アイラヴミー さとうみほの先生来校!! 君は自分のことが好き??

生放送教室 2022.6.22 水曜日

SOL!

今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!


今夜のSCHOOL OF LOCK!は2人組ロックバンド アイラヴミーからさとうみほの先生が来校!!

授業テーマは君は自分のことが好き?

自分のことが好きという生徒、嫌いという生徒、どんなところが好きでどこが嫌いなのかを、今夜はさとうみほの先生と一緒に生徒のみんなから教えていってもらいました。


1人目に電話を繋いだ生徒 RN:のむこ!少し前までは自分のことが嫌いだったけど最近は少しづつ好きになりつつあるという。現在高校2年生のRN:のむこ!は高1の頃からあまり学校の雰囲気に馴染めず、徐々に学校を休むことが増えていってしまい、2年生になってから両親と色々話し合って、来月からは通信制の学校に転校することを決めたという。元々、将来は歌手になりたいという夢を持っているRN:のむこ!。なので、学校に通えない自分は嫌いだったけど新しい進路に進んで音楽と向き合う時間を作って、前に進もうとしている今の自分の事は好きになりつつあると話を聞かせてくれました。


2人目に電話を繋いだ生徒 RN:ゆかり大福自分をだまして無理をしている自分らしくいられない自分が嫌いだという。いつも友達の顔色をうかがいながら気を使って接している自分がいて、本心は違っていたりするのにそれがどうしても相手に出せずにいる状態に、、。日常的に自分の心にウソをついてしまっているのでそんな自分の事を好きになれないでいる。という話を聞かせてくれました。この話を聞いて、さとう先生からは「そんな感情を持っていても良いと思うし、そういう感情を持つ気持ちも分かるよ。」と、RN:ゆかり大福に優しく声をかけていきました。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年06月29日(水)PM 10:00 まで

アイラヴミー さとうみほの先生来校!! 君は自分のことが好き??


SCHOOL OF LOCK!


『 WWW 』

ぺえ教頭「笑ってんの?(笑)」

こもり校長「今の子はもうWWWが分かんないかな(笑)」

ぺえ教頭「ああ、確かに」

こもり校長「草とかも分かんないかな。WWWだったら大草原だもんね」

ぺえ教頭「そうだよ。そういう意味ではないんだよね?(笑)」

こもり校長「違うんだけど、ふと思ったというか(笑) “草じゃねーよ”“笑じゃねーよ”と思ったんだけど、分からないんじゃないかな」

ぺえ教頭「冷静に考えちゃったのね(笑)」


校長、教頭こんにちは
SOLを約五年前から聞いている者です。どうしても伝えたかった話があるので聞いて下さい!

これは私が中学二年生の時の話なのですが、パソコンの授業でインターネットについて習っていたときに、サイト名で「www. なんたら〜」みたいなのものが出てきたので、つい教頭のように「www. tfm.co.…」と、その語呂の良さから口に出してしまいました。するとなんと、隣の席から「…jp/lock 」と聞こえてきたのです。その後はSOLの話で盛り上がり、今でも大切な親友です。
隅っここんそめ
男性/16歳/滋賀県
2022-06-22 15:48


こもり校長「ホントかこれ(笑) めちゃくちゃ面白い話だけど」

ぺえ教頭「隣の席から聞こえてきたんだよ」

こもり校長「すごくわかるよ。サイトの上の方にある、www.〜とかって出てくるやつね。毎日聴いてたら出てきたんだろうね。で“www.tfm.co.…”って言ったら、隣でボソッと“jp/lock”って。よっぽど耳馴染みないと言えないよ。逆に隣の子がすごいと思う」

ぺえ教頭「そうだね。かなりヘビーリスナー(笑)」

こもり校長「スーパーヘビーリスナーだよね。今16歳で2年前だから、とーやま委員がまだ校長先生やってる時ぐらい…あぁ、まだ2年だったら、ギリ俺かな?」

ぺえ教頭「うん。こもり教頭が言ってた時代じゃない?」

こもり校長「www.co.jp/〜って、いつもめちゃくちゃ早口で言ってたもんな」


ぺえ教頭「得意になってた?」

こもり校長「そう。だって、万が一迷子になりました。携帯電話も電池がなくなりました。その時“携帯貸してください”“ごめんなさい。ウチwwwのサイトしか使えないガラケーなんだよね”って渡されても、俺ここにだけは何もなくても、やれるぐらい覚えてたもん」

ぺえ教頭「連絡が取れるぐらいね(笑) 私、最初の頃って言ってたっけか?」

こもり校長「言ってたよ。で、あまりにも言えないから、言わなくなった」

ぺえ教頭「え? ちょっと待って。そうだったんだっけ? 私のアドレス読みが…」

こもり校長「そう。不具合が起きちゃってたから(笑)」

ぺえ教頭「ホント?(笑)」

こもり校長「そう。“別にwwwって言わなくて、よくない? 言わなくても、スクールオブロックで出るじゃん”ってなったの。だから、しばらく言ってなかったので」

ぺえ教頭「全責任が私ってわけでもない?」

こもり校長「大丈夫。どっちかって言うと、時代が越していったって感じ」

ぺえ教頭「よかった」

こもり校長「じゃ久々にやってみる?(笑)」

ぺえ教頭「え〜、じゃ久々に(笑) こうやって出会いが生まれるかもしれないし」

こもり校長「そうだよ」

ぺえ教頭「じゃ行きますよ。今夜もみんなからの書き込み待ってます。学校掲示板メール全てはSCHOOL OF LOCK!のウェブサイトから。アドレスは…www.tfm.co.jp/lockのスペルはエルオーシーケー…

こもり校長「(笑)」

ぺえ教頭「何か違う?(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「違うのよ。www.tfm.co.jp/lock。lockのスペルは、エルオーシーケーなの。/の後のlockを飛ばしちゃってるから(笑) さぁ今夜もSCHOOL OF LOCK!、開校です!」


♪ スターフィッシュ / ELLEGARDEN


さあ、今夜の生放送の教室には…!
2人組ロックバンド、アイラヴミーから、さとうみほの先生が来校ーーーー!!!!

