今夜の授業を職員の松山三連複が振り返り!
SCHOOL OF LOCK!今夜の授業テーマは…「過去一の勇気」!!!
生徒のキミの"過去1番に勇気を出したエピソード"を聞いていきました!
最初に電話をつないだ生徒は…【東京都 15歳 RN.カワテブクロのこうき】
RN.『カワテブクロのこうき』が過去イチ勇気を出したことは…3年以上抱え込んだ性の不一致を母親にカミングアウトしたこと!!!
小学生の時に「男の子みたい」と言われるようになって性に対して疑問を抱き、自分の心が男(FTM)と気づいたそう。そこで信頼できる先生に悩みを相談したところ受け入れてくれたとのこと。
そして中3の時、三者面談でその先生が話を振ってくれて母親に伝えることが出来たそう!勇気を出せた秘訣は…『自分から逃げ道をなくしていくこと』らしく、あの時勇気を出して話せて良かったと伝えてくれました!
次に電話をつないだ生徒は…【秋田県 14歳 RN:空色の詩歌】
RN.『空色の詩歌』が過去イチ勇気を出したことは…6年間ほぼ毎日続けてきたダンスを勇気をもって休むと決意したこと!!!
小3からダンスを始め、多い時は週6でダンスを習っていたらしく、ずっと休まずダンスを続けてきたとのこと。しかし、コロナの影響で急に休みが続き、レッスンがないことにホッとしている自分がいることに気付いたそう。
ダンスを続けることが負担になっていた時、さかた前校長の「逃げても良いんだ」という言葉を思い出して勇気をもらい、思い切ってダンスの先生に伝えたところ、すんなり受け入れてくれたそう!
そんなRN.「空色の詩歌」の勇気の秘訣は、今の自分より未来の自分を大切にしてあげること!こもり校長も「離れたかったら離れて良いと思う」と優しくアドバイスを送っていきました!
次に電話をつないだ生徒は…【広島県 13歳 RN:義務教育】
RN.『義務教育』が過去イチ勇気を出したことは…自分の悪口を言っている男子に直接話しかけて解決したこと!!!
小6の時に仲良しの友だち6人全員が別のクラスになり、1人になってしまったそう。その時にクラスの男子6〜8人が分かるようにRN.「義務教育」の陰口を言ってきたらしく、日に日にひどくなったとのこと。
怒りの限界に達したRN.「義務教育」は、掃除時間にその男子たちと一緒になった際、「陰口言ってるけど何なの?」と一喝。なんと一喝したその日の夕方、男子たちが公園で大声で陰口を言っていたところを兄が見つけ注意してくれたそう!それ以降一切陰口は言われなくなったとのこと。立ち向かった時は1人だけど、自分には家族や頼れる兄、友人がいるというところが勇気を出せるきっかけになったと伝えてくれました!
そう言えば、生徒から届いた書き込みから「相手の鼻毛が出ていたらそれを言えるか、言えないか論争」が起きていたけど…難しい質問だよね(笑)生徒のみんなは言える派?言えない派?どっちかな?
今夜の授業はradikoのタイムフリーで聴きなおすことができます!ぜひ再出席してみてね!
過去イチ勇気を出したことを教えて!!!!
