くなよ!」
FROGMAN先生「実は21日にも新宿アルタで"ティーチイン"やったんですよ。そこでも本当にヤバい話ばっかりでしたね(笑)」
とーやま校長「行けたみんなはそれを聞けて本当によかったなって思ってるよ」
FROGMAN先生「すごい面白いネタがありますんで」
その翌日、10月29日(日)には、新宿・伊勢丹でワンダーウーマンの上映会があり、
そこでFROGMAN先生がゲストとして登場するとのこと!
とーやま校長「そこでもお話を色々聞けるんですね」
FROGMAN先生「はい、そうですね。杉山すぴ豊さんっていうアメコミの巨匠みたいな、何でも知ってるという方と一緒にトークいたします!」
そして、新宿アルタでは7Fのコラボカフェで、
DCキャラクターたちと写真が撮れる展示もやっているのだそう。
FROGMAN先生「鷹の爪団だけじゃなくて、スーパーマンとかバットマンとかワンダーウーマンとか、等身大のフィギュアと一緒に、その世界観で写真が撮れるんですよ」
とーやま校長「それが新宿アルタであるから、はしごもできるんですね」
FROGMAN先生「できます。この日はハロウィンの週末なので、ぜひみんなコスプレしてご参加いただければと思います!」
<⇒全て詳細は映画の【公式サイト】から!>
さあ、今夜はFROGMAN先生と一緒に、
「ものづくりとお金」というテーマで授業をしている!
■ 制作費
映画を作る上で必要な膨大な制作費ってどこから得るんですか?銀行から借りるんですか?
豆腐プリン
男性/19歳/東京都
2017-10-23 22:27
男性/19歳/東京都
2017-10-23 22:27
FROGMAN先生「ゲース・バイ・ケースですが、日本で一番よくあるのがいわゆる"製作委員会"というのを組むんですね。よく映画のエンドロールの一番最後に"○○製作委員会"ってあるじゃないですか。
あの"製作委員会"って何かって言うと、昔は映画を作ってる映画会社さん(東宝さんや東映さんなど)が1社だけで自分でお金を出して作ってたんですけど、なかなかリスクが大きいということで、DVDを出したいっていう会社があれば、そのDVDメーカーさんとか。あと、自分の所属事務所の役者を出したいって言うと、その役者の所属事務所さんが出資したりとか、広告に使いたいということなら広告会社さんとか、そういう色んな会社が集まって少しずつお金を出し合って、3億とか4億ってお金を積み上げてやるんです」
とーやま校長「例えばその3億、4億があって、それがFROGMANさんのところに来て、そこから好きに使っていいってことですか?」
FROGMAN先生「そうですね。製作委員会で1億集まったとしたら、"その1億のうち、4000万は今回の広告費に使いましょう。中を6000万で映画を作ってください"、みたいにしてやるわけですよ」
とーやま校長「へー! FROGMANさんが全然食えてない時からしたら、何億っていうのは桁違いも桁違いじゃないですか。それってすごい戸惑いとかもあったりしたんじゃないですか?」
FROGMAN先生「ただ僕の場合は20代はずっと映画をやってたんで、業界の仕組みは分かってたんですよ。だから、そこで"おお〜"っていうのはなかったんですけど、ただ自分がひと様からお金をいただいて映画を作るっていうのは、責任重大ですから緊張しますよね」
とーやま校長「背負ってるものがたくさんあるってことですよね」
FROGMAN先生「それはあります。映画っていうのはずっと後世まで残るものなんで、一度やらかしちゃうと、"やらかした監督"、みたいなのが残るわけですよ。だから1作1作が勝負なんですけど、でもこの間振り返ってみたら、僕は10年映画を作ってきたんですけど、11本映画を作ってるんですよね。意外に"あ、こんなに作ってたんだ!"ってビックリするんですけども、そう言う意味ではラッキーですよね。毎年映画を作れる監督ってなかなかいないんです」
とーやま校長「確かにね。巨匠…たけしさんだって、そんな毎年って感じじゃないですもんね」
FROGMAN先生「よそはみんな作るのに時間がかかるっていうのもあるんですけど、うちは速ければ2〜3ヶ月で作っちゃいますからね」
あしざわ教頭「2〜3ヶ月!」
とーやま校長「そうなんだ…!」
■ ものづくりとお金
私は、FROGMAN先生が具体的にどのようなことをされているのか正直わかりません。いくつか疑問に思ったことがあります。
?地方でアニメーションや映画などをつくるのと東京などでつくるのではどちらがお金がかかるのか。その差はどこからくるのか。
?お金をかければかけるほどいい作品ができるのか。
?FROGMAN先生のようなお仕事をされていて成功することもしないこともあると思いますがもし成功しなかった時は生活に影響が出てしまうくらいになるのか。安定した職業かと聞かれたらそうなのか。