こもり校長「今、ELLEGARDEN先生の曲がかかってますけど、さとう先生はELLEGARDEN先生、好きなんですね?」

さとう先生「そうなんです。音楽始めたきっかけがELLEGARDEN先生でしたね」

こもり校長「神じゃないですか!」

さとう先生「超神。めっちゃ神。もう崇拝してます」

こもり校長「いつぐらいの時に出会ったんですか?」

さとう先生「中学生の頃に出会ったんですけど、中学生の頃、私、めちゃくちゃクラスに馴染めなくて。やっぱり学校の頃って、特にカーストみたいなものありません?」

こもり校長「何となくありましたよね。どれが答えか分かんないカーストみたいなね」

さとう先生「自分の中で作ってたものもあると思うんだけど、そういうものがあって、いつも上でキラキラしてる風に見えてる子達の仲間に入りたかったんですけど、なかなか入ることができない。何かいつもネタを探してて、UNOを持っていって“UNOやろうよ”とか言ってみたりとかしてたけど、なかなか仲間に入れない…って時に、ELLEGARDEN先生に出会って。ELLEGARDENのこと聴いてる間は、何か自分がカッコよく思えるというか。だから、私のヒーローですね」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「なるほど。じゃあ、もう学生時代の頃は、そういう風に輪に馴染みたいみたいなこともありつつ、音楽漬けの生活だった感じはあるんですか?」

さとう先生「そうですね。でも、曲を聴くばっかで、ギターとか歌とかを触れたことは全然なくて、テニス部で頑張ってました(笑) 硬式テニス部でしたね」

ぺえ教頭「実際、音楽をやるようになったのは?」

さとう先生「それは、中学3年の時にギター買ってもらって。ボーカルの細美さんと同じレスポールっていう形のギターを買ってもらって“高校入ったら軽音楽部に入る”とか言って、入ってやるようになりましたね」

こもり校長「そうなんですね。じゃあ、学生時代の上手くいかなかった、カーストの中にどうやって入っていこう…みたいに、もがき苦しんだ経験は、その後のアイラヴミー先生が音楽でつながるところがあるんですか?」

さとう先生「めちゃくちゃ繋がってます。もう結構、曲を書くことの根本が劣等感だったりして。“どうしてみんなみたいになれないんだろう?”とか“本当はもっとちゃんとしたいのに、なんでこんなちゃんとできないんだろう”って結構自分を責めがちで、そこから曲が生まれることは、めちゃくちゃあります(笑)」

こもり校長「もしかしたら今聴いてくれている生徒の中でも、あると思うんですよ。カーストを感じて、自分も中に入りたいのに…ってもがいている生徒ももちろんいると思うけど、そういう思いみたいなものは、ある時には自分のパワーになることもある?」

さとう先生「うん。パワーにしていけばいいんじゃないかなって思って(笑)」

ぺえ教頭「その劣等感が嫌いなわけではないってこと?」

さとう先生「劣等感は、正直、もう嫌だなと思う時もめっちゃあるけど、でも、それがパワーに変わっていくなら、それも自分らしさの一部なんじゃないかなって思ってます」

ぺえ教頭「ホントそうね」

こもり校長「今夜は、そんなさとう先生とこんな授業を行ってきます。
『君は自分のことが好き?』

こもり校長「今夜は、生徒のみんなに“自分のことが好きですか?”という質問に答えてほしいと思います。自分が好きという生徒もそうでないという生徒も、どんなところが好きでどこが嫌いなのか教えてください」

ぺえ教頭「“クラスでの自分は嫌いだけど、部活をやっている自分は好きです”とか“前までは自分のことが大嫌いだったけど、今は少しずつ自分が好きになってきてます”とか、“環境や状況が…状況によって好きにだったり嫌いだった…”
…今、自分のことが嫌いになりました(笑)」

さとう先生「(笑)」

こもり校長「何か珍しく…」

ぺえ教頭「そうだね。今珍しく、自分が嫌いになりそうで(笑)」

さとう先生「ぺえさん、ネイル可愛いな」

ぺえ教頭「嬉しいな! 今、褒めてくださったので、自分のことが好きになりました」

さとう先生「(笑)」

ぺえ教頭「ダメね。頑張らないと」

こもり校長「さとう先生はどうですか? 自分のこと好きですか?」

さとう先生「大好きです。めちゃくちゃ大好きだから、大嫌いにもなるかな」

ぺえ教頭「わお。なるほど」

さとう先生「うん。やっぱり自分のことが好きだと、自分にめちゃくちゃ期待をしちゃうんですよね。“もっとできるはずだよね”とか、逆に頑張らなかった時に”何で私こんなダメダメなの? もっとやれたでしょ”みたいな瞬間はいっぱいあって。理想の自分に追いつけない自分が嫌いなんだろうなって思って。でも、嫌いもひっくるめて愛せるようになりたい」

ぺえ教頭「好きだからこそ自分に対して許せない部分もあるんだよね?」

こもり校長「そうだね。確かにこうじゃないはずみたいなこともあるだろうし。
教頭はどうなのよ。全く台本読めないみたいなのもあるけど(笑)」

ぺえ教頭「今日はごめんなさい(笑)」

さとう先生「(笑)」

ぺえ教頭「でも、今は自分がすごく好き。自分軸で何でも考えられるようになってから、自分をすごく愛せるようになったというか。ちょっと自分勝手に思われがちかもしれないけど、自分がしっくりこないものに対しては一切触れないというか、距離を取るっていうのを選ぶようになってから、そういう自分がすごく好きになれた。しっかりと自分の好きを選択できる自分になってから、すごく愛せるようになったかもしれない」

こもり校長「確かにそれも1つあるよね」

さとう先生「大事」

ぺえ教頭「うん。何でもかんでも我慢してやってた時より好きかも。何かを押し殺してやっていた時の自分より、今、心から笑えてる自分。だから、自分が本当にやりたい道で選んでいる自分がいるから、好きになれたかな。校長は?」

こもり校長「俺は自分のことが基本好きじゃないから。でも、俺、人が大好きなんですよ。自分じゃない他の人がものすごく好きなので、人といる時の自分は好きかも」

さとう先生「え、1人の時は?」

こもり校長「嫌いです。基本自分のことを好きじゃないので。認めることもできないし、肯定することもできないし、“俺なんて…”っていつでも思っちゃう」

ぺえ教頭「誰かといると、何で自分のこと好きになれるの?」

こもり校長「その人に興味が向いてるって分かるから、ワクワクしている自分がすごく好きなの。誰かといる時の、人が好きになっている自分がワクワクして、すごく好き」

SCHOOL OF LOCK!


