今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!
本日のSCHOOL OF LOCK!は、生徒が興味のある職業の専門家を招いてお届けする授業!
夢の職業シリーズ〜音楽プロデューサー編〜をお届け!
音楽プロデューサーってどんな仕事?将来、音楽業界で働きたい!興味がある!でもどうすれば??そんな生徒たちからの質問や相談に答えてもらうべく、今夜はインディーズレーベルJMSの
KTR先生をお招きして音楽プロデューサーという職業について色々と話を聞かせてもらっていきました。
1人目に電話を繋いだ生徒 RN:
ナル☾が質問したい事は、音楽が好きという気持ちだけで仕事しても大丈夫ですか?というもの。将来はバンドやアーティストの新人発掘(A&R)をしてみたい!という夢があるRN:ナル☾。まだ高校1年生だけど、この先、進学すべき大学や就職先もある程度は決めていて、自分の夢を叶えるために突き進もうとしている真っ最中なんだという。でもそんな中で果たして純粋に“好きだから”という理由だけで仕事をしてしまって、いつか音楽が嫌いになった時はどうしたら良いのか、そんな事で悩んでいる自分にこの仕事が本当に務まるのか、リアルな声を聞きたいです!とKTR先生に質問をしていきました。
2人目に電話を繋いだ生徒 RN:
hotaが質問したい事は、将来、音楽業界でマネージャーになりたいと考えているので、業務内容だったり、今から出来ることや今のうちからやっておいた方がいいことはどんなことですか?というもの。RN:hotaは、過去に自分が大好きなアーティスに人生を変えてもらったという経験があり、今度は自分がアーティストに対して、マネージメントをすることで恩返しをしていきたいという思いから、この夢を抱くようになったという。この話を聞いていたKTR先生からは具体的な業務内容としてますやるべきこと、すぐに出来ることは「18歳になったら免許を取ること」と回答。車が運転できるかどうかで大きく差がつくので男女構わず免許は取るべき!!とアドバイスを送っていきました。
3人目に電話を繋いだ生徒 RN:
オリオンビールが質問したい事は、AIで作った曲が流行っていく世の中で大好きな“ロック”を守っていくにはどうすれば良いと思いますか?というもの。ロックな音楽、特にMY FIRST STORY先生のことが大好きだというRN:オリオンビール。元々はお父さんが音楽が好きで、お父さんと一緒に音楽の未来などについて話すことが多く、そんな中でAIが曲を作る時代になってきている今、時代が進むにつれて、いつか自分が大好きなロックがなくなってしまうのでは?と話したりすることもあり、この先の未来に“ロック”がなくなったらどうしようと不安に思うことがあるという。この話を受けて、KTR先生が感じる音楽の未来、見解を答えていってもらいました。
今夜は夢の職業シリーズ!! 〜音楽プロデューサー編〜
『 しるし 』
■
修学旅行
初書き込み失礼します。私は明日から修学旅行に行ってきます。中1の時から不登校で、クラスメートにはそれからほとんど会っていません。なので、明日急に私が行ったらどう思われるのか不安でした。でも、クラスはとても仲が良く、二度とこんないい友達はできないだろうと思い、行くことに決めました。どうなるかはその時にならないと分からないけど、楽しい思い出をたくさん作って来たいと思います!
ねこさーもん
女性/14歳/岩手県
2022-11-14 15:09
こもり校長「ねこさーもん。初書き込みありがとう! 多分、いま、めちゃくちゃ不安だろうね。明日、修学旅行に行くって決めて、掲示板に書き込んでくれて、いま、夜10時だけど、どうだろう? ベッドに入って、寝てる? 落ちつけてるかな? もしかしたらちょっとこう、心臓ドキドキドキドキってして寝れない状態かもしれないけど、不安なのはすごくわかる。学校に行けてなくて、少しね、時間と距離が空いちゃったから、“いきなり自分が行ったらどう思われるんだろう?”とか、“もしかしたら自分が行くことで、なんか、ドキッとさせちゃうかな?”みたいに考えることはいっぱいあると思うけど、その中でもねこさーもんが決めたその1歩、“明日、行く”って決めたその1歩は、俺は絶対に間違ってない選択だと思うし、その1歩はこれからのねこさーもんにとってすごく大きな1歩になると思ってる。
それで、初書き込みしてくれたねこさーもんの、きっとこの書き込みを見て、勇気をもらった生徒もいると思うし、これはねこさーもんが掲示板に書いてくれた“しるし”だと俺は思ってて、きっとねこさーもんが、いまからどうだろう? 寝て、明日の朝起きて、1歩前に進むと決意した時に、多分ちょっと迷うこととかもあると思うわけ。“この道でいいのかな?”とか、“あ、この1歩でよかったのかな?”って悩むことがあると思うんだけど、なんかあった時は、自分で書いた、掲示板に書いてくれたこの“しるし”を見て、勇気のしるしを見て、いつでもここに戻ってきて、“あ、自分の道は間違ってなかったんだ。私がここに書いたことは、私の決断は間違ってなかったんだ”って思ってほしい。それに、もしなんか明日、ドキドキしてることがあったりとか、不安なことがある生徒も、このねこさーもんのしるしを見て、勇気をもらって、明日、1歩踏み出してほしい。
修学旅行から戻ってきたら、よかったら、ねこさーもんの話、何したか? 聞きたいな。“クラスメイトと何か話し話しました”とか、“絶対いらないお土産買っちゃいました”とか。修学旅行、どこ行くんだろう? 三重県だったら…“地元だからなんか教えて。俺、最近、帰れてないから”とか、なんかいろんな話したいからね。よかったら思い出話も聞かせてほしい。ねこさーもん。今日はぐっすり寝て、修学旅行、楽しんでいってらっしゃい!」
♪ Always You / milet
こもり校長「ねこさーもん、届いてるか? 明日、修学旅行、思いっきり楽しんでこいよ! 俺らも明日が不安だし、“明日どうなるんだろうな?”って、みんな不安に思っているから。今日、この学校にいる生徒のみんなは、明日、多分、どんな場所にいたって、どんな瞬間でも、君のことを思い出す。だから君も、もし不安になったり、逆にめちゃくちゃ楽しいっていう時は、日本中にいる俺らのことを思い出してほしい。マジで楽しんでこいよ!」
さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK! は、生徒のみんなが興味のある職業をピックアップして、その専門家を招いてお届けする授業!