さぶじろー
女性/16歳/長野県
2017-10-23 21:00
女性/16歳/長野県
2017-10-23 21:00
あしざわ教頭「まず1つ目ですが…」
FROGMAN先生「映画のどういうものを作るかにも寄るんですけども、まぁ、地方で作った方が安上がりですよ。つまり、昔は映画って、京都の京都映画や、東京の東映とか東宝の撮影所があるんですけど、日本では2か所で作ってたんですよ。時代劇は京都、現代劇は東京。
ただ今の時代に見まわしてみると、どんどん機材がよくなってって、スマホでハイビジョンが撮れる時代になっちゃったじゃないですか。つまりどういうことかって言うと、もう誰でも高画質の高クオリティの映像で作ろうと思えば作れちゃうんですよね」
とーやま校長「誰でも、どこででも」
FROGMAN先生「はい。東京に行かなきゃ手に入らない機材ってもうなくなっちゃって、地方でも機材さえ手に入れば、すごい映像が作れちゃう。実際僕もインターネットで最初に鷹の爪のフラッシュアニメーションを始めた時も、地方の方がやっぱり生活費が安いし、しかもアニメーションだったら1人で作れるし、っていうことで始めたんですよね。しかもインターネットがあれば発表する場所もネットを使えばできるんです。
これはすごいことだなって、僕は2003年ぐらいから始めて、2004年に処女作の『菅井君と家族石』っていう作品を作るんですけど、もくろみ通りそれがウケて、今みたいなことに繋がって行ったんで、もし本当にやろうと思うんだったら、あの当時よりももっと今の方がいいんで、何も東京でなきゃっていうのはないです。
もちろん仲間っていうのは東京の方がたくさん見つかるんだけど、でもやる気があれば地方でも全然できますし、地方の方がやりやすい」
あしざわ教頭「もう1つ。"お金をかければかけるほど、いい作品ができるんですか?"と」
FROGMAN先生「これはいい質問ですね。かけていい才能とかけちゃいけない才能とあるんですよ」
あしざわ教頭「それはどういう意味ですか?(笑)」
FROGMAN先生「今回映画を観ればわかるんですが、ゴンゾさんと白組さんっていう日本を代表するスタジオが、今回のアクションシーンをやってもらってるんです。彼らは、例えば100億をあけたら100億以上のクオリティの映像を作るんですよ。
だけど僕に100億を渡したら、たぶん99億9000万円まで無駄遣いして、1000万円ぐらいになるんですよ(笑)」
とーやま校長「はぁ(笑)」
FROGMAN先生「つまりどういうことかって言うと、何でもそうなんですけど、やっぱりそれを有効に使えるか使えないかっていうことが物事にあるんですよね。それは映画だけに限らず、何でもそうじゃないですか。
そういうふうにお金をかけるところとかけちゃいけないところってあるんで、それは見極める。それを見極めるのはプロデューサーの仕事なんですよ」
とーやま校長「なるほどね!」
あしざわ教頭「そういうための仕事がある」
FROGMAN先生「だからプロデューサーって、お金をかけていい人、悪い人、っていうのを、普段からよく見極める目を持ってなきゃいけないんですよ」
とーやま校長「センスを養わないといけない」
FROGMAN先生「そうですね」
あしざわ教頭「そしてもうひとつ質問が来ています。"FROGMAN先生のようなお仕事をされていて成功することもしないこともあると思いますがもし成功しなかった時は生活に影響が出てしまうくらいになるのか。安定した職業かと聞かれたらそうなのか"と」
FROGMAN先生「僕はね、幸いにして会社員なんで、失敗しても取りあえずお給料もらえるんですよ」
とーやま校長「(笑) 一応保険はあるってことですね」
FROGMAN先生「だから、これはぜひみなさんもね。よくフリーランス(自営)って儲かるって思うんですけども、僕はあんまりオススメしないです。特に有名になって盤石になったら、それはフリーランスの方がいいんでしょうけど、若い人っていきなりフリーランスでやっちゃおうって人たちが多いんですよ。
でも、僕はスタートした時にこんなことがあったんです。本当に僕は島根時代は食えなくて、年収も60万ぐらいで、いつも奥さんの給料だけで食ってたんですよ。奥さんも月に10万ぐらいしかもらってなかったんです。だから2人合わせても(年間の)手取り160万ぐらいしかなくて、それで夫婦で暮らしてて、仕事もないし、僕はいつも奥さんを見送った後に犬と遊んでたりそんなことしてたんです(笑)」
とーやま校長「うわ…!」