ぺえ教頭「自分に矢印が向いてる自分はそこまで好きになれないということ?」

こもり校長「そう。自分じゃない時の自分の方がすごく好き」

ぺえ教頭「そうなんだ。それって自分のこと好きって言えるのかなぁ?」

こもり校長「どうなんだろうね。分からない」

さとう先生「(笑)」

こもり校長「その、ワクワクしてる自分が俺は好きだから」

さとう先生「でも、自分のこと好きには入るんじゃないですか。自分をぶつ切りした時に、どこも自分…」

ぺえ教頭「じゃあ、好きな時間と好きじゃない自分の時間があるってこと?」

こもり校長「そう。ものすごくね」

ぺえ教頭「はっきりしてるんだ」

こもり校長「実際に、生徒のみんなは好きか嫌いかの2択だったら、どうなんだろう。どっちの気持ちの方が多いだろうなっていうことで、SCHOOL OF LOCK!のTwitterで自分のことが好きか嫌いかアンケートを実施しているので、もし良かったら答えてほしいなと思います」


♪ 話をしようよ / アイラヴミー




こもり校長「この曲いいですね。ワードがリアリティがあって」

さとう先生「ありがとうございます」

こもり校長「すごく好きです。“長い付き合いだからね”って自分自身が自分との付き合いが一番長いですからね」

ぺえ教頭・さとう先生「(笑)」

こもり校長「自分自身のことは、自分にしか分からないからね」

ぺえ教頭「さとう先生の空気、すごくない? 私、今日、結構引っ張られてんの?」

さとう先生「え、え? 逆なんですが…」

こもり校長「(笑)」

ぺえ教頭「私もいつも明るいタイプではないんだけど、何かいつも以上に、吸い込まれていくような何かを感じて、怖いのよね」

さとう先生「私も。さっき、ぺえちゃんが“自分軸で考えてから自分を好きになった”って本当すごくいい言葉で、私も本当そうなりたいんだよな、とか思ってたら“ぺえちゃんぺえちゃん…”とかずっと言ってて、それぐらい引っ張られて」

ぺえ教頭「いやいや(笑)」

こもり校長「本当にうちの教頭は名言製造機なんで」

<ピンポンピンポン!>

さとう先生「(笑)」

ぺえ教頭「そんなことはないけど。でも、なんか綱引きみたいに今日はさとう先生と引っ張り合ってるの」

さとう先生「こりゃ嬉しいな(笑)」

こもり校長「だから、そのアクリル板を境に引っ張られた方が負け」

さとう先生「何それ(笑)」

こもり校長「で、さっきは引っ張られすぎて(笑)」

ぺえ教頭「大噛みしちゃったよね。もう自信なくなっちゃったからさ(笑)」

さとう先生「(笑)」

ぺえ教頭「またここから頑張りますね」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「さぁアイラヴミー先生は、来月7月27日に初のフルアルバム『I LUV ME』がリリースです。おめでとうございます!

さとう先生「ありがとうございます」

こもり校長「全12曲入りのフルアルバムですけれども、フルアルバム作るとなってから大変でした?」

さとう先生「いや、作りたいって気持ちが先行しちゃえば、大変なこともなんだかんだ楽しいやって思ってます(笑) みんなに迷惑かけながらやってます。かけ合いっこしながら(笑)」

ぺえ教頭「みんなに迷惑ってどういう迷惑?(笑)」

さとう先生「なんだろう。私は正直、提出がいつも遅い。ギリギリ。…あ、ヤバいヤバい。怒ってる?」

こもり校長「奥であんなに大人が一堂に笑うって、なかなかなかったですよ」

ぺえ教頭「(笑)」

さとう先生「何よ。仕方ないだろ〜。そういう性格なんだよ〜」

こもり校長「(笑)」

ぺえ教頭「いろいろ締め切りがあるからね(笑)」

さとう先生「そう。つい遅くなっちゃったりして(笑) 納得したものが作りたいっていうのもあるけど、あとは単純に遅い。いろんな行動がのろいから、迷惑かけてるけど、やっぱりいいものを作りたいから」

ぺえ教頭「ギリギリになったり、切羽詰まった方がいいものが浮かんでくるタイプでもある?」

さとう先生「半々かな。曲作りの話になっちゃうんですけど、パッて出てきたものがいい時もあるし、ギリギリまで粘ったほうが音楽に深みが出る時もありますね」

ぺえ教頭「どん底の方がいい歌詞書きそうな気がして。勝手なイメージよ(笑)」

さとう先生「でも、それはマジでそうですなぁ(笑)」

こもり校長「そうですなぁって(私)」

さとう先生「幸せになれねえのかな〜(笑)」

ぺえ教頭「幸せ?」

さとう先生「すげード直球でござる。えー何だろう。幸せ…」

ぺえ教頭「ほら、すぐに答えられないのよ」

さとう先生「その幸せの定義って何だろうなって思いません?」

ぺえ教頭「そこが好きよ」

さとう先生「(笑) 何それ、すごく嬉しいんだけど(笑)」

ぺえ教頭「今の自分を簡単に幸せって言っていいものなのかって自問自答してて」

こもり校長「確かに」

さとう先生「幸せなことはそりゃある。ご飯がおいしいなとか、友達の恋愛が進みそう、やったじゃんとか。あるけど、それこそこもり校長が言ってたみたいに、自分と向き合うと幸せじゃなくなる。でも、自分と向き合うのは大事は大事だと思ってます」