『夢の職業シリーズ!音楽プロデューサー編!』
こもり校長「これまで、アニメーション監督編や、ゲームクリエイター、声優など数々の専門家の方をお招きしてやっていきました。今夜は、『音楽プロデューサー』! “将来、音楽業界で働きたい!”、“漠然とだけど興味がある!” 、そんな生徒は、今夜のゲスト講師に直接、質問や聞いてみたいこと、相談したいことをぶつけてほしいなと思ってます。“音楽プロデューサーってよく聞くけど、実際はどんな仕事なん?”って、思ってる生徒もいると思う。素朴な質問、疑問、そんなものをぶつけてもらいたい。もしかしたら、今夜の授業をきっかけに、“音楽業界に進みたい!”と思う生徒もいるかもしれない。直接、聞きたいことが聞ける機会っていうのはなかなかないから、今夜の授業をいいきっかけにね、してくれたらうれしいなと思っております。さあ、そんな今夜の授業『夢の職業シリーズ』を一緒に届けてくれるゲスト講師は、
音楽プロデューサー、インディーズレーベルJMS のKTR先生!」
KTR先生「はじめまして。JMS、鈴木です。よろしくお願いします!」
こもり校長「よろしくお願いしま〜す! KTR先生、
今年の6月にWACKの渡辺淳之介先生と来校して以来の5ヶ月ぶりということで」
KTR先生「
まだあれ、5ヶ月前ぐらいなんですね。結構、前のような感じも…」
こもり校長「でも、思い返すと、“あれ? そんな経ったか?”と思うようなぐらい楽しい夜だったので」
KTR先生「そうですよね。本当楽しかったですね。
あのオーディションの番組も」
こもり校長「そうなんですよ。あの時はなんかこう、お互いの関係性、淳之介先生との関係性とか、ちょっと聞かせてもらったんですけど、今日はより1歩、踏み込んだ、音楽プロデューサーの話、聞ければなと思っておりますが」
KTR先生「はい」
こもり校長「そもそもなんですけど、音楽プロデューサーがどういう仕事なのか? 普段どんなことされているのか? っていうのを、ちょっとKTR先生からお聞きしてもいいですか?」
KTR先生「みんな若い子とかって、音楽プロデューサーって言ったら、なんか、“音を作る人”とか、“曲を作る人”っていうプロデューサーのイメージが、多分、ほぼほぼだと思うんですけども、
僕の場合のプロデューサーっていうのは、本当になんか、“何でも屋”みたいなところのイメージで、もちろんまあ音楽の制作もしますし、あと、アーティストのマネージメントもしますし、あとアーティストの音を預かってレコード会社としてメーカーとして出す仕事もしてますし、あとさらに言えば、アーティストがツアーを周る、大きなイベントをやる、っていった時の、ライブ制作業務、ツアー制作業務をトータル的に360度やってるんです。僕は。なので、なんか…
僕、逆に、曲とかは作れないんですけども、その側とレールを全部引いてあげるっていう仕事が、基本的にメインの仕事になってますね」
こもり校長「だから、たしかにあのKTR先生が言ってくださったみたいに、音楽プロデューサーね、音を作る、あの…バンドさんとかアーティストとかに、“こういう曲で行った方がいいんじゃないか?”みたいなところが目に付きますけど、スケジュール組んだりとか、ブッキングしたりとかもやられるってことですね?」
KTR先生「そうですね。もう、スケジュール管理もマネジメントの仕事だし、ブッキングもマネジメントの仕事なんで、本当、トータル的なアーティストのプロデュースを360度でやっているっていう感じですね」
こもり校長「そうなると、やっぱ結構、そのバンドさんだったりとか、アーティストさんとかと向き合って喋る機会っていうのも、結構、多いんじゃないですか?」
KTR先生「もう、むしろ、
本当、日頃、毎日のようにアーティストとは向き合ってるんで、アーティストと喋んない日がないっていう感じですかね」
こもり校長「今日、聴いている生徒の中でも、“そういうことも、プロデューサーの1つなんだ?”っていう生徒もきっといると思うんですよ」
KTR先生「いると思います」
こもり校長「そうなってくると、聞きたいことも変わってくると思うんですよ。音楽の知識だけじゃなくて、何か必要なことありますか? って漠然としてたものが、“あ、じゃあコミュニケーションをとるにはどうやったらいいですか?”とか、そういうことも普段、考えられているってことですもんね?」
KTR先生「本当、そうですね。コミュニケーションだったりとか、責任感だったりとか、人間のベーシックみたいなところが、プロデューサーの最初の第1歩みたいなところだと思うので。
曲を書かなければいけないとか、楽器ができなければいけないってことは一切ないです」
こもり校長「でも、本当に専門的なライブ制作みたいな所まで行くんですもんね?」
KTR先生「まあ、最終的にはそういうキャリアを積み重ねることによって、最初にやっぱ下積みがあって、いまがある、っていう部分があるんで…下積みがあるほど引き出しが増えていくんで。なので、“こうしてみよう”、“ああしてみよう”っていう振り幅が、どんどんどんどんでかくなっていって、大規模なイベントまでやることが出来るっていうところにたどり着くのかな? と思ってます」
こもり校長「今夜の授業テーマ『夢の職業シリーズ!音楽プロデューサー編!』ということで、KTR先生に聞いてみたいことを、質問、相談、いまの話を聞いて、ちょっと具体的になった生徒もいると思うから、是非、送ってきてほしい。“音楽イベントの運営に興味があります。実現するまでの道のり知りたいです”とか、さっき言った“音楽プロデューサーに必要な才能ってなんですか?”とか、“マネージメントってどういう所までケアするんですか?”みたいなことでも、もう、どんなことでも大丈夫ですので、君が聞いてみたいこと、そのまま送ってきてください。って、言ってますけど、ダメなこととかあります?」