こもり校長「この週末は、どうでしたか? 北海道に行ってたよね?」
ぺえ教頭「
『True Colors CARAVAN』のイベントでね。おいしいものを食べてきました」
こもり校長「なにを食べたの?」
ぺえ教頭「“海鮮丼”と、“味噌バターラーメン”と、“ジンギスカン”と…」
こもり校長「そんなに? 1日だけだったでしょ?」
ぺえ教頭「前乗りしたの。だから前日のお昼から堪能させてもらってのんびりとしました」
こもり校長「いいね!」
ぺえ教頭「『ななつぼし』という名前のお米がすごくおいしかった。私は、米所“山形”の出身だから、米にはうるさいのよ。こんな私にも、すごくおいしいと感じられる絶品でした。私は、いままで、地元の山形が“食のNo.1”だと思ってたのよ。でも北海道は、“これは負けを認めないといけないかもしれない…”というくらい全部がおいしかった!」
こもり校長「生徒とも会えた?」
ぺえ教頭「会えた。当日は土砂降りだったのよ。そんな中でも来てくれた。あたたかくていいイベントになりました」
こもり校長「よかった。体調は、どうなの?」
ぺえ教頭「Twitterとかでは情報を出していたんだけど、“突発性難聴”と“メニエール病”を併発してしまって、特にめまいが酷かったの。吐き気も止まらなかったの。でもいまは快方に向かっています」
こもり校長「よかった」
ぺえ教頭「正直、“メニエール病”は、治るものではないみたいなのよ。なので、
“大丈夫ですか?”と聞かれると、大丈夫じゃないです(笑) 大丈夫じゃないものは、“大丈夫じゃない”と言わないと、この世の中は変わらない。“壊れる前に休む”という、当たり前のことが、当たり前として成立する世の中になってほしいから、こう言います。
大丈夫じゃないです!(笑)」
こもり校長「“大丈夫じゃない”って言ってくれた方が、こちらとしても、“そういうものなんだな…”と思える」
ぺえ教頭「これは、いま聴いてくれている生徒にも向けたメッセージなの。
大丈夫じゃない時は、“大丈夫じゃない”って、しっかりと自分の心を認めてあげて。もちろん、ここに居る職員に向けてもだし、あなたに対しても、ですよ」
こもり校長「ありがとう」
ぺえ教頭「壊れたら、人生がなくなってしまうじゃない? だから、そうなる前にちゃんと、ね。私は、“応えられない期待”には、もう応えられない、って決めました(笑)」
こもり校長「いいきっかけだったのかもしれないね」
ぺえ教頭「
みんな、ちゃんと、胸を張って休みましょう」
さぁ、今日の黒板はこちら!
『 3連休 』
こもり校長「今日は、3連休の最終日です。生徒は、この3連休を、どんな風に過ごしたんでしょうか?」
■
報告!
先週、和ぬか先生がSOLにいらっしゃった時に逆電させて頂いた者です!
ダンスの大会が昨日あって、予選2位で全国大会出場が決まりました!!!!!!
ほんとにほんとに嬉しいです!嬉しすぎて空飛べそうです!校長、教頭ありがとうございました!!
全国大会もこれからの練習も頑張ります!!
さきりんちょチョちょ
女性/17歳/愛知県
2022-07-18 17:59
こもり校長「
部活で、“部員との、練習の温度差みたいなことで、悩んでいる”、って言ってたね」
ぺえ教頭「でもよかった!」
こもり校長「全国大会、がんばってほしいね!」
ぺえ教頭「日本一を目指して!」
■
旅行!
この三連休に家族で直島に旅行に行ってきました!
直島はアートの島で、いくつかの美術館に行ったり、港の前にあるかぼちゃのオブジェを見たりしました。黄色いかぼちゃは台風で流されてしまったらしく、見ることが出来なかったのですが、赤いかぼちゃは見ることが出来ました!中にも入ることが出来て、夜に行ったので、中が点灯していて綺麗でした!写真も沢山撮って、食べ物も美味しくて、景色も綺麗で、泊まった民宿のテラスから海が綺麗に見えて、夜は星も見ることが出来ました!海にも入って、泳いだり、貝殻を拾ったり、カニがいたりしました!釣りもしたのですが、家族で私だけ魚を釣ることが出来ませんでした(泣)。久しぶりの旅行で、久しぶりの海で、たくさんのアート作品があって、とても楽しかったです!