ぺえ教頭「校長どう?(笑)」

こもり校長「僕は、想像するものに関して、締め切りを守れない方って…要はストイックだと思うんです」

さとう先生「あ〜びっくりした!」

こもり校長「僕はそっちのタイプなので」

さとう先生「よかった。ありがとう!」

さとう先生「パッと出てきたものより、熟考したものの方がやっぱいいんじゃないかとか。あと、パッと出てきた自分の浅はかさみたいなところを、不審に思っちゃうっていうところがあると思って」

さとう先生「分かりますね(笑)」

こもり校長「だから、1週間ですよって言われたのに、火曜日ぐらいで上がっちゃうと、じゃあ水木金土日、粘った方がいいものになるんじゃないかって思っちゃうっていうところもあるので。だから、深い方なんだろうなというのはすごく思う」

さとう先生「ありがとうございます」

こもり校長「だから、アルバムを聴いた時とかにも、10曲が入っていて、きっとこれが今のアイラヴミー先生の表現したい音楽だったりとか、音楽の特徴だったりとか、バンドというところもあるので、バンドっていうのはどういうものなんだろうな、というのも考えながら聴いていった時に共感する曲が多いんだろうな、と。自分と向き合った時に、“自分の今のかゆいところはここだ”とか、“共感する曲はこれかも”とか、そういうものがすごく散りばめられている。何か、1個のものだけに縛られていない感じが、僕は逆にすごくいいなと」

SCHOOL OF LOCK!


さとう先生「ありがとうございます」

こもり校長「でも今回、このアルバムを作るにあたって、込められた想いだったりとかはどうですか? 先程、学生時代のお話も聞きましたけど」

さとう先生「今回はアルバム自体でいうと、アルバムが本当に作りたかったんですよ。何かコロナ禍になってから、便利なものが増えたなって。UberEatsとか、前からあったのかも分からないんですけど、ネットで注文できちゃったり、本も本屋さんに行かなくなって、Amazonで買ったりとか…となった時に、便利ってすごくいいけど、ちょっと寂しいなって思って。ちゃんと手で触っれるあったかいものを作りたいって思って。で、それが本当のアルバムだったら面白いなと思って」

ぺえ教頭「うん」

さとう先生「ちっちゃい頃のアルバムとかを見るのが大好きで。高校生の卒業アルバムとか見るのもすごく好きで。で、本当に、今までのアイラヴミーも、これからのアイラヴミーも、ポコポコポコって入れていけるような、バインダー式というか、これからどんどん増やしていける、自分用にカスタマイズしていけるっていうアルバムを作りたいと思って、今回作ったんですけど。
そのアルバムを作るにあたって、高校生の時の卒業アルバムを見たんですよ。あの時すごく楽しかったなって。もちろんクラスに馴染めなくて慌ててた時もあるけど、それも含めて、軽音楽部で音楽鳴らしたりとか、体育祭のダンス頑張ってみたりとか、すげえ楽しかったんだなって思った時に、“あの頃に負けないぐらい今を楽しくしたい。あの頃が良かったって言うのは楽だし、楽しいけど、本当はちょっと苦しい”って思って。だから、あの頃は大好きだし、今でも大事だけど、“今を生きなくちゃ”と思って作った楽曲ですね」

SCHOOL OF LOCK!



♪ 17 / アイラヴミー


こもり校長「この『17』っていう楽曲自体は、先ほど、さとう先生が本当のアルバムを見て、自分を振り返るきっかけがあったって言ってたじゃないですか。その頃の自分に向けて…みたいなところもあるんですか?」

さとう先生「そうですね。あの頃の自分に向けてでもあるんですけど、正直、今の自分に向けての方が本当は強いのかもしれない。
コロナ禍になって、人とあんまり会わなくなって。で、心が動かないみたいなことがすごく増えたんですよ。1人で家にいると、自分の考えだけに固まっちゃったりとか、ニュースを見てても、いろんな人の意見が正解に聞こえちゃって、“あれ? 分かんない”となったりとか。
で、そんな時にいろんなアイラヴミーのリスナーさんからたくさんDMとか届いてて、“今こういうことに悩んでるんだ”とか“今こういうことして楽しいんだ”とか、そうやって、私に報告してくれる人がいることが本当に嬉しくて。“私、このままじゃダメだな”って。心をもっと動かしていきたいし、変わってかなきゃって。人間って、多分、生きることって変わり続けることなんじゃないかなと思って、“曲にしよう。変わろう”って(笑)」

こもり校長「なるほどね。自分の昔を見て、ちょっとノスタルジックさみたいなものが出る時ってあるじゃないですか。なのに、この楽曲を聴いた時、すごく躍動してる感じがあって、動いてる、うねりの中にいるような感じがしたんですよ。だから、そこに対して、17歳さとう先生の過去を見ている中で、どういう気持ちでこれを見ているんだろうなと思ったら、やっぱり今を見ているとおっしゃったんで、“ああ、それがこの音楽のサウンドに出ているんだな。うねりの中にいる。この躍動している感じ”みたいな。すごくグッと来ました。僕は腑に落ちたというか」

ぺえ教頭「グサグサ刺さるよね」

こもり校長「刺さるね」

さとう先生「今の全部録音しておきたいな。嬉しいコメント(笑)」

こもり校長「radikoで聴けるのでぜひ(笑)」

さとう先生「いつも聴いてます」

こもり校長「ありがとうございます。しかも今の楽曲、なんと初解禁!!!