FROGMAN先生「だけどそんな時にものづくりを始めて、毎月毎月奥さんが"お金がない"って泣くんですよ。そうするとどうなるかって言うと、もうお金のことで頭がいっぱいになっちゃうんですよね。本当に悩まなきゃいけないのは、シナリオだったりキャラクターデザインだったりそういうことを悩まなきゃいけないのに、"お金がないな"でいっぱいになっちゃう。だからこそ、"お金をほしがれ"というか、"お金は必要だ"っていうこと。やっぱり安定な生活ってすごく大事だよっていうことを言いたいですね。
お金の不安がないことこそ、クリエイターが必要な環境なんですよ。だから"クリエイターだからお金なんていらないよ!"と強がったりとか、"フリーで何とかやる!"じゃなくて、とにかくまずはお金がしっかりあって生活できるようにしてから、そういうものづくりをやることを僕はオススメします」
♪ CORE PRIDE / UVERworld
とーやま校長「今の話を聞いてて、1人の男のために奥さんも大変な思いをされてやられてきたわけですもんね」
FROGMAN先生「そうですね。今LINEで"毎月じゃない"というふうに言われてますけど(笑)」
とーやま校長「毎月は泣いてない(笑)」
FROGMAN先生「ふた月にいっぺんぐらいかな?」
あしざわ教頭「まぁわりと頻繁ですけどね(笑)」
続いては、直接逆電で話を聞いて行くぞ。
空飛ぶスカイツリー 岐阜県 18歳 男性 高校3年生
RN 空飛ぶスカイツリーがFROGMAN先生に聞きたいこととは…
空飛ぶスカイツリー「自分のやりたいことの予算を周りの人に認めてもらうために、FROGMAN先生はどう行動されましたか?」
とーやま校長「ちなみに、スカイツリーは何をやりたいの?」
空飛ぶスカイツリー「将来ラジオ番組を作りたいと思ってるんです。その時に、自分のやりたいことの予算だったり企画っていうのを、大人の人にわかってもらわないといけないと思うんで、その時にどう行動したらいいかっていうのを教えてもらいたいです」
FROGMAN先生「なるほど、いい質問ですね! 恐らく、空飛ぶスカイツリーさんが企画を作って誰かに持ってったら、100%近く弾かれると思う。申し訳ないけれど、これは現実なのよ」
空飛ぶスカイツリー「はい」
FROGMAN先生「で、どうするといいかって言うと、今はすごくいい時代で、さっきもちょっと言ったけどデジタル機器がすごく進化してるんで、まず自分でとにかく面白いものを作って! ひたすら!」
空飛ぶスカイツリー「はい!」
FROGMAN先生「作れるんだよ。今いいのは、YouTubeだったりとか、ニコ動もあるし、LINE LIVEでも何でもあるじゃないですか。自分を発信するツールっていうのは、すごく進化してるんですよ。それを今自分で作ろうと思ったらお金いらないじゃん。面白いものを作る、アイデアだけで勝負できる。
そこで、まず人から"面白い"って言われて、自分のユーザーとか再生回数をとにかく稼いで! 10万でも20万でも。そうしたら、たぶん大人たちも振り返る」
空飛ぶスカイツリー「はい」
FROGMAN先生「"お〜、こいつ、10万人ファンがいるのか"とか"100万人ファンがいるのか"って言って、そうなったらもうこっちのもの。
僕も実際、島根で僕が1人でやってた時は、誰も相手にしてくれなかったんですよ。でもある日、突然再生回数がブワーっと伸びたのよ。それは何かって言うと、ネットで"こいつ面白いのがいるぞ!"って誰かが告知してくれたの。それから一気に東京の人たちが振り返って、"これ作ってください""あれ作ってください"って来たんだよ。
要は、業界的に言うと、数字を持つこと。数字を持つと、いわゆる価値になるわけ。君の価値なんだよ。
人からお金をもらうと怖いのは、権利を持って行かれちゃう可能性がある。君のものじゃなくなっちゃう可能性がある。でも今は自分ひとりでお金をもらわずに作ることができるから、ぜひ、まずは自分ひとりでお金をもらわずにやってみるってことをやってごらん?」
空飛ぶスカイツリー「はい!」
FROGMAN先生「絶対に君にガッツがあればできるはず!」
空飛ぶスカイツリー「はい!」
とーやま校長「明日からでもすぐにできますね! 今からでも!」
FROGMAN先生「できますね。僕らが高校時代の時は、そういうことができなかったわけですから。場所もないし。今はそういう可能性がすっごくたくさんあるから、ぜひやってみて」
空飛ぶスカイツリー「はい!」
とーやま校長「たぶん近いうちに、空飛ぶスカイツリーの"ゲバゲバおもしろラジオ"ができるわけだから」
あしざわ教頭「タイトルの感じが古いなー。そこは今で行こうよ」
空飛ぶスカイツリー「(笑)」
とーやま校長「まぁ俺らはライバルになるってことだからね」
あしざわ教頭「そうなりますね」
吉田くん「んじゃあ潰しとくか!」
とーやま校長「あー、吉田くんでしょ!」
吉田くん「おい、スカイツリー! お前、潰すからな!」
とーやま校長「逃げろ! 吉田くんは目が笑ってないから!」
空飛ぶスカイツリー「(笑)」
とーやま校長「じゃあありがとうなー!」
