今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!
今夜のSCHOOL OF LOCK!授業テーマは
喝、お願いします!!!
夏休み気分が抜けずにダラダラしてしまっている、気を引き締めるために喝を入れてほしい! 今日はそんな生徒の話を聞いて、こもり校長&ぺえ教頭、そして、わが校の新人職員Nちゃんと共に生徒へ向けて喝を入れていってもらいました(^ω^)
1人目に電話を繋いだ生徒 RN:
エアDフォースが喝を入れて欲しいことは、受験生なので1日1時間以上は勉強をする!と目標を立てておきながら半年以上経過してしまい結局何にも出来ずにいる・・・というもの。漫画『ONE PIECE』が大好き!そしてスニーカーが大好き!だというRN:エアDフォースは、勉強の目標を立てても好きなモノの誘惑が多すぎて勉強の時間に当てられてない、、なので、このままではまずいと思い、喝を入れて欲しい!とNちゃんに話をしていきました。Nちゃんからは「今好きなモノと自分の人生、どっちが魅力あると思う?好きなモノは後ででも観られる!」と喝をおくり、勉強へのやる気を起こさせていきました。
2人目に電話を繋いだ生徒 RN:
茜チャンが喝を入れて欲しいことは、今しているバイトを辞めたいけど「辞めたい」となかなか言い出せずにいるので喝を入れてもらって辞めたい!というもの。バイトを始めて約10ヵ月。バイト自体は好きだけど、成績を100位くらい落としてしまっているのでこのままでは非常にまずい・・・!でも「辞める」と言い出しづらいし引き留められたらずるずると働いてしまいそうなのできっぱりと辞める勇気が欲しいと話を聞かせてくれました。Nちゃんからは「ありえない!お金を稼いでる場合じゃない!点数をかせげー!」と喝を入れていきました。
3人目に電話を繋いだ生徒 RN:
コトアトが喝を入れて欲しいことは、9月10月は勉強に部活に頑張り時!!でも明日からコロナの影響で学校が1週間お休みに、、!!休みなのは嬉しいけどここでダラダラ過ごしてしまうと後で自分の首を絞めてしまうので、そうならないようにしたい!というもの。Nちゃんからは「1週間が経過した時の自分を想像してみて!頑張る自分と頑張らない自分!どっちが良いと思う?好きな方の自分になろうよ!」と喝を入れていきました。
4人目に電話を繋いだ生徒 RN:
339exが喝を入れて欲しいことは、保育園の教育実習3日目!! 1日の最後には日誌を書かなければいけないのについついダラダラしてしまって日誌に取り掛かる時間が遅くなってしまうので、しっかり日誌を書きなさい!と言って欲しい!! というもの。職種は違えど過去に看護師の実習で日誌を書いた経験のあるNちゃんから、自分の経験を通して思った事を全力で喝入れしていきました。
新人職員Nちゃんから生徒のみんなへ、喝っ!!!
こもり校長「
昨日『みんな最近、どんな感じ?』ってテーマで授業で行って、その中で電話を繋いだ。
RN アンハッピーアニバーサリー。“俳句の即吟の大会に参加して、予選で提出した句の一つが特別賞を取りました”って内容で電話させてもらって、その後に、アンハッピーアニバーサリーに“お団子”ってテーマで今から考えてくれない?って」
ぺえ教頭「そう。私たちが無茶振りを出したのよ」
こもり校長「で、最後授業の最後に発表してもらって、その俳句が
“大口に お団子入れて 大気圏"っていう俳句。
で、説明すると…なんで俺が説明にするんだって話だけど(笑) お団子を食べる時に相手が大きく口をガバッと開く。そしたら、人の口内っていうのは見ないわけじゃない。その口内っていうのと、自分達の目に見えない大気圏に月が入ってるのをイメージした句です、と。ものすごい句を作るなぁ…なんて話で、“また明日!”って終わったんだけど。
その後、結構いろいろ、この句について考えたわけよ」
ぺえ教頭「うん」
こもり校長「“なんでわざわざ大気圏にしたんだろうな。俺だったら宇宙って書いちゃうかな”とかちゃんこさんと話したりして。“でも、よく考えると、大口…口から体内にお団子が入ってるわけじゃん。で、大気圏から宇宙に行くわけじゃん。だから、そこは合わせてるんだ、入口なんだ”みたいな話になって。で、“お団子が体内を通っていくっていうのと大気圏から先に行くっていうと、お団子は月とか星に例えられるよね。え、これものすごい句なんじゃないか!?”っていうのを、ず〜っと考えてて」
ぺえ教頭「実はすごく深かったんだよね」
こもり校長「そうそう。ちょっと言ってることはバカっぽいじゃん。団子を頬張ってるだけの句なんだけど、それをそこまで連想させるっていう」
ぺえ教頭「私たち以上の想像力と発想力が、彼の中には簡単に頭に浮かんでくるというね」
こもり校長「そう。それがスゲェな〜って思ったんだよね」
ぺえ教頭「生放送教室が終わってからすごく推理してたもんね(笑)」
こもり校長「そう。考察が始まっちゃって。あれをわざわざ大気圏にしたのはそういう意味なんじゃない?とか。いやぁすごいわ」
ぺえ教頭「だから、もっと彼のいろんな句を聞きたいよ」
こもり校長「ね。で、そこから話が派生しちゃって、“現代でいう正岡子規みたいなのは誰になるんだろうね”ぐらいまで話したもんね」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「で、現代の言葉が変わるまでは生まれないんじゃないかみたいな。正岡子規も、言えば、ちょっと言葉が変わってから出てきたじゃない。教科書に載ったし。だから、今のこの現代語がなくなったぐらいで、今の人たちが評価されが始めるんじゃないかみたいな」
ぺえ教頭「この1句で、いろんなことを考えましたね。俳句が得意な彼が、“アンハッピーアニバーサリー”っていう名前なのがいいよね(笑)」
こもり校長「だから、これも紐解いたら、もしかしたら何かあるのかもな」
ぺえ教頭「そうなの(笑) 私もすごく深読みしちゃうな、このラジオネームは」
『 初オンエア! 』
こもり校長「今夜1曲目は、
adieu 上白石萌歌先生の新曲『景色 / 欄干』を初オンエアです。
どんな曲なんでしょうか。ちょっとadieu様は振り幅がありますから。しっとりしたのもあれば、キラキラっとしたのもあったり、ちょっと華やかに見せるものがあったり、スキップさせたくなるような曲があったり。ちょっと、この新曲はどこ?」
ぺえ教頭「分かんない。楽しみにしてたわ」
こもり校長「この後わかるから。さぁ萌歌様、生徒のみんなと一緒に聴かせていただきます。SCHOOL OF LOCK!、今夜も開校です!」
♪ 景色 / 欄干 / adieu
ぺえ教頭「私、すごく好き。自分の心の夜明けを待っているような感じがして。その心の感情にはもちろん波はあるけど、何か“ゆっくりでもいいから前に進もうか”ってadieuが言ってくれているような、支えてくれてるような気が私はしました」
こもり校長「僕は正直分からなかった。すごくいろいろな感情が芽生えて、ちょっと言葉にしようとしたんだけど、いざ聴き終わった時に、いろんな感情があるから。すごく寄り添ってくれてる感じもしたし。でも、『景色/欄干』って意味を知りたいなと考えると、どういうことなんだろう?って分かんなくなっちゃったし」
ぺえ教頭「あなたの心の夜明けがまだ遠いんじゃない?」
こもり校長「あ〜ね」
ぺえ教頭「(笑) もう少し長い夜なんじゃない? あなたの心」
こもり校長「かもしれんね」
ぺえ教頭「闇と表現すればいいのか、夜と表現すればいいのかは分からないけど」
こもり校長「夜の方が嬉しい」
ぺえ教頭「(笑) もちろんそうですよね」
こもり校長「だから、これはちょっと1回じゃ…って感じ。何回も聴いて、自分の中の気持ちを整理つけたいというか。これちょっといいわ。また好き」
ぺえ教頭「また素敵な曲が生まれましたね」
こもり校長「そしてなんと!