KTR先生「なんでも大丈夫です!」
こもり校長「(笑)」
KTR先生「もう、外れたことでも、答えられる範囲は」
こもり校長「ちょっとひとつ、なんですけど、よく、“インディーズレーベル”みたいな…“メジャー”と“インディーズ”みたいなのってあるじゃないですか?」
KTR先生「ありますね」
こもり校長「それの違いって、なんなんですか?」
KTR先生「組織のシステムも全く一緒なんですよ。あの…人数の違いですね。“インディーズ”って、少数精鋭でやっている会社が多くて、100人規模のインディーズの会社ってなくて、多くても20〜30人ぐらいの幅でやってるんですけども、メジャーのメーカーさんだったら、いろんな都市に支社があったりとか…1,000〜2,000人規模の会社なんで、本当に、やることは一緒で目的も一緒なんですけども、人数の差だと思います」
こもり校長「それ、むっちゃ、大変じゃないですか?」
KTR先生「大変なんですけど、逆に、1人1人の力量だったりとか、やることが多いんですね。だからインディーズの方が覚えるのが早いと思います」
こもり校長「最初からインディーズの方でいろいろ勉強するっていうのも、ひとつ…」
KTR先生「手だと思います。だけど、あんま募集とかしてないんで…本当、出会いだったりとかから。履歴書とか送られても、“なかなか、いま、募集できない…”だったりとか、そういうのがインディーズは、あるかもしれないですね」
こもり校長「なるほど。そういう違いがあるのか」
KTR先生「はい」
こもり校長「
11月23日、インディーズレーベルJMSの主催企画『REDLINE ALL THE REVENGE』が開催! おめでとうございます!」
KTR先生「ありがとうございます」
こもり校長「神奈川県の『ぴあアリーナMM』で開催されるということで、3年ぶりとなるアリーナでのフェス形式。SCHOOL OF LOCK! とも関わりのある先生、結構、います。
BiSH先生とか、クリープハイプ先生、VAUNDY先生だったり、他にはWACKの渡辺淳之介先生とKTR先生によるオーディションのグランプリアーティストに選ばれたtotemぽぉる先生など、全17組のアーティストが出演、ということで、このブッキングも、KTR先生がやられてるんですか?」
KTR先生「1人でやってます(笑)」
こもり校長「どうするんですか? 1人で、こんな大変なブッキング…」
KTR先生「
大変だと思ったことないですよ。ワクワクしながらやってるんで。 “誰にしようかな?”とか、“ステージどうしようかな?”って、最初から、全部、自分の頭の中で組み立ててから、ブッキングの方していくんで。ブッキングも、アリーナ規模になると、大体、箱を抑えるのが、1年から1年半前ぐらいなんですね」
こもり校長「そう。生徒。これ、意外なんだけど、そうなんだよ」
KTR先生「半年後に抑えられないんで」
こもり校長「そうなんですよね」
KTR先生「本当に」
こもり校長「だから、11月にやろうと思ったら、今年の6月ぐらいに、“じゃあ、アリーナでやる?”は、無理なんですよね」
KTR「絶対に無理です。もう最低でもやっぱ…もう…僕は2年前に抑えたんで」
こもり校長「えっ? ここですか?」
KTR先生「はい」
こもり校長「え〜」
KTR先生「そっから、いろいろ、2年がかりの構想で当日を迎えるっていう、とこなんですよね」
こもり校長「ブッキングって、お1人でどうやってやってくんですか?」
KTR先生「
ブッキングは基本的にアーティストのライブに行って、その場でちゃんとアーティストに直接、オファーかけます」
こもり校長「えっ? 直談判みたいなことですか?」
KTR先生「直です」
こもり校長「1組ずつですか?」
KTR先生「1組ずつです」
こもり校長「じゃあこの全17組のアーティストに、今回…1組ずつ…?」
KTR先生「そうです。ライブとか、お会いする機会作ってもらって、“こういうイベントで、こういう感じでやるんで、是非、出てほしい”って、熱い自分の気持ちを伝えてから、あとはちょっと、マネジメントの方だったりとか、条件面だったり、摺り合わせなきゃいけないんで。そこが整って、初めて出演が決定するっていう流れですね」
こもり校長「そういう構造とか、アイディアって、どういうタイミングで思いつくんですか?」
KTR先生「もう、日々の生活、ライフスタイルで、常に音楽聴いたりとか、常にライブ観たりしてるんで、自分の構造に、どんどんインプットを増やしていく、っていうのが多いですね」
こもり校長「なるほどな。すごいな。これ、“イベントを開催する”ってなった時に、出演していただくアーティストの方っていうのは、もちろん大切ですけど、その他、どういった準備をするんですか?」
KTR先生「その他、“会場の設営”だったりとか、“ステージの装飾”だったりとか、あとはもう、今だと、コロナ禍でキャパシティみたいなところも、結構、シビアになってきてるんで、そのキャパシティの部分を、箱だったりとか、自治体の人だったりとか、その辺まで、いま、開催までに話さなければいけないんですよね。そういったところを、全部経て、どうしても2年間かかるっていう感じなんですよね」
こもり校長「さっきおっしゃってた、“インディーズレーベル”だと、1人1人の担当するものが多かったりとかするって言ってましたけれど、そういうのは、逆に、みんなでコミュニケーションをとりながらチームプレーで、って感じですか?」