吉田くん「俺も使ってなー!」
空飛ぶスカイツリー「はい、ありがとうございます!」
あしざわ教頭「(笑) ひっくり返ったぞ!」
とーやま校長「最後やっぱり仕事取りに行くんだなー、吉田くんは(笑)」
さぁ、そろそろ黒板の時間。
今日はもちろんFROGMAN先生にお願いしたぞ。
『 仲間こそ大事 』
FROGMAN先生「結局、僕1人で"お金もいらない"で作ってたんですけど、ただデビューのきっかけって、今の社長のDLEの椎木社長という人に出会って、引っ張り上げてもらえたこと。
最初は"この人大丈夫かな?"って不安だったんですけど、ある時、"FROGMANさん、あなたが今まで作ってきた作品全て、蛙男商会のロゴから何から全部買わせてくれないか?"って言われたんですよ。今だからぶっちゃけちゃうけど、"300万で買わせてくれ"って言われました。
でも持ってかれちゃってポイポイされたら300万じゃ安いなってちょっと不安だったんです。その時にうちの奥さんに相談したら、"それ絶対に売った方がいい"と言われました。"売らないと椎木さんはあなたのことを信じなくなるよ"、"あなたがあの人を信じられないんじゃなくて、まず、あなたが信じられるような仲間にならなきゃいけない。だから売りなさい"って言われて、俺は売ったんですよ。
そしたら椎木さんは、鷹の爪で作ったものを自分のものだから必死になって売ってくれて、鷹の爪が10年続いてきた今があるわけなんです。
だから、そういう仲間を大事にすること。"あいつ信じられない"じゃなくて、"じゃあ君は信じられてるのか?"っていうことを、振り返ってみなきゃいけない。
仲間っていうのは、本当に"この人のためだったら頑張る"っていう人が絶対に現れるから、その人を見つけたら絶対に離さないことをやらなきゃいけないなって思ってます。
僕が鷹の爪をずっとやって来て思ったのは、『仲間こそ大事』。信じられないんじゃなくて、信じられているのか、っていうことを考えようってずっとやってきましたね」
♪ よー、そこの若いの / 竹原ピストル
とーやま校長「"じゃあ自分はどうなんだ?"っていう問いかけを、たぶん聴いていた生徒はしていたかな」
あしざわ教頭「"自分の周りにそんな仲間がいるか"、とかね」
とーやま校長「そして、奥さんめっちゃかっこいいですね!」
FROGMAN先生「めっちゃかっこいいでしょ、うちの奥さん!」
あしざわ教頭「最高の奥さんですね!」
とーやま校長「奥さん、次はここに来てくれよ!(笑) 話聞きたいよ!」
あしざわ教頭「ほんとですね」
FROGMAN先生「本当にかっこよくていい奥さんなのよ!」
FROGMAN先生、今日は2時間どうもありがとうございました!
改めて、FROGMAN先生が監督を手がけた映画
『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』は、全国の映画館で公開中!
【FAXイラスト】
RN 豆乳由来成分ちゃん
RN ふてふてりんご
RN ハムカツ御膳
RN ふてふてりんご
RN いく
RN ♡桜嵐@永遠のSOLファン♥
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【逆電リスナー】
空飛ぶスカイツリー 岐阜県 18歳 男性
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【本日の放送部員】
ばなーなー 栃木県 17歳 女性
⇒radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】
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【オンエアリスト】
22:04 VS / BLUE ENCOUNT
22:43 ビートニクス / GLIM SPANKY
22:51 未完成なままで / Official髭男dism
23:15 ナチュラルに恋して / Perfume
23:44 CORE PRIDE / UVERworld
23:52 よー、そこの若いの / 竹原ピストル
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良い仲間がいたら離さない、
そしてそいつに自分が信じられているのか、
たまに自分に言い聞かせたい言葉。
校長のとーやま
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お金人はつながっているんだな。
あと、やっぱ奥さんはすごい。
映画見るべし!!
教頭のあしざわ
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