来週水曜日に、adieuこと上白石萌歌先生が生放送教室に来校です!」
ぺえ教頭「え、来週!? 2時間いてくれるの?」
こもり校長「その予定で聞いております」
ぺえ教頭「あら、嬉しいじゃない!」
こもり校長「で、この日、
9月14日は、新曲『景色/欄干』が収録されている3rdミニアルバム『adieu 3』のリリース日っていうこともあるから、ミニアルバムの話も詳しく聞かせてもらいつつ、この曲をどう捉えているのかとか、ちょっと萌歌ちゃんなりの感覚とか、想いも聴かせてもらおうと思ってます。adieu先生、楽しみにお待ちしております」
こもり校長「さぁ今夜のスクールオブロック授業テーマは…!」
『喝、お願いします!!!』
こもり校長「夏休み気分を抜けずにダラダラしてしまっている。気が緩んでいるから気を引き締めたい。今夜はそんな生徒にたっぷりと喝を入れていきます」
ぺえ教頭「例えば“受験生なのにスマホばっか触ってます。第1志望合格のために強めの喝お願いします”とか」
こもり校長「これは受験モードだから、喝が必要だよね」
ぺえ教頭「“次に進みたいのに、元カレに未練たらたらでLINEを送ってしまう私に喝お願いします”」
こもり校長「次に進みたいという気持ちがあるなら、それは喝入れなきゃだめだよ」
ぺえ教頭「“寝る前に菓子パンを食べてしまう自分に、喝お願いします”」
こもり校長「寝る前の菓子パンが一番美味いからね」
ぺえ教頭「それじゃダメなの。喝入れてあげないとダメだね」
こもり校長「(笑) 喝を入れてもらいましょうか」
ぺえ教頭「喝を入れてほしい、叱ってほしいという生徒は、どんなことに喝を入れてほしいのかを教えてください。校長が生徒の君に喝を入れていってくれます」
こもり校長「俺じゃないのよ。今日、喝を入れるのは」
ぺえ教頭「あ、私?…じゃないよね。私は苦手よ」
こもり校長「まあまあ、俺らじゃないのよ」
ぺえ教頭「あ、そうなの?(笑)」
こもり校長「特別に喝のスペシャリストを呼んでるから」
ぺえ教頭「誰それ?(笑)」
こもり校長「さっそくスペシャリストをお呼びしましょう!」
<扉ガラガラ…>
新人職員Nちゃん「
はい、こんばんは。SCHOOL OF LOCK!の職員の、新人職員Nです」
ぺえ教頭「あ〜 え?」
こもり校長「喝を入れてくれるのは、Nちゃんです」
ぺえ教頭「イメージないんだけど、Nちゃんが喝を入れてくれるの?」
新人職員Nちゃん「はい、そうです。スペシャリストとして来ました」
こもり校長「元々、さかた元校長時代から、これまで何度かNちゃんの声は出ているんだけど、その度に生徒から“Nちゃんに叱ってほしい”という声がチラホラ上がってんのよ」
ぺえ教頭「あ、そうだったんだ」
こもり校長「そう。Nちゃん先生ファンクラブを作った生徒もいるらしいよ」
ぺえ教頭「ホントに? え? どこら辺にできてんの? 掲示板の中にできてるってこと?」
こもり校長「そうそう」
ぺえ教頭「知ってた?」
こもり校長「らしいよ。俺も知らなかった。できてるんだって」
ぺえ教頭「Nちゃんも知ってたの?」
新人職員Nちゃん「知らなかったです。今日知りました」
ぺえ教頭「へ〜。え、ちゃんと喝入れられるの?」
新人職員Nちゃん「もちろんです。スペシャリストなんで」
ぺえ教頭「私はそんなイメージないけれど。すごく優しい癒しボイスみたいな」
こもり校長「いや、声はもちろん癒しボイスなんだけど、ものすごく芯を食う喝をNちゃんは入れてくれるのよ」
ぺえ教頭「でも、何か妙に冷めた顔をしてる時はあるよね」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「誰よりも冷静っていうよりも、冷酷ぐらいの表情をしてる時があるから、確かにその説得力はあるかもね。生まれるかもしれない」
こもり校長「分かる! たまに“俺のこと興味ない?”って思うぐらいの顔を平気でするもんね」
ぺえ教頭「全然あるよ」
こもり校長「(新人職員Nちゃんに)“うんうん”じゃないのよ。あなたが"うん”って言ったら本当になっちゃうから、そこは“違います”でやってもらえます?」
新人職員Nちゃん「違います(笑)」
ぺえ教頭「この人ちゃんと心黒い部分あるのよ」
こもり校長「“ちゃんと”っていうか、黒いからね」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「でも、想いはちゃんとあるから、ちゃんと喝入れてくれるから」
ぺえ教頭「なるほどね。じゃ試しにちょっと校長に喝を入れてもらいます?」
こもり校長「僕、最近ちょっと痛風の発作が起きて、尿酸値を下げるために食生活を気にしているんですよ。なのに、疲れた時にどうしてもお肉を食べちゃう自分に喝入れてください」
新人職員Nちゃん「う〜ん、そうですね。もう完全にダメですね。やっぱりたくさんのファンの子たちが心配してくれてるのに、それを自分の欲で負けちゃうっていうのは、本当に自覚が足りない。
喝!」
こもり校長「ありがとうございます!」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「最初の“完全にダメですね”ってのが良かったね」
こもり校長「でもそういうことよ。教頭も何かある?」
ぺえ教頭「私、この間ちょっと5日間ぐらい風呂入ってなかったのよ。なかなか面倒くさくて」
新人職員Nちゃん「
不潔ですね」
ぺえ教頭「ちょっと待って(笑)」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「だから、それは不潔だから、それは自分の体にも悪いし私生活にも影響が出てくるから、そういうのが起きる前に一言ちゃんと言ってくれたってことよ」
新人職員Nちゃん「はい」
ぺえ教頭「もっと何か校長の時みたいにあるのかなと思って。みんなの為にもみたいな」
こもり校長「ないね。人に“不潔ですよ”って、なかなか言いづらいじゃない。それをちゃんと言ってくれた」
ぺえ教頭「ありがとね」
新人職員Nちゃん「はい」
ぺえ教頭「綺麗にします。ありがとうございます」