KTR先生「そうですね。チームプレイ…最初の1年間ぐらいは、僕、1人なんですよ。チームプレーにして行くのは1年切ってからですね」
こもり校長「え?(笑)」
KTR先生「はい。僕の場合は(笑) まずは、自分でできる範囲の枠組みは、全部100%作ってから、いろんなセクションの方々にお願いして行くって感じです」
こもり校長「まじの“何でも屋”さんってことですか? もう(笑)」
KTR先生「それが好きなんでしょうね。まずは自分で、100%の枠組を決めたいっていうタイプの人間なんで。ディテールの部分は、そこから。いろんな、各セクションのプロフェッショナルの方、例えば“音響”だったり、“照明”だったり、“舞台監督さん”だったり、“イベンターさん”だったりっていう、本当、細かいセクションがあるんで、そこの方々に、どんどん、お預けしていくと」
こもり校長「このイベント『REDLINE ALL THE REVENGE』、どんなイベントになりそうですか?」
KTR先生「多分、コロナ禍になって1番違うところだと思うんですけども、いろんなライブフェスだったりとかが、本当に、ガイドラインを守って、音楽を止めずに守ってきた部分のペースがすごい多かったんで、そこの部分をしっかり襷をちゃんともらって、まず
今回の『REDLINE』では、フルキャパで出来るというのと、あと、初めて屋内で、マスクを着用なんですけども、“声出し”はオッケーにしました」
こもり校長「へぇ〜」
KTR先生「多分、初めてだと思いますね。いま、声、なかなか出せないじゃないですか?」
こもり校長「はい」
KTR先生「だけど、声は出してオッケーだと言うところも全部、話して詰めてきたんで、お客さんには楽しんでほしいなと思ってます」
こもり校長「今日、聞いて、“私、ちょっと、参加して盛り上がりたいな” みたいな生徒もいると思うんですけど、初フェスの子も、もしかしたらいるかもしれないけど、そういう子たちには、どう楽しんでもらいたいですか?」
KTR先生「初フェスの子も、本当に、このコロナ禍になって…まあ、コロナ禍の前と後って、多分、違うとは思うんですけども、雰囲気をまず楽しんでもらって、
好きなアーティストがいたら、その曲を一緒に歌えるっていう部分が一番大事だと思うんで、心の底から湧き上がる感情をぶつけてほしいなと思ってます」
♪ プラトニック・ラブ / totemぽぉる
こもり校長「渡辺淳之介先生とKTR先生によるオーディションのグランプリアーティスト、totemぽぉる先生のね、『プラトニック・ラブ』っていう曲なんだけど、ちょっとKTR先生の言葉を聞いてから、この、掻き鳴らしてる系の曲を聴くと、ちょっとテンション上がりますね」
KTR先生「感情的な、ちょっと、土臭い、泥臭い感じのバンドですよね」
こもり校長「やっぱ、そういうのだよな〜 って思うんですよね。ライブって」
KTR先生「ライブが想像できるような感じの音楽してますよね」
■
2年前
会場抑えるのは2年前ってびっくりだなあ!!
裏側はそんな前から動いてたなんて!!!
たいさっきー
女性/19歳/千葉県
2022-11-14 22:36
こもり校長「だからもう、ものすごい熱量のこもったフェスになるから、生徒のみんな、詳しくは
『REDLINE』のホームページをチェックしてほしい」
今夜のSCHOOL OF LOCK! は、KTR先生を迎えてこんな授業を行っています!
『夢の職業シリーズ!音楽プロデューサー編!』
こもり校長「“将来、音楽業界で働きたい”、“漠然とだけど興味がある”、そんな生徒は、KTR先生に直接、質問、聞いてみたいこと、相談したいことをぶつけてほしいなと思います。電話、行きましょうか? もしも〜し!」
ナル☾ 長野県 16歳
こもり校長「16歳。学年は?」
ナル☾「高1です」
こもり校長「いま、どんな夢を持っているのか? 聞いてもいい?」
ナル☾「
いまは、音楽系の仕事で、“アーティストの新人発掘”とかをしたいなって思ってます」
こもり校長「いいじゃない。新人発掘? いまね、プロフェッショナルの先生がめっちゃ目の前にいるのよ。今日は、KTR先生に聞きたいことを、直接聞ける日だから、バンバン聞いてほしいんだけど、そもそもなんで、将来、新人発掘の仕事がしたいの?」
ナル☾「幼い時から音楽が好きで、音楽好きが高じて、みたいな感じです(笑)」
こもり校長「音楽が好きなんだ?(笑) とにかく好きなんだ?」
ナル☾「はい」
こもり校長「KTR先生に聞きたいこととかあるの?」
ナル☾「今も言った通り、“音楽が好き”っていう理由で、音楽関係の仕事をしたいなと思ってて、そうすると、“好きな気持ちだけで仕事を決める”ってことになっちゃうじゃないですか? それで、失敗とかしちゃわないのかな? っていうのが…不安があって…いま、実際に働いてらっしゃるKTR先生に、お話を、お伺いしたいなって思います」
KTR先生「でも、僕も、ナル☾さんと一緒で、最初ほんと、学生の時は、“好きなだけで”っていう気持ちが一番大事だと思うので、その気持ちでこの業界飛び込んだんで、別になんかキャリアあるわけでもないですし、さっき言った楽器できるわけでもないですし、バンドマンでもないんで、この
最初のとっかかりとしては、なんも間違いじゃないと思ってます」
こもり校長「そもそもKTR先生って、なんでこう、音楽プロデューサーになる…“なろう”と思ったきっかけってあるんですか?」
KTR先生「大学生の時に、ライブハウスで、自分の主催の自主企画みたいなのを、月1ぐらいで、本当にやってたんですよ。まさに新人発掘して、ライブハウスで見つけてきて、いいバンドを、どんどん自分のイベントとして、冠として出していくみたいな。いまの『REDLINE』の流れと一緒なんですけども、本当、そういう部分があるんで、アクションっていうのは、すごい大事かもしれないですね」