めんたいこもち
女性/16歳/兵庫県
2022-07-18 20:16
こもり校長「“直島”は、香川県だね。その“かぼちゃのオブジェ”は、草間彌生さんの作品だね」
ぺえ教頭「私、たまに、似てるって言われます(笑)」
こもり校長「似てるかも(笑)」
ぺえ教頭「直島、行ってみたいな」
■
青春
今日はうちの高校の野球の試合を観に行った。
結果としては私立の高校に6-4で負けちゃったけど感動した。
普段から練習頑張ってるのを見てたから涙が溢れた…
頑張る同級生が凄くかっこよかったなぁ…
これぞ青春だな笑
世界の魚乙女。
女性/17歳/埼玉県
2022-07-18 17:11
こもり校長「青春だ」
ぺえ教頭「みんな様々で、十人十色な3連休ですね」
こもり校長「掲示板は、土日はアップされないけど、書き込みはできるからね。よかったら“土日にも、こんなことがあったよ〜”なんていうことを書き込んでくれるとうれしいな。さあSCHOOL OF LOCK! 今夜も開校です!」
♪ 夏のどこかへ / WANIMA
こもり校長「3連休だから、きっといろんなことが出来たよね」
ぺえ教頭「あなたは、なにも出来てないんでしょ?(笑)」
こもり校長「それは、お察しの通りです(笑) 教頭は、“この夏にやりたいこと”なんていうのはある?」
ぺえ教頭「私は、手持ち花火とか、そういうちまちましたものじゃなくて、“打ち上げ花火”とか、“手筒花火”をやりたいんです。思いっきりやりたい! いまの、この悶々とした気持ちを晴らすには、打ち上げないとダメ!」
こもり校長「打上げ花火は、免許が要るでしょ?」
ぺえ教頭「そうなの? じゃあダメじゃん(笑) あとは、プールでガチ泳ぎしたい! タイムを測るくらい本気で泳ぎたい。今年で30歳だから、自分の体がどれくらい衰えているのかを、それで確かめたい」
こもり校長「生徒の中には、“この夏、新しいことを始めたい”とか、“好きな人を夏祭りに誘いたい”とか、“1人旅がしたい”とか、考えている子がいるかもしれない。この夏に挑戦したいことがあるけど、“勇気がなくて踏み出せそうにない。助けて〜!”って思っていたりするかもしれない」
“今年の夏をアクティブに過ごして充実させたい!”と考えている生徒に向けて、今夜はこの授業!
『過去イチの勇気!!!』
こもり校長「何かを始めようとする時は、“勇気”が大事になってくると思う。なので、今日は生徒のみんなから、“過去1番に勇気を出したエピソード”を教えてほしいと思ってる」
ぺえ教頭「みんなの話を聞いて、勇気を出す参考にしようってことね」
こもり校長「そうです。“みんなから反対されたけど、文化部から運動部に転部した”とか、“喧嘩して3年も口を聞かなかった友達に謝った”とか、“ずっとクラスで1人だったけど、自分から声をかけた”とかね」
ぺえ教頭「誰でも、ひとつくらいは“勇気を出したエピソード”はあると思う」
こもり校長「今夜は、“君が過去1番に勇気を出したエピソード”と、“勇気を出すことができた秘訣” を“学校掲示板”に詳しく書き込んでください」
ぺえ教頭「校長は、なにかエピソード、ある?」
こもり校長「俺は、“中学で、三重県から東京に出てきたこと”、かな?」
ぺえ教頭「上京は、“勇気”かもね。私は、無装備で上京したから。仕事も家もないまま、来ちゃったから。友だちの家に転がり込んだんだけど(笑)」
こもり校長「それは、楽しそうだけどね(笑)」
ぺえ教頭「楽しかった。お金はなかったけど」
■
ほんの些細なことなのですが、彼女の鼻毛を見つけて声をかけました。
心の中で言うべきか言わぬべきか悩みまくって、美しさのためだと割り切り声をかけました。
お互い恥ずかしくなっちゃいました。
アンチョビレモン
15歳/新潟県
こもり校長「すごいね! これはかなりの勇気だと思う」
ぺえ教頭「同じシチュエーションだったら、校長はどうする?」
こもり校長「俺は、言えないかも…」
ぺえ教頭「じゃあ、1日中、彼女の鼻毛を眺めながらデートするの?」
こもり校長「そうかも…」
ぺえ教頭「まじ!? 私は、が逆の立場だったら、ハサミを買って、ちょきんと切ってあげるかも。言葉では言わずに切ってあげる。もし、そうされたら、いや?」
こもり校長「いやだね…」
ぺえ教頭「“恥じらい”まで、突っ込みあえる関係って、絆が深まると思わない? 私は、おならも、嗅ぎ合いたい」
こもり校長「生徒のみんなは、どうなんでしょうね?」
ぺえ教頭「私は、“鼻毛が出てるよ”と言われたら、うれしい」
こもり校長「俺は、いや。そんな話も、掲示板に送って欲しい」
では、電話に行ってみましょう!