こもり校長「(笑) ということで、スペシャリストが喝を入れるということで、Nちゃんに喝を入れてほしいという生徒は、どんなことに喝を入れてほしいのか送ってください」
こもり校長「貯金が趣味の我が校の新入職員Nちゃん!」
新人職員Nちゃん「はい。職員の新人職員Nです」
ぺえ教頭「貯金が趣味なの?」
新人職員Nちゃん「貯金というよりは、老後の資金、資産形成を頑張ってやってます」
こもり校長「堅実だよね」
ぺえ教頭「深かった」
こもり校長「だから、現金はほとんど持ってないんでしょ?」
新人職員Nちゃん「だから、生活費程度にしか持っておらず」
こもり校長「あとは全部運用に回してるんだってよ」
ぺえ教頭「まだ私は知らない世界だわ(笑)」
こもり校長「俺も運用は分かんない」
ぺえ教頭「そうだよね。校長は貯金がちょっと苦手だから、いろいろ教えてもらったらいいね」
こもり校長「だから現金がないのだけ一緒。共通点」
新人職員Nちゃん「全然違うと思います」
ぺえ教頭「何が?」
新人職員Nちゃん「…違うと思います(笑)」
こもり校長「言葉を詰まらせるな。すっきり言ってくれんと」
ぺえ教頭「何が違ったの?(笑)」
新人職員Nちゃん「私はあるんで(笑) ちゃんとやってるんで、何もない人とちょっと違うかなと」
ぺえ教頭「あなたとは違うってこと?」
新人職員Nちゃん「はい」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「遠まわしに言われれば言われるほど傷つく内容なんだから。ズバっと言ってくれないと」
ぺえ教頭「最近どうなの? 校長、貯金できてるの?」
こもり校長「貯金ね。やっぱ9月というのは貯金できない時期ですから、10代の君たちには分からないかもしれないけど、税金ががっぽり取られる時期じゃない」
ぺえ教頭「あ〜…現実はそうだね」
こもり校長「そう。だから、“うわ! もう何のために上半期頑張って貯金したの俺…”って状態」
ぺえ教頭「現実的にね(笑)」
こもり校長「そんな俺と一緒のNちゃんが来てくれてますから、今日はNちゃんにいっぱい喝を入れていってもらいたいんだけど、喝のジャンルは何でもいけるの?」
新人職員Nちゃん「もちろんです、スペシャリストなので」
ぺえ教頭「すごい自信ね。なかなか言えないわよ(笑)」
こもり校長「だから、お金のこともいけるし、恋愛ともいけるの?」
新人職員Nちゃん「も、もちろんです」
こもり校長「もちろんって言っちゃってる」
新人職員Nちゃん「すごくやりたいんで」
ぺえ教頭「恋愛してるの?」
新人職員Nちゃん「してないです(笑)」
ぺえ教頭「まぁまぁ。してなくても喝は入れられますからね(笑)」
新人職員Nちゃん「そうです(笑)」
こもり校長「それは間違いないです。それでは、さっそく直接生徒に喝を入れていただきましょうよ」
エアDフォース 岡山県 14歳
こもり校長「学年は?」
エアDフォース「中学3年生です」
こもり校長「今回はスペシャリストが来てくれているんだけど、よっぽど喝入れてもらいたいの?」
エアDフォース「はい」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「言ってもらわないと、今はもうダメな状況まで来ているのかい?」
エアDフォース「はい、半年経ってます」
こもり校長「それはだいぶだね」
ぺえ教頭「ここで1発入れないとね」
こもり校長「さっそく何に喝を入れて欲しいのか教えて!」
エアDフォース「
受験生なのに、アニメや映画を見て、1日1時間の勉強の目標を立ててから半年経っていることです」
ぺえ教頭「なるほど〜」
こもり校長「1日1時間できないか」
エアDフォース「なんかケータイをいじってたりとか」
こもり校長「アニメって何を見ちゃうのよ?」
エアDフォース「ONE PIECEの映画とかアニメとか」
こもり校長「なるほど。だからDが付いているのか」
エアDフォース「あ〜 そういうことです」
ぺえ教頭「なるほど。モンキーDね」
こもり校長「そうね。そうなんだけど、それ言われると1から説明したくなっちゃうから。Dっていうのは違うんだよな。いっぱいあるんだよな?」
エアDフォース「はい」
ぺえ教頭「違うんだ。ごめん(笑)」
こもり校長「ルフィなんだけど」
エアDフォース「ローとかジョーカーとかも入ってます」
ぺえ教頭「あ、ごめんごめん」
こもり校長「そこだけでDと言われるとちょっと違うよな」
エアDフォース「はい」
ぺえ教頭「私が喝を入れられてるわ(笑)」
こもり校長「でもそうか。それはしょうがないわ」
ぺえ教頭「え? しょうがない?」
こもり校長「ONE PIECEを見ちゃうんだったら」
ぺえ教頭「え? ダメよ」
こもり校長「Nちゃん、ダメじゃないよね?」
新人職員Nちゃん「絶対ダメです」
ぺえ教頭・エアDフォース「(笑)」
ぺえ教頭「そうよ。半年経ってるのよ」
こもり校長「でもONE PIECEももう最終章に入ってきてるし、追いかけないと」
ぺえ教頭「そうだけど、今やらなきゃいけないことは」
こもり校長「そうか。ケータイとかもいじっちゃっても、1日1時間は無理?」
エアDフォース「ケータイだと、スニーカーダンクとか…」
こもり校長「え? スニーカーも好きなん?」
エアDフォース「(ラジオネームは)エアフォースとONE PIECEをかけてて…」
こもり校長「エアフォースもかけてるのか!」
エアDフォース「あ、そうです」
ぺえ教頭「ほぼ校長だ」
こもり校長「俺や」
ぺえ教頭「趣味がすごいね(笑)」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「俺もついにスニダンのアプリ入れたのよ」
エアDフォース「僕も最近入れました」
こもり校長「いや〜、スニダンいいよな。あんな魅力的なアプリあったんだって最近思ったもん」
エアDフォース「はい」
こもり校長「あ、それ見ちゃうのはしょうがないわ」
ぺえ教頭「違うのよ。共感しあう逆電じゃないです(笑)」
こもり校長「違うの?(笑)」
ぺえ教頭「違うんです(笑)」