さとう先生「そう。さらっと解禁しちゃったぁ(笑)」

ぺえ教頭「いいの?(笑)」

さとう先生「うん、私、SCHOOL OF LOCK!でかけたかったんですよ」

ぺえ教頭「嬉しい〜」

こもり校長「嬉しいです。ちょっと生徒のみんな、これは俺達だけのものにしちゃおうぜ」

さとう先生「何それ〜 なんか恋愛が始まるみたいな感じじゃん(笑)」

こもり校長「(笑)」

ぺえ教頭「ワクワクするわね(笑)」

さとう先生「ワクワクしますね(笑)」

こもり校長「さぁ今夜、さとう先生と行っていく授業テーマは…!
『君は自分のことが好き?』

自分の好きな所
自分の好きな所は和太鼓を叩いている姿です
普段内気な性格をしている自分だけど、和太鼓を叩いている時だけは“鬼神”と呼べるくらい迫力のある演奏ができるのでそんな自分が好きです
締め太鼓2
男性/16歳/石川県
2022-06-22 20:40


こもり校長「すごいね。鬼の神になれるって(笑)」

さとう先生「そうですね(笑)」

こもり校長「何かに熱中できている自分が好きっていうのはあるのかもな。さとう先生は自分が歌っていたりとか、演奏していて表現している時の自分って好きです?」

さとう先生「すごく好き。もう気持ちはめちゃめちゃ、締め太鼓2の気持ち超わかる。普段の内気な自分じゃなくて、歌ってる時は何かちょっとスターになれるのかもっていうワクワクがあって始めたので。だから、すごく分かる。いいよね〜」

ぺえ教頭「だから、自分を開放できる瞬間があると幸せになれるよね」

自分のこと
好きかどうかは正直わからない。
でも、自分の周りにいる人がめっちゃくちゃいい人だらけで、本当に周りに恵まれてるってかんじます。
そんな最高の人たちが、自分の周りにいてくれてるってことは、自分は少なからずその最高の人たちに好かれてる、ということで。

自分が好きな人たちに好かれて、囲まれてる。
そんな自分は少しだけ好きかもしれません。
まあるいだいこん
女性/17歳/沖縄県
2022-06-22 22:20


こもり校長「いいじゃない!」

さとう先生「そうですね」

ぺえ教頭「自分がいいっていう人が周りにいるっていうことは、いいんじゃない。間違えてないんじゃない?」

こもり校長「間違えてないと思うし、まあるいだいこんが誰かのことを好きって思えている、そのポジティブな想いがいいと思うんですけどね」

さとう先生「そうですね。自分の好きって周りにも伝わって、周りの好きにもなりますもんね。素敵」

こもり校長「ですよね。まぁ好きかどうか正直分からないという気持ちも分かる」

さとう先生「めっちゃ分かる(笑)」

ぺえ教頭「私たちだって、そういう時あるよね」

自分のこと…好きにはなれないな
何がある訳でもないし、人によっては贅沢だって言う人もいるかもしれない。
でも好きになれないくらいないものねだりで諦めが悪い。
なんでもっとかっこいい努力ができないんだろう。
努力すればするほどに見苦しい。息苦しい。
そうやって治らない傷をいくつも負ってきた。

きっと怖いんだ
自分を好きになってしまうのが
この傷を治すことを諦めるみたいで

好きになってあげていいのかな…?
未完成の全知全能
男性/18歳/東京都
2022-06-22 17:53


こもり校長「これはどうですか?」

さとう先生「痛いほど気持ち分かりすぎて、ちょっと一瞬グッてきちゃったな。
そう、人によっては贅沢だっていう人もいるかもしれないってこと、すっごく分かるし、何でもっと格好いい努力ができないんだろうってのも、むちゃくちゃ分かるけど、人は関係ないよ。自分が自分のことを嫌いって思う瞬間があってもいいんだと思う、自分が嫌いなら。
でもそうやって受け止めてあげることが、もしかしたら自分と向き合う一歩なのかもしれないし、逆に好きになっちゃってもいいと思う。好きな時は好きだし、嫌いな時は嫌いですよね」

SCHOOL OF LOCK!


ぺえ教頭「でも私も今、本気で今向き合えてるから、息苦しい自分も結構好きよ。そういう瞬間も」

こもり校長「グッとなっている自分も?」

ぺえ教頭「“呼吸できない”みたいな自分も、なんだか好きになったりするのよ。だんだんと。愛せてくるとね」

さとう先生「そっか。苦しい瞬間、どういう時に“自分が好きだな”っていうか、“こんな自分でもいいじゃん”って思います?」

ぺえ教頭「私? もう“私でいること”よね。もう生きていることだけで、それだけで何だか納得できるようになってきた」


♪ 負け犬戦士 / アイラヴミー




こもり校長「未完成の全知全能に何を言おうかなと、何かいっぱい考えたんですけど、『負け犬戦士』を聴いて、もうこれでいいやと思っちゃった」

さとう先生「え!」

ぺえ教頭「ピッタリだね」

こもり校長「これでいいと思っちゃった。やっぱ人って最高だぞ」

こもり校長「今日はSCHOOL OF LOCK!の公式Twitterで、『自分のこと好き?嫌い?』っていうのをアンケートとっていたんですけど、投票が今終わりましたね。
303票集まりまして、『好き』という人が41%『嫌い』という人が59%ということで、ちょっと嫌いっていう生徒が多いかな。
このテストの結果を聞いてみて、意外ですか? それともこんなものだろうなって感じですか?」

さとう先生「正直、ちょっと意外だったかな。自分のことちゃんと好きって言えちゃう勇気を持ってる人もこんなにいるんだと思って。むしろ嫌いっていうことも勇気はいるんだけど、私からすると、好きっていう方が結構勇気いるなと思ってて。自分がそうなので。だから、ああ、こんなにいるんだっていうのは、結構衝撃だったかな」

こもり校長「教頭は、この結果どうよ?」

ぺえ教頭「まあまあそんなもんかなって感じ」

こもり校長「俺もそんな感じ。むしろ好きがちょっと少ないのかな。45%ぐらいいても良かったかなとちょっと思う」

ぺえ教頭「時代的にね」

こもり校長「うん。認め合う世の中でもある気がする。今は何でもボーダーラインがないというか。何でも認めるが故に、意外と肯定されることが世の中多くなってきたから、自分のいいところって分からないなと思いながらも、人から“そこって君のいいところだよ”っていうのを伝えやすくなった世の中だし、聞きやすくなってきている世の中ではあるのかなってちょっと思うから」