こもり校長「いま、ナル☾自身が、アクションを起こしていることとか、調べていることとかっていうのは、あんの?」
ナル☾「“大学”ですかね。“その道に進むためには、どういう進路で入るのか?”っていうのとか、父親が音楽好きなので、新しいアーティストとか教えてくれるので、観てみたりっていうのはあります」
こもり校長「自分の中で調べてみて、“こんな感じの事もやってみたいな”みたいなのって辿り着いたりとかしてるの?」
ナル☾「“A&R”っていう…」
こもり校長「僕もお世話になってますけど、A&Rって簡単に説明すると何になるんですか?」
KTR先生「まあ略で言うと、“アーティスト&レパートリー”ということなんですけども、アーティストの才能を最大限に引き出す仕事ですね。だから本当に、A&Rのアイディアとかが、そのアーティストの進路を左右する、重要なポジションのお仕事ですね」
こもり校長「直接、アーティストと話す事も多いですし」
KTR先生「1番多いんじゃないですかね?」
こもり校長「自分の引き出しもいっぱい出さなきゃいけない立ち位置ですよね?」
KTR先生「そうですね」
こもり校長「A&Rって、どうやったらなれるんですか?」
KTR先生「やろうと思えば、別になんか、所属しなくても、自分の好きなバンドを見つけてきて、“俺が売ってやるよ”みたいなところから始めるのも、別に、A&Rだと思うんですよね。会社に属してないと、A&Rで使えないっていうわけじゃないと思うんで。まず、個人レベルで、アマチュアのバンドで一緒にやって、“どう売るかを考える”っていうところも、A&Rの大事な仕事なんで、もしかしたらそういったところから始めてみるのも経験としてはいいかもしれないですね」
こもり校長「ナル☾の中では、なんで、A&Rに辿り着いたの?」
ナル☾「私はいろんなバンドが好きで、どんどん人気になっていく過程とか見てるとすごく楽しくて、そういうのを裏で支えられたらもっと楽しいし、達成感があるんだろうな? って言うのがあって…」
KTR先生「すっげえ分かります(笑) その達成感は、本当に、最高ですからね」
こもり校長「やっぱ凄いすか? その達成感って」
KTR先生「デモの頃のバンドから、そのバンドが武道館に行った瞬間とかも立ち合っているんですけども、自分が最初からやって、インディーズで。普通に泣きます。ぐらい、本当にストーリーを思い出すんですよね。毎回、毎回。いいストーリーだけじゃなくて、バンドもやっぱ人間なので紆余曲折あるんで、そういったバンドと付き合っていて、最終的に日本武道館みたいなところの、でっかい場所でやる姿を見ると、やっぱり感動しますね」
ナル☾「もう、本当に夢が膨らみました!」
KTR先生「ナル☾さんは、大学には普通に進学して行って、音楽業界の仕事に携わるっていう流れで行きたいんですかね?」
ナル☾「そうですね。音楽系っていうか、そっち系のそういう学科のある大学に行きたいなって思ってて」
KTR先生「学校じゃ学べないことを多分やったほうが、逆に近道かもしれないですね。学校で学ぶより、現場で学んだ方が、実際、成長早いんで」
こもり校長「“大学に行った”っていう選択を取ったとしても、授業を受けながら、学校以外での活動で、まあ、“ライブハウスに行ってみる”とか?」
KTR先生「大事です」
こもり校長「“初めてのバンドに声を掛けて、どういう制作背景かを知る”みたいなのを、やるのは、OK?」
KTR先生「学校側は、きっちり、ベーシックを教えることできると思うんですけれども、“奥行き”は、多分、学べないと思うので、そこは自分がアクションしていかないと、学校行っただけで終わっちゃうかな? とは思ってます」
ナル☾「本当に参考になりました。自分の考えだけじゃ足りなかったところとか、実際に働いている方の話を聞いて、
“あ、こうしてみよう”とか、“アクションを起こしてみようかな”とか思いました」
こもり校長「これからも、“好き”っていう気持ちを絶やすことなく、燃やし続けて、夢、絶対、叶えて!」
ナル☾「ありがとうございます」
こもり校長「応援してるからね!」
ナル☾「はい」
こもり校長「じゃあね!」
♪ HE IS MINE / クリープハイプ
こもり校長「いや〜 なんか、改めてこう、やりたいことを言って… 明確にKTR先生が言ってくれるから、すっごいビジョンが膨らむ。僕でさえも、ちょっとワクワクしましたもんね」
KTR先生「そうですか? よかったです」
こもり校長「KTR先生は、当時から、さっき仰ってたみたいなことやってたんですか?」
KTR先生「
自分でアクションしてましたね。“全然知らないバンドを、1人でも多くの人に知ってほしい”っていう気持ちが強かったんで、自分がそういう、いけてるバンドを集めて企画して、1人でも多く…まだSNSがなかった時代なんで」
こもり校長「そうですね」
KTR先生「いまだったら、それがすごく、ヒットの可能性があると思うんで、ナル☾さんにも、がんばってほしいですね」
こもり校長「ここでアクションを起こせるかどうか?」
KTR先生「そうです。そこが、境目なんで」
こもり校長「今日が、その1歩目になる可能性も大いにありますからね。ナル☾から早速、書き込みが届いています」
■
わーい!
とっても参考になるお話ありがとうございました!進路はもうこれしかない!って思ってたけどKTR先生のお話伺って視野が広がりました!ありがとうございましたー!!!たのしかたーーー!