こもり校長「どうなんですか。まだ見出し程度ですけど、Nちゃん的には?」
新人職員Nちゃん「まあ結構、喝ですね」
こもり校長「これ結構、喝なの?」
新人職員Nちゃん「結構、喝ですね(笑)」
こもり校長「でも我々としては、このエアDフォース、校長先生としては魅力的なものに、しっかりまっすぐ向き合っている感じがして、俺はすごくピュアでいい」
新人職員Nちゃん「でも、今のONE PIECEと自分の将来、どっちが魅力的なのっていう話ですよね」
エアDフォース「あ〜」
ぺえ教頭「ちょっと響いたか?」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「喝入れられる前からちょっと入っちゃうのは分かる。でも今、中3だから、志望校に受かるためにはみたいなところもあるんでしょ?」
エアDフォース「ほぼほぼ志望校もとかも決まっているから、もう勉強も頑張りたいけど、いきなりで」
こもり校長「そこの志望校に入ろうと思ったら、結構勉強を頑張らないといけないの?」
エアDフォース「いや、ちょっと頑張ったら。そこまで頑張らなくても」
ぺえ教頭「(笑)」
新人職員Nちゃん「あ〜」
こもり校長「そのラインな」
ぺえ教頭「油断はできないけどね」
エアDフォース「平均ぐらいの」
こもり校長「だって、受験なんて頑張れば頑張るほどいいんだもんね(笑) じゃ、ちょっと今からNちゃんからの喝が入るんだけど、エアDフォース、心の準備は大丈夫?」
エアDフォース「はい」
こもり校長「もしかしたら、ちょっと強めの喝になっちゃうかもだけど大丈夫?」
エアDフォース「はい」
こもり校長「じゃNちゃん、喝をお願いします!」
新人職員Nちゃん「
アニメ、映画、見ちゃダメ! ONE PIECE見ちゃダメ! 今見なくても、後で見られる! 今は勉強! 絶対勉強! 志望校合格のために、喝!」
エアDフォース「ありがとうございます」
こもり校長「そうだね。ONE PIECEはあと半年では終わらないから。本誌でさえ、あと2年半。アニメだったらもっと続くから」
エアDフォース「でも、最近ONE PIECEの映画『RED』を観てしまって、何かもう1回ハマったっていうか、ちょっとまた好きになったけど、それはどうしたらいいんですか?」
新人職員Nちゃん「
“でも”、とか言ったら喝です!」
ぺえ教頭「追い喝が入ったわ」
こもり校長「です! エアDフォース、です! “でも”は言っちゃダメです!」
ぺえ教頭「そうか。そうだね」
こもり校長「ただ受験生なんだから、一番の自分の理想を掴むまで頑張れよ!」
ぺえ教頭「頑張ってね」
エアDフォース「ありがとうございました」
新人職員Nちゃん「頑張ってね」
♪ 逆光 / Ado
こもり校長「すごいわ。俺がNちゃんの立場だったら、喝入れた後に生徒に、でもって言われたら、じゃやっぱいっかと俺だって言っちゃうもん。でもそこを“でもって言っちゃダメ!”って」
ぺえ教頭「“でも”とか“だけど”とか言っちゃいけないタイミングがあるんだよね。覚悟を決めてね」
新人職員Nちゃん「そうです」
ぺえ教頭「でも、この曲流したら、またONE PIECEの映画を思い出して観たくなるじゃない(笑)」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「こっち側が俺が誘惑している可能性がある。また映画の中で、いいタイミングでかかるのよ、この『逆光』は」
ぺえ教頭「そうなんだ。また思い出したわよ(笑)」
こもり校長「“あのシーン良かったなぁ”なんてね。ダメ! 絶対ダメ!」
ぺえ教頭「ダメよ」
こもり校長「じゃ、まだまだ喝を入れていってもらいましょうか」
茜チャン 福岡県 16歳
こもり校長「学年は?」
茜チャン「高2です」
ぺえ教頭「お、中2、高2は…好きにしなさい」」
茜チャン「好きにしま〜す」
ぺえ教頭「ありがと〜」
こもり校長「でも、今日は好きにしちゃダメだから喝もらいに来てるんだもんね」
茜チャン「(笑)」
こもり校長「さっそく喝、何に入れてほしいのか教えてもらっていい?」
茜チャン「はい。
今やっているアルバイトを辞めたいけど、辞めたいですと言える勇気がなかなか出ないので、喝を入れてほしいです」
こもり校長「これはまた難しい角度だね。今バイトは何やってんの?」
茜チャン「コンビニバイトです」
こもり校長「どれぐらいやってるの?」
茜チャン「去年からやってます」
こもり校長「じゃ、9ヶ月は間違いなくやっている」
ぺえ教頭「頑張ったね」
こもり校長「逆になんで、そのバイトを辞めたいの?」
茜チャン「放課後にバイトをやったら、帰りが遅くなって、そこから勉強しなくちゃいけないけど出来なくて、バイト始めてからテストの順位が100位くらい落ちちゃって、辞めた方がいいかなと」
こもり校長「100位はちょっと確かにビビるかもな。3桁落ちは」
ぺえ教頭「そうだね」
こもり校長「でも、そもそもバイトは何で始めたの?」
茜チャン「お小遣いのために」
こもり校長「じゃあ、しょうがないな〜」
新人職員Nちゃん「ん〜?」
ぺえ教頭「校長またそのパターンですか(笑)」
こもり校長「やっぱお金って全てじゃないけど、生活でもあるじゃん」
ぺえ教頭「そうだけど、今の自分の優先順位がどこが高いかって考えたら、もしかしたら、また違うんじゃない?」
こもり校長「ってことなのか。バイトは何時から何時ぐらいでやってるの?」
茜チャン「17時から22時ぐらい」
ぺえ教頭「私もそのシフトでコンビニでやってたわ」
こもり校長「そうすると、夜、全部の支度が終わって勉強を始めるとなると遅くなっちゃうの?」
ぺえ教頭「遅くなっちゃう。もう疲れて、クタクタでもう寝るだけ」
茜チャン「はい」
こもり校長「それは勉強できないか。じゃ今は、自分のお小遣いよりはテストの順位が落ちている方の方が危機なんだ?」
茜チャン「はい」
こもり校長「でも、そのまま言えばいい気がするけど、なんで辞める勇気が欲しいってことになるの?」
茜チャン「何か言いづらいし、引き止められたら“少しなら”とか言ってしまいそうで」
ぺえ教頭「始めるよりも、何かを手放す方が意外と勇気要るもんね」