カワテブクロのこうき 東京都 15歳
こもり校長「15歳。学年は?」
カワテブクロのこうき「高1です」
こもり校長「過去1番の勇気を教えてくれる?」
カワテブクロのこうき「
3年以上、抱え込んでいた“性の不一致”を母親にカミングアウトしました」
こもり校長「いつカミングアウトできたの?」
カワテブクロのこうき「
約1年前の、中3の夏の三者面談で話しました」
こもり校長「中学生の時に言えたんだ。その“性の不一致”は、いつ頃から感じていたの?」
カワテブクロのこうき「小学校の時に、周りの人から、見た目で“男だ”って言われて… そこから調べていきました」
こもり校長「“自分の心の中は男なのかな?”みたいな…? そういうこと?」
カワテブクロのこうき「はい」
こもり校長「いまは、生物学的には女性としているってことですね」
カワテブクロのこうき「そうです」
こもり校長「女子として扱われることに違和感があったの?」
カワテブクロのこうき「ありました。“女子トイレに入るのはつらいな…”とか、感じていました」
こもり校長「それを、家族に伝えたいと思ってたの?」
カワテブクロのこうき「思ってました」
こもり校長「伝えられたきっかけは、なんだったの?」
カワテブクロのこうき「
いつまでも隠しているのは嫌だったんです。将来は男性として社会に出て行きたいと思っていました。担任の先生が信頼できる方だったので、今しかない、と思いました」
こもり校長「担任の先生が、きっかけだったんだ?」
カワテブクロのこうき「はい」
ぺえ教頭「
担任の先生が、きっかけだなんて、いい学校が増えてきている気がする。理解が深まってきているんだな、って実感できてうれしい」
こもり校長「三者面談の場で、どういう風にお母さんに伝えたの?」
カワテブクロのこうき「進路の話が終わった後に、“話があるんだよね?”と、担任の先生に振ってもらいました」
こもり校長「先生から」
ぺえ教頭「すごい」
こもり校長「どういう風に話すかは、かなり考えたんじゃない?」
カワテブクロのこうき「考えました。歩いてる時やシャワーに入っている時も考えました。何度も、“話すのをやめよう…”と思いました」
こもり校長「やめようと思ったのは、どうして?」
カワテブクロのこうき「否定されたり、受け入れてもらえなかったらどうしよう…という気持ちがありました」
こもり校長「結果としては、どうだった?」
カワテブクロのこうき「言い出すまでに、5〜10分くらいかかってしまったんですけど、
最終的に受け入れてもらえたので、話してよかったです」
こもり校長「すごく勇気がいることが出来たね」
ぺえ教頭「決断したね」
カワテブクロのこうき「はい」
こもり校長「教頭も、カミングアウトは、戸惑った?」
ぺえ教頭「私は、友達には結構すんなりカミングアウトできた。でも、私も、家族に伝えるのはすごく苦しくてね。一番信頼を置いているからこそ、“がっかりさせたらどうしよう”とか、“裏切ることになっちゃうのかな?”とか、色々考えたりした。カワテブクロのこうきも、したよね?」
カワテブクロのこうき「しました」
ぺえ教頭「でも、
これからの人生を考えたら、開放的に生きていきたいもんね」
カワテブクロのこうき「そうです」
ぺえ教頭「自分の人生を選んでくれたカワテブクロのこうきの決断はすごくうれしい。私は一応、“カミングアウト先輩”だから、これから一緒に歩いて行けたらいいなと思う。まだまだ壁があると思うわよ。その時その時に、また、教えてね」
カワテブクロのこうき「わかりました」
こもり校長「いまは決断してよかったと思えてる?」
カワテブクロのこうき「よかったなと思います」