(声色見分けた小森校長すごすぎでした笑)
ナル☾
女性/16歳/長野県
2022-05-30 13:03
KTR先生「短い時間でしたけど、そういう風に思ってくれて、うれしかったです」
こもり校長「自分で探すっていうだけだと、どうしてもやっぱ、掘れば掘るほど、その穴がちょっとこう、小さくなってくから、周りが見えなくなる瞬間もあるんで」
KTR先生「そうですね」
こもり校長「だから、KTR先生の言葉で、多分、かなり…」
KTR先生「じゃあ、
後は、アクションを起こすのみですね」
こもり校長「そうですよ」
KTR先生「楽しみに待ってます!」
■
突然ですが、私、音楽が大好きです。特に、アイドル関係者になろうかなと考えています。
そこで音楽が出来てから、私たちファンに届くまでに、どんな方々が関係しているのか、裏方を知りたいです。
もちまる
女性/14歳/東京都
こもり校長「これ、KTR先生に聞きたいことです。」
KTR先生「あ〜 なるほど。それこそ、やっぱ、音楽を届ける仕事が、レーベルだったりとか、レコードメーカーの方々の仕事なんで、主に、その方々の裏方の仕事の方が大きいと思うんで。まずは音楽を作って、そっからレコーディングして、いろいろマスタリングとかそういう作業を行って、1つの、1曲の音楽が出来て、そっから、CDにするんであれば、プレス業者の方に頼んだりとか、ジャケットのデザイナーさんに頼んだりとか、ジャケットの印刷会社に頼んだりとか、本当、
1つのことで、枝分かれの要素が無限にあるぐらいの裏方さんが関わってくれているので、それはもう、実際に体験しないと、なかなか、この言葉だけでは言い表せない部分の方が強いんですけども。本当、多数の裏方さんは関わってますね」
こもり校長「あと、スピード感も、めちゃくちゃ出そうと思えば、2ヶ月…音楽ができてから2ヶ月とかで、もうCD、盤にしてリリースっていう時もあれば、半年とか、下手したら1年とかかかるものもございますよね?」
KTR先生「アルバムレベル、10曲以上ってなっちゃうと、まず、曲の制作に、多分、半年ぐらいはかかると思うので、そっからレコーディングってなってくると、やっぱ1年〜1年半は、リリースまでに費やすんですけども。でも最近は、CDよりデジタルっていう部分もあるんで、出来たらすぐ、1ヶ月後は、もう配信出来てるっていう感じなので、スピード感でいったら、本当に、今の方が全然早いですね」
こもり校長「だから、RN もちまるが好きな楽曲も、もしかしたら1ヶ月前に全部が整った状態で、今、君の手元に届いているなんてこともあるから、たしかに、一概に全部を、“これだ”っていうのは、いま、もうないですよね」
KTR先生「しかも、アーティストがどこにも所属をしてなくても、アーティストが自分でレコーディングして作って、それをもうアップロード出来るんで。iTunesとかにも含めて。今は本当に、所属も関係なしに、アーティストがDIYで出来るようになってきてますね」
こもり校長「だからちょっと、飛び込んだ先の、その景色が正解だったりもするから、音楽業界は非常に深いよ。じゃあ、まだまだ、直接電話でKTR先生に話を聞いていってもらいましょう。もしもし!」
hota 北海道 16歳
こもり校長「16歳、学年は?」
hota「高校1年生です」
こもり校長「いま、どんな夢、持ってるのか? 聞いてもいい?」
hota「
マネージャーになる夢があるので、その業務内容とか、いま、自分に出来ること、やっておいた方がいいこととか、そういうことを聞きたいです」
こもり校長「業務内容や、いま、やっておいた方がいいこと? もう、現実的なところをKTR先生に聞きたい?」
hota「はい(笑)」
KTR先生「逆に、いま、hotaは、将来、どういうアーティストをマネージメントしたいとか、そういうなんか夢とかあるんですか?」
hota「結構漠然としてるんですけど、ちょっと
自分が、あるアーティストの方々に、人生を変えてもらって。で、やっぱり、その方々の会社の、同じようなアーティストの方々のマネージャーになりたいな、って思ってます」
こもり校長「なんで、マネージャーがやりたいの?」
hota「自分で表に立つとか、そういうのはなかなかできないから。結構、中学校とかも生徒会とかやってたし、弟、妹の面倒見たりとかもしてきたので、なんか、マネージャーってそういうイメージが結構あるので、似てるかな? と、思って。裏でも支えていけたら、すごくいいなって思って、マネージャーなりたいなと思ってます」
こもり校長「たしかに、アーティストとかすごく支えてもらう部分は、大きいですもんね。マネージャーの方とかには。実際のところはどうなんですかね?」
KTR先生「実際、
マネージャーは、本当にタフな仕事なので、もちろん体力的にもそうですし、あとは
メンタル的にも非常に大変なんですよね。でもやっぱ、ゴール地点はすごく達成感がある職業だと思うんで、まずは多分、いまのhotaの16歳で、学生のうちにしておいた方がいいことっていうのであれば、現実的なところで言うと、
免許取れる年になったらすぐ免許を取った方がいいです」
こもり校長「車の免許?」
KTR先生「車は、マネージャーとしては、男女限らずに持っておいた方が。仕事の幅が全然違うんで、18歳になったら免許取りに行くっていうのはマストでやったほうがいいかなと」
こもり校長「あとは、マネージメントって、結構、いろんな間に挟まれる立ち位置だと思うんで…」
KTR先生「そうですね。1番レーベルとかレコードメーカーの間になるし、アーティストと1番近いのがマネージャーなんで、ほんと、いろんなハブになる部分が多いので、そういった部分でやっぱこうメンタル面だったりとか、体力面だったりとかが、人1倍、必要になってくるんですよね」
hota「はい」
こもり校長「本当にそう思うもん。俺は、特に。校長とかはさ、マネージメント、マネージャーさんと、結構、コミュニケーション取るタイプだから、“しんどい”とか、“辛い”とか、気持ちが落ちていることも話すから、そういう時に、マネージャーさんは、自分も辛いはずなのに、“いや、がんばりましょう”っていうその一言を言えるかどうか? みたいなところは大事だから、理不尽なことにも怒らないぐらいのメンタルは大事かもね」
hota「はい」
KTR先生「校長みたいに言ってくれるアーティストと、抱え込むアーティストがいるんで」
こもり校長「そうですよね」
KTR先生「実際、抱え込むアーティストの方が、僕は多いと思ってるんで。表情だったりとか…1番いいのがやっぱ現場のマネージャーなので、1つの表情を見逃さないで、“何かちょっと弱ってるな?”と思ったら、声をかけてあげるとか、話を聞いてあげるっていうのは、自分から言えるかどうか? っていうところの空気感を読める方も重要ですね」