こもり校長「店長に言わなきゃいけないからね」
ぺえ教頭「そうよ。引き止められちゃう気はしてるの?」
茜チャン「はい」
ぺえ教頭「やっぱそうだね」
こもり校長「求められてるってことはいいことなんだけどね」
ぺえ教頭「そうなんだよね。難しい」
こもり校長「Nちゃん的にはどうですか? まだ喝じゃないですよ」
新人職員Nちゃん「でも何かそんなこと言ったら、今度からその辞めないでとか言われたら全部辞めないのかなって感じなのって、ちょっと思っちゃうところありますけどね」
こもり校長「厳しいところで言うとね。バイト以外のことでもとか」
新人職員Nちゃん「うん。普通にあるじゃないですか」
ぺえ教頭「いろんな誘惑もあるしね」
こもり校長「でも、ちょっと茜チャン的には悪循環に入っている部分もあるから、変えたいってことだよね」
茜チャン「はい」
こもり校長「じゃちょっと喝もらいますか。心の準備は大丈夫?」
茜チャン「はい」
こもり校長「じゃNちゃん、喝お願いします!」
新人職員Nちゃん「
あり得ない! お金稼いでる場合じゃない! 点数を稼がなきゃ! バイトは辞めるためのもの! 引き止められても辞める! バイト辞めなきゃ、喝!」
ぺえ教頭「結構怖かった」
こもり校長「お金を稼いでる場合じゃない。点数を稼がないと」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「“あり得ない!”って。あり得ないんですね(笑)」
こもり校長「Nちゃんが言いたいのはそういうことなんだよ」
ぺえ教頭「なるほど。いい喝じゃない」
こもり校長「今の喝もらって、茜チャンはどう?」
茜チャン「頑張ってきます」
ぺえ教頭「良かった。いいよ! ちゃんと心決まった?」
茜チャン「はい」
ぺえ教頭「よし(笑)」
こもり校長「点数稼いでこい!」
茜チャン「はい」
こもり校長「じゃあね!」
ぺえ教頭「バイバイ!」
茜チャン「はい!」
♪ チャイナアドバイス / 相対性理論
こもり校長「すごいよ。俺には“バイトは辞めるためのものだ”って」
ぺえ教頭「今日この曲聴いて寝なさいね。“やめちゃいな チャイナ”って。もう明日言おう(笑)」
こもり校長「“辞めちゃいます”みたいなのも、辞めるという意味で使うんだけど、“ちょっとチャイナかけてます”って、ちょっとダジャレみたいな感じで言ったら言いやすいかもね」
ぺえ教頭「なるほどね。もうちょっと軽いノリでね。まだ喝の賞味期限があるうちに」
こもり校長「そう。勢いで言った方が意外といい」
ぺえ教頭「そうそう。そうだよね?」
新人職員Nちゃん「はい」
こもり校長「さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK!、授業テーマは…
『喝、お願いします!!! 』
そして、生徒たちに喝を入れていってくれるスペシャリスト、結婚相手募集中! 我が校の新入職員のNちゃん!」
ぺえ教頭「婚活でもしてるの?」
新人職員Nちゃん「もうしてないんですけど、すごく結婚はしたいです」
ぺえ教頭「結構したら、幸せにでもなれると思っているの?」
新人職員Nちゃん「思ってます!」
ぺえ教頭「へ〜。そこは意外と夢見てんのね。こんな喝入れてんのに」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「いやいや、教頭先生ちょっと待ってください。結婚したいって言っている人が全員夢見てるって言いたい気持ちも分かる」
ぺえ教頭「そうよ。相川七瀬みたいな気分になるのよ」
こもり校長「俺でもは思うもん。結婚は全て幸せじゃないって言いたい気持ちも分かるけど、結婚も幸せだから(笑)」
ぺえ教頭「まあね。でもやっぱNと私は同い年だからさ」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「そうね。意外と30」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「意外と30なのよ」
こもり校長「2人とも見えないじゃん」
ぺえ教頭「年齢不詳なんだけどね」
新人職員Nちゃん「意外と結婚したら幸せになれると思います。素敵な家庭とか築いて」
こもり校長「そう。その意見も正解だから」
ぺえ教頭「じゃ見せてね。じゃあ幸せの形をいつか」
新人職員Nちゃん「はい。絶対に」
こもり校長「教頭! その戦いの仕方はやめよう」
ぺえ教頭「そうだね(笑)」
■
喝入れありがとうございました!
Nちゃん先生にありえない!と言われたので現実を見てバイトしっかり辞めてきます!
悩んでたけど辞めるって意思を変えずにお話があるんですが…の連絡を店長に入れてきます。
ありがとうございました!
茜チャン
女性/16歳/福岡県
2022-09-07 22:56
新人職員Nちゃん「お〜、いいね」
ぺえ教頭「勇気が出たみたいだ」
こもり校長「辞めるってことは悪いことじゃないから。自分が一番大事だからね」
新人職員Nちゃん「そうそう。自分のことを大事にしてほしい」
ぺえ教頭「そうだね」
新人職員Nちゃん「うん」
ぺえ教頭「あ、そう。ということでね」
こもり校長「待って待って! 仲悪い?」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「なんでかな。私の情緒の問題なのかな(笑) 10時台は仲良くやれてたのにね」
こもり校長「“喝モードをもらってるわ”とか言ってたけど、11時台に入ってから、急に“あ、そう”って。それはダメって」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「私の波があるねよ」
こもり校長「だとするなら、短いって」
ぺえ教頭「バイオリズムがあまりにもね(笑) じゃ仲良くやろうね」
新人職員Nちゃん「ない。仲良くしましょう」
ぺえ教頭「お願いします」
■
喝をお願いします!
わたしは前「断ち宣言」で爪を噛まないと宣言したのにストレスとかで噛んでしまいます!
全然宣言になってないので喝をください!お願いします!