ぺえ教頭「私もよかったと思ってるよ。カミングアウトして6年ぐらい経つのかな? いまの私は、“自信を持ってカミングアウトしてよかった”って感じてるから、カワテブクロのこうきも、そう心の底から思える日がくることを、私は願ってるよ」
カワテブクロのこうき「はい」
こもり校長「勇気を出せた秘訣は、なんだったと思う?」
カワテブクロのこうき「
“自分から逃げ道をなくして行くこと”です」
こもり校長「どうやって、なくしていった?」
カワテブクロのこうき「
担任の先生に話したことで、どんどん言わないといけない方向に固めていって、なくしていきました」
こもり校長「“自分から行動した”ということだね」
カワテブクロのこうき「はい」
ぺえ教頭「周りのお友達は、みんな知ってるの?」
カワテブクロのこうき「ほとんどの人が知らない…」
ぺえ教頭「まだ、そうなんだね。そうか。これからだね。徐々にね」
カワテブクロのこうき「はい」
ぺえ教頭「
先生にも拍手をあげたいね。一緒にがんばってくれた」
こもり校長「教頭が話した通り、まだ壁はあると思うけど、また話を聞かせてね。いろいろと聞かせてくれてありがとう」
ぺえ教頭「ありがとう」
カワテブクロのこうき「ありがとうございました」
こもり校長「また話そうね」
カワテブクロのこうき「はい」
こもり校長「じゃあね」
ぺえ教頭「ばいばい」
カワテブクロのこうき「さようなら」
♪ HADASHi NO STEP / LiSA
ぺえ教頭「素敵な、これからの人生につながる勇気でしたね」
こもり校長「そうだね。カワテブクロのこうきの言葉で聞けてよかった」
ぺえ教頭「“三者面談でカミングアウトした”というのは初めて聞いた。私は、すごくうれしかった。
こういう場になってくれるんだったら、“学校って存在する意味があるな”と思えた。カワテブクロのこうきには、
これから、“隠さない楽しさ、幸せ”を味わっていってほしいと思う。親と、恋愛の話が出来るようになると楽しいわよ。私は、最初の頃は出来なかった。段々といま、出来るようになってきた」
こもり校長「カワテブクロのこうきは、鼻毛は言えるタイプかな? Twitterでは、“こもり校長、鼻毛が出てたら言ってよ!”って、結構、言われてる」
ぺえ教頭「校長の意見に反論が集まってる?」
こもり校長「俺は、“言わない正義”も、あると思うんだけど…」
ぺえ教頭「でも、“好きな人に鼻毛が出てる、って言われたら死ぬほど恥ずかしくて帰りたくなる”っていう子もいるよ。“言われるのと、言われないの、どっちが幸せかは、人による”って言ってる子もいる。たしかに、答えはないけどね(笑) 鼻毛論争、笑っちゃうわね(笑) これは、Twitterネーム はるか かな? 『鼻毛出てる、って仲良すぎて信頼関係がある。彼氏になら言われた方がいいし、言ってあげたい。それを言っても笑い話になる人がいいな』だって」
こもり校長「論争が進んで、“これってもう、人それぞれの主観でよくない?”という域に入っちゃったように感じる(笑)」
ぺえ教頭「これは、なお がくれました。『鼻毛、言われたらめっちゃ恥ずかしいけど、家に帰ってから自分で気づいた時の方が絶望感、大きいかも。言ってくれてめちゃくちゃ優しく慰めて欲しい』と。みんな、それぞれだね… でも、私は、“鼻毛、出てるよ”って言い合えるくらいの関係じゃないと、長続きしない気がする」
こもり校長「俺は、“なんでも言える”のが正解ではないと思う」
ぺえ教頭「
じゃあ付き合った時点で話し合った方がいいのかな? “もし、お互い、鼻毛が出てたらどうする?”みたいに(笑)」
こもり校長「それは大事かもね」
ぺえ教頭「着地点は、これでいい?」
こもり校長「うん。これを答えにしよう!