こもり校長「だからもしかしたら、家の物とか、“ちょっと散らかってるな…”と思ったら、何も言わず、すっと片付けれるぐらいの繊細さがあると…」
KTR先生「先をちょっと読める、みたいな感じの、“アーティストが何を欲してるか?”みたいな、ところは重要かもしれないですね」
こもり校長「でも、やり甲斐も、もちろんありますよね?」
KTR先生「あります、あります。さっきもちょっと、お悩み相談の時に言ったんですけど、デモの頃から担当しているバンドが、何年もかけて武道館で1万人以上の人の前でワンマンライブやってる姿とかは、本当に、5人とか10人とかの世界から見てきているんで、“それがこんな広がった”っていうところに関してはやっぱり1番の達成感なので。そこは多分、みなさん、夢見てると思うので。その間、やっぱ辛いことも、もちろんあるんですけども、乗り越えた部分っていうところが非常にタフになっている部分でもあるんで、あきらめずにがんばってなとは思いますね」
こもり校長「hotaは不安なこととかあるの?」
hota「この夢が、結構、最近、自分の中で出てきて、それを1回、親とか友達にも相談したりっていうか話したんですけど、なんかあんま真面目に聞いてもらえなかったりとか…友達からも、“そういうのって限られた人しかなれないでしょ?”みたいな、“難しいから無理じゃない?”みたいに言われたりとかで、
いま、友だちも家族も、それを肯定するというか、応援してくれる人がいなくて。それをいま、話せる人がいないっていうか。“夢があるんだよね”って話せなくて…」
こもり校長「話すのがちょっと怖くなってるみたいなところもあるのか?」
hota「そうです」
KTR先生「そもそも、もう、
この歳で夢をしっかり持ってるってことが素晴らしいことですけどね」
こもり校長「そう思います」
KTR先生「音楽業界じゃなくてもですけども。たまたま音楽業界を端から見ると、結構狭き門というか、そういうイメージが強いんですけども、その中でも、きっちり、熱い思いを持っている方がいたら、そういうところを拾ってくれる人は絶対、出会うと思うので、強い夢は諦めずに続けて、周りから何を言われても、つき通すべきだと思います」
こもり校長「そうですね。言い続けることも大事だと思うし、周りが本気で聞いてくれない状況っていうのに理由をつけるというよりかは、
周りが本気になって聞いてくれる自分の本気を見つけるっていうのも、多分、大事だと思うから」
hota「はい」
こもり校長「もしかしたら、折れずに言い続けることが周りが、本気に聞いてくれるきっかけになるかもしれないし、もっとhota自身が具体的に話せるようになると、その具体性を聞いてみたいってみんなが本気になってくれるかもしれないし。なんか、“本気にさせる自分”っていうのを、夢のその熱量から、見つけるとね、もっと変わってくるかもしれないね」
hota「はい」
こもり校長「まあ、何しろ、俺らは、応援してるから」
hota「ありがとうございます」
こもり校長「絶対に諦めずに、この業界に来て」
KTR先生「がんばってください」
hota「はい」
こもり校長「ありがとうね。応援してるよ」
hota「ありがとうございます」
こもり校長「じゃあね」
hota「はい」
♪ 灯火 / Vaundy
こもり校長「Vaundyの『灯火』という曲なんだけど、これを聴いてて、心の中で思ったのは、hotaが“夢を持ってやりたい。こういうことをしたい”って言って、周りは、“無理だよ”って言うかもしれないけど、無理なことでも、16歳のhotaの、君たちの世代がやってくれない事には、もう、この業界も終わってしまうというか…」
KTR先生「間違いないです」
こもり校長「君がいま持ってるその夢を叶えることで、絶対に未来につながるから、絶対に諦めずにがんばってほしいです。応援します。さあ、まだまだ生徒と話していきましょう。もしもし!」
オリオンビール 東京都 15歳
こもり校長「なんで、ラジオネーム“オリオンビール”なの?(笑)」
オリオンビール「なんか…誰か、友だちかなんかに、『オリオンビール』の財布みたいなのをもらって、それが手元にあったからいいかな〜 みたいな(笑)」
KTR先生「なるほど(笑)」
こもり校長「いまの夢、聞かせてもらってもいい?」
オリオンビール「夢っていうか、聞きたいことなんですけど…」
こもり校長「いいよ」
オリオンビール「
AIが作った曲が流行っていく世の中で、私の好きなロックを守っていくために何かできることがないかな? と、思って。聞きたいです」
KTR先生「壮大なスケールですね。これ(笑)」
こもり校長「“守っていく”っていうのは、どういうこと?」
オリオンビール「なんか、お父さんと話して、お父さんが昔、バンドマンやって音楽好きなんですけど、“これからの未来はAIが書いた曲とかの方が売れていくんじゃないか?”みたいな話になって。周りの友達とかも、たしかに機械音みたいなのが入った曲が好きな友だちの方が多いんですよ。だから、“そうなっていくのかな?”みたいな」
こもり校長「“どんどんロックっていうものが下火になっていくんじゃないか?”みたいな不安があるってこと?」
オリオンビール「そうです」
こもり校長「オリオンビールはロックが好きなの?」
オリオンビール「ロック好きで、私、MY FIRST STORYさんがめちゃめちゃ好きで」
KTR先生「ありがとうございます」
オリオンビール「この間の『BBS』のイベントも行きました」
KTR先生「BiSHとのツーマンライブですね」
オリオンビール「そうです」
KTR先生「ありがとうございます」
こもり校長「行ってどうだった?」
オリオンビール「めちゃめちゃMCがカッコよくて、マイファス、初めてのライブだったんですけど、マジで、人生1番ぐらい楽しかったです(笑)」
KTR先生「いいですね。ありがとうございます」
こもり校長「刺さってるね〜 ってことは、自分が音楽でもらった、このロックっていうものが、消えずに何かをしていくにはどうしたらいいか? みたいなことか?」
オリオンビール「そうです」
こもり校長「どうなんですかね…?」
KTR先生「具体的な方法論っていうのは、すごく難しいテーマだと思うんですけども。まあ、さっきからのサブスクミュージックっていうところで、多分、サブスクの上位チャートとかを追っかけると、みんな、ボカロ系の音楽だったりとか、そういうアーティストが非常に多いんですけども。
逆に言えば、ロックフェスとかは、もう常にやってるじゃないですか? ああいうとこいると、
“やっぱロックは消えないな”って、僕は常に思う立場なんで。やっぱロックって現場、ライブで見せてくるのが、やっぱロックのの通常のスタンスだと思うんで、