はるかはやか
女性/17歳/愛知県
2022-09-07 19:12
こもり校長「自分が噛むの嫌だから断ちたいと」
ぺえ教頭「電話したね」
こもり校長「それがなかなかできないって気持ちも俺は分かるよ。俺もその時に貯金します宣言したけど結局できてないもんね。その気持ちは分かるけど、今日はそれじゃダメです。喝をお願いします!」
新人職員Nちゃん「
やっぱり、みんなが前で言ったことを守れないとか普通にダメじゃない。どんなことも守れない人間になっちゃうと思います。喝!」
ぺえ教頭「結構えぐってくるね」
こもり校長「もう僕、喋れないよ」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「何で?」
こもり校長「僕なんて高らか宣言しましたもん」
ぺえ教頭「あ〜 校長も心に染みちゃったの?」
こもり校長「確かに嘘つきだもんね」
ぺえ教頭「みんなの前で… 何だっけ?」
新人職員Nちゃん「みんなの前で言ったことを守れないのはダメです」
ぺえ教頭「普通にダメです。淡々と言われるとすっごく響くわね」
こもり校長「普通にダメなのも分かってるのよ」
ぺえ教頭「いいわ。今日はあなたから言われる意味がとてもあるわ」
こもり校長「そうね。言ってもらわないとダメだわ」
ぺえ教頭「普段言わない人に言われるとやっぱいいね」
こもり校長「そうそう」
■
初書き込み失礼します。
好きになったクラスメイトに思いを伝えられずに2ヶ月が経ってしまいました。
勇気を出すために喝を入れてほしいです。
24代目卵焼き
-/15歳/愛知県
こもり校長「2ヶ月前ね。でも、想いを伝えるって難しいことだからな。嫌われたくないとかもあるし、距離感が心地いいと、より…っていうのもあるじゃない。崩したくない的な」
ぺえ教頭「だから、夏休みとかも挟んじゃったのかもね」
こもり校長「そうだね。俺は無理に押す必要もないかなと思うんだけど、ダメダメ。これは今日の授業は動かないといけないから」
ぺえ教頭「立ち止まっていられないね」
こもり校長「Nちゃん、喝をお願いします」
新人職員Nちゃん「
やっぱり恋愛はタイミングもあるんでね。2カ月伝えられないっていうのは、もうその程度っていうことです。今聴いて、悔しいと思ったら告白する! 喝!」
ぺえ教頭「あ、でも告白はするんだ」
新人職員Nちゃん「します」
こもり校長「なるほど。動けないということは、それまでの気持ちだから、それが溢れかえるぐらいの気持ちにさあしようってことよね?」
新人職員Nちゃん「そうです」今の自分を大事にしてくださいということです」
こもり校長「違うだろ」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「Nちゃんが言ってるから、そうなんだろうけど、文脈的には違う」
ぺえ教頭「厳しいわ。そこは校長から喝を入れないとね」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「でも、言ってることも分かるのよ。確かに俯瞰で見ると、自分だけでいろいろな気持ちがあるのかもしれないけど、告白ってしようと思ってするもんじゃないって俺も思うの。したいと思うからするわけじゃん。だったら、確かにしたいまでの気持ちにまだ自分がなってないってことだから、その人のことが好きなんだったら、もっと好きな気持ちを溢れさせてから言った方がいいと、俺も思う」
ぺえ教頭「なるほどね。いいんじゃないですか」
こもり校長「ズバっと言ってくれる人がいるのはいいと思う」
ぺえ教頭「え、告白とかできるタイプなの?」
新人職員Nちゃん「できません(笑)」
ぺえ教頭「だって。自分のことは棚に上げてるのよ」
こもり校長「違う違う。教頭、今日はその戦い方はやめましょう。みんな仲間なんですから」
新人職員Nちゃん「その時が来たら出来ます」
ぺえ教頭「ホントに? あ、そう」
こもり校長「教頭! 人と話してる時に“あ、そう”が一番ダメ。仲良くやりましょう(笑)」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「自分を見つめ直します(笑)」
コトアト 長崎県 16歳
こもり校長「学年は?」
コトアト「高1です」
こもり校長「今日は喝を入れてもらおうと思っているんだけれども、どんなことで喝を入れてもらいたいのか教えてもらっていい?」
コトアト「はい。
今月と来月で頑張らなくちゃいけないんですけど、明日から学校が1週間休みって誘惑が出てきて、負けないように喝入れてほしいです」
こもり校長「9月10月が頑張り時というのは、何を頑張るの?」
コトアト「9月末がテストがあって、10月にハンドボールの大会があります」
こもり校長「中間テストとハンドボール大会があって、1か月1カ月で頑張らなきゃいけない」
コトアト「はい」
こもり校長「夏休みも開けたし、頑張るにはちょうどいいんだろうけど、明日から休みというのはどういうこと?」
コトアト「今日まで学校あったんですけど、突然呼び出されて、コロナで来週の水曜まで休み…」
こもり校長「なるほど。コロナ禍というのもあるから、今は安全を一番ということで。その休みは確かに大切なものなのかもしれないけど、でもまず9月は勉強でしょ?」
コトアト「そうなんです」
こもり校長「部活は確かにちょっと1人で頑張る、自主練はモチベーションは難しいかもしれないけど、そもそも勉強というのは1人でやるものだから、この1週間休みだろうが、いけるんじゃないの?」
コトアト「はい(笑)」
こもり校長「まだよ。俺はまだ喝じゃないから」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「授業はオンラインとかではないの?」
コトアト「ないです」
こもり校長「だから、勉強は自分で頑張ってくれって言われているということだよね。宿題は?」
コトアト「宿題もないです」
こもり校長「じゃ、1週間休んじゃえば」
ぺえ教頭「ダメよ。テストがあるのよ」
こもり校長「学校が休めって言ってるようなものじゃない」
ぺえ教頭「でも、テストは待ってくれないんだよね?」
コトアト「はい」
こもり校長「いや、ちょっと考慮されたテストになるんじゃないんですか?」
ぺえ教頭「そこはどうなの?」
コトアト「考慮して欲しいです〜」
こもり校長「そういうことです」
ぺえ教頭「そういうことじゃないのよ〜」
こもり校長「でも、自分の中にこの1週間のスケジュールみたいなのは、どうなの?」
コトアト「はい。大体立てました」
こもり校長「あ、立ててる。いいじゃない。大体のスケジュール聞いていい?」
コトアト「午前中に部活の自主練をして、午後から勉強します」
こもり校長「本当に大体なんだね」
ぺえ教頭「結構ざっくりしてた(笑)」