SCHOOL OF LOCK! 的な、“付き合っている相手が、鼻毛が出ていた時の対処法” 答えは… “もし、鼻毛が出ていたら、直接、言うか? 言わないか? を事前に話し合う”!」
こんな流れになっていますが… 今晩は、こんなテーマで授業をしています…
『過去イチの勇気!!!』
こもり校長「さあ、電話に行こう!(笑) もしもし!」
空色の詩歌 秋田県 14歳
こもり校長「14歳。学年は?」
空色の詩歌「中3です」
こもり校長「空色の詩歌の、“過去一番の勇気”について、教えてくれる?」
空色の詩歌「
6年間続けてきたダンスを、しばらく休むことを決めました」
こもり校長「何歳の頃から、やってきたの?」
空色の詩歌「小学3年生くらいからです」
ぺえ教頭「がんばってきたね」
こもり校長「どれくらい練習してきた?」
空色の詩歌「一番、力を入れていた小学校5年生あたりの頃は、平日に週4日で、土日も1日、行ったりしていました」
こもり校長「週5〜6日やってたってこと?」
空色の詩歌「はい」
こもり校長「スタジオに通ってレッスンを受けてたの?」
空色の詩歌「はい」
こもり校長「“勇気をもって休む”っていうのは、どういうことなの?」
空色の詩歌「前に1回、
『SOCIAL LOCKS!』でも、話したことがあるんですが、私自身が中性なんです。ダンスを教わっている時に、グループ分けとか、振り付けとか、衣装で、“女の子”と分類されてしまうことが、つらくて… そして、それを悩んでいたタイミングで、コロナが流行りだして、レッスンが全部、なくなってしまったんです。その時に、
“明日、ダンスに行かなくていいんだ…”と、ホッとしちゃっている自分に気付いたんです」
ぺえ教頭「どこかで、心の負担になっちゃっていたかもしれない、って、ことかな…?」
空色の詩歌「はい」
こもり校長「ダンス自体は、そもそも、そういうものではないはずなんだけどね… “自分の表現”なわけだから…」
ぺえ教頭「自由に開放して表現していいんだよね?」
空色の詩歌「中学校で生徒会に入ったので、“行きたくない”っていう気持ちに加えて、忙しさも重なったんです。それで、レッスンを週1回に減らしたりしたんですけど、4月からは、“生徒会が忙しい”という理由で完全に休みにしました。“このまま自然消滅でやめてしまうことも出来るな…”と考えたりもしました。でも、さかた元校長の“逃げてもいい”という言葉が印象に残っていて、“逃げ”ということになるかもしれないけど、ちゃんと区切りをつけてから、休むことにしようと決めました」
ぺえ教頭「長く続けていることって、自分の心に負担になってたりして、“やだな”ということに気づいたとしても、辞めるのにすごく決心と時間がかかってしまうよね。空色の詩歌は、多分、いままでダンスをがんばってきた。たくさん、がんばって生きてきたからこそ、
“がんばること”よりも、“がんばらないこと”の方が難しくなっちゃってるのかな? と感じる。でも自分の感覚を信じて、一旦、距離を置いてみるのはいいかも。その方が、この先をことを考えると大事な気がする」
こもり校長「ダンスは、離れたくなったら、離れていいものだと思う。ダンスはいろんな場所でできる。自分が踊りたいと思ったときに踊れる環境が、いまはある。あやふやにするより、“しっかりと区切りをつける”という選択肢はあるかもね」
ぺえ教頭「より自由に踊れる環境で、ダンスを楽しんでほしいな」
こもり校長「
もっと楽しんで踊れる時が来るから。俺も“辞めたい”と思ったことは何度もある」
ぺえ教頭「でもいま、校長は、こうやってダンスで輝いてる」
空色の詩歌「いまは、“休む”という自分の選択が正しいのかが、わからないです。