ぺえ教頭「だから正直、“自分が嫌いだ”って言うことの方が世間に煙たがられそうで」

さとう先生「あ〜!」

ぺえ教頭「“好きってとりあえず言っとこう”みたいな」

さとう先生「え、分かんね〜。そうなんだ!」

ぺえ教頭「分かんないけど、私の感覚ね(笑)」

さとう先生「なるほどな〜」

こもり校長「でも、僕もそう思うというか、嫌いって言う方が面倒くさがられる気がするというか」

さとう先生「そうね」

ぺえ教頭「ちょっと好きになれてなかったとしても、とりあえず…みたいな」

こもり校長「“どっちかって言ったら好きかも”って言っとこうみたいな」

ぺえ教頭「“どっちかって言ったら”が付くんだけどね」

さとう先生「うんうん(笑)」

こもり校長「まあでも、こういうのを考えるきっかけにもなるアンケートだったから、ちょっとみんなからこういう風に教えてもらえてすごく嬉しかったです。ちょっとここから生徒と話していきたいなと思います」

SCHOOL OF LOCK!


のむこ! 富山県 17歳

こもり校長「学年は?」

のむこ!「高校2年生です」

ぺえ教頭「お、中2、高2は…好きにしなさい

のむこ!「わかりました〜

ぺえ教頭「ありがと〜」

こもり校長「のむこ!はアイラヴミー先生先生ずっと聴いているんでしょ?」

のむこ!「もう大好きです!」

さとう先生「え、そうなの! やっほ〜」

のむこ!「こんばんは!」

ぺえ教頭「いっぱいお話しして欲しいね」

さとう先生「やっほーって言っちゃった(笑)」

こもり校長「今日は直接話せるよ」

のむこ!「ものすごく嬉しいです!」

さとう先生「こちらこそめちゃめちゃ嬉しいよ。言葉から愛情が伝わってくる。ありがとう」

のむこ!「(笑)」

こもり校長「いつから聴いてるの?」

のむこ!「中学2年生の時に地元のFMのパワープレイで『でも生きている』が流れてて。で、もうそこからずっと聴いてます」

さとう先生「すごいね。ラジオってこうやって出会えちゃうんだもんね。不思議だね」

のむこ!「(笑)」

こもり校長「電波を通して会えるんだから、ちょっと今日はいっぱい話していこうよ。のむこ!は自分のこと好き?」

のむこ!「前、最近まで嫌いだなって思ってたんですけど、ちょっと転機が訪れて、だんだん好きになってきました

こもり校長「元々は嫌いだったんだ?」

のむこ!「そうですね」

こもり校長「どういう感じが嫌いだったの?」

のむこ!「自分が学校の雰囲気とかに馴染めなくて、あんまり学校に行けなかったんですよ。で、6月から全然行けなくなっちゃって」

こもり校長「今年の?」

のむこ!「はい。そこで、お父さんとかお母さんに相談したら、通信制どうかなって話になって。だから、そこから切り替えて頑張りたいなって思います」

こもり校長「何か嫌いだったみたいなところというのは、学校だったりとか、日常の生活の中に何かフィットしないな自分みたいな、そのモヤっとした感じの自分が嫌いだったってこと?」

のむこ!「そうです」

こもり校長「なるほどね。でも、それはご家族にちゃんと自分の気持ちを言葉にして伝えられたってことでしょ?」

のむこ!「はい」

さとう先生「格好良いね」

こもり校長「で、その中から、ご両親からも通信制にという提案ももらって、そこから切り替えられるようになってから、どんどん好きになりつつあるの?」

のむこ!「自分は小学校からずっと合唱やってて、歌が大好きなんですけど、将来は歌手になりたいなって思ってて」

こもり校長「いいじゃない」

さとう先生「いいね」

のむこ!「そのために通信制に行ったら、自由な時間も増えるじゃないですか。だから、その分、ボイトレとかに通って夢に近づきたいなって思ってます」

こもり校長「何かそういう風に計画を立てられてる自分がどんどん好きになってきているの?」

のむこ!「はい」

さとう先生「素敵や」

こもり校長「夢のためにというのは凄くいいことだと思うけどね。さとう先生は学生時代、馴染めないところで、嫌になる時とかありました?」

さとう先生「もう嫌になることばっかだったな。頑張っちゃう自分がすごい嫌だった。“自分じゃない、これ”って思いながら、何か媚びちゃったりとか、自分を良く見せようとしちゃったりとか。
だから、のむこ!が今言ってるのと同じ気持ちかはちょっと分からないけど、その馴染めない気持ち。それでそんな自分が嫌だなって思っちゃう気持ちは痛いほど分かるし。で、何かその中で、やりたいことがあるから、別の道に進むことを決めたってところがものすごくいいなって思って。
何か何かを決断する時、逃げることって私はいいなって思うんですよ。逃げた先に自分らしくいられる場所がある可能性がめちゃくちゃ高いから。だけど、それにプラスで、やりたいことがあって、そっちの道を選んだっていうのはもっと格好いいなって思ってて。
だから、のむこ!の自分の気持ちを伝えたことも、そっちの方向に行こうって決めたことも、すごく自分らしく生きるきっかけにもちろんなってるだろうし、なったんだろうなって、すごく伝わってきて、嬉しくなっちゃった(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「今はやっぱり歌手になりたいという夢が強いの?」

のむこ!「はい」

こもり校長「今の“はい!”って一言だけにも力強さを感じるし」

さとう先生「感じますね(笑)」

こもり校長「そういうきっかけというのはすごくいいと思うけどね。僕自身も全日制から通信制にいった人間なので、それを逆に逃げ道だと思わないでほしいというか。逃げでも何でもないし、逆に逃げたと思ってたら、今後の人生が辛くなっちゃう時がきっと来ると思うのよ。
もしかしたら今のまま全日にいるよりも、通信制に行った方がもっと華やかな人生になる可能性だってあるわけじゃない。となった時に、あの時が逃げで選んでいると一生“あの時逃げたからだ”って言葉が付いてくるから。“自分の道でその道一歩進みましたよ”ぐらいの大きい気持ちでやっぱ行ってほしいし、俺は選択して、自分で生きる強さって、ものすごいことだと思うから。逆に選択できる子の方が少ないと俺は思うから、自信を持っていってほしいなって思うけど、このまま行った先に、もしかしたらアイラヴミー先生と一緒に…みたいなこともありますよね?」