こもり校長「でも、これ通りに1週間やりたいということだよね。午前はハンドで、午後は勉強で割り切ってね」
コトアト「そうです」
こもり校長「スペシャリストN先生、今のところ聞いてみて、どうですか?」
新人職員Nちゃん「そうですね。ちょっと試され時なので、迷うのも分かるかな」
こもり校長「なるほど。ちょっとそっち系の感触かな。では、コトアト、今から喝が入るけど、心の準備はどう?」
コトアト「大丈夫です」
こもり校長「よっしゃ。じゃいきましょうか。Nちゃん、喝お願いします!」
新人職員Nちゃん「
ちょっと想像してみてください。1週間終わった時にどう思うか。頑張った自分と、頑張らなかった自分、どっちが好きですか? 自分の好きな自分になりな! 喝!」
コトアト「はい」
こもり校長「喝なのに、選択の時間がやってまいりました」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「どっちの自分がいいかということです。コトアト的には、どっちの自分がいいの?」
コトアト「頑張れる自分です」
こもり校長「じゃあ、もう頑張れるしかないわ」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「強引に背中を押していくよ(笑)」
こもり校長「お前は見当てた。これから1週間、午前中はハンド、午後は勉強! 頑張るぞ!」
コトアト「おー!」
ぺえ教頭「(笑)」
♪ HERO JOURNEY feat. Superorganism / CHAI
ぺえ教頭「いい選択だったね」
こもり校長「そうだったね。喝の内容も含め」
ぺえ教頭「すごく刺さった生徒も多かったと思うよ」
新人職員Nちゃん「よかったで〜す(笑)」
ぺえ教頭「何よ。ボヤーッと聴いて。人が喋ってるのに」
こもり校長「ホントに」
ぺえ教頭「褒めてやったと思ったら、聴いてなかったね」
こもり校長「確かにNちゃん、人の話をボヤッと人の話を聞く節あるよね」
ぺえ教頭「あんまり人に興味ないの?」
新人職員Nちゃん「いやいや、興味ある人には興味あります」
ぺえ教頭「あ、ほら言ってるじゃん。それが答えよね」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「言ってるじゃん、興味ないってことやろ」
ぺえ教頭「すごくはっきりしてるのよね」
新人職員Nちゃん「いやいや(笑)」
ぺえ教頭「嫌いな人の方が多いでしょ?」
新人職員Nちゃん「嫌いな人は全然いないんです。興味ない人は結構います」
ぺえ教頭「…興味ないっていうのが一番よ。嫌いより上よ」
こもり校長「確かに。好きの反対は嫌いじゃない、興味がないだからって昔から聞くもん」
ぺえ教頭「そうよね。さっきからとんでもないこと言ってるわよ」
新人職員Nちゃん「そうですね〜(笑)」
ぺえ教頭「そうですねって。Nは怖いんだから(笑)」
こもり校長「すごいね」
339ex 大阪府 18歳
こもり校長「学年は?」
339ex「…大学1年生です(小声)」
こもり校長「大丈夫か? この後、喝入れられるけど」
339ex「大丈夫です」
こもり校長「喝入れられる気持ちの準備はできてるの?」
339ex「はい」
ぺえ教頭・新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「ならいいけど、入り口からちょっと“大丈夫か!”って。喝入れてほしい事あるのね? ちょっとそれが何なのか教えてもらっていい?」
339ex「
今、保育園の教育実習3日目で、肝心な日誌を書くのが面倒で、スマホを見たり、TV見たりしちゃってるので、喝を入れてほしいです」
ぺえ教頭「なるほど」
こもり校長「リアルやな」
ぺえ教頭「大学生の悩みって感じ」
こもり校長「保育園の教育実習ってことは、将来、保育士になりたいの?」
339ex「はい、そうです」
こもり校長「じゃ、今は保育系の大学に通ってるの?」
339ex「はい」
こもり校長「なるほど。保育実習中? 教育実習中の3日目ということ?」
339ex「そうです。3日目です」
こもり校長「明日もあるってこと?」
339ex「あります」
こもり校長「明日が4日目。ごめんな。しかも今、日誌書けていないんでしょ?」
339ex「さっき書き始めました」
こもり校長「明日、朝早いんじゃないの?(笑)」
339ex「まだ書けてないです(笑)」
ぺえ教頭「実習はどのぐらいの期間なの?」
339ex「2週間」
こもり校長「じゃ早くない? 3日目にして」
ぺえ教頭「(笑)」
339ex「そうです。結構大変です」
ぺえ教頭「このままズルズルいくと結構な量を一気に書かなきゃいけないことになっちゃうよね」
339ex「(笑)」
こもり校長「”早くない?と無責任な言い方をしたけど、だってもちろん大変じゃない。教育実習はやったことないから、あれだけど」
339ex「はい。大変ですね」
こもり校長「でも、それを実習するから意味があることだからね。でも、テレビやスマホやっちゃうんだ?」
339ex「はい、やってしまいます」
こもり校長「日誌はどれぐらいの量を書くの?」
339ex「A4の紙に両面ぎっしりです」
ぺえ教頭「確かに結構ハードだね」
こもり校長「俺、A4の紙ぎっしりは、1日起きたことを書けと言われても書けないもんな」
新人職員Nちゃん・339ex「(笑)」
こもり校長「でも、保育士になりたいから、今そこに行ってるんでしょ?」
339ex「そうです。なりたいから行ってます」
ぺえ教頭「保育実習もなかなかハードでしょ?」
339ex「はい、大変です」
ぺえ教頭「体力も使うし、メンタルもやられるって言うよね」
339ex「はい。ずっと走り回ってます」
こもり校長「で、帰ったら宿題がこうやってあって」
339ex「はい」
ぺえ教頭「でも、今日の感情は、今日書かないとちょっと忘れちゃう」
こもり校長「明日は絶対無理だから。Nちゃんは実習経験あるんでしょ?」
新人職員Nちゃん「そうですね。ちょっと種類は違うんですけど、看護師の実習に行ってたことがあります」
こもり校長「そういう日誌とかあったの?」
新人職員Nちゃん「ありましたし、すごい量ありました。毎日24時ぐらいまで図書館にいて、やるみたいな生活をやってました」
ぺえ教頭「その日のうちにちゃんとその日のことも書けてた?」
新人職員Nちゃん「その時は、先生というか教員さんがめちゃくちゃ怖かったんで、サボるとか無理というか、ちょっとそういう環境?」
こもり校長「環境がそうさせてたみたいなものか」
新人職員Nちゃん「そうです。別に自分に厳しくしなくても厳しくしてくれる人がいました」
こもり校長「339exは先生は怖かったりするの?」
339ex「いや。すごく優しいです」
ぺえ教頭「そうかそうか。自分で奮い立たせなきゃいけないのね」
339ex「はい」
こもり校長「Nちゃん、自分も同じ経験がある上で、何か喝入れられる?」