でも、休む前よりも、ずっと心が軽いんです。テレビの音楽番組で、乃木坂46先生とか、GENERATIONS先生のダンスを観ていて純粋に楽しめるんです。だから、
“逃げてよかったな…”とは、思えています」
こもり校長「それでいいんだと思うよ。ダンスは、苦しくなっていくためのものではないから」
ぺえ教頭「好きだったものが、そうなってしまうことはあるよね…」
こもり校長「今回、勇気を出せた秘訣はなに?」
空色の詩歌「
“未来の自分を大切にしてあげる”と考えたこと」
こもり校長「いまも大事だけど、今後の自分のことを想像したわけだ」
空色の詩歌「はい」
ぺえ教頭「すごくいいことに気付いたよ。がんばったからこそ、気付けたんだよ」
空色の詩歌「はい」
こもり校長「いつか一緒に踊れたらいいね」
ぺえ教頭「あら!」
空色の詩歌「はい」
ぺえ教頭「
また、踊りたくなったら、踊りましょう!」
空色の詩歌「はい」
こもり校長「いろいろ話を聞かせてくれて、ありがとうね!」
空色の詩歌「
最後に、一言、いいですか?」
こもり校長「どうぞ」
空色の詩歌「
ぺえ教頭、おかえりなさい!」
ぺえ教頭「ちょっと待って… やだ… あなた、そんなことが言えるのね(笑) うれしいわ! でも唐突過ぎて、いいリアクションが出来ない…(笑) 私もいま、空色の詩歌と同じ境遇よ。“休もうか?”、“休まないか?”、という瀬戸際にいるから。
“休めるかな?”と思ったタイミングで、しっかり、休もうね!」
空色の詩歌「はい」
ぺえ教頭「お互い、休息を取りながら、がんばりましょう!」
空色の詩歌「ありがとうございます」
ぺえ教頭「ばいばい」
こもり校長「じゃあね」
♪ 走馬灯 / Vaundy
こもり校長「まだまだ生徒と電話していきましょう! もしもし!」
義務教育 広島県 13歳
こもり校長「13歳。学年は?」
義務教育「中2です」
ぺえ教頭「中2、高2は、好きにしなさい」
こもり校長「義務教育の、“過去1番の勇気”について、教えてください」
義務教育「
私の悪口を言っている男子に、直接、話しかけて解決したことです」
こもり校長「それは、すごいね! どういう悪口を、いつ頃から言われてたの?」
義務教育「小学校6年生の夏休みが終わった頃くらいからですね。仲がよかった友だちが6人くらいいたんですけど、小学校6年生の時に、その全員と離れちゃったんです。他の6人は、同じクラスだったんですけど、私だけ別のクラスになったんです。それで話す人がいなかったので、静か目のキャラを作ってたんです。そうしたら、男子が陰口を言うようになりました。ありもしない、やってもいないことを言われ始めました。貧乏ゆすりをしていないのに、“貧乏ゆすりすんなよ! クソ貧乏が!”とか、言われて、そういうのがだんだんとヒートアップしたので、秋〜冬くらいに、
その子たちと直接、話し合いをしました」
こもり校長「どういう風に言いにいったの?」
義務教育「私の小学校は、掃除の時間の後が昼休憩だったんです。掃除中に、その人たちが、私に聞こえるように、大きな声で悪口を言ったので、イライラが爆発したというか… そんな感じで、言いに行きました」
こもり校長「それで、悪口はなくなった?」
義務教育「その後の放課後に、その男の子たちが公園に集まって、またちょっと言っていたらしいんです。それを2個上のお兄ちゃんが、たまたま聞いたんです。それで注意してくれたらしいんです。それで、きっぱりとなくなりました」
ぺえ教頭「お兄ちゃんも、ナイスね!」
こもり校長「男子たちに立ち向かって行けた秘訣は、なんだった?」
義務教育「私の好きな芸能人の言葉や、家族とかお兄ちゃんです。お兄ちゃんの友だちたちも、結構、相談に乗ってくれた。