さとう先生「やりたい! のむこ!やろう!」

のむこ!「めっちゃやりたいです」

さとう先生「音楽楽しもうね!」

のむこ!「頑張ります!」

さとう先生「私も頑張る〜(笑)」

こもり校長「(笑)」

ぺえ教頭「もう迷いないね(笑)」

こもり校長「迷いないよ。マジであり得るからね。こればっかりは起きちゃう奇跡だから面白いんだよ」

ぺえ教頭「楽しみだね」

さとう先生「超楽しみ。もうちょっとほっぺ痛いもん、笑いすぎて(笑)」

こもり校長・ぺえ教頭・のむこ!「(笑)」

こもり校長「これからどんどん辛いこともあるだろうけど、自分を見捨てずに、頑張ってね!」

のむこ!「頑張ります!」

こもり校長「いつか同じステージに立ってるの見させて!」

さとう先生「うわ!」

ぺえ教頭「楽しみにしてるよ」

こもり校長「頑張ってね」

のむこ!「一緒に立ちましょう!」

さとう先生「一緒に立とうね!」


♪ でも生きている / アイラヴミー





こもり校長「諦めないと何でもできる可能性しかないですよね」

さとう先生「そうですね」

こもり校長「のむこ!と話して、何かワクワクしちゃったな」

さとう先生「しましたね」

こもり校長「本当にあり得るじゃないですか。歌手になりたいと言って、じゃあ100%なれるかって言ったら、絶対大丈夫って道は、多分、どの職業もなくて。でも、諦めなければ絶対出来ちゃうし、共演もね」

さとう先生「したい〜。私も頑張る」

こもり校長「だから結局生きてたら、ずっと頑張らなきゃいけないんだけど。“でも生きているから”っていうところ、最高です」

さとう先生「(笑)」

こもり校長「今この曲も、もしかしたらSCHOOL OF LOCK!で今10代の生徒が初めて“今日アイラヴミー先生に出会いました。あの曲で5年後…”とかあるわけですから」

さとう先生「SCHOOL OF LOCK!で『社会の歯車』とか『そのまんま勇者』って楽曲が、その生徒さんのお悩みとかの相談の後にかかったりとかして、それで知ってくれて、うちらのライブ配信を見に来てくれる方とかもすごく多くて。だから、ラジオって本当に人と繋がっていける、ワクワクしちゃうって思います(笑)」

こもり校長「今夜もいい夜だな〜」

ぺえ教頭「(笑)」

さとう先生「いい夜だ(笑)」

ゆかり大福 茨城県 17歳

こもり校長「学年は?」

ゆかり大福「高校3年生です」

こもり校長「どう? ゆかり大福は自分のこと好き?」

ゆかり大福「私は自分のことが嫌いです

こもり校長「嫌いか。それはどういう自分が嫌いなの?」

ゆかり大福「普段生活している中で、自分らしさを出せないところが好きになれなくて」

こもり校長「「自分らしさを出せないというのは、例えばどういうところでなんだろう?」

ゆかり大福「友達と話をする時とかに、その時は話してるのがすごく楽しくて。ただ、話し終わって、自分が話したことを振り返っている時に、本当に言いたい事はそれじゃないんだよなっていうのが心に残っちゃって、何か自分に嘘ついちゃったなっていう感じが嫌だなってなってます」

こもり校長「話している時って、嘘をつきながら話しているっていう自覚はあるの?」

ゆかり大福「その時は話す楽しさの方が勝ってるから、まだ気付かない…って言ったらいいんですかね」

こもり校長「振り返った時に、全然本心じゃなかったなみたいなことになるってこと?」

ゆかり大福「そうです。相手に合わせちゃって、言いたいことを言えてないから、“素の自分じゃないな”みたいなのが残っちゃうんです」

ぺえ教頭「家に帰って、1人になった時に、すごく無理して笑ってた、無理してた自分を客観的に見ちゃうんだよね」

こもり校長「あ、教頭もある?」

ぺえ教頭「ある」

さとう先生「分かる。すっごく分かる」

ぺえ教頭「そこでやっと嫌な気持ちになったりする。“あ、違うわ…”って、話してなかったみたいなモヤモヤが」

こもり校長「さとう先生も分かります?」

さとう先生「めちゃくちゃ痛いほど分かるな。人に合わせちゃうんですよね。何か嫌われたくなかったりとか、逆に私の場合はいい自分見せたくなっちゃったりとかして、頼れる私でいたくて。だから何でも笑っていたいし…って思っちゃうから。ゆかり大福もそうだよね?」

ゆかり大福「そうです」

ぺえ教頭「八方美人は悪くないんだけどね。私は利用しちゃえばいいとたまに思うのよ。八方美人さえも、何か自分をランクアップできるのであれば」

さとう先生「あ〜なるほど。面白い!」

ぺえ教頭「って思うんだけど、その身の削り方が不安になっちゃったりもするんだよね」

こもり校長「ゆかり大福は昔からそういう感じなの?」

ゆかり大福「そうですね。昔はそこまで気にすることはなかったんですよ。遊ぶの大好き!みたいな、小学生の典型例みたいな感じでいたんですけど、中学高校と成長してきて、“私って他の人と違うのかな?”みたいなのを、マイナスに捉えちゃうところが大きくなってきて、そこで徐々に“やっぱり自分の嫌だな”ってなっていきました」

こもり校長「どうすれば、もうちょっと自分を好きになっていけるんでしょうね? あ、俺の質問が悪かった。別に無理に好きになる必要もないのか。…何か自分で聞いといて、今違うなと思っちゃった。ごめんね(笑)」