新人職員Nちゃん「めちゃくちゃ喝入れる内容あります」
ぺえ教頭「めちゃくちゃだって、ちょっと怖いわね」
こもり校長「本当に耐えられる?」
ぺえ教頭・新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「だって、この後、まだ日誌残ってるんでしょ?」
339ex「はい」
ぺえ教頭「そうよ。実習も明日ら続くわよ」
こもり校長「そうだよね。でも喝をもらいに来たんだから、ちょっと入れてもらわず帰るわけにはいかないからね」
339ex「お願いします」
こもり校長「じゃ今からいくよ。心の準備大丈夫?」
339ex「はい、大丈夫です」
こもり校長「じゃNちゃん、喝をお願いします!」
新人職員Nちゃん「
逃げてる自分って好きになれる? 得意なこと好きなことは誰でも頑張れるの。そうじゃないことは頑張れるかが大事! 苦手なことを全力で! 喝!」
こもり校長「大丈夫か?」
339ex「はい、ありがとうございます」
ぺえ教頭「でも、結構もすっきりした声してるじゃない」
新人職員Nちゃん「良かった」
339ex「そうです(笑)」
こもり校長「今の喝をもらって、どう?」
339ex「頑張ってやろうって思いました」
ぺえ教頭・新人職員Nちゃん「おぉ〜」
こもり校長「頑張るしかないんだから。本当に辛いことというのは」
ぺえ教頭「今、苦しいけど」
新人職員Nちゃん「そう」
こもり校長「やった先には…」
新人職員Nちゃん「そうそうそうそう! ちょっと言っていいですか。でも、私も実習めちゃくちゃ辛かったんですけど、就職した後の方が全然楽なんで、本気で頑張ってほしいっていう気持ちです、今のは。今がたぶん一番辛いです」
こもり校長「ここを乗り越えればってことだよね」
新人職員Nちゃん「うん」
ぺえ教頭「乗り越えたら、楽しくなるのね?」
新人職員Nちゃん「本当にそうなんで」
ぺえ教頭「責任とってよ(笑)」
新人職員Nちゃん「はい(笑)」
こもり校長「よし、339ex、頑張るか!」
339ex「頑張ります」
こもり校長「この後もあるからね。日誌頑張って書けよ!」
339ex「ありがとうございます」
こもり校長「じゃあね」
ぺえ教頭「頑張ってよ。バイバ〜イ」
339ex「はい、ありがとうございます」
♪ ISOGA♡PEACH / chelmico
こもり校長「Nちゃん、いいよね。最後びっくりしちゃった。途中、ロボットみたいになってたじゃない。喋り方が。そうそうそうそうって」
ぺえ教頭「手応えどうだった?」
新人職員Nちゃん「はい、手応えありました」
ぺえ教頭「どうだろうね? みんなの反応次第ではまたお願いするかもしれないけど、楽しかった?」
新人職員Nちゃん「そうですね。なんかストレス発散になりました」
ぺえ教頭「あ、ストレス発散してたんだって、コイツ。ここで」
新人職員Nちゃん「(笑)」
こもり校長「ウソだろ?」
ぺえ教頭「恐ろしいわね」
今日の黒板
『つらい時こそ気合い!!』
こもり校長「もうこの一言です。もう辛いとかも気合いとか根性とか今の時代ちょっと古いですよ!っていう人がいます。効率的です。いや、でもあります。やっぱ気合いなんですよ。気持ちがないと辛い時っていうのは超えられないから。何事でも、あなたの原動力は心です!だから辛い時こそ気合い!」
♪ 君に叱られた / 乃木坂46
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!、そろそろ下校の時間です! 俺は黒板の後にもうちょっとくると思ってた。“そんなんじゃダメ! 喝!”とかさ。そしたら、“いいと思います”って言われて、感情が言葉に出来なくて」
ぺえ教頭・新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「私も喝、待ってたわよ。“それじゃダメ! 響かない!”みたいな」
こもり校長「そうそう」
新人職員Nちゃん「でも、良かったんで」
ぺえ教頭「あ、いいものはいいと」
こもり校長「分かんない分かんない。この気持ちをどう言葉にしたらいいか」
ぺえ教頭「この人、ちょっと魔性な女みたいなところもあるのよ。魅力的ではあるのよ」
こもり校長「なるほどね。やってみて、どうでしたか?」
新人職員Nちゃん「いにゃ〜」
こもり校長「ニャーって何よ」
新人職員Nちゃん「(笑) いや〜、たくさん喝して…(笑)」
ぺえ教頭「楽しかったのね?」
新人職員Nちゃん「はい、楽しかったです」
ぺえ教頭「自分がスッキリしたしね」
新人職員Nちゃん「スッキリしました。なかなかこんな大きな声出すこともないので」
ぺえ教頭「そうよね」
こもり校長「本当に1年半SCHOOL OF LOCK!にいた?」
新人職員Nちゃん「いました」
ぺえ教頭「いたわよ。本当に隅の方にいつも」
こもり校長「ぐらい、最後何も喋れなかったじゃない(笑)」
新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「そんなこと言わないの。なかなか難しいわよね(笑)」
新人職員Nちゃん「やっぱ、いつも裏方の人なんで」
ぺえ教頭「ずるいわね、そういう時ばっかり」
こもり校長「そう! 出る時だけ出てきて」
ぺえ教頭・新人職員Nちゃん「(笑)」
ぺえ教頭「ホントよ〜」
こもり校長「だって、東洋学園大学のCMやってんのよ」
ぺえ教頭「そうよ。あんな堂々とね」
新人職員Nちゃん「いやいや(笑)」
こもり校長「これはもうダンガリー先生の弟子入りです。あれぐらい堂々とやってもらわないと」
ぺえ教頭「あれはあれで怖いけどね(笑)」
こもり校長「まぁね(笑)さぁSCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」
ぺえ教頭「起立! 礼!」
こもり校長・ぺえ教頭・新人職員Nちゃん「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」
Music
2022.09.07PLAYLIST
22:05
22:27
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23:36
23:46
23:49
「好きな人に告白できない」「5日間風呂に入ってない」そんな自分に『喝』を入れてください!
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。9月7日(水)は、『喝、お願いします!』をテーマに放送。声が流れるたびに好評だったという女性スタッフが、スペシャリストとして登場し、パーソナリティのこもり校長、ぺえ教頭とともに、10代リスナーに『喝』を入れました。今回の企画を説明する際に話した校長と教頭の『喝』案件とあわせて、3人のトークを紹介します。