そういう人たちがいたから、行けた、という感じがします」
こもり校長「周りにいる人たちのことを信用できたから、だね。それが勇気につながったんだね」
義務教育「はい」
こもり校長「もし、1人だったら、難しかったかもしれないね」
義務教育「そうですね」
ぺえ教頭「“1人じゃない”ってことを強く思ってね。でも、よく、ここまで、強くなれたよ。1人で行ったんだから(笑)」
こもり校長「勇気を出した結果、いまはどう?」
義務教育「その子たちとは、一緒の中学校なんです。でも、クラスが違うから、話す機会もないです。時々、廊下で会うと、気まずい程度です(笑)」
こもり校長「あの時に、言ってよかったと思う?」
義務教育「はい。よかったです」
こもり校長「いろいろと聞かせてくれて、ありがとう。またなにかあったら、話そうね」
義務教育「はい。わかりました」
ぺえ教頭「ばいばい」
義務教育「ありがとうございます」
今日の黒板
『 勇気=自分 』
こもり校長「“勇気”っていうのは、水とかそう言った“物”ではないから、自分から湧き上がってくるものだし、自分の心から出てくるものだと思うから、出した勇気って言うのは自分自身を表わしていると思うんだよね。
色んなものから勇気を出すきっかけってあると思う。音楽かもしれないし、テレビかもしれないし、もしかしたら好きな芸能人かもしれないし…。でも自分が勇気を出そうと思わないと勇気は出ないと言うか。自分には勇気がないからとか、勇気が出せないからと思うと、勇気は出ないもので…。自分から出てくるものが勇気! だから勇気は自分を表わしているし、自分から出せるものが勇気だと思う。
だから、ヒーローになれるのは自分かもしれないって言うのを信じて、まずは自分を信じて、自分が発する言葉全てが勇気だと思って毎日を過ごしてほしいなと思います」
♪ 勇気の一歩 / SUPER BEAVER
ぺえ教頭「いい曲」
こもり校長「『勇気の一歩』がないと、飛び越えることが出来ないからね」
ぺえ教頭「
今日の電話の子たちは、みんな、そのハードルを超えていこうと、必死だったね」
こもり校長「この世の中、“気合いじゃない”とか、“熱量じゃない”なんてことが言われたりするけど、俺は、意外と、そういうのは大事だと思う」
ぺえ教頭「大事、大事! 心の炎は、消してはならないわ!」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK! は、明日夜10時に再び開校!」
ぺえ教頭「起立!」
こもり校長「久し振りの、教頭の号令は、うれしいね!」
ぺえ教頭「礼!」
こもり校長・ぺえ教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
こもり校長の放送後記
皆が持ってる勇気を大切に!!
ぺえ教頭の放送後記
一休みじゃ足りなかったらもう一休みすればいい。
Music
2022.7.19 PLAYLIST
22:09
22:19
22:23
22:25
22:28
22:47
23:09
23:14
23:18
23:41
23:50
彼女の鼻毛が出ていたら…?「指摘する」「黙っている」「何も言わずにチョキン」いちばんショックなのは!?
好きな人の鼻毛が出ていたら、どうしますか……?
7月18日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」で『過去イチの勇気』をテーマにメッセージを募集したところ、この話題でパーソナリティのこもり校長とぺえ教頭の意見が二分しました。今回のテーマを説明する際に話した2人のエピソードとともに、そのトークを紹介します。