音だけじゃなくて、やっぱライブのセットでロックだと思うんで。だから、消える不安っていうのは、もちろん、チャートだけで見ると不安要素あるかもしれないんですけど、現場はみんなで守ってきてるんで、そういう部分を見ると、この中でも逆にほっとする部分もあったりはしますね」
こもり校長「特に、この2〜3年が、コロナ禍で、ネットの世界がものすごく走ったっていうのもあると思うのよ。このAIが作った音楽だったりとか、打ち込み系のものが増えたとか、ボカロ系のものが増えたとかっていうのは。で、あの人たちの強みが、いまの時代にものすごく生きてるから、そういうことになってると、俺は分析しているのね。だからいま、KTR先生が言ってくれたみたいな、現場に行くと、俺も同じ気持ち。“多分、ロックって終わんねぇな”と、思いますよね?」
KTR先生「そうですね。やっぱ、よさがありますよね。それやっぱ、ボカロのアーティストじゃ出せない感情表現じゃないですか? MCも含めて。逆に言えば、そこがボカロの人たちが出せない表現の仕方なので、全然、そこは、どっちも無くならないのかな? と思いますけどね」
こもり校長「だから、多分、もしオリオンビールが今後ロックをやってきたい、ってことなら、現場の人になると、より感じれるんじゃないかな? 守っていくということに関しては」
オリオンビール「将来の夢っていうところで、音楽関係の仕事に就きたいなっていうのは、最近、すごい思ってるんですけど、なんか、
音楽を逃げ場として、自分の中でしてたから、仕事ってしちゃうと逃げ場にするものがなくなっちゃうな、みたいなのが、1個あって…」
こもり校長「なるほどね。好きが故にね。仕事にしちゃうとね」
KTR先生「難しいですね。これ。チケットを買わなくてもライブ観れたりもしますもんね。やっぱ、チケットを買って、ワァーってはしゃぎたい思いもあるんですけども。でも実際、
この業界入ってもガッカリすることは、僕はないと思いますね。必ず違う目標ができるんで。そこはなんか、“やりたい!”って思いがあるんであれば、その思いの部分は、強く持っていった方がいいかなと思いますね」
こもり校長「いま、15歳で音楽に助けられているんだったら、20歳になっても、多分、音楽に助けられると思うのよ。25歳になっても。多分、15歳のオリオンビールと、20歳のオリオンビールと、25のオリオンビールって、絶対、環境も違うし、状況も違うし、多分、性格も変わっている。中でも俺、音楽って無くなんないから、仕事にしても、きっと音楽が助けてくれると思うけどね。逆に、逃げ場を作っていける立ち位置になるワクワク感は多分ある」
KTR先生「そこを、業界に入れば本当に作れますからね」
こもり校長「だって、自分が一緒にライブを作った、そのライブで、“明日もがんばって生きてみよう!”っていう人が1万人とか出てきたら嬉しくない?」
オリオンビール「嬉しいです(笑)」
こもり校長「そっち側になれる可能性は大いにあるからね」
KTR先生「オリオンビールさんは、普段はフェスとかは、行ったりするんですか?」
オリオンビール「フェスはまだ、ロックにはまったのが、コロナの時期で…」
KTR先生「最近なんですね」
オリオンビール「行きたいなと思いつつ、まだ行けてないです」
KTR先生「じゃあ、1回、行った方がいいかもしれないですね」
こもり校長「そうですね」
KTR先生「ちょうどいいのありますからね。11月23日(笑) 『REDLINE』あるんで(笑)」
こもり校長「しかも、東京」
KTR先生「そうなんですよ。是非、そのロックを。ロックっていう部分に関しては、もうすごく、そういうフェスだったりとかは、生で感じれると思うんで、そういうとこに、いろいろ足を運ぶっていうのもいいかもしれないですね」
オリオンビール「はい」
こもり校長「だから、いますぐじゃなくても、焦ることなく、ロックを思い続けるだけで、絶対、盛り上がっていくから、その気持ちを消さずに、これからもがんばっていこうよ」
オリオンビール「はい」
こもり校長「ロックに生きていこう!」
オリオンビール「はい(笑)」
こもり校長「ありがとうね」
オリオンビール「ありがとうございました!」
こもり校長「じゃあね」
今日の黒板
『 行動力 』
KTR先生「さっきも何回か言っているんですけども、こういう風に今日お悩み相談とかもさせていただいて、沸々とみんな夢がある方が、若い方でいらっしゃったのでもうあとはそれを叶える部分で、本当に行動力、一歩出るかどうかっていうのは非常に重要な分岐点なので、やっぱ行動力あるのみかなと。それは経験なくても何もできなくても、何かこうやってみるっていうのは非常に大事なことなんで、チャレンジしてほしいですね」
♪ QUATTRO YOUTH / ハルカミライ
こもり校長「なんか今日、改めて聞いてて、音楽って、たしかに奏でる人がいたりとか、歌ってる人がいて、現場の人がいるんですけど、それだけが音楽でもないというか。やっぱ、全て、周り作るものだったりとか、ステージ作る人、照明作る人、盤にする人とか、プロデューサーもそうですし、そういう人たちも音楽をやってるし、音楽を作ってるから、君の持ってる夢は、全部の音楽に通ずるなって、改めて感じたんで、がんばってもらいたいですね」
KTR先生「そうですね。みんな、がんばってほしいですね。期待してます」
こもり校長「いつか、同じ現場、ありえますからね」
KTR先生「そうですね。フェスの現場とかでね、バックヤードとかで会いたいですね。“あの時の、あれでした”みたいな」
こもり校長「“えっ? このフェスは、1年前から考えてたやつなんですか?”っていう生徒が来る可能性がありますから(笑)」
KTR先生「ありますよね。そういうの待ち望んでるんで。楽しみです」
こもり校長「是非、夢を諦めずに、生徒のみんな、がんばっていこう。SCHOOL OF LOCK! は、明日夜10時に再び開校! 起立! 最後、挨拶、一緒にお願いします」
KTR先生「はい」
こもり校長「礼!」
こもり校長・KTR先生「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
Music
2022.11.14PLAYLIST
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「アーティストとは毎日のように向き合う」音楽プロデューサーの仕事とは?
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。11月14日(月)は『夢の職業シリーズ〜音楽プロデューサー編〜』と題し、インディーズレーベルJMSの音楽プロデューサー・KTRさんをゲストに迎え、パーソナリティのこもり校長がその仕事内容を聞きました。その前編。