さとう先生「(笑)」

ゆかり大福「いえいえ(笑)」

さとう先生「ちょっとしか話聞いてないから“全部分かったよ”みたいな顔はできないんだけど、ゆかり大福が話してくれたことが、私の普段の友達との関わり方にすごくそっくりだなって、今ちょっと思ってて。私がゆかり大福みたいになっちゃってる時がよくあるんだけど、その時って、感じる前に考えちゃってるんだよね」

ゆかり大福「あ、分かります〜」

さとう先生「分かる!?」

ゆかり大福「めちゃめちゃ分かります」

さとう先生「分かるよね。こういう答え方の方がいいかなとか、この方が傷つけないかなとか考えちゃわない?」

ゆかり大福「分かります。どう言ったらいいんだろうって先に考えちゃって、行動できないってことがすごくあります」

さとう先生「そう(笑) でも、それって実は真逆なんだよねって気付いてた?」

ゆかり大福「気付けないんですよ」

さとう先生「え〜! 分かるよ! 分かるけど、よくよく考えると、人のことって分かんないじゃん。人の気持ちって“何を言ったら傷つくか”とかって本当は分からないから、自分が何言おうが、相手がどう受け取るかは相手の勝手なんだよね」

ゆかり大福「なるほど」

さとう先生「と思った時に、“じゃあ、自分って何なのかな”って考えたら、“自分は自分が感じたことが全てだな”って最近気付いたの」

ゆかり大福「うん」

さとう先生「嫌いなことは嫌いって思っていいし、嫌なことは嫌だって思っていいし、それをわざわざ伝えなくてもいいけど。“今の自分がそう思ってるんだ”って見つけられただけで、それは自分らしさなんじゃないかな。思っちゃっていいんだと思うんだよね、嫌だとか、嫌いとか、メンドクセーとか、何だテメーととか」

ゆかり大福「うん」

さとう先生「だから、私も練習中ではあるんだけど、まずは自分が今何を感じているのかっていうのを、ものすごく大切にすることから始めたら、もしかしたらちょっとずつ変わっていけるかもしれないと思う」

こもり校長「ゆかり大福は今、何を感じる?」

ゆかり大福「いや…一瞬、泣きそうになってしまって…」

こもり校長「でも、泣いちゃえばいいですよね。それで喋れなかった時に、今ここにいる3人の中で“ゆかり大福、このヤロー! 何泣いて黙ってんだ〜”って怒る奴はいないだろうし」

さとう先生「(笑)」

こもり校長「“でも全国、世界を探した時に、もしかしたら怒る人がいるかもしれない”っていう、“もしかしたら”があるから、考えることを先に選んじゃうのかもしれないし」

ぺえ教頭「泣きたい時に泣くことの方が自然なことだからね」

さとう先生「(笑)」

こもり校長「実は自分の感情に身を任せるっていうのができる世の中なんだよって。本当はそうやって表現することもできるんだよって。すごく今一緒に話してて感じるけどね」

ぺえ教頭「自分らしくいられない時間が長ければ長いほど、自分らしくなれると思うよ。私もそうだった」

SCHOOL OF LOCK!


ゆかり大福「お〜」

さとう先生「は〜。そうか!」

こもり校長「名言製造機」

さとう先生「ゆかり大福、キュンってきちゃったね」

ゆかり大福「(笑)」

ぺえ教頭「そんなことないんだけどね。何か聞いてて思った。私も重なるところがあったからさ(笑)」

こもり校長「だから、今言葉に出ないことがもしかしたら正解なのかもしれないし。その答えを出す必要もないんだけど、言葉にすることが答えだとするんだったら、その答えを持ってるのは、ゆかり大福だし、もし今、何か声を聞かせてもらえるんだったら、俺は君の声が聞きたいけど、何を今思う?」

ゆかり大福「今…アイラヴミー先生の言葉だったりとか、ぺえ教頭、こもり校長の言葉を聴いて、もっと自分に正直に生きられたらなって。何かやっぱり、どうしても考えるのが先に出ちゃう部分は大きかったので、いろんなものを感じて、言葉に生きていけたらって思います


♪ 社会の歯車 / アイラヴミー






今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


『勇気を持って私のままで!』

さとう先生「今日いろんな生徒さんの話を聞いて胸がぎゅって痛いほど分かるなとか、すごくいい話だな、もう最高じゃん!いっちゃえそのまま!って思ったりとか、いろんな感情が込み上げてきたんですけど。何かこう、全てに共通して言えたのが私のままでいることって本当はすごく怖いこと、勇気がいることだなと思って。

一見、楽そうなんだけど、鼻ほじってたりとか、お尻かいてたりとかすればいいのかなって思うけど、そうじゃなくて、自分の気持ちを大事にしたりとか、自分の気持ちをちゃんと伝えること。それが私らしさになると思う、自分らしさになると思うからすごく勇気がいることだけど、もう頑張ってるみんなも、まだちょっと頑張れてないなっていうみんなも勇気を持って私のままでやってこう!」


♪ そのまんま勇者 / アイラヴミー




こもり校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です! まさにアイラヴミー!って言いたくなる曲ばっか」

さとう先生「嬉しい〜(笑) すごく楽しかった〜」

こもり校長「こちらこそ、またぜひ生放送教室遊びに来てください」

さとう先生「もちろんです。また遊びに来ます」

こもり校長「さぁ、SCHOOL OF LOCK!は明日夜10時に再び開校!」

こもり教頭「起立! 礼!」

さかた校長・こもり教頭・さとう先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」

SOL!




こもり校長の放送後記

好きでも嫌いでも君はこの世界で1人


ぺえ教頭の放送後記

そのまんま勇気

この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年06月29日(水)PM 10:00 まで

Music 2022.06.22PLAYLIST

アイラヴミー・さとうみほの「今を生きなくちゃ」あの頃とコロナ禍を越えて気づいたこと

2人組ロックバンド・アイラヴミーのボーカル&ギター、さとうみほのさんが、6月22日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。7月27日(水)リリースの1stフルアルバム『I LUV ME』について、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭の質問に答えました。

Students 今日の生徒

富山県 17歳 のむこ!
茨城県 17歳 ゆかり大福

この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年6月29日(水)PM 09:59 